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『生贄』同然? 異世界で総帥の妻にされて困っています?!?
(6)-(2)
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「懐かしいね。二人が、初めて身体一つになった日の出来事なのでおぼえているよ。ゼルロットがクラティアを圧倒し、君がついに旗を巻いてくれた。僕の愛の言い入れを受け、肌を許す事が自分の歓びだと口にしてから操縦桿に力を加えてくれて嬉しかった」
「……ほとんど動けなくなっていたクラティアの機体を優しく抱くように、空中戦艦イレイサまで導いていただきありがとうございました」
あの日、機体のコントロールを司る装置が戦闘で損傷し、急激な昇降にたえられなくなっていた。
クラティアの周りには、私を捕獲すべくジェネの機体が集結してきていた。
ジェネの有人機体が、私の生け捕り計画を実行に移す振りをして、とある空域を離れている不気味な動きには気づいていたけど、どうにもならなかった。仲間たちに連絡しようと何度も試みたけど、エラー発生通知の表示を見るだけで、通信機が機能してくれなかったからだ。
電波障害の原因になりそうなものが、クラティアの周りの空間に放射されていたとしか考えられない。
すでに手負いで、さらに攻撃を受ければ水平を保つ事もまともにできなくなる。クラティアがそのような状態でなければ、包囲網が張られていても突破し、仲間たちと合流できただろう。
社長は、イアリーの街を標的に、空中戦艦イレイサの殲滅砲撃レ・イダグを発射するつもりだった。みんなも警戒していたと思うけど、クラティアを巻き込む恐れがないとなると、威嚇ではない、ジェネの本気の攻撃がたくさんの人を襲う事に――
「イアリーの市長たちも、元気でやっているそうだ。彼らは、デスクワークばかりで身体がなまっていたので、辺境開拓の仕事はちょうどよいのではないかな。ジェネを統率する者として、不採算なものや余剰人員は削減すべきであると考えていたが、リストラを進める以外の術を天王寺先輩が提案してくれた。おかげで、イアリーの丘のポイン・トバルの調査を効率よく行えている。ふふふ。ジェネの総帥の妻として、つとめを果たしてくれた事、いまだに感謝の念が尽きない。恩賞は、何度でも授けてやらねばならないよ。胸に、たっぷりと悦を与えてやろう」
「む、胸……あ……社長、ブラジャーも外さないとだめですか……」
「今さら何を言っているんだ。夫婦として、毎夜、身体を重ねている仲じゃないか。下着もドレスも、君の真の美しさを、僕以外の者の目に触れさせない為に与えてあるんだ。つまり夫の僕に命じられたら、自ら剥ぎ、麗しい裸身を晒すべきではないかな? ははっ。すまない。憂い顔をさせてしまい申し訳なかったよ。しかし、実に可愛らしい表情だった。さあ、力を抜いて、夫の僕にすべてを委ねるんだ。ドレスのファスナーをおろしてしまおう」
ファスナーがおろされ、身体を締めていた力を感じなくなる。ドレスが下から引っ張られる。肩や腰にリボン結びがないデザインだったので、身体の膨らみが僅かに邪魔した程度で簡単に脱がされてしまう。胸を護っていた下着だけでなく、右腕につけていた銀色のブレスレットもとられてしまった。
ドレスを着用する際、ラインを美しく見せる為のウエストニッパーなども無用の品として扱われた。
靴は、揃えられる事なく床に置かれたのだろう。
空気を直に感じている胸の先は、いつもより大きくなっているように思えた。その胸の先に、社長の指が触れる。めくられ弄られたり、下着の隙間から手を入れ撫でられたりしていた時よりも、流れが激しく、快感が押し寄せる。
「あ、あは……社長、そ、そんなに何度も胸の先ばかりを刺激しないでくださ……あっ! ああっ! ゆ、指で弄ってばかりだと……あ、あは……くっ! あは、あは……しゃ、社長……す、吸わないでください……ひ、左の胸……さ、先っぽ……く、唇で……ああっ! 唇で、噛まれると……さ、先っぽ……あは、あは……あはっ! え……あ……急に、た、谷間を、舐められると……あ……谷間に、舌を、あてないでください……よ、涎がひろがっ……て……はあ、はあ」
「……指で弄られるばかりでは、不満だったんだろ? だから、唇や舌も使い、愛撫してみたまでだ。君の胸が、僕の支配下に置かれていると強く感じてもらえるように、唇や舌を動かす際にできる限り音が響く工夫をしてみたつもりだ」
社長の唇や舌が、小刻みに動いていた時の事が思い起こされる。喉が動き、涎が零れ、熱を帯びた荒々しい呼吸が、私の胸に直に吹きかけられていた。じゅびじゅび……という音を立てた後、社長の口からあふれた涎が、胸の膨らみを伝って流れ落ちていったのだ。
谷間に舌をあてられ、まるで胸に塗り込むかのように、滴りをひろげられてしまった。その際響いた、ぴちゃぴちゃという音が、心に刻まれたままになっていたようで……くすぐられた時の敏感な刺激に近いものが皮膚を駆け抜けた後、恥ずかしさが淫らな味わいの甘露に化けてから飛び散り、全身に降り注いだのだろう。激しくなる鼓動を抑えられず、身体が熱されていくのがはっきりと分かってしまう……
「ふふ。僕が、愛を奏でる様子を思い出し、頬を赤くしてくれて嬉しいよ。天王寺先輩、可愛い」
社長の指先が、上から下に向かって、胸の谷間を走っていった。刺激を受けた皮膚から近かったせいか、背中がビクッとしてしまい、それに応じるように、私の口はため息を漏らした。
「た、谷間……やめて……おかしくなってしま……う……」
夫である社長に対し、言葉で敬う事はすでにできていない。こんなに身体を弄られ続けたら、上品で女性の美徳に富んだ妻を演じるなど、できる訳がない。
「僕は、ゆっくりと胸の谷間を刺激してやっただけだぞ。胸の先ばかりを刺激しないでほしいと妻の君が訴えてきたのは、ちゃんと聞いていたさ。いつも言っているだろ。僕は、自分が楽しみたいという理由で、天王寺先輩の身体を弄っている訳ではない。君を乱れに乱れさせ、至上の快楽を与えてやりたいんだ。僕のすべての行動は、悦の極みを君に授けてやる為――」
社長の両手が、自らの上着のボタンを外す為に動く。続けて、インナー代わりのシャツの前が開け放たれると、素肌の色が覗いた。毎夜身体を重ねる仲で、見慣れているはずなのに、よく鍛えられた社長の上半身の様子を眺めているのが恥ずかしくなり視線をそらす。それは許されない行為で、頬をつかまれ、唇を寄せられた。
私の口の中は、縮みあがってしまいそうな恐怖支配を受けた。舌を強く絡めないと、呼吸をする事すら禁じられそうだった。だけど、社長に生殺与奪の権利を握られているその状況を理解すればするほど興奮し、高ぶりをおぼえてしまう。
「んんっ! ……ん……んあ……あ……んんんっ!」
激しい口づけの最中、あまりの快感に堪えられず、喘ぎ声を漏らした事を、社長は見逃してくれなかった。舌での愛撫がより強くなり、私の身体は、ソファの上に押しつけられてしまった。喉が本当の苦しさを感じ始める限界まで、杭を打ち込まれるような扱いを受けるのだろう。
祭壇に捧げられ、喰われて終わる贄に成り果てた私は、致命的となる獣の一撃を身に受ける為の儀式に臨まされる。
大切な部分の上で、社長の指が滑らかな動きをした。
「ん! ん、んん、あ、あ、んあ……んあっ! んっ! んん、ん……ぷ……は……あ……ああ……しゃ、社長……そこ、触らないでください……あの、その……キスの後なので、感じてしまいます……あ……あ、ああ……や、やめてくださいっ! す、素直に言ったので……そ、そこ触るの、やめて……割れているところの近くを、触られると、か、感じてしま……う……あ、あ、あ……ん……んんんんんっ!」
「……君と唇を重ねると、僕は、とても落ち着いた気分になれるよ。目を潤ませ、頬を赤くし――舌を絡める事、しっかりと楽しんでくれたようだ。おやおや。下、よく濡れているね。指を動かすたび、温かさを感じる。君の身体から、絶えず雫があふれているという事だろ? 割れているところの近くにある赤い実が、熟れて美しい色を見せてくれている。僕の愛情が、甘みを作る源になったというのなら嬉しいな。ふふ。指では、味や香りを感じられない……」
社長の次の行動は容易に想像できた。考えただけなのに興奮してしまい、私の口は、「ああ」という声を漏らす。
大切な部分の奥で、熱くねっとりしたものが生まれていたようだ。それをあふれさせてしまった。
自ら、喰われる捧げものになりたいという様を晒してしまう。
社長の膝がソファにのるとほぼ同時に、床に靴が落ちる音がした。上着も、インナー代わりのシャツも肩から外れ、胸から腹に至るまで筋が整う様子を見せる社長の上半身が露わになる。
熟れた赤い実と表現されたそこに、社長の舌が触れ、何度も、何度も、大きな水音が鳴る。
初めは、くちゅっという音だけだったのに、ぬちゃっぬちゃっ、と次第に粘り気を帯びてきたので、鳴りが耳に入るだけで腰を揺らそうとしてしまう。心地よさに踊らされるように、手足はずっと震えたまま。
私が快感を得ている反応を見せた事に対し、満足していると伝えるかのように、舌を使った愛撫が激しくなっていく。
「……ほとんど動けなくなっていたクラティアの機体を優しく抱くように、空中戦艦イレイサまで導いていただきありがとうございました」
あの日、機体のコントロールを司る装置が戦闘で損傷し、急激な昇降にたえられなくなっていた。
クラティアの周りには、私を捕獲すべくジェネの機体が集結してきていた。
ジェネの有人機体が、私の生け捕り計画を実行に移す振りをして、とある空域を離れている不気味な動きには気づいていたけど、どうにもならなかった。仲間たちに連絡しようと何度も試みたけど、エラー発生通知の表示を見るだけで、通信機が機能してくれなかったからだ。
電波障害の原因になりそうなものが、クラティアの周りの空間に放射されていたとしか考えられない。
すでに手負いで、さらに攻撃を受ければ水平を保つ事もまともにできなくなる。クラティアがそのような状態でなければ、包囲網が張られていても突破し、仲間たちと合流できただろう。
社長は、イアリーの街を標的に、空中戦艦イレイサの殲滅砲撃レ・イダグを発射するつもりだった。みんなも警戒していたと思うけど、クラティアを巻き込む恐れがないとなると、威嚇ではない、ジェネの本気の攻撃がたくさんの人を襲う事に――
「イアリーの市長たちも、元気でやっているそうだ。彼らは、デスクワークばかりで身体がなまっていたので、辺境開拓の仕事はちょうどよいのではないかな。ジェネを統率する者として、不採算なものや余剰人員は削減すべきであると考えていたが、リストラを進める以外の術を天王寺先輩が提案してくれた。おかげで、イアリーの丘のポイン・トバルの調査を効率よく行えている。ふふふ。ジェネの総帥の妻として、つとめを果たしてくれた事、いまだに感謝の念が尽きない。恩賞は、何度でも授けてやらねばならないよ。胸に、たっぷりと悦を与えてやろう」
「む、胸……あ……社長、ブラジャーも外さないとだめですか……」
「今さら何を言っているんだ。夫婦として、毎夜、身体を重ねている仲じゃないか。下着もドレスも、君の真の美しさを、僕以外の者の目に触れさせない為に与えてあるんだ。つまり夫の僕に命じられたら、自ら剥ぎ、麗しい裸身を晒すべきではないかな? ははっ。すまない。憂い顔をさせてしまい申し訳なかったよ。しかし、実に可愛らしい表情だった。さあ、力を抜いて、夫の僕にすべてを委ねるんだ。ドレスのファスナーをおろしてしまおう」
ファスナーがおろされ、身体を締めていた力を感じなくなる。ドレスが下から引っ張られる。肩や腰にリボン結びがないデザインだったので、身体の膨らみが僅かに邪魔した程度で簡単に脱がされてしまう。胸を護っていた下着だけでなく、右腕につけていた銀色のブレスレットもとられてしまった。
ドレスを着用する際、ラインを美しく見せる為のウエストニッパーなども無用の品として扱われた。
靴は、揃えられる事なく床に置かれたのだろう。
空気を直に感じている胸の先は、いつもより大きくなっているように思えた。その胸の先に、社長の指が触れる。めくられ弄られたり、下着の隙間から手を入れ撫でられたりしていた時よりも、流れが激しく、快感が押し寄せる。
「あ、あは……社長、そ、そんなに何度も胸の先ばかりを刺激しないでくださ……あっ! ああっ! ゆ、指で弄ってばかりだと……あ、あは……くっ! あは、あは……しゃ、社長……す、吸わないでください……ひ、左の胸……さ、先っぽ……く、唇で……ああっ! 唇で、噛まれると……さ、先っぽ……あは、あは……あはっ! え……あ……急に、た、谷間を、舐められると……あ……谷間に、舌を、あてないでください……よ、涎がひろがっ……て……はあ、はあ」
「……指で弄られるばかりでは、不満だったんだろ? だから、唇や舌も使い、愛撫してみたまでだ。君の胸が、僕の支配下に置かれていると強く感じてもらえるように、唇や舌を動かす際にできる限り音が響く工夫をしてみたつもりだ」
社長の唇や舌が、小刻みに動いていた時の事が思い起こされる。喉が動き、涎が零れ、熱を帯びた荒々しい呼吸が、私の胸に直に吹きかけられていた。じゅびじゅび……という音を立てた後、社長の口からあふれた涎が、胸の膨らみを伝って流れ落ちていったのだ。
谷間に舌をあてられ、まるで胸に塗り込むかのように、滴りをひろげられてしまった。その際響いた、ぴちゃぴちゃという音が、心に刻まれたままになっていたようで……くすぐられた時の敏感な刺激に近いものが皮膚を駆け抜けた後、恥ずかしさが淫らな味わいの甘露に化けてから飛び散り、全身に降り注いだのだろう。激しくなる鼓動を抑えられず、身体が熱されていくのがはっきりと分かってしまう……
「ふふ。僕が、愛を奏でる様子を思い出し、頬を赤くしてくれて嬉しいよ。天王寺先輩、可愛い」
社長の指先が、上から下に向かって、胸の谷間を走っていった。刺激を受けた皮膚から近かったせいか、背中がビクッとしてしまい、それに応じるように、私の口はため息を漏らした。
「た、谷間……やめて……おかしくなってしま……う……」
夫である社長に対し、言葉で敬う事はすでにできていない。こんなに身体を弄られ続けたら、上品で女性の美徳に富んだ妻を演じるなど、できる訳がない。
「僕は、ゆっくりと胸の谷間を刺激してやっただけだぞ。胸の先ばかりを刺激しないでほしいと妻の君が訴えてきたのは、ちゃんと聞いていたさ。いつも言っているだろ。僕は、自分が楽しみたいという理由で、天王寺先輩の身体を弄っている訳ではない。君を乱れに乱れさせ、至上の快楽を与えてやりたいんだ。僕のすべての行動は、悦の極みを君に授けてやる為――」
社長の両手が、自らの上着のボタンを外す為に動く。続けて、インナー代わりのシャツの前が開け放たれると、素肌の色が覗いた。毎夜身体を重ねる仲で、見慣れているはずなのに、よく鍛えられた社長の上半身の様子を眺めているのが恥ずかしくなり視線をそらす。それは許されない行為で、頬をつかまれ、唇を寄せられた。
私の口の中は、縮みあがってしまいそうな恐怖支配を受けた。舌を強く絡めないと、呼吸をする事すら禁じられそうだった。だけど、社長に生殺与奪の権利を握られているその状況を理解すればするほど興奮し、高ぶりをおぼえてしまう。
「んんっ! ……ん……んあ……あ……んんんっ!」
激しい口づけの最中、あまりの快感に堪えられず、喘ぎ声を漏らした事を、社長は見逃してくれなかった。舌での愛撫がより強くなり、私の身体は、ソファの上に押しつけられてしまった。喉が本当の苦しさを感じ始める限界まで、杭を打ち込まれるような扱いを受けるのだろう。
祭壇に捧げられ、喰われて終わる贄に成り果てた私は、致命的となる獣の一撃を身に受ける為の儀式に臨まされる。
大切な部分の上で、社長の指が滑らかな動きをした。
「ん! ん、んん、あ、あ、んあ……んあっ! んっ! んん、ん……ぷ……は……あ……ああ……しゃ、社長……そこ、触らないでください……あの、その……キスの後なので、感じてしまいます……あ……あ、ああ……や、やめてくださいっ! す、素直に言ったので……そ、そこ触るの、やめて……割れているところの近くを、触られると、か、感じてしま……う……あ、あ、あ……ん……んんんんんっ!」
「……君と唇を重ねると、僕は、とても落ち着いた気分になれるよ。目を潤ませ、頬を赤くし――舌を絡める事、しっかりと楽しんでくれたようだ。おやおや。下、よく濡れているね。指を動かすたび、温かさを感じる。君の身体から、絶えず雫があふれているという事だろ? 割れているところの近くにある赤い実が、熟れて美しい色を見せてくれている。僕の愛情が、甘みを作る源になったというのなら嬉しいな。ふふ。指では、味や香りを感じられない……」
社長の次の行動は容易に想像できた。考えただけなのに興奮してしまい、私の口は、「ああ」という声を漏らす。
大切な部分の奥で、熱くねっとりしたものが生まれていたようだ。それをあふれさせてしまった。
自ら、喰われる捧げものになりたいという様を晒してしまう。
社長の膝がソファにのるとほぼ同時に、床に靴が落ちる音がした。上着も、インナー代わりのシャツも肩から外れ、胸から腹に至るまで筋が整う様子を見せる社長の上半身が露わになる。
熟れた赤い実と表現されたそこに、社長の舌が触れ、何度も、何度も、大きな水音が鳴る。
初めは、くちゅっという音だけだったのに、ぬちゃっぬちゃっ、と次第に粘り気を帯びてきたので、鳴りが耳に入るだけで腰を揺らそうとしてしまう。心地よさに踊らされるように、手足はずっと震えたまま。
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