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第2話
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翌年、九月の昼下がり。
「どういうことですか将軍! また私の隊に新人を配属するだなんて!」
サンタクロース協会西東京支部の司令官を務める田中将軍に、一人の青年軍人が鬼気迫る勢いで詰め寄っていた。
「どういうことも何も、君の隊は昨年欠員が出たじゃろう。だから隊員を補充したのじゃ」
「だからといって何故また軍学校を出たばかりの新人を! 私は昨年新人を死なせているんですよ! 私自身隊長としては新米で、他の部下を指揮するだけでも四苦八苦している現状。これで新人教育が務まるとはとても……」
「彼女は君の再来とも言うべき才能の持ち主じゃ。君の下で経験を積ませ、君に匹敵する素晴らしいパイロットに育てていきたいとわしは考えておる」
将軍は青年軍人の目を見る。
「期待しておるよ、荒巻少佐」
将軍からそう言われては何も言い返すことができず、荒巻少佐は渋々と司令官執務室を発った。
荒巻修二、二十三歳の男性。身長一八〇ミリ、髪の色は緑。サンタクロース協会西東京支部所属の軍人で、階級は少佐。昨年付で部隊長に任命され、今年で隊長二年目となる。
本日はこの西東京支部に配属された新兵の入隊式が行われ、式が終わった後、中央ホールで各隊がそれぞれの新人を迎えることとなっていた。
「本日付で荒巻隊に配属となりました、天宮真琴軍曹です。えっと、趣味はゲーム、特技は跳び箱とI字バランスです。宜しくお願いします!」
新人の少女は、背筋を伸ばして敬礼。修二は改めて、彼女に関する資料に目を向ける。
(身長一四七ミリ、十五歳ねえ……)
今年の新人の中でもぶっちぎりで背が低く、とても軍人向きとは思えぬ小柄な体躯。修二は先が思いやられるとばかりに顔を顰めた。
「十五歳で入隊とか、隊長と一緒じゃん。ちっちゃいのに凄いねー」
修二の部下二人のうち、男の方が言った。
「僕は坂本和樹曹長。よろしくー」
和樹は赤の短髪で、年は二十一歳、身長は一七七ミリ。見た目通り軽い性格の男だった。
「噂には聞いていたけど、こーんな可愛い子が入ってきてくれたなんて、あたしも嬉しいわー。あたしは梶村美咲准尉よ。よろしくねー真琴ちゃん」
美咲はウェーブのかかった青のショートヘアで、スタイル抜群の美女。歳は二十二歳で、身長は一六〇ミリ。
「そして俺が、隊長の荒巻修二だ」
「はい、隊長のことは存じております」
「さっすが隊長、有名人!」
和樹が茶化す。
「最初に言っておく。上官命令は絶対厳守だ。逆らうことは許さん」
「了解しました!」
真琴は再び敬礼。先程までテンションの上がっていた美咲と和樹の表情が、少し曇った。
修二は改めて真琴を見る。お腹の辺りまで伸びたピンクのロングヘアで、幼げな顔立ちの美少女だ。
(こんな娘をサンタに乗せるとは……上層部も一体何を考えているんだか。アイドル紛いの広報要員か何かが間違って来たんじゃないのか?)
修二の視線は、自然と真琴の胸や腰や太腿に向く。背が低い割になかなか発育は宜しく、パイロットスーツがよく映える。
この支部で使われている女性用パイロットスーツはレオタード状で、若くて可愛くスタイルの良い子にしか似合わないと評判なのである。
「真琴ちゃんⅠ字バランスできるんでしょ? 一度やってみせてよ」
「はい、それでは」
上官命令は絶対厳守。美咲に言われて、真琴は早速すらりと右脚を真上に上げる。脚を胴にくっつけるように右腕で抱え左脚一本で全身のバランスをとる姿は、彼女の尋常ではない柔軟性とバランス感覚を見せつけている。
だがそれ以上に、これは大股開きのセクシーポーズとしての側面が強いのである。
「キャー! 真琴ちゃんセクシー!」
「どーもどーも」
美咲が囃し立て、真琴はまんざらでもなく照れ笑い。
「それにしても真琴ちゃん、若いのに結構いい体してるわねー。おっぱい何カップ?」
「はい、Dカップです!」
上官命令厳守という修二の発言を盾に、美咲がセクハラを繰り返す。真琴は馬鹿正直に答えた。
「梶村!」
修二に怒鳴られ、美咲は真琴の後ろにすっこむ。
「天宮軍曹も、上官から訊かれたとしてもこういうくだらない質問には答えなくて宜しい」
「了解しました」
「あっ、この子すっごいいいお尻してる」
真琴の後ろで、美咲が懲りない態度で言う。修二はピクリとした。
「あはっ、やわらかーい」
「くすぐったいですよ先輩ー」
お尻を人差し指で突っつかれ、真琴はくすくす笑った。
「隊長お尻フェチでしょー? 一緒に見に来ませんかー?」
「馬鹿なことやってるんじゃない!」
修二は仄かに頬を赤らめながら怒鳴った。
「まーまー許してやってくださいよ隊長。梶村准尉も女の子の隊員が入って嬉しいんでしょ。これまで紅一点だったんスから」
和樹がフォローし、修二を宥める。
「和樹は見にこないの?」
「や、僕は彼女いるんで、他の女の子エロい目で見んのは自重しようかなと」
自慢するようにヘラヘラ笑いながら、和樹は言う。
「お前の惚気話は聞き飽きた。天宮軍曹にも無理矢理聞かせたりするんじゃないぞ」
「あ、大丈夫です。私、人の恋バナ聞くのとか普通に好きなので」
「じゃあ遠慮なく。僕の彼女、今年の春から付き合いだした子なんだけどね」
「坂本曹長! 今はやめろ!」
「はいはい了解ッスー」
手間のかかる問題児を二人抱えさせられ、修二は頭が痛くなった。しかもこれからはそこに十五歳の新人も加わるのである。自分にこの面子を纏め上げられるのか不安になった。
「では自己紹介も済んだことだし、次は早速天宮軍曹の実力を見せてもらう。格納庫に行くぞ」
「了解!」
三人の部下は同時に敬礼した。
この世界には、人間の社会とは別に小人達の暮らす社会がある。その場所は遥か高い天空の地。小人は人間をそのまま十分の一に縮小したような姿の生物で、人間はその姿を認識することができない。彼らはその小さな体で人間をも凌ぐ高度な文明を持ち、非常に豊かな生活をしていたのである。
格納庫に来た荒巻隊の面々は、その一角に四機並ぶ巨大な人型ロボットを見上げる。
サンタロボ。全長一五〇センチ。赤い服を着て白髭を蓄えた老人の姿を模った、一人乗りの操縦型ロボットである。
クリスマスにサンタがプレゼントを配るというのは、元来小人の文化であった。だがある時一人の富豪が人間の子供にもプレゼントを配ろうと言い出し開発されたのが、このサンタロボであった。
本来小人の作った物は小人同様人間には視認できないのだが、サンタロボは特殊な素材を使うことにより人間でも見ることが可能になっていた。
クリスマスイブの夜にどこからともなく現れ、小学生以下の子供を対象にプレゼントを配る不思議な老人。それは人間達から好意的に受け止められ、以来人間社会にサンタクロースの文化が根付いた。サンタは人々から愛され、子供達は毎年サンタが来るのを心待ちにしていたのである。
だがこの国において、それは長くは続かなかった。日本のインターネットにおいて、クリスマスを憎む文化が急速に発達。彼らが直接憎んでいたのはクリスマスにいちゃつくカップルであったが、クリスマスの象徴たるサンタクロースもまた憎しみの対象となっていた。サンタクロースとカップルの間に直接の関連性は存在しないにも関わらずである。
初めはネタとして掲示板に書き込んでいた程度のものだったが、暴走した男達は遂に現実でのサンタ狩りを決行。パイロットに死亡者が出る事態となった。
サンタは人間からしてみれば、所有者不明の謎の機械でしかない。たとえ破壊しても人間の法律では罪に問われることはないのだ。しかもパイロットである小人の姿は見えないため、中に人間同様の知性と人格を持った生物が乗っているとは思いもしないのである。
サンタクロース協会はサンタ狩りによる凶行を重く見て、サンタロボに身を守るための武装を付けることを決意。だが子供達の夢であるサンタに人を傷付けるような武器は持たせられないと、それは催眠ハンマー一本に絞られることとなった。
しかしサンタが抵抗を見せるようになったことで、サンタ狩りの行動はエスカレート。最早戦争とも言うべき事態へと発展したのである。
それまでパイロットは全て民間人であったが、サンタクロース協会は軍からパイロットを派遣。ほどなくして全てのパイロットが戦闘訓練を積んだ軍人に挿げ替えられた。
サンタロボも人型軍事兵器バトルロボをベースに設計された新型が開発され、それまでとは比較にならないような強固な装甲を得た。
子供達の夢として生きてきたサンタクロース協会は、完全な軍事組織へと変貌したのである。
だがそれに伴い、サンタ狩りもネットで有志を集い武器を強化改造。彼らはサンタを壊すためならば手段を選ばなくなっていった。
一年にたった一日の全面戦争。しかも相手は容赦なくサンタを破壊してくるのに対し、こちらはサンタのイメージを守るため相手を傷つけないように戦うことを強いられる。
そして何より、サンタの本分はプレゼント配達である。サンタ狩りにプレゼントを破壊されないように守りつつ、朝になるまでに全て配達し終えなければならない。これは圧倒的に不利な戦いなのだ。
「どういうことですか将軍! また私の隊に新人を配属するだなんて!」
サンタクロース協会西東京支部の司令官を務める田中将軍に、一人の青年軍人が鬼気迫る勢いで詰め寄っていた。
「どういうことも何も、君の隊は昨年欠員が出たじゃろう。だから隊員を補充したのじゃ」
「だからといって何故また軍学校を出たばかりの新人を! 私は昨年新人を死なせているんですよ! 私自身隊長としては新米で、他の部下を指揮するだけでも四苦八苦している現状。これで新人教育が務まるとはとても……」
「彼女は君の再来とも言うべき才能の持ち主じゃ。君の下で経験を積ませ、君に匹敵する素晴らしいパイロットに育てていきたいとわしは考えておる」
将軍は青年軍人の目を見る。
「期待しておるよ、荒巻少佐」
将軍からそう言われては何も言い返すことができず、荒巻少佐は渋々と司令官執務室を発った。
荒巻修二、二十三歳の男性。身長一八〇ミリ、髪の色は緑。サンタクロース協会西東京支部所属の軍人で、階級は少佐。昨年付で部隊長に任命され、今年で隊長二年目となる。
本日はこの西東京支部に配属された新兵の入隊式が行われ、式が終わった後、中央ホールで各隊がそれぞれの新人を迎えることとなっていた。
「本日付で荒巻隊に配属となりました、天宮真琴軍曹です。えっと、趣味はゲーム、特技は跳び箱とI字バランスです。宜しくお願いします!」
新人の少女は、背筋を伸ばして敬礼。修二は改めて、彼女に関する資料に目を向ける。
(身長一四七ミリ、十五歳ねえ……)
今年の新人の中でもぶっちぎりで背が低く、とても軍人向きとは思えぬ小柄な体躯。修二は先が思いやられるとばかりに顔を顰めた。
「十五歳で入隊とか、隊長と一緒じゃん。ちっちゃいのに凄いねー」
修二の部下二人のうち、男の方が言った。
「僕は坂本和樹曹長。よろしくー」
和樹は赤の短髪で、年は二十一歳、身長は一七七ミリ。見た目通り軽い性格の男だった。
「噂には聞いていたけど、こーんな可愛い子が入ってきてくれたなんて、あたしも嬉しいわー。あたしは梶村美咲准尉よ。よろしくねー真琴ちゃん」
美咲はウェーブのかかった青のショートヘアで、スタイル抜群の美女。歳は二十二歳で、身長は一六〇ミリ。
「そして俺が、隊長の荒巻修二だ」
「はい、隊長のことは存じております」
「さっすが隊長、有名人!」
和樹が茶化す。
「最初に言っておく。上官命令は絶対厳守だ。逆らうことは許さん」
「了解しました!」
真琴は再び敬礼。先程までテンションの上がっていた美咲と和樹の表情が、少し曇った。
修二は改めて真琴を見る。お腹の辺りまで伸びたピンクのロングヘアで、幼げな顔立ちの美少女だ。
(こんな娘をサンタに乗せるとは……上層部も一体何を考えているんだか。アイドル紛いの広報要員か何かが間違って来たんじゃないのか?)
修二の視線は、自然と真琴の胸や腰や太腿に向く。背が低い割になかなか発育は宜しく、パイロットスーツがよく映える。
この支部で使われている女性用パイロットスーツはレオタード状で、若くて可愛くスタイルの良い子にしか似合わないと評判なのである。
「真琴ちゃんⅠ字バランスできるんでしょ? 一度やってみせてよ」
「はい、それでは」
上官命令は絶対厳守。美咲に言われて、真琴は早速すらりと右脚を真上に上げる。脚を胴にくっつけるように右腕で抱え左脚一本で全身のバランスをとる姿は、彼女の尋常ではない柔軟性とバランス感覚を見せつけている。
だがそれ以上に、これは大股開きのセクシーポーズとしての側面が強いのである。
「キャー! 真琴ちゃんセクシー!」
「どーもどーも」
美咲が囃し立て、真琴はまんざらでもなく照れ笑い。
「それにしても真琴ちゃん、若いのに結構いい体してるわねー。おっぱい何カップ?」
「はい、Dカップです!」
上官命令厳守という修二の発言を盾に、美咲がセクハラを繰り返す。真琴は馬鹿正直に答えた。
「梶村!」
修二に怒鳴られ、美咲は真琴の後ろにすっこむ。
「天宮軍曹も、上官から訊かれたとしてもこういうくだらない質問には答えなくて宜しい」
「了解しました」
「あっ、この子すっごいいいお尻してる」
真琴の後ろで、美咲が懲りない態度で言う。修二はピクリとした。
「あはっ、やわらかーい」
「くすぐったいですよ先輩ー」
お尻を人差し指で突っつかれ、真琴はくすくす笑った。
「隊長お尻フェチでしょー? 一緒に見に来ませんかー?」
「馬鹿なことやってるんじゃない!」
修二は仄かに頬を赤らめながら怒鳴った。
「まーまー許してやってくださいよ隊長。梶村准尉も女の子の隊員が入って嬉しいんでしょ。これまで紅一点だったんスから」
和樹がフォローし、修二を宥める。
「和樹は見にこないの?」
「や、僕は彼女いるんで、他の女の子エロい目で見んのは自重しようかなと」
自慢するようにヘラヘラ笑いながら、和樹は言う。
「お前の惚気話は聞き飽きた。天宮軍曹にも無理矢理聞かせたりするんじゃないぞ」
「あ、大丈夫です。私、人の恋バナ聞くのとか普通に好きなので」
「じゃあ遠慮なく。僕の彼女、今年の春から付き合いだした子なんだけどね」
「坂本曹長! 今はやめろ!」
「はいはい了解ッスー」
手間のかかる問題児を二人抱えさせられ、修二は頭が痛くなった。しかもこれからはそこに十五歳の新人も加わるのである。自分にこの面子を纏め上げられるのか不安になった。
「では自己紹介も済んだことだし、次は早速天宮軍曹の実力を見せてもらう。格納庫に行くぞ」
「了解!」
三人の部下は同時に敬礼した。
この世界には、人間の社会とは別に小人達の暮らす社会がある。その場所は遥か高い天空の地。小人は人間をそのまま十分の一に縮小したような姿の生物で、人間はその姿を認識することができない。彼らはその小さな体で人間をも凌ぐ高度な文明を持ち、非常に豊かな生活をしていたのである。
格納庫に来た荒巻隊の面々は、その一角に四機並ぶ巨大な人型ロボットを見上げる。
サンタロボ。全長一五〇センチ。赤い服を着て白髭を蓄えた老人の姿を模った、一人乗りの操縦型ロボットである。
クリスマスにサンタがプレゼントを配るというのは、元来小人の文化であった。だがある時一人の富豪が人間の子供にもプレゼントを配ろうと言い出し開発されたのが、このサンタロボであった。
本来小人の作った物は小人同様人間には視認できないのだが、サンタロボは特殊な素材を使うことにより人間でも見ることが可能になっていた。
クリスマスイブの夜にどこからともなく現れ、小学生以下の子供を対象にプレゼントを配る不思議な老人。それは人間達から好意的に受け止められ、以来人間社会にサンタクロースの文化が根付いた。サンタは人々から愛され、子供達は毎年サンタが来るのを心待ちにしていたのである。
だがこの国において、それは長くは続かなかった。日本のインターネットにおいて、クリスマスを憎む文化が急速に発達。彼らが直接憎んでいたのはクリスマスにいちゃつくカップルであったが、クリスマスの象徴たるサンタクロースもまた憎しみの対象となっていた。サンタクロースとカップルの間に直接の関連性は存在しないにも関わらずである。
初めはネタとして掲示板に書き込んでいた程度のものだったが、暴走した男達は遂に現実でのサンタ狩りを決行。パイロットに死亡者が出る事態となった。
サンタは人間からしてみれば、所有者不明の謎の機械でしかない。たとえ破壊しても人間の法律では罪に問われることはないのだ。しかもパイロットである小人の姿は見えないため、中に人間同様の知性と人格を持った生物が乗っているとは思いもしないのである。
サンタクロース協会はサンタ狩りによる凶行を重く見て、サンタロボに身を守るための武装を付けることを決意。だが子供達の夢であるサンタに人を傷付けるような武器は持たせられないと、それは催眠ハンマー一本に絞られることとなった。
しかしサンタが抵抗を見せるようになったことで、サンタ狩りの行動はエスカレート。最早戦争とも言うべき事態へと発展したのである。
それまでパイロットは全て民間人であったが、サンタクロース協会は軍からパイロットを派遣。ほどなくして全てのパイロットが戦闘訓練を積んだ軍人に挿げ替えられた。
サンタロボも人型軍事兵器バトルロボをベースに設計された新型が開発され、それまでとは比較にならないような強固な装甲を得た。
子供達の夢として生きてきたサンタクロース協会は、完全な軍事組織へと変貌したのである。
だがそれに伴い、サンタ狩りもネットで有志を集い武器を強化改造。彼らはサンタを壊すためならば手段を選ばなくなっていった。
一年にたった一日の全面戦争。しかも相手は容赦なくサンタを破壊してくるのに対し、こちらはサンタのイメージを守るため相手を傷つけないように戦うことを強いられる。
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