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3家の陰謀とテイカーの怒り
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ブルー家当主の屋敷でベアー家当主とブルー家当主の談合が行われていた。
ベアー家当主とブルー家当主は密室で酒を飲みつつ2人だけで話を詰めていく。
「くず王がいる限り我がブルー領は発展出来ないのだよ。私が王になるべきだ!」
ブルー領の領主が声を荒げる。
ブルー領の領主は王族で現王の兄にあたる。
本来であれば兄である自分が王位を継承するはずだったが弟が王位を奪い取ったと勘違いし現王に恨みを抱く。
本来王都と国の東部のブルー領は王家が管理していたが、現王への協力を頑なに拒み、嫌がらせを長年続けてきた。
王は王都のみの税収で活動せざるを得なくなった。
それにより難民が増え、力の無い者が疲弊するが、ブルー領の領主にとって国民は勝手に生えてくる雑草のように考えている。
その欠落こそが王になれない原因でもあった。
「それよりも協力したら傘下の獣人を返してもらえるんだよな?返さねーんだったら俺はお前の敵になる」
ベアー家の圧政で熊族以外の獣人族は疲弊し数を減らしていた。
その事を憂いた王はホワイト領の傘下に獣人族をつけることにしたが、ベアー家当主にとって熊族以外は支配する対象でしかなかった。
「心配は無用。私が王になった暁には獣人族のみならず、人間族の奴隷もあてがうのだよ。王の力を使えば民を奴隷にすることも難しくはないのだよ。」
「へっへっへ、そりゃいいぜ!お前が王になったら夜は楽しめそうだ」
「ああ、年頃の女から好みの者を選び放題なのだよ」
「で?手はず通りで良いのか?」
「その通りなのだよ。まずブルー領が塩の供給を止め、その後王都とホワイト領のダークスフィアを破壊するのだよ。その後は手はず通りでたのむのだよ」
「王都じゃなくてホワイト領を攻めりゃいいんだな?王都じゃねーんだろ?」
「その通りだよ。レッド家の協力も取り付けてあるのだよ。」
「鉄の供給を止めるってやつか?お前やることがえげつねーよな」
「それはお互いさまと言う物だよ」
2人はお互い口角を釣り上げて笑った。
【レッド領】
「お兄様、王都への嫌がらせは順調ですの?」
ステアが兄のロッドに後ろから抱き着く。
「人聞きが悪いな。レッド領の魔物が多くて鉄を運べなくなっただけだよ」
レッド家当主、ロッド・レッドは爽やかな笑顔を見せる。
鉄も意図的に供給を止めている。
「ふふふふ。良く言いますわよ。散々王都の足を引っ張り、邪魔をしていましたわよね」
ステアが満面の笑みをうかべる。
「それだけじゃないさ。ほとんどの斥候とスパイを王都とブルー家に送り込んで監視しているよ。状況次第では漁夫の利も狙える」
「そうなったらお兄様が王様ですわね」
「そうなったらそうだね。でも、なかなかうまくいかないものさ。うまくいくように兵の準備だけは済ませておく必要があるよ」
「まあ、ご謙遜を、お兄様とレッド領の力があれば王都の制圧も難しくはありませんわよ」
ステアは兄の唇にキスをする。
レッド領は国の西部を支配し、領主の中で最高の兵力を持っていた。
ブルー家と王都が潰し合い、疲弊したところで王都を制圧する準備を進めていたのだ。
ステラがロッドに抱き着く。
「お兄様、疲れましたわ。続きはベッドで話をしたいですわ」
「話をするのはステラを可愛がってからだ」
ロッドはステラを抱っこしたまま寝室へと消えた。
◇
「はあ!はあ!お兄様には勝てませんわ」
「少し休もうか」
ロッドとステアは同じベッドで息を切らす。
「そういえば、テイカーですが、あの者に奴隷の首輪をつけたいのですわ」
「確かに危険だね。でも、ブルー領が王都に侵攻を始めるまで待ってほしいんだ。その後なら王都の制圧は決まるから好きにして構わないよ。殺すことも出来る」
テイカーは1つ星貴族の扱いになっている。
理由もなく貴族に奴隷の首輪をつけている事がバレると面倒なのだ。
「そろそろ殺すべきですわ。いじめて遊んでいたら強くなってしまいましたもの。気を抜くと魔物のように牙をむいてきますわ」
「それはいけないな。可愛いステアに牙をむくなんて、許せないよ」
「続きをしましょう」
その頃テイカーは学園の武器庫に忍び込んでいた。
あった。ロングソードだ。
へっへっへ!これでここからおさらば出来る。
見てろよ、ロッドとステアには思い知らせてやる。
「誰だ!何をしている!」
3人組の警備に見つかる。
ばれたか!
「おらあ!スラッシュ!スラッシュ!」
あっという間に2人をためらいなく始末した。
「ひい!たす!たすけて!」
警備は腰をぬかし失禁した。
「運が悪かったな!俺様を発見したお前らの罪を呪え!」
残りの2人を斬り倒す。
こうしてテイカーは学園から抜け出すが、抜け出せたのは運よく斥候が出払っていた為だった。
テイカーはレッド領のダークスフィアへと向かう。
確かここらへんだったな。
見つけたぞ!
「ち!なんだよ。小さいじゃねーか。仕方がないがこれで我慢してやる。スラッシュ!スラッシュ!スラッシュ!」
ダークスフィアが破壊されたことで魔物が発生した。
テイカーは全力で逃げ出す。
テイカーは逃げる才能があった。
「はあ!はあ!ははは、ハハハハハ!ざまあみろ!残り後2つも割ってやる!くくくはははははははは!」
こうしてテイカーはレッド領すべてのダークスフィアを破壊し西へと逃亡する。
◇
テイカーは立ち止まり隠れる。
何だよ!レイドボスか、ち!ついてねえ・・・・・いや、ついてるな。
テイカーは口角を釣り上げた。
体長6メートルほどのゴリラが眠っている。
あれをレッド領にぶつければロッドとステアのくず野郎に一泡吹かせられる。
あいつら全員死んでも止められねーかもな。
「くふふふふふ!はははははははは!」
テイカーの笑い声にレイドボスが目を覚ましテイカーを睨む。
テイカーは走ってレッド領に戻る。
「ごおおおおおおおおおお!」
レイドボスがテイカーを追って走り出す。
◇
【レッド領】
街に入るための防壁門西側はいつも安全だった。
「ふぁああああ!」
兵士があくびをする。
「おいおい!ばれないようにあくびしろよ」
「ははは、誰も来やしない。来たとしても魔物がたまに来るくらいさ」
「でもあれだぜ。東門の方はダークスフィアを割られて魔物が押し寄せてるっていうぜ」
「東はあれだ。他の領と接してるから魔物の押し付け合いになって中々狩らない。でもこっちは西門だ」
「おまえなあ、・・・・静かにしろ!」
「おいおい、どうしたんだ?」
「黙れって!気配がする!」
「・・・・・」
テイカーが走って門を潜り抜けた。
「なんだ?糞か?」
「レッド学園の生徒だよな?」
そこに大きなゴリラが現れる。
「ほ、報告だあああ!」
レッド領は混乱に陥った。
街の東からはテイカーが割ったダークスフィアの魔物が押し寄せ、応戦している隙に、西からレイドボスが現れたのだ。
更に斥候として多くの兵を放った後の魔物の奇襲。
多くの家が破壊され、人を殺された。
この隙にテイカーはポーションや食料、武器などを盗み、街の外にあるダンジョンの1階に逃亡した。
街に潜み発見されたら逃げられない。
街の外はレイドボスと魔物。
それよりはダンジョン1階の方がまだ安全と判断したのだ。
テイカーは逃げる才能があった。
王都のダークスフィアを破壊した時もレイドボスに挑んだ時も無事生きて逃げ切っている。
多くの修羅場を乗り越えテイカーは今回も逃げて生き延びた。
「はあ!はあ!はあ!」
逃げてやった!押し付けてやったぞ。
死ぬかと思った、が俺は生き延びた。
もう動けない。動きたくない。
テイカーは森の茂みに座り込む。
リンゴをむさぼるようにかじり水分を補給し、酒を胃に流し込む。
命からがらレイドボスから逃げ切り、テイカーは眠る。
◇
テイカーは目を覚まし辺りを見渡す。
「誰もいない、か」
急いでダンジョンから抜け出し、町から離れる必要がある。
ダンジョンの外は人と魔物、レイドボスまでいる。
だが、この状況でダンジョンに来る奴は弱い奴だ。
強い奴は魔物と闘ってるはずだ。
恐らくダンジョンに長く居るやつが居るとしたら生産系ジョブ。
こいつらも強くはない。しかもストレージスキルを持っている可能性が高い。
ストレージのアイテムに何か良い物があるかもしれん。
抜け出すならこの服も変えた方が良いな。
道具袋からベーコンを取り出し、むしゃむしゃと食べる。
食い物も無くなった。
「ダンジョンに来た奴から物を奪うか」
こうしてテイカーはダンジョンで人を狩りだした。
ベアー家当主とブルー家当主は密室で酒を飲みつつ2人だけで話を詰めていく。
「くず王がいる限り我がブルー領は発展出来ないのだよ。私が王になるべきだ!」
ブルー領の領主が声を荒げる。
ブルー領の領主は王族で現王の兄にあたる。
本来であれば兄である自分が王位を継承するはずだったが弟が王位を奪い取ったと勘違いし現王に恨みを抱く。
本来王都と国の東部のブルー領は王家が管理していたが、現王への協力を頑なに拒み、嫌がらせを長年続けてきた。
王は王都のみの税収で活動せざるを得なくなった。
それにより難民が増え、力の無い者が疲弊するが、ブルー領の領主にとって国民は勝手に生えてくる雑草のように考えている。
その欠落こそが王になれない原因でもあった。
「それよりも協力したら傘下の獣人を返してもらえるんだよな?返さねーんだったら俺はお前の敵になる」
ベアー家の圧政で熊族以外の獣人族は疲弊し数を減らしていた。
その事を憂いた王はホワイト領の傘下に獣人族をつけることにしたが、ベアー家当主にとって熊族以外は支配する対象でしかなかった。
「心配は無用。私が王になった暁には獣人族のみならず、人間族の奴隷もあてがうのだよ。王の力を使えば民を奴隷にすることも難しくはないのだよ。」
「へっへっへ、そりゃいいぜ!お前が王になったら夜は楽しめそうだ」
「ああ、年頃の女から好みの者を選び放題なのだよ」
「で?手はず通りで良いのか?」
「その通りなのだよ。まずブルー領が塩の供給を止め、その後王都とホワイト領のダークスフィアを破壊するのだよ。その後は手はず通りでたのむのだよ」
「王都じゃなくてホワイト領を攻めりゃいいんだな?王都じゃねーんだろ?」
「その通りだよ。レッド家の協力も取り付けてあるのだよ。」
「鉄の供給を止めるってやつか?お前やることがえげつねーよな」
「それはお互いさまと言う物だよ」
2人はお互い口角を釣り上げて笑った。
【レッド領】
「お兄様、王都への嫌がらせは順調ですの?」
ステアが兄のロッドに後ろから抱き着く。
「人聞きが悪いな。レッド領の魔物が多くて鉄を運べなくなっただけだよ」
レッド家当主、ロッド・レッドは爽やかな笑顔を見せる。
鉄も意図的に供給を止めている。
「ふふふふ。良く言いますわよ。散々王都の足を引っ張り、邪魔をしていましたわよね」
ステアが満面の笑みをうかべる。
「それだけじゃないさ。ほとんどの斥候とスパイを王都とブルー家に送り込んで監視しているよ。状況次第では漁夫の利も狙える」
「そうなったらお兄様が王様ですわね」
「そうなったらそうだね。でも、なかなかうまくいかないものさ。うまくいくように兵の準備だけは済ませておく必要があるよ」
「まあ、ご謙遜を、お兄様とレッド領の力があれば王都の制圧も難しくはありませんわよ」
ステアは兄の唇にキスをする。
レッド領は国の西部を支配し、領主の中で最高の兵力を持っていた。
ブルー家と王都が潰し合い、疲弊したところで王都を制圧する準備を進めていたのだ。
ステラがロッドに抱き着く。
「お兄様、疲れましたわ。続きはベッドで話をしたいですわ」
「話をするのはステラを可愛がってからだ」
ロッドはステラを抱っこしたまま寝室へと消えた。
◇
「はあ!はあ!お兄様には勝てませんわ」
「少し休もうか」
ロッドとステアは同じベッドで息を切らす。
「そういえば、テイカーですが、あの者に奴隷の首輪をつけたいのですわ」
「確かに危険だね。でも、ブルー領が王都に侵攻を始めるまで待ってほしいんだ。その後なら王都の制圧は決まるから好きにして構わないよ。殺すことも出来る」
テイカーは1つ星貴族の扱いになっている。
理由もなく貴族に奴隷の首輪をつけている事がバレると面倒なのだ。
「そろそろ殺すべきですわ。いじめて遊んでいたら強くなってしまいましたもの。気を抜くと魔物のように牙をむいてきますわ」
「それはいけないな。可愛いステアに牙をむくなんて、許せないよ」
「続きをしましょう」
その頃テイカーは学園の武器庫に忍び込んでいた。
あった。ロングソードだ。
へっへっへ!これでここからおさらば出来る。
見てろよ、ロッドとステアには思い知らせてやる。
「誰だ!何をしている!」
3人組の警備に見つかる。
ばれたか!
「おらあ!スラッシュ!スラッシュ!」
あっという間に2人をためらいなく始末した。
「ひい!たす!たすけて!」
警備は腰をぬかし失禁した。
「運が悪かったな!俺様を発見したお前らの罪を呪え!」
残りの2人を斬り倒す。
こうしてテイカーは学園から抜け出すが、抜け出せたのは運よく斥候が出払っていた為だった。
テイカーはレッド領のダークスフィアへと向かう。
確かここらへんだったな。
見つけたぞ!
「ち!なんだよ。小さいじゃねーか。仕方がないがこれで我慢してやる。スラッシュ!スラッシュ!スラッシュ!」
ダークスフィアが破壊されたことで魔物が発生した。
テイカーは全力で逃げ出す。
テイカーは逃げる才能があった。
「はあ!はあ!ははは、ハハハハハ!ざまあみろ!残り後2つも割ってやる!くくくはははははははは!」
こうしてテイカーはレッド領すべてのダークスフィアを破壊し西へと逃亡する。
◇
テイカーは立ち止まり隠れる。
何だよ!レイドボスか、ち!ついてねえ・・・・・いや、ついてるな。
テイカーは口角を釣り上げた。
体長6メートルほどのゴリラが眠っている。
あれをレッド領にぶつければロッドとステアのくず野郎に一泡吹かせられる。
あいつら全員死んでも止められねーかもな。
「くふふふふふ!はははははははは!」
テイカーの笑い声にレイドボスが目を覚ましテイカーを睨む。
テイカーは走ってレッド領に戻る。
「ごおおおおおおおおおお!」
レイドボスがテイカーを追って走り出す。
◇
【レッド領】
街に入るための防壁門西側はいつも安全だった。
「ふぁああああ!」
兵士があくびをする。
「おいおい!ばれないようにあくびしろよ」
「ははは、誰も来やしない。来たとしても魔物がたまに来るくらいさ」
「でもあれだぜ。東門の方はダークスフィアを割られて魔物が押し寄せてるっていうぜ」
「東はあれだ。他の領と接してるから魔物の押し付け合いになって中々狩らない。でもこっちは西門だ」
「おまえなあ、・・・・静かにしろ!」
「おいおい、どうしたんだ?」
「黙れって!気配がする!」
「・・・・・」
テイカーが走って門を潜り抜けた。
「なんだ?糞か?」
「レッド学園の生徒だよな?」
そこに大きなゴリラが現れる。
「ほ、報告だあああ!」
レッド領は混乱に陥った。
街の東からはテイカーが割ったダークスフィアの魔物が押し寄せ、応戦している隙に、西からレイドボスが現れたのだ。
更に斥候として多くの兵を放った後の魔物の奇襲。
多くの家が破壊され、人を殺された。
この隙にテイカーはポーションや食料、武器などを盗み、街の外にあるダンジョンの1階に逃亡した。
街に潜み発見されたら逃げられない。
街の外はレイドボスと魔物。
それよりはダンジョン1階の方がまだ安全と判断したのだ。
テイカーは逃げる才能があった。
王都のダークスフィアを破壊した時もレイドボスに挑んだ時も無事生きて逃げ切っている。
多くの修羅場を乗り越えテイカーは今回も逃げて生き延びた。
「はあ!はあ!はあ!」
逃げてやった!押し付けてやったぞ。
死ぬかと思った、が俺は生き延びた。
もう動けない。動きたくない。
テイカーは森の茂みに座り込む。
リンゴをむさぼるようにかじり水分を補給し、酒を胃に流し込む。
命からがらレイドボスから逃げ切り、テイカーは眠る。
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テイカーは目を覚まし辺りを見渡す。
「誰もいない、か」
急いでダンジョンから抜け出し、町から離れる必要がある。
ダンジョンの外は人と魔物、レイドボスまでいる。
だが、この状況でダンジョンに来る奴は弱い奴だ。
強い奴は魔物と闘ってるはずだ。
恐らくダンジョンに長く居るやつが居るとしたら生産系ジョブ。
こいつらも強くはない。しかもストレージスキルを持っている可能性が高い。
ストレージのアイテムに何か良い物があるかもしれん。
抜け出すならこの服も変えた方が良いな。
道具袋からベーコンを取り出し、むしゃむしゃと食べる。
食い物も無くなった。
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こうしてテイカーはダンジョンで人を狩りだした。
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