6 / 19
本編
生活
しおりを挟む
6限が終わると俺は寮に戻る。部活をする生徒もいるが容量の悪い俺には無理だ・・・体育では実技方面がかなり酷く筆記で全てカバーしてるほどだ。
いいなぁ・・・と思いながらも早く寮に帰り俺は勉強道具をリビングの机に広げた。
サクサクとマークシートに解答を書き込んでいく。数学は計算が命だ、小学生臭いがフラッシュ計算をしなんども磨くのが俺の日課。
というか俺には使命がある、ガラケーからもアクセス出来る学校のフラッシュ計算サイトのランキングでお兄様を超えることだ。
お兄様の3桁10口8.05を超えなければ行けない!絶対負けない。が、あれはやばい・・・こないだ軽食に作り置きしておいたいちご飴をかじりながらランキングを更新しているのを俺は見た・・・
今夜、なんにしよう・・・オムライスと、卵スープ大学芋、でいいかな
まずオムライスはご飯がないと話にならない。ので、米を研いでその中にケチャップ、その他を入れ炊飯器に入れる。そしてポチッと炊く。炊きたてが美味しいから、お兄様の帰る時間40分前に炊いているがオムライスだ、少し冷たくはなるが大丈夫だろう。
そうこう調味料やらを準備し俺はまたテーブルで勉強を始める。原子核反応・・・に関する問題を何問か解いたところだった。お兄様が帰ってきた。この部屋特有の鍵を開けるとガチャッ!と聞こえる音と3週間でだいぶ慣れたお兄様が鍵につけている鈴の音・・それを聞き俺は気づいてしまった…
勉強に気を取られて家事してない・・・
どうしよう、怒られるかな?
「・ォ・・おかえりなさい。お兄様」
「ただいま」
「お邪魔しまうまぁ~」
そう陽気な声で入ってきたのは生徒会副会長の佐々木 達也先輩、たまに・・・いや結構ハイペースで夕飯を食べに来る。メニューは迷うから曜日ごとにご飯とパンで分けている。それを狙ってこの先輩は上がるからタチが悪い
俺は椅子から立ち上がりお兄様のコートをシワが寄らないようにハンガーにかけ、スプレーアイロンをしわの上にした。
「いやぁ~いい嫁だね」
「嫁じゃない。おい、資料の期限近いから作らないともう間に合わないぞ」
「うーん、分かってるけど。」
お兄様は俺の頭を撫でクンと俺の首筋の匂いを嗅いだ。
「いつも通り」
「犬か・・・」
「佐々木先輩、アレルギーはありませんか?」
「ないよーん今日の夕飯は何?水曜だからご飯か・・・材料からしてオムライス」
「正解です。作り始めますので少々お時間かかります」
「怪我するなよ」
「はい」
勉強道具を畳み、お兄様達の仕事ができるように俺は端っこに道具を寄せた。
先程、炊き上がったご飯はそのまま取り出さず。先に大学芋を作るそれと同時進行で中華風卵スープを作る。
卵を入れて、・・・水溶き小麦粉でとろみを付ける。大学芋は冷蔵庫の中に入れた・・1分くらい自然に溶かし皿に盛るりつけあとはフワトロに卵を作るだけ。
卵をひっくり返し少しかき混ぜフライパンをひっくり返し今日のご飯は完成、なんか材料が余ったな・・・と思い野菜サラダを作った。
俺はおぼんに2人分の食事を乗せお兄様と佐々木先輩の元へ運ぶ
「なんかエプロンえろいねー白って・・・備品の使ってるんだ」
「え、はい。そんなに変ですか?」
「いやぁ~ムラっとくるような」
「お兄様、夕飯です。俺は洗濯してきますのでお先にどうぞ」
「いや、いい。一緒に食べてくれ」
そう言われ自分の分も無造作に皿に入れ、いただきますと手を合わせた。
「卵スープ少し辛くないですか?」
「このくらいがちょうどいい。」
「いいよーん俺好み」
お前の好みなんざ知らねーよ・・・基本、俺が作るのはあくまで自分とお兄様の分だけ。だから、お兄様の好みに合わせ調理する。けど・・・今日のは少し辛かったかな…
自分の分は適当に作ったからよく分からないけど、美味しいって言ってくれるかな・・・
「卵もふわふわで美味しい、ありがとう響」
この瞬間がどれほど嬉しいか・・認められたと錯覚してしまう自分がここにいるぐらいだ。少しは自惚れて認めて貰えたと思っていいのかは不明だが嬉しい。
ていうか佐々木先輩、弟さん放置して大丈夫なの?
「あの、佐々木先輩弟放置していいんですか?」
「うーん、あの子馬鹿だから夜あんまり帰ってこないんだよ。挑発的なくせにいざ怒られるとプルプルして最高に可愛いんだ。だから、放置してる。」
怒るのが好きなのね~へー凄い趣味
ていうか洗濯、・・・俺真面目に服一セットしか持ってないんだよな。替えの下着がなくなっちまう。
毎週お小遣いとしてお兄様に貰うお金は結構高額だ、先週は1万円・・・だが、俺はつい参考書欲しさに学園内の本屋で割引券を使いきっちり5000円分を買った・・・
ちゃんとこの3週間買おうと思ったんだ。でも、俺は自分のことより母さんの事を先にしてしまう・・・残金は母さんに送り、下着はやりくりする。
そして、この事をお兄様に言っていない…何度も何度も、着替えを買えと言われるが参考書の方がほしぃ・・・結局いつも参考書と母さんを優先してしまう・・
だから、早く洗濯を一刻も早く
「俺、洗濯物回してきます」
俺はダッシュでシャワールームについている洗濯カゴに2人分の洗濯物をぶち込みスイッチを押す。そして、俺は皿を洗う
今日こそは大浴場に行きたい・・・
毎回、お兄様にダメって言われるから行けてないけどいつか行ってみたい。
俺は今日も皿を洗い全ての家事をこなしパジャマを出した。
「どこに行く?」
「大浴場」
「やめときな笑。君の場合、大浴場じゃなくて大欲情されるから」
「響、部屋の設備では満足出来ないか?」
「い、いえ・・・そういうことでは。ですが一度行ってみたいと思って」
「ダメだ、危ない。が、今日は3人で行こう。3人なら襲われる確率が下がる」
「やった!」
春道から聞いた情報だと露天風呂があるらしい。あとゆず風呂・・・いいねぇ入りたい。
絶賛した春道本人は先週は大浴場のことを知り入ったらしい。そしてそれを偶然寮長が知ってしまい人前では脱げないようなほどキスマークをつけられその後1回も行けてないと聞いた。
お兄様と佐々木先輩が食べ終わり俺はウキウキしながら大浴場に向かって歩いた。バスタオルは持ったシャンプーも持った着替えも持った。
おーけーおーけおー&けー
レッツしゅっぱぁーつ
広い学園で迷子防止の為に繋がれた手を俺は離すことなく早足であるいた。
「転ぶぞ・・・風呂は逃げない。もっとゆっくり」
「転びません、少し楽しみで・・・つい」
ていうか俺、日常的に先輩と同じバッチつけているせいなのかわからんがお尻揉んだりする人が減った。
快適な生活でこれ一つで2年の先輩とも立場上の会話が成り立つ
おにーさまの権力最高
いいなぁ・・・と思いながらも早く寮に帰り俺は勉強道具をリビングの机に広げた。
サクサクとマークシートに解答を書き込んでいく。数学は計算が命だ、小学生臭いがフラッシュ計算をしなんども磨くのが俺の日課。
というか俺には使命がある、ガラケーからもアクセス出来る学校のフラッシュ計算サイトのランキングでお兄様を超えることだ。
お兄様の3桁10口8.05を超えなければ行けない!絶対負けない。が、あれはやばい・・・こないだ軽食に作り置きしておいたいちご飴をかじりながらランキングを更新しているのを俺は見た・・・
今夜、なんにしよう・・・オムライスと、卵スープ大学芋、でいいかな
まずオムライスはご飯がないと話にならない。ので、米を研いでその中にケチャップ、その他を入れ炊飯器に入れる。そしてポチッと炊く。炊きたてが美味しいから、お兄様の帰る時間40分前に炊いているがオムライスだ、少し冷たくはなるが大丈夫だろう。
そうこう調味料やらを準備し俺はまたテーブルで勉強を始める。原子核反応・・・に関する問題を何問か解いたところだった。お兄様が帰ってきた。この部屋特有の鍵を開けるとガチャッ!と聞こえる音と3週間でだいぶ慣れたお兄様が鍵につけている鈴の音・・それを聞き俺は気づいてしまった…
勉強に気を取られて家事してない・・・
どうしよう、怒られるかな?
「・ォ・・おかえりなさい。お兄様」
「ただいま」
「お邪魔しまうまぁ~」
そう陽気な声で入ってきたのは生徒会副会長の佐々木 達也先輩、たまに・・・いや結構ハイペースで夕飯を食べに来る。メニューは迷うから曜日ごとにご飯とパンで分けている。それを狙ってこの先輩は上がるからタチが悪い
俺は椅子から立ち上がりお兄様のコートをシワが寄らないようにハンガーにかけ、スプレーアイロンをしわの上にした。
「いやぁ~いい嫁だね」
「嫁じゃない。おい、資料の期限近いから作らないともう間に合わないぞ」
「うーん、分かってるけど。」
お兄様は俺の頭を撫でクンと俺の首筋の匂いを嗅いだ。
「いつも通り」
「犬か・・・」
「佐々木先輩、アレルギーはありませんか?」
「ないよーん今日の夕飯は何?水曜だからご飯か・・・材料からしてオムライス」
「正解です。作り始めますので少々お時間かかります」
「怪我するなよ」
「はい」
勉強道具を畳み、お兄様達の仕事ができるように俺は端っこに道具を寄せた。
先程、炊き上がったご飯はそのまま取り出さず。先に大学芋を作るそれと同時進行で中華風卵スープを作る。
卵を入れて、・・・水溶き小麦粉でとろみを付ける。大学芋は冷蔵庫の中に入れた・・1分くらい自然に溶かし皿に盛るりつけあとはフワトロに卵を作るだけ。
卵をひっくり返し少しかき混ぜフライパンをひっくり返し今日のご飯は完成、なんか材料が余ったな・・・と思い野菜サラダを作った。
俺はおぼんに2人分の食事を乗せお兄様と佐々木先輩の元へ運ぶ
「なんかエプロンえろいねー白って・・・備品の使ってるんだ」
「え、はい。そんなに変ですか?」
「いやぁ~ムラっとくるような」
「お兄様、夕飯です。俺は洗濯してきますのでお先にどうぞ」
「いや、いい。一緒に食べてくれ」
そう言われ自分の分も無造作に皿に入れ、いただきますと手を合わせた。
「卵スープ少し辛くないですか?」
「このくらいがちょうどいい。」
「いいよーん俺好み」
お前の好みなんざ知らねーよ・・・基本、俺が作るのはあくまで自分とお兄様の分だけ。だから、お兄様の好みに合わせ調理する。けど・・・今日のは少し辛かったかな…
自分の分は適当に作ったからよく分からないけど、美味しいって言ってくれるかな・・・
「卵もふわふわで美味しい、ありがとう響」
この瞬間がどれほど嬉しいか・・認められたと錯覚してしまう自分がここにいるぐらいだ。少しは自惚れて認めて貰えたと思っていいのかは不明だが嬉しい。
ていうか佐々木先輩、弟さん放置して大丈夫なの?
「あの、佐々木先輩弟放置していいんですか?」
「うーん、あの子馬鹿だから夜あんまり帰ってこないんだよ。挑発的なくせにいざ怒られるとプルプルして最高に可愛いんだ。だから、放置してる。」
怒るのが好きなのね~へー凄い趣味
ていうか洗濯、・・・俺真面目に服一セットしか持ってないんだよな。替えの下着がなくなっちまう。
毎週お小遣いとしてお兄様に貰うお金は結構高額だ、先週は1万円・・・だが、俺はつい参考書欲しさに学園内の本屋で割引券を使いきっちり5000円分を買った・・・
ちゃんとこの3週間買おうと思ったんだ。でも、俺は自分のことより母さんの事を先にしてしまう・・・残金は母さんに送り、下着はやりくりする。
そして、この事をお兄様に言っていない…何度も何度も、着替えを買えと言われるが参考書の方がほしぃ・・・結局いつも参考書と母さんを優先してしまう・・
だから、早く洗濯を一刻も早く
「俺、洗濯物回してきます」
俺はダッシュでシャワールームについている洗濯カゴに2人分の洗濯物をぶち込みスイッチを押す。そして、俺は皿を洗う
今日こそは大浴場に行きたい・・・
毎回、お兄様にダメって言われるから行けてないけどいつか行ってみたい。
俺は今日も皿を洗い全ての家事をこなしパジャマを出した。
「どこに行く?」
「大浴場」
「やめときな笑。君の場合、大浴場じゃなくて大欲情されるから」
「響、部屋の設備では満足出来ないか?」
「い、いえ・・・そういうことでは。ですが一度行ってみたいと思って」
「ダメだ、危ない。が、今日は3人で行こう。3人なら襲われる確率が下がる」
「やった!」
春道から聞いた情報だと露天風呂があるらしい。あとゆず風呂・・・いいねぇ入りたい。
絶賛した春道本人は先週は大浴場のことを知り入ったらしい。そしてそれを偶然寮長が知ってしまい人前では脱げないようなほどキスマークをつけられその後1回も行けてないと聞いた。
お兄様と佐々木先輩が食べ終わり俺はウキウキしながら大浴場に向かって歩いた。バスタオルは持ったシャンプーも持った着替えも持った。
おーけーおーけおー&けー
レッツしゅっぱぁーつ
広い学園で迷子防止の為に繋がれた手を俺は離すことなく早足であるいた。
「転ぶぞ・・・風呂は逃げない。もっとゆっくり」
「転びません、少し楽しみで・・・つい」
ていうか俺、日常的に先輩と同じバッチつけているせいなのかわからんがお尻揉んだりする人が減った。
快適な生活でこれ一つで2年の先輩とも立場上の会話が成り立つ
おにーさまの権力最高
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
395
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる