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章間<…if>
15:次の街へ
しおりを挟むカーティスに散々抱かれた後、
私は気を失うように眠ってしまった。
ソファーで抱き合った後、
新婚アイテムは使わなかったけど、
ベッドでもカーティスに愛された。
疲れ果てて眠ったので、
最後はどんな状態だったのか
全く覚えていない。
けれど、幸いと言っていいのか、
私は女神ちゃんから
『どんな激しい行為でも傷つかない祝福』
をもらっているので、目を覚ましたら
いつものように元気だった。
『エロの女神』と呼んでも
差支えの無いと思われる
こういうことだけはブレない
女神ちゃんの祝福に感謝すればいいのか
迷うところだ。
それでも、翌朝無事に目を覚まし
体調不良もなく旅立てることに
ほっとする。
この街はとても良い街だったけれど、
あの新婚アイテムはもうこりごりだ。
それに街の人たちの祝福ムードも
気恥ずかしくて参ってしまう。
私が目を覚ましたときには
すでにカーティスは起きていたので、
着替えを手伝ってもらい、
そのまま宿で朝食を食べ
次の街へ旅立つことにした。
通行人が多い街中で馬を走らせるのは
危険だということで、馬を引き、
街はずれまで歩いてから
また馬での移動になる。
カーティスは昨夜のことは
何も言わないけれど、
嬉しそうな空気を身に纏っているので
おそらく満足しているのだと思う。
私は羞恥に燃えたけれど
カーティスが喜んでいるから
それでいいかと思い始めた。
街を出る前に、昼食用のパンと
水を購入し、カーティスの馬に乗せて
貰って、私は街を後にした。
しばらくは平坦な道だったが
徐々に坂道になっていく。
私はこの世界が女神ちゃんが創った世界だと
知っているので、坂道がある、という
当たり前のことにも感動してしまう。
大雑把であまり細かいことを
考えることができない女神ちゃんのことだから
道と言えば、平坦な道。
山と言えば、険しい山。
川と言えば、大きな川。
と言ったように、
細かい調整などせずに
世界を創ったと勝手に思っていたからだ。
不安しかない女神ちゃんだが、
思ったよりも大雑把ではないのかもしれない。
カーティスとの馬での旅は、
物凄く楽しかった。
実際にこの世界を身近に見ることができたし、
肌で感じることも沢山あった。
水の冷たさや、
通った雑木林で見つけた鳥や。
休憩するために立ち寄った丘では
良い匂いがする花が咲き乱れていた。
どれも、この世界が
生きているという証拠だ。
ゲームではない。
女神ちゃんに創られた
ニセモノの世界でもない。
今、この世界は、
女神ちゃんの手から離れて
生きて成長しているのだ。
この世界を壊したくない。
私は改めて思った。
カーティスはこの世界が滅びるのなら
その瞬間まで一緒に居たいと
いってくれたけれど。
やっぱり私は、この世界を守りたい。
たとえ多くの人に抱かれることに
なったとしても、
この世界を崩壊させたくない。
「ユウ? 疲れた?」
馬の上で、ぎゅっとカーティスの
手綱を持つ手を握ったからか、
カーティスが耳に口元を寄せて来た。
カーティスの馬の上で
私は馬の前に座らせてもらっている。
カーティスは後ろから抱きしめるように
身体を支えてくれているので
振り落とされる心配はない。
「ううん。大丈夫。
カーティスがいてくれるから
馬から落ちる心配もないし
良かった、って思って」
私は笑ってごまかした。
私の持つ不安や覚悟に
カーティスを巻き込みたくない。
「私が支えているのに
落ちるわけがないよ」
カーティスも笑う。
「今日泊まる宿がある街までは
もうすぐだから、ちょっとだけ
頑張ってくれる?
早く街についたら、
その分だけ、街でゆっくりできるから」
「わかった」
もちろん、その意見に異論はない。
「それにね。
新婚アイテムはちゃんと
貰って来たからね。
今夜も楽しもうね」
は?と大声で聞き返さなかったことを
褒めて欲しい。
「も、貰ってきたの?」
「そうだよ。
あれは宿のサービス品だったし、
私たちが空けたケースを
別の誰かが使うわけには
いかないだろう?」
それはそうかもしれない。
ああいうのが
他人と使いまわしとか、
衛生的に…いや、生理的に
絶対に嫌だし。
「大丈夫。
どんなユウでも可愛い」
カーティスは耳元でクスクス笑う。
「それにね。次の街は、
ユウが絶対に気に入ると思う」
「なんで?」
「それは…ついてからのお楽しみ」
「えーっ」
抗議の声を挙げても、
カーティスはクスクス笑うばかりだ。
もう、って怒ったものの、
こんなやりとりでさえ嬉しく感じる。
元の世界では、こんな風に
気軽に言い合える相手など
一人もいなかった。
だからこそ、相手の反応を
気にすることなく
おしゃべりができるのは
物凄く嬉しかった。
朝出発して、休憩を挟みつつも
できるだけ移動距離を伸ばしたおかげで
次の街も夕方までには
着くことができた。
「わーっ!」
丘の上から見下ろした
街の様子に思わず
声を挙げてしまった。
「可愛い!」
驚くほどカラフルな街だった。
どの建物も小ぶりで、
色とりどりの屋根をしている。
黄色い家なのに、屋根が赤かったり、
緑の家なのに、屋根は紫だったり。
おもちゃ箱をひっくりかえしたような
見ているだけで楽しくなる街だった。
急いで街の入り口まで行き、
馬から下りて、街中を歩いていると
大道芸…と言えばいいのだろうか。
道のあちこちで、アクロバットみたいな
ことをしている人がいたり、
手品をしている人がいたり。
なんとも不思議な街だった。
「この街はね。
いろんな芸を持った人たちが
集まっている街なんだ」
「芸?」
「そう、そして王家や貴族たちの
依頼でその芸を披露することもあれば
劇場のような場所で披露することもある。
貴族と専属契約をしている者もいれば
家はこの街にありながら、
芸を披露するために旅を続ける者もいる。
ただ、誰もが人々を楽しませたいと
思っている者たちが集まり、
それを支援する者たちが集まっている。
この街はそういう街なんだ」
「すごい…素敵」
そして、楽しそう。
元の世界では大道芸で生活費を稼ぐのは
難しいとされていたけれど、
この世界では違うようだ。
それに道端で芸をしている人たちは
ただ練習しているようで、
誰かに見せようとしている者は
あまりいない。
つまり…見ていてもお金を渡さなくても
良さそうなのだ。
私は元の世界では
大道芸の人たちが苦手だった。
興味もあったし、
ずっと見ていたかったけれど、
見ていたらお金を寄付しなければ
ならなくなるから、見れなかったのだ。
その心配がないというのは
物凄く嬉しい。
私はカーティスと一緒に宿に行き、
馬を預けるとさっそく街に繰り出した。
あちこちで、いろんな人の
芸が見れる。
ジャグリングをしている人もいたし、
小さな箱を重ねて、その上に乗ったり、
逆立ちしている人もいた。
私は相変わらずフードをかぶっていたけれど
それが脱げても気が付かないぐらいに
芸をしている人たちに拍手をおくり、
賛辞を述べた。
おおはしゃぎしてしまったけれど、
カーティスは苦笑するだけで
何も言わなかった。
ただ、無言でフードを何度も
被せくれたけれど。
私がはしゃぎすぎたからか、
大道芸をする人たちが
どんどん集まってきてくれて、
いろんな芸を見せてくれた。
そのうち、順番待ちの列ができて
私の前に一人づつ、一芸をするような
状態になってしまう。
旅人に親切な街なのかもしれない。
とにかく楽しくて、
私は生まれて初めて、
大はしゃぎして、大きな声を挙げて
笑って……拍手をして。
子どもになったような気がした。
思い出してみると
いつだって私は笑うことすら、
誰かの視線を気にしていたような気がする。
笑った方が人間関係がうまくいくとか、
感情を出さない方が便利だとか。
そういやっていくうちに、
私は施設では「頼りになるお姉ちゃん」になり
施設以外では「親がいないのに出来の良い子ども」になった。
ずっとそうやって生きて来たから。
こんなに心の底から楽しいと感じたのは
初めてだ。
笑って笑って。
そうして騒いでいると、
どこからか騎士のような人たちが
走ってやってきた。
騒ぎ過ぎたのかもしれない。
元の世界でも、通行の邪魔になったら
警察が来ることがあるみたいだし。
はしゃぎすぎてごめんなさい、って
芸をする人たちの前にでて
頭を下げたら、騎士さんみたいな
人たちは驚いたような顔をした。
すぐにカーティスが私の前に出て
何やら話をしてくれる。
すると、騎士さんみたいな人たちは
カーティスに敬礼をして
また走って行ってしまった。
「ごめんね、カーティス。
はしゃぎすぎて、怒られた?」
ってカーティスの袖を引っ張ると、
カーティスは笑った。
「違うよ。
ユウが可愛いから
皆が集まって来ただけだから
心配しないで」
カーティスはもう一度私に
もう一度フードを深くかぶせて
「でも、可愛い顔はあまり見せないで」
って揶揄うように言う。
そうだった。
この世界で黒目黒髪は珍しいんだった。
私は慌ててフードを押さえた。
もう遅いかもしれないけれど。
「さっきのはこの街の憲兵だから
街を巡回していただけらしい。
ただ、ユウに芸を見て欲しい人たちの列が
かなり長くなっていたから
それで様子を見に来たみたいだよ」
「そうなんだ。
私がはしゃいでたから
皆が見せに来てくれたのね。
列になってまで
旅の人をもてなしてくれるなんて
この街の人たちは優しいね」
と私が言うと、
カーティスは少しだけ顔をゆがめて
何かを言った。
口元が「違う」と動いた気がするけれど
気のせいだろうか。
折角、街の人たちが集まってくれたので
また芸を見せて貰おうと思っていたら
またすぐにさっきの憲兵の人が
やってきた。
そして集まってきた人たちに
「今日は終了だ」と強引に列を解散させた。
やっぱり迷惑行為だと思われたのかも。
私は慌てて、残念そうな顔をしている
集まってくれた人たちに頭を下げた。
「あの! 楽しかったです。
こんなに楽しかったのは、
生まれて初めてです。
こんなに興奮したのも、
はしゃいだのも。
見せてくれてありがとうございました」
丁寧にお辞儀をしたら、
街の人たちは歓声が挙がった。
よくわからないけれど、
逆にものすごくお礼を言われた。
不思議に思っていると
目の前に馬車が止まる。
カーティスは私と手を繋いだまま
憲兵と何やら話をしていた。
「ユウ、この街の領主から
お茶の招待を受けた」
カーティスが嫌そうな口調で言う。
なんだか行きたくなさそうだけれど
もし、私が起こした騒ぎのせいで
怒られるのであれば、
逃げるわけにはいかない。
「わかった、いいよ」
って言ったら、カーティスは
さらに嫌な顔をした。
私が傷付くとか思ってるのかな?
「そんなに怖い顔をしないで」
大丈夫、と伝えると、
カーティスは苦笑する。
「みんな、ありがとうございました」
もう一度、芸を見せてくれた人たちに
お礼を言って、馬車に乗る。
馬車の窓から手を振ったら
街の人たちも大きく手を振ってくれた。
物凄く嬉しい。
元もと人見知りが激しいから
見知らぬ人は苦手だった。
でも、こんな楽しい出会いもあるのだと
私は思い知らされた。
元の世界での私は、
とてももったいない生き方を
していたのかもしれない。
領主さんに会うのも
緊張するし、怖い気もするけれど
絶対に嫌だと思わないのは
あの街の人たちの姿を見たからだと思う。
あとは、カーティスが一緒にいてくれるから。
私は握っているカーティスの手を
ぎゅーっと握った。
「ユウ?」
「頼りにしてるの」
カーティスが一緒なら怖くないから。
そういうと、カーティスは
嬉しそうな顔をして、
頬に口づけて来た。
そのぬくもりに安心する。
だから大丈夫。
そう思ったのだけれど。
馬車から下りたら、
大きな屋敷があった。
大勢の使用人たちが
門の前から並んでお辞儀をしている。
物凄く…なんというか、
物々しい雰囲気だ。
大丈夫だなんて、
気軽に思わなければよかった。
後悔したけれど、
今更帰るわけにもいかない。
物凄く厳しく怖い領主さんで
叱られたらどうしよう。
尻込みしていたら、
カーティスが手を引いてくれる。
「大丈夫、行こう」
カーティスにエスコートされ
大きな屋敷に入った。
正直、身分がどうとか
作法がどうとか、さっぱりわからない。
ただ、執事だという年配の眼鏡をかけた男性に
応接室まで案内された。
品の良い調度品と、大きなソファーがある。
椅子に座って待ってたら良いのか、
立ってた方が良いのかと迷ってしまったが、
すぐにドアがノックされ、
40代ぐらいの男性が入って来た。
銀色の髪にがっしりとした体格で
ロマンスグレーと言う言葉がぴったりの容姿だった。
「ようこそ。
いきなりの招待にもかかわらず
お越しいただき、感謝致します」
怒られれると思っていたのに、
感謝されてしまった。
ぽかん、としてしまったが、
どうやらカーティスは
このロマンスグレーのおじさまを
知っているようだった。
「ユウ、彼はクリス・リード
……ケインの叔父だ」
「え!?」
「初めまして、ユウさまですね。
お会いできて光栄です」
手を差し出され、握手かと思って
その手を握ろうとしたら
さっと手を掴まれて
手の甲にキスされた。
「おい」
カーティスに手を引っ張られる。
「まぁまぁ、女神の愛し子に
カーティス王子も形無しですな」
クリスは笑って、
ソファーに座るよう促してきた。
柔らかな大きなソファーに座ると
すぐにお茶とお菓子が
侍従によってテーブルに並べられた。
「どうぞ、この街の名産品です。
お口に合えばよろしいのですが」
そういって並んだお菓子は
元の世界のマカロンのように
色とりどりのクッキーだった。
こんな原色ばかりのクッキーを
初めて見る。
食べて良い?
とカーティスを見たら、
頷いてくれたので
遠慮なくいただくことにする。
元の世界だと、緑色はホウレンソウ。
赤はイチゴ味と、だいたい決まっていたけれど
この世界ではそれも変わってくる。
ただ、この世界では色が違っても
味が一緒のこともあると
知ったばかりなので
慎重に味見をしなければならないだろう。
まず赤い色のクッキーを手に取り
少しだけかじる。
うん。甘い。
あと、なんとなく薔薇の香りがする。
味わいながら食べていると
カーティスがクリスに目を向けた。
「何故あなたがここに?
この街の領主はあなたではなかったはずだ」
「そうなんですがね。
ちょっときな臭い話があったので
暫定的に私がこの街を治めているんですよ」
「きな臭い?」
「ええ。
そのために王宮に使いを出したのですが、
王から、あなたが数日後には
この街に来るだろうから
こき使え…いえ、力になってもらえとの
お返事をいただきまして」
「……くそ、アイツらの入れ知恵だな。
私がユウを独り占めしてるからと…」
「なに? カーティス」
カーティスがぶつぶつ言うので、
会話に加わろうと
私は食べるのをやめた。
「どうしたの?大丈夫?」
そう聞くと、カーティスは
何でもない、と優しく笑う。
「じゃあ、何か食べたいの、あった?」
私が夢中で食べ過ぎたかもしれない。
「いや、ユウが好きなのを
好きなだけ食べたらいいよ」
ユウは甘いものが好きだからね、と
優しく言われ、嬉しくなった。
政治的なことはよくわからない。
あまり知ってしまっても
利用されそうだし、
動けなくなりそうだから
できるだけ関わりたくない。
それにしても、ケインの叔父さんか。
私はそっとロマンスグレーのクリスを見た。
ケインも年を取ったら
こんな感じになるのかな?
ケインは可愛い
猟犬の子犬みたいだけど、
もう少し体格が良くなって、
表情が柔らかくなったら、
こんな感じになるのかな。
ケインはどちらかというと
人付き合いが苦手な
優等生タイプだから、
他人から見たら冷酷なタイプと
見られてしまいがちだ。
そういうのが無くなれば…
と、思っていたら、
ふいに、クリスと視線が合った。
赤い視線にドキっとする。
柔らかく優しい瞳だと思っていたのに、
向けられた視線はなんだか……
「ユウ?」
カーティスの声に、我に返り
紅茶を飲んだ。
「どうやらユウは疲れているようだ。
話はまた明日にしよう」
「では明日、またお越しいただけますかな?」
「いいだろう」
カーティスが話を進めていく。
楽しい旅行ではなくなりそうな気がする。
私は震えるを隠して
カーティスの服の裾をぎゅっと握りしめた。
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