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Act 07
波旬の帝祚~魔を喫む魔魅
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「……魔の者になったとしても、私の心が残っていたら……魔王エリオット・ジールゲンを討ち果たしたと言い伝えられる聖女に、私が……ああ……大切なもの……近づけてこないで……」
「そう……そうやって、先の方を……気持ちいいよ……僕の身体に接するほど近いところも……さわって……ああ……先ほど、『魔の力』で縛ったまま触ってもらった時よりも、ずっと、よい心地だ……ほら、消すのは、人間どもの聖女であった頃の辛い記憶だけでいいと思わないか……ああ……僕の手は、とうに離れているのに……アリスは、手の動きを抑えられていないじゃないか……手枷から伸びる鎖が揺れる音……実に、情欲をそそる……きもちいいよ……愛する君が、触ってくれているのだから……」
「……生まれる前からの運命で、愛し合う事が決まっていたと耳もとで優しく囁いてくれたその口から、魔術の辞を発して、忌敵でしかない聖女の私を……一族の中でも強い力を持って生まれてしまった私を、消して……これ以上、愛したくない……あ……」
「温かい手だ。
悪辣こそ順道であると陰惨を極め、兇暴なる波旬の所業により世界を闇に陥れた事で恐れられた魔王エリオット・ジールゲンの手を、穏やかで和らぐ気持ちを与えてくれるから握りたいと言ってくれたのは、アリスだけだ。
従える魔の者どもはもちろん、人間とて……人の姿に化けていようが、僕が幽魂すら喰らう物の怪であると一目で感じ取ったかのように避けていた。
仇なす『聖なる力』を持つ聖女の君だけが、僕の手を握りたいと言ってくれたじゃないか……だから、この手にこれからも癒されたい。そばにいてほしい」
「……これからも、エリオットのそばにいる為に、心を消して……」
「君は、やはり僕への想いを止められていないんだ……それは、利己の為の俗念でもなく、我に固執してしまった故の妄念でもない。真の愛だろ。
二人が結ばれる為に、同じ生命として過ごせるよう、『魔の力』を受け取ってほしい」
「エ、エリオット……なにを……私の前に、こないで……や、やめて……おぞましいほどの『聖なる力』を宿す私は、魔の者になったとしても、あなたにとっての咎人になるかもしれない……内のどこかに残ってしまった『聖なる力』を使って……二人が引き裂かれるような横様な行いをしでかしてしまう前に、心を消して……」
「僕を討つ存在になるのが怖いのかい。だが、時と身体を重ねるうちに、魔王である僕の事も受け入れてきてくれている。
この城に連れてきた直後は、想いを寄せる僕が仇敵であったと知り、絶望を抱き、共に果てるか、自らの滅を願っていたが――今は、違うんだろ? 愛する気持ちを止める必要はない」
「……私だけが、時間が繋がっていたら、どうしたらいいの……『魔の力』を注がれ、魔王を愛してしまった想いに苦悶するたび、追いやられていく『聖なる力』が悪さをしようと暴れる気がするの……とても怖い……想いが断てないというのなら、私の魂を抜いて、終古そばに寄り添うだけのお人形にしてしまって……このままだと、身に宿る『聖なる力』が、いつか……」
「たくさん心憂いを語らせてしまった事、謝っておくよ。
君が胸の内を明らかにしてくれたから、僕が入るべき道途はたった一つであると定まった。アリスの『聖なる力』を滅尽に追いやった後、真の魔の者となった君を花嫁に迎える」
「無理よ。きっと、私の『聖なる力』は、魔王でも消せない……『魔の力』を注がれても、消えていかない力があると気づいてしまったの……だから……あ、いっ! あうっ! くうぅ!」
「今、君の目の前にいるのが、人の男ではなく、悪魔の角を持つ魔王である事、悦びだとすぐに感じさせてやろう。
陰部の奥深くに潜ろうとする尻尾に圧をかけ、先刻のように行く手を阻む事をしてこなくなったね。むしろ、僕の尻尾に染み透ってきそうなほど、内は、水に浸かっているようだ……だが、これより『魔の力』を注がせてもらうのは、君の口の中」
「エリオット……やめて……これ以上、あいしてしまったら……や、やめて……私の口の中に……はいってこないで……ん……んんっ!」
「ああ……そ、そう……そうやって、舌を僕のものに絡めて……ああ……さ、先を舐めてくれたり……そんなに何度も、奥に入れてくれたり……アリスの舌や唇が動く湿った音、聞き心地がいいよ……熱い息が吐き出される様、直に感じられるのは至上の悦びさ……喉を鳴らす際に漏れる色のこもった声が美し過ぎる……ああ……君を愛する気持ちが、強くなり過ぎていて……高ぶって……もう、堪えられない……きみも、きもちよくなって……きみの口の中も、きもちよくなって……」
「……ん……ん……ん……うう……う……あ……んうう……う……ぷは……あ……あああっ」
「……注がれたもの、身体の奥に入っていった?」
「え……あ……私……わたし! エリオットの『魔の力』をのみこんで……ああ!」
「……あはは……口に注がれたのは初めてで……身体が驚いてしまったのかな? 玉座と繋がる鎖が互いにぶつかり、重い音を鳴らしているじゃないか!
結局、アリスは今の今まで、枷を外す事をしていない!
ふ。『聖なる力』など、この魔王エリオット・ジールゲンの力で必ず滅してやる。君を真に愛しているから、僕は、聖を絶つ波旬の悪魔である事を貫くと改めて決したよ。
聖女さま、これから、たっぷりと『魔の力』を注いでやろう。
魔王の命に従えないというのなら、鉄枷や魔力で固縛され、魔牢の繋囚と同等の扱いを受けると悟っておいてくれ……ふふふ」
「……エリオット……やめて……こないで……まのちからを……そそがないで……いつか、ふたりがはなれてしまうかも……しれないから……あっ! ……し、尻尾を……裂け目にいれない……で……んんんんんっ!」
「……ああ……きもちいいよ……僕だけの可愛い聖女さま、陰部の裂け目は尻尾を受け入れ、さらに、口に僕を含んでくれてありがとう……そそぐよ……」
「ん……は……ぷは……あ……く、くちのなかに……からだのなかに……まのちからが……あはは……あははははは……あう! し、しっぽを動かさないで……あ、あ、あ、ああ」
「……そんなに激しく鎖を揺らしているのに、手枷が失せる気配がないじゃないか……アリスに愛されていると思うと、もっと、もっと、『魔の力』を注ぎたくなってくるよ。
ははっ。
尻尾の素早い出し入れの色事で、君の欲望を作興させ、口の中に『魔の力』を注いでやるのは、なんら不徳行為ではなく僕からの愛情表現の一つであると考えてくれ。
『聖なる力』が悉皆、君の内から消えるまで幾度も、幾度も、『魔の力』を注いでやる!
僕を愛してしまっている君が、玉座に繋がる手枷を外すなんて不可能だ。
飛翔の魔法を使い宙に浮かんだまま、次は、陰部の奥の奥に『魔の力』を注いでやろう。僕の尻尾の出し入れで、こんなに濡れているんだ。君の準備は整っているんだろ?
身体を重ね続け、心地のよさで意識を失い、枷が消滅してしまったら、寝所に移動しよう。君が目ざめるまで、『魔の力』を注ぎ続けてやる。
ああ。
穏やかな顔で眠っているところ、口に含ませてやりたくなってしまったら、すまない。先に謝っておこう。喉に向かって注いですぐに、肩を抱けるように魔法で支えておくので、さわやかな目ざめの時を迎えてくれ――」
「そう……そうやって、先の方を……気持ちいいよ……僕の身体に接するほど近いところも……さわって……ああ……先ほど、『魔の力』で縛ったまま触ってもらった時よりも、ずっと、よい心地だ……ほら、消すのは、人間どもの聖女であった頃の辛い記憶だけでいいと思わないか……ああ……僕の手は、とうに離れているのに……アリスは、手の動きを抑えられていないじゃないか……手枷から伸びる鎖が揺れる音……実に、情欲をそそる……きもちいいよ……愛する君が、触ってくれているのだから……」
「……生まれる前からの運命で、愛し合う事が決まっていたと耳もとで優しく囁いてくれたその口から、魔術の辞を発して、忌敵でしかない聖女の私を……一族の中でも強い力を持って生まれてしまった私を、消して……これ以上、愛したくない……あ……」
「温かい手だ。
悪辣こそ順道であると陰惨を極め、兇暴なる波旬の所業により世界を闇に陥れた事で恐れられた魔王エリオット・ジールゲンの手を、穏やかで和らぐ気持ちを与えてくれるから握りたいと言ってくれたのは、アリスだけだ。
従える魔の者どもはもちろん、人間とて……人の姿に化けていようが、僕が幽魂すら喰らう物の怪であると一目で感じ取ったかのように避けていた。
仇なす『聖なる力』を持つ聖女の君だけが、僕の手を握りたいと言ってくれたじゃないか……だから、この手にこれからも癒されたい。そばにいてほしい」
「……これからも、エリオットのそばにいる為に、心を消して……」
「君は、やはり僕への想いを止められていないんだ……それは、利己の為の俗念でもなく、我に固執してしまった故の妄念でもない。真の愛だろ。
二人が結ばれる為に、同じ生命として過ごせるよう、『魔の力』を受け取ってほしい」
「エ、エリオット……なにを……私の前に、こないで……や、やめて……おぞましいほどの『聖なる力』を宿す私は、魔の者になったとしても、あなたにとっての咎人になるかもしれない……内のどこかに残ってしまった『聖なる力』を使って……二人が引き裂かれるような横様な行いをしでかしてしまう前に、心を消して……」
「僕を討つ存在になるのが怖いのかい。だが、時と身体を重ねるうちに、魔王である僕の事も受け入れてきてくれている。
この城に連れてきた直後は、想いを寄せる僕が仇敵であったと知り、絶望を抱き、共に果てるか、自らの滅を願っていたが――今は、違うんだろ? 愛する気持ちを止める必要はない」
「……私だけが、時間が繋がっていたら、どうしたらいいの……『魔の力』を注がれ、魔王を愛してしまった想いに苦悶するたび、追いやられていく『聖なる力』が悪さをしようと暴れる気がするの……とても怖い……想いが断てないというのなら、私の魂を抜いて、終古そばに寄り添うだけのお人形にしてしまって……このままだと、身に宿る『聖なる力』が、いつか……」
「たくさん心憂いを語らせてしまった事、謝っておくよ。
君が胸の内を明らかにしてくれたから、僕が入るべき道途はたった一つであると定まった。アリスの『聖なる力』を滅尽に追いやった後、真の魔の者となった君を花嫁に迎える」
「無理よ。きっと、私の『聖なる力』は、魔王でも消せない……『魔の力』を注がれても、消えていかない力があると気づいてしまったの……だから……あ、いっ! あうっ! くうぅ!」
「今、君の目の前にいるのが、人の男ではなく、悪魔の角を持つ魔王である事、悦びだとすぐに感じさせてやろう。
陰部の奥深くに潜ろうとする尻尾に圧をかけ、先刻のように行く手を阻む事をしてこなくなったね。むしろ、僕の尻尾に染み透ってきそうなほど、内は、水に浸かっているようだ……だが、これより『魔の力』を注がせてもらうのは、君の口の中」
「エリオット……やめて……これ以上、あいしてしまったら……や、やめて……私の口の中に……はいってこないで……ん……んんっ!」
「ああ……そ、そう……そうやって、舌を僕のものに絡めて……ああ……さ、先を舐めてくれたり……そんなに何度も、奥に入れてくれたり……アリスの舌や唇が動く湿った音、聞き心地がいいよ……熱い息が吐き出される様、直に感じられるのは至上の悦びさ……喉を鳴らす際に漏れる色のこもった声が美し過ぎる……ああ……君を愛する気持ちが、強くなり過ぎていて……高ぶって……もう、堪えられない……きみも、きもちよくなって……きみの口の中も、きもちよくなって……」
「……ん……ん……ん……うう……う……あ……んうう……う……ぷは……あ……あああっ」
「……注がれたもの、身体の奥に入っていった?」
「え……あ……私……わたし! エリオットの『魔の力』をのみこんで……ああ!」
「……あはは……口に注がれたのは初めてで……身体が驚いてしまったのかな? 玉座と繋がる鎖が互いにぶつかり、重い音を鳴らしているじゃないか!
結局、アリスは今の今まで、枷を外す事をしていない!
ふ。『聖なる力』など、この魔王エリオット・ジールゲンの力で必ず滅してやる。君を真に愛しているから、僕は、聖を絶つ波旬の悪魔である事を貫くと改めて決したよ。
聖女さま、これから、たっぷりと『魔の力』を注いでやろう。
魔王の命に従えないというのなら、鉄枷や魔力で固縛され、魔牢の繋囚と同等の扱いを受けると悟っておいてくれ……ふふふ」
「……エリオット……やめて……こないで……まのちからを……そそがないで……いつか、ふたりがはなれてしまうかも……しれないから……あっ! ……し、尻尾を……裂け目にいれない……で……んんんんんっ!」
「……ああ……きもちいいよ……僕だけの可愛い聖女さま、陰部の裂け目は尻尾を受け入れ、さらに、口に僕を含んでくれてありがとう……そそぐよ……」
「ん……は……ぷは……あ……く、くちのなかに……からだのなかに……まのちからが……あはは……あははははは……あう! し、しっぽを動かさないで……あ、あ、あ、ああ」
「……そんなに激しく鎖を揺らしているのに、手枷が失せる気配がないじゃないか……アリスに愛されていると思うと、もっと、もっと、『魔の力』を注ぎたくなってくるよ。
ははっ。
尻尾の素早い出し入れの色事で、君の欲望を作興させ、口の中に『魔の力』を注いでやるのは、なんら不徳行為ではなく僕からの愛情表現の一つであると考えてくれ。
『聖なる力』が悉皆、君の内から消えるまで幾度も、幾度も、『魔の力』を注いでやる!
僕を愛してしまっている君が、玉座に繋がる手枷を外すなんて不可能だ。
飛翔の魔法を使い宙に浮かんだまま、次は、陰部の奥の奥に『魔の力』を注いでやろう。僕の尻尾の出し入れで、こんなに濡れているんだ。君の準備は整っているんだろ?
身体を重ね続け、心地のよさで意識を失い、枷が消滅してしまったら、寝所に移動しよう。君が目ざめるまで、『魔の力』を注ぎ続けてやる。
ああ。
穏やかな顔で眠っているところ、口に含ませてやりたくなってしまったら、すまない。先に謝っておこう。喉に向かって注いですぐに、肩を抱けるように魔法で支えておくので、さわやかな目ざめの時を迎えてくれ――」
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