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41.お別れいたしましょう
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「エマさん、いらっしゃい。急に会いたいなんて、珍しいですね」
アルマン様は嬉しそうにそう言いながら、広々とした吹き抜けの玄関ホールまで出迎えてくれた。いつもの柔らかな笑顔を浮かべて。
「…どうしましたか、何かあったのですか?」
そう思ったのは私のむくんだ顔のせいなのか、それとも強ばった表情のせいなのかは分からない。
「あの…どうしても今日中に、お話ししたいことがございまして」
どうやら深刻な話らしいとすぐに察してくれたようで、今日は冗談を言って私をからかったり戯れたりすることなく居間へと案内してくれた。応接室ではない半分プライベートな空間に入ることを許されているのは、それだけ私に心を許してくれている証なのだろう。そう考えると、胸がキュッと痛くなった。
「今日は少し寒いので、暖炉に火を入れさせているんですよ。奥の席へどうぞ、暖かいですよ」
もう少し防寒対策をしてくれば良かったと思うぐらいには肌寒かったので、私はお言葉に甘えて上座に座らせていただいた。揺らめく炎と、パチパチと爆ぜる音が心地よい。
執事がコーヒーサーバーやカップ、お茶菓子を運んで来てくれる。最近私とアルマン様はコーヒーにはまっていて、今日の豆も私のために手に入れてくれたものだった。今度うちに来たときに飲もう、そうお手紙に書いてあったのを思い出して私はまた罪悪感を覚えた。
しかし、私は早速話を切り出すことにした。この暖かな場所と穏やかな関係を手放すのだ。執事が礼をして退室するのを見届け、私は口を開いた。
「アルマン様…私たちがお付き合いを初めて、もう1ヶ月が経ちましたね」
「そうですね。そういえば、『まずは1ヶ月』…それでなんとかお付き合いを承諾してもらったんでしたね」
「…そうでしたね。正直に申し上げまして、私はそのことを忘れておりました。忘れてしまうぐらい、アルマン様との交際は楽しいものでした。…ですが、申し訳ございません。私との仲は、もうこれっきりにしていただきたいのです。今日はそのお願いにやって参りました」
アルマン様は目を見開いた。部屋の中で、その目は深い海のような紺碧に見える。
「……突然ですね。そのように言われるとは思っていませんでした。私たちの関係は、近頃とてもしっくりきていると思っていたのですが。それとも、それは私の勘違いだったのかな」
悲しそうにそう言われ、私の良心が疼いた。
「いいえ、私もそう思っておりました。アルマン様との将来も、楽しく想像しておりました。ですが、もうこの関係を続けることは出来ません。本当に申し訳ありません」
私は頭を深く下げて詫びた。そして、洗いざらい全てを打ち明けた。これまで何となく言いづらくてぼかしていた家族との関係について話し、そんな中で大きな心の支えだった幼馴染のことを話した。
彼にプロポーズしたこと、断られて王都にやって来たこと、遠縁であるエルネストおじさまが私の親代わりになった経緯。家庭を持ちたいと望み、出会いを求めてあの夜アルマン様が開いた夜会へ行ったこと。お付き合いするようになって、どんどん惹かれていったこと。
「幼馴染のことを忘れようとしました。アルマン様といれば、忘れられると思いました。ですが、それは間違いでした。彼に対する私の想いはあまりにも強く、特別なものなのです。…誠に身勝手なお話でお詫びのしようもありませんが、二心を抱いたままお付き合いを続けるような真似は出来ないと思ったのです」
アルマン様は複雑な表情で、何やら考え込んでいる様子だった。しばらくの間、重苦しい沈黙があった。
「……なるほど。真面目なエマさんらしい決断だ」
静かにそう言い、とっくりと私を見る。その顔は怒ってもいないし不愉快そうでもない。私は不思議だった。さすがに今回は立腹なさるだろうと思っていたからである。あるいは、私のことを軽蔑すると思った。戸惑う私に、アルマン様は優しく話しかけた。
「あなたの気持ちは分かりました。ですが、今の話を聞いたところで私はあなたと別れたいとは思わない」
私は言葉を失った。全く予想外のお返事だ。本当にちゃんと聞いていたのか確認したいぐらいだった。ますます驚くことに、アルマン様は声を立てて笑った。小さく円く、世にも雅やかな声色で。
「あなたが幼馴染の男性を愛していると言うことはよく分かりました。ですがそれは私にとって、あなたと別れる理由にはなりません。私はあなたと共にいたい」
「正気ですか、アルマン様…」
信じられないあまりに、私は何とも失礼なことを口走った。アルマン様は
「ご心配なく、正気ですよ。だって、その方に対する愛はきっと家族愛でしょう?それも刷り込みに近いものではないですか?」
「刷り込み…。そう、ですね、初めはそうだったかもしれません。ですが、長い時間をかけて私たちは信頼関係を築いていきました。確かに家族愛に近い感情ではありますけれど、男性として見ていないわけではありません」
「それでも結構です。…確かにあなたは誰よりも彼を愛しているのでしょう。ですが…彼の方はどうですか?あなたのことを5年放っておいたのは彼なりの思いやりかもしれませんが…私ならそんなことはできません。あなたが必要だからです。あなたを愛しているからです。…あなたは愛されて生きるべきだ。この私に愛されて、幸せになるべきです」
いつになく強い口調で、アルマン様はそう言い切った。その顔は威厳に満ち、気後れするほど気高かった。
アルマン様は嬉しそうにそう言いながら、広々とした吹き抜けの玄関ホールまで出迎えてくれた。いつもの柔らかな笑顔を浮かべて。
「…どうしましたか、何かあったのですか?」
そう思ったのは私のむくんだ顔のせいなのか、それとも強ばった表情のせいなのかは分からない。
「あの…どうしても今日中に、お話ししたいことがございまして」
どうやら深刻な話らしいとすぐに察してくれたようで、今日は冗談を言って私をからかったり戯れたりすることなく居間へと案内してくれた。応接室ではない半分プライベートな空間に入ることを許されているのは、それだけ私に心を許してくれている証なのだろう。そう考えると、胸がキュッと痛くなった。
「今日は少し寒いので、暖炉に火を入れさせているんですよ。奥の席へどうぞ、暖かいですよ」
もう少し防寒対策をしてくれば良かったと思うぐらいには肌寒かったので、私はお言葉に甘えて上座に座らせていただいた。揺らめく炎と、パチパチと爆ぜる音が心地よい。
執事がコーヒーサーバーやカップ、お茶菓子を運んで来てくれる。最近私とアルマン様はコーヒーにはまっていて、今日の豆も私のために手に入れてくれたものだった。今度うちに来たときに飲もう、そうお手紙に書いてあったのを思い出して私はまた罪悪感を覚えた。
しかし、私は早速話を切り出すことにした。この暖かな場所と穏やかな関係を手放すのだ。執事が礼をして退室するのを見届け、私は口を開いた。
「アルマン様…私たちがお付き合いを初めて、もう1ヶ月が経ちましたね」
「そうですね。そういえば、『まずは1ヶ月』…それでなんとかお付き合いを承諾してもらったんでしたね」
「…そうでしたね。正直に申し上げまして、私はそのことを忘れておりました。忘れてしまうぐらい、アルマン様との交際は楽しいものでした。…ですが、申し訳ございません。私との仲は、もうこれっきりにしていただきたいのです。今日はそのお願いにやって参りました」
アルマン様は目を見開いた。部屋の中で、その目は深い海のような紺碧に見える。
「……突然ですね。そのように言われるとは思っていませんでした。私たちの関係は、近頃とてもしっくりきていると思っていたのですが。それとも、それは私の勘違いだったのかな」
悲しそうにそう言われ、私の良心が疼いた。
「いいえ、私もそう思っておりました。アルマン様との将来も、楽しく想像しておりました。ですが、もうこの関係を続けることは出来ません。本当に申し訳ありません」
私は頭を深く下げて詫びた。そして、洗いざらい全てを打ち明けた。これまで何となく言いづらくてぼかしていた家族との関係について話し、そんな中で大きな心の支えだった幼馴染のことを話した。
彼にプロポーズしたこと、断られて王都にやって来たこと、遠縁であるエルネストおじさまが私の親代わりになった経緯。家庭を持ちたいと望み、出会いを求めてあの夜アルマン様が開いた夜会へ行ったこと。お付き合いするようになって、どんどん惹かれていったこと。
「幼馴染のことを忘れようとしました。アルマン様といれば、忘れられると思いました。ですが、それは間違いでした。彼に対する私の想いはあまりにも強く、特別なものなのです。…誠に身勝手なお話でお詫びのしようもありませんが、二心を抱いたままお付き合いを続けるような真似は出来ないと思ったのです」
アルマン様は複雑な表情で、何やら考え込んでいる様子だった。しばらくの間、重苦しい沈黙があった。
「……なるほど。真面目なエマさんらしい決断だ」
静かにそう言い、とっくりと私を見る。その顔は怒ってもいないし不愉快そうでもない。私は不思議だった。さすがに今回は立腹なさるだろうと思っていたからである。あるいは、私のことを軽蔑すると思った。戸惑う私に、アルマン様は優しく話しかけた。
「あなたの気持ちは分かりました。ですが、今の話を聞いたところで私はあなたと別れたいとは思わない」
私は言葉を失った。全く予想外のお返事だ。本当にちゃんと聞いていたのか確認したいぐらいだった。ますます驚くことに、アルマン様は声を立てて笑った。小さく円く、世にも雅やかな声色で。
「あなたが幼馴染の男性を愛していると言うことはよく分かりました。ですがそれは私にとって、あなたと別れる理由にはなりません。私はあなたと共にいたい」
「正気ですか、アルマン様…」
信じられないあまりに、私は何とも失礼なことを口走った。アルマン様は
「ご心配なく、正気ですよ。だって、その方に対する愛はきっと家族愛でしょう?それも刷り込みに近いものではないですか?」
「刷り込み…。そう、ですね、初めはそうだったかもしれません。ですが、長い時間をかけて私たちは信頼関係を築いていきました。確かに家族愛に近い感情ではありますけれど、男性として見ていないわけではありません」
「それでも結構です。…確かにあなたは誰よりも彼を愛しているのでしょう。ですが…彼の方はどうですか?あなたのことを5年放っておいたのは彼なりの思いやりかもしれませんが…私ならそんなことはできません。あなたが必要だからです。あなたを愛しているからです。…あなたは愛されて生きるべきだ。この私に愛されて、幸せになるべきです」
いつになく強い口調で、アルマン様はそう言い切った。その顔は威厳に満ち、気後れするほど気高かった。
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