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第33話 第六回戦・5
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京平は、永い眠りから覚めた気分だった。
未だに頭はふわふわとし、今この場が夢ではないかと錯覚する。
しかし、見慣れた白い床と不自然に輝く星々が、現実だと教えてくれた。
京平はその場にしゃがみ込み、白い床に触れる。
冷たい死の感触が、京平の手に流れ込んできた。
「京平君?」
京平に合わせて青澄もしゃがみ、心配そうに京平の顔を覗き込む。
京平は、そんな青澄の頬に触れる。
温かい生の感触が、京平の手に流れ込んできた。
「!?」
突然の京平の行動に、青澄は驚いて立ち上がる。
頬を少し赤く染め、京平の触れた場所を自身も触る。
「きょ、京平君? どうしたの?」
京平は、青澄を見ていた。
青澄の瞳に映る京平との思い出を見ながら、青澄が自身にくれた愛情を思い返していた。
京平と青澄は、デスゲームによって生まれた縁だ。
第一回戦で、京平が青澄の命を偶然救ったことで話すようになり、第四回戦で、青澄が生きる気力を失った京平に再び生きる気力を与えることで交際に至った。
考えてみれば、本当に僅かな時間しか共有していない。
萌音と比べれば、本当に僅か。
しかし、僅かな時間の中には、明日にも死ぬ可能性がある命を懸命に幸せで満たそうとした深い愛情があった。
京平のことを知ろうとする、愛情があった。
十六年しか生きていない小さな脳で、京平は理解した。
これが萌音の言っていた、知りたいと思う好きなのだと理解した。
「好きだよ、青澄」
「え? ど、どうしたの。こんな時に」
「萌音よりも、好きだよ。恋人として、好きだよ」
「……!?」
周囲では、神様が指定され、人間がバタバタ死んでいく。
京平と青澄は、地獄のような場所にいる。
死地に似合わない京平の言葉は、青澄が最も欲しい言葉だった。
青澄は、京平が萌音を想う気持ちに勝てるとは思っていなかった。
デスゲームが始まる前に京平と積極的な関わりがなかったとはいえ、京平と萌音の仲の良さは、関わりのない青澄の耳にも入ってくるほどだった。
それに加えて、萌音が死んだときの京平の取り乱し様。
青澄には、どうしても萌音の代わりになる未来が想像できなかった。
しかし、望んではいた。
青澄が、萌音よりもさらに京平の近くへ行けることを。
ふいに叶った願いに、青澄の目から涙がこぼれる。
驚きのあまりに出た、温かい涙。
ハッと涙に気づいた青澄は、咄嗟に指で涙をぬぐい取り、京平に混乱の混じったぎこちない笑顔を向ける。
「ど、どうしたのさっきから? 京平君、何か変だよ?」
願いは叶い、心は幸福で満たされているはずなのに、青澄の心はむしろ恐怖に震えていた。
数秒後に地震でも起きるような。
振り向いたら幽霊がいるような。
そんな恐怖に。
「さっき、改めてわかったんだ。俺は、青澄が好きだって」
「あ…‥、ありがとう! 嬉しい! 私も」
「だから、お願いがあるんだ」
青澄の言葉は、京平によって遮られた。
「神様は俺だ。だから、俺を青澄の手で殺してくれ」
青澄の感じていた恐怖の正体は、数秒後の未来にいともたやすく置かれていた。
「……京平君? 何を言っているの?」
青澄は、京平の言葉の意味が理解できず、単調な言葉を返す。
「言葉通りだ。俺を殺せば、青澄は助かる。ゲームクリアだ」
自分が神様だと名乗っても死なないことは、葉助が証明してくれた。
京平は青澄を助けるために、安心して自分が神様だと名乗ることができた。
「え? あ……。え?」
落ち着く京平。
動揺する青澄。
青澄は、京平の言葉をじわじわと理解していく。
神様を処刑すれば、ゲームクリア。
神様は京平。
京平を殺せば、ゲームクリア。
青澄は生きる。
京平は死ぬ。
たった今、本当の意味で相思相愛になった相手が死ぬ。
青澄の顔が赤から青へと変わり、口をパクパクと動かす。
青澄は呼吸の仕方を忘れ、視線のそらし方も忘れた。
京平は、自身に刺さる青澄の視線を受け入れながら、童話を読み聞かせるように語り始めた。
「始まりは、一か月半前。俺は眠っていたと思ったら、この場所に立っていた。立っていたのは、俺を含めて四十七人。都道府県につき一人。そんな俺たちの前に、神が現れた」
京平が、遠くへ視線を向ける。
青澄も京平の視線を追うと、空中で横になる神が浮かんでいた。
「神は言った。俺たちに、半分以上の人間を殺すゲームを考えろと。俺は必死に全員が助かる方法はないか、せめて最低限の人しか死ななくていい方法はないか、ずっと考えた。でも、自分が死ぬ恐怖と萌音が死ぬ恐怖で周りが見えなくなって、俺は自分と萌音を生かすことしか考えなくなった。結局、皆を見捨てた」
青澄は、各ゲームを振り返る。
第一回戦は、プロフィール当てゲーム。
クラスの半分がほぼ確実に生き残るルールだった。
しかし第二回戦は、宝探しポーカー。
半分が確実に生き残るゲームとは言い難いルールだった。
さらに言えば、ルールの裏を知っている人間がいるクラス、つまりは京平と萌音が在籍するクラスだけがほぼ確実に生き残るルールだった。
青澄の中で、京平の言葉とルールの遷移につじつまが合っていく。
「ただ、萌音のためにと頑張った。頑張っていたら、萌音と会長が付き合い始めたと聞いて、俺はもう何も考えられなくなった。とにかく萌音を取り戻さないとって、会長を殺すためのルールを考え、ゲームを決行した。……誰が死んでも、構わなかった」
第三回戦は、二人DE二択クイズ。
表向きのルールはペアで協力していくゲームだったが、蓋を開けてみればペアとなったどちらかが死ぬゲームと言い換えることができた。
青澄は、ルールの中に京平の確かな殺意を感じだ。
「それで、萌音を殺してしまった」
同時に、萌音と一の二人が心中したのは京平にとって大きな誤算であり、完全に京平を壊したのだとわかった。
「もう何も考えられなくて、全部どうでもよくなって、次のゲームで死のうって思った」
第四回戦は、東京鬼ごっこ。
青澄が助けなければ、京平は死んでいた。
東京都の高校生全員を巻き込んで。
東京の高校生が助かったのは、京平が助かったのは、青澄のおかげだ。
「そこで青澄、君に助けられた。もう一度……もう少し、生きてみようって思えた。全部全部、青澄のおかげだ。ありがとう」
第五回戦は、巨大迷宮。
京平は、ただ青澄の身を案じた。
「だから俺は、青澄に生きて欲しい。俺を殺して、生き延びて欲しい」
「京へ……君……」
第六回戦は、神様当てゲーム。
京平と青澄の、どちらかが生き残るゲーム。
「嫌!」
青澄は、咄嗟に叫んで京平の肩を掴んだ。
京平の懺悔を聞いた青澄は、京平の行動を否定も肯定もしなかった。
京平の行動は、倫理で見れば悪である。
大量殺人の片棒を担いでいるのだから。
しかし、棒を渡してきた相手はあまりにも巨大で、人間位は断ることさえできなくて、それゆえやむを得ないことだったとも言える。
「嫌! 死なせない! 何か、何かあるはずだよ! 二人で、生き残る方法が!」
思考の果てに青澄が選んだのは、現実逃避である。
「無理だ。俺が、一番知っている」
が、京平は知っている。
神が、代表者と参加者のどちらかが死ぬと言った以上、それは確実であると。
京平と青澄のどちらかが死ぬという結末しか来ないことを。
青澄もまた、京平と同様のことを頭では理解していた。
しかし受け入れることができず、ゼロパーセントの可能性を探して脳の中で暴れ回った。
何か。
何か。
何か。
何も、ない。
京平と青澄の会話に違和感を感じた数人の視線が、二人を刺す。
未だに頭はふわふわとし、今この場が夢ではないかと錯覚する。
しかし、見慣れた白い床と不自然に輝く星々が、現実だと教えてくれた。
京平はその場にしゃがみ込み、白い床に触れる。
冷たい死の感触が、京平の手に流れ込んできた。
「京平君?」
京平に合わせて青澄もしゃがみ、心配そうに京平の顔を覗き込む。
京平は、そんな青澄の頬に触れる。
温かい生の感触が、京平の手に流れ込んできた。
「!?」
突然の京平の行動に、青澄は驚いて立ち上がる。
頬を少し赤く染め、京平の触れた場所を自身も触る。
「きょ、京平君? どうしたの?」
京平は、青澄を見ていた。
青澄の瞳に映る京平との思い出を見ながら、青澄が自身にくれた愛情を思い返していた。
京平と青澄は、デスゲームによって生まれた縁だ。
第一回戦で、京平が青澄の命を偶然救ったことで話すようになり、第四回戦で、青澄が生きる気力を失った京平に再び生きる気力を与えることで交際に至った。
考えてみれば、本当に僅かな時間しか共有していない。
萌音と比べれば、本当に僅か。
しかし、僅かな時間の中には、明日にも死ぬ可能性がある命を懸命に幸せで満たそうとした深い愛情があった。
京平のことを知ろうとする、愛情があった。
十六年しか生きていない小さな脳で、京平は理解した。
これが萌音の言っていた、知りたいと思う好きなのだと理解した。
「好きだよ、青澄」
「え? ど、どうしたの。こんな時に」
「萌音よりも、好きだよ。恋人として、好きだよ」
「……!?」
周囲では、神様が指定され、人間がバタバタ死んでいく。
京平と青澄は、地獄のような場所にいる。
死地に似合わない京平の言葉は、青澄が最も欲しい言葉だった。
青澄は、京平が萌音を想う気持ちに勝てるとは思っていなかった。
デスゲームが始まる前に京平と積極的な関わりがなかったとはいえ、京平と萌音の仲の良さは、関わりのない青澄の耳にも入ってくるほどだった。
それに加えて、萌音が死んだときの京平の取り乱し様。
青澄には、どうしても萌音の代わりになる未来が想像できなかった。
しかし、望んではいた。
青澄が、萌音よりもさらに京平の近くへ行けることを。
ふいに叶った願いに、青澄の目から涙がこぼれる。
驚きのあまりに出た、温かい涙。
ハッと涙に気づいた青澄は、咄嗟に指で涙をぬぐい取り、京平に混乱の混じったぎこちない笑顔を向ける。
「ど、どうしたのさっきから? 京平君、何か変だよ?」
願いは叶い、心は幸福で満たされているはずなのに、青澄の心はむしろ恐怖に震えていた。
数秒後に地震でも起きるような。
振り向いたら幽霊がいるような。
そんな恐怖に。
「さっき、改めてわかったんだ。俺は、青澄が好きだって」
「あ…‥、ありがとう! 嬉しい! 私も」
「だから、お願いがあるんだ」
青澄の言葉は、京平によって遮られた。
「神様は俺だ。だから、俺を青澄の手で殺してくれ」
青澄の感じていた恐怖の正体は、数秒後の未来にいともたやすく置かれていた。
「……京平君? 何を言っているの?」
青澄は、京平の言葉の意味が理解できず、単調な言葉を返す。
「言葉通りだ。俺を殺せば、青澄は助かる。ゲームクリアだ」
自分が神様だと名乗っても死なないことは、葉助が証明してくれた。
京平は青澄を助けるために、安心して自分が神様だと名乗ることができた。
「え? あ……。え?」
落ち着く京平。
動揺する青澄。
青澄は、京平の言葉をじわじわと理解していく。
神様を処刑すれば、ゲームクリア。
神様は京平。
京平を殺せば、ゲームクリア。
青澄は生きる。
京平は死ぬ。
たった今、本当の意味で相思相愛になった相手が死ぬ。
青澄の顔が赤から青へと変わり、口をパクパクと動かす。
青澄は呼吸の仕方を忘れ、視線のそらし方も忘れた。
京平は、自身に刺さる青澄の視線を受け入れながら、童話を読み聞かせるように語り始めた。
「始まりは、一か月半前。俺は眠っていたと思ったら、この場所に立っていた。立っていたのは、俺を含めて四十七人。都道府県につき一人。そんな俺たちの前に、神が現れた」
京平が、遠くへ視線を向ける。
青澄も京平の視線を追うと、空中で横になる神が浮かんでいた。
「神は言った。俺たちに、半分以上の人間を殺すゲームを考えろと。俺は必死に全員が助かる方法はないか、せめて最低限の人しか死ななくていい方法はないか、ずっと考えた。でも、自分が死ぬ恐怖と萌音が死ぬ恐怖で周りが見えなくなって、俺は自分と萌音を生かすことしか考えなくなった。結局、皆を見捨てた」
青澄は、各ゲームを振り返る。
第一回戦は、プロフィール当てゲーム。
クラスの半分がほぼ確実に生き残るルールだった。
しかし第二回戦は、宝探しポーカー。
半分が確実に生き残るゲームとは言い難いルールだった。
さらに言えば、ルールの裏を知っている人間がいるクラス、つまりは京平と萌音が在籍するクラスだけがほぼ確実に生き残るルールだった。
青澄の中で、京平の言葉とルールの遷移につじつまが合っていく。
「ただ、萌音のためにと頑張った。頑張っていたら、萌音と会長が付き合い始めたと聞いて、俺はもう何も考えられなくなった。とにかく萌音を取り戻さないとって、会長を殺すためのルールを考え、ゲームを決行した。……誰が死んでも、構わなかった」
第三回戦は、二人DE二択クイズ。
表向きのルールはペアで協力していくゲームだったが、蓋を開けてみればペアとなったどちらかが死ぬゲームと言い換えることができた。
青澄は、ルールの中に京平の確かな殺意を感じだ。
「それで、萌音を殺してしまった」
同時に、萌音と一の二人が心中したのは京平にとって大きな誤算であり、完全に京平を壊したのだとわかった。
「もう何も考えられなくて、全部どうでもよくなって、次のゲームで死のうって思った」
第四回戦は、東京鬼ごっこ。
青澄が助けなければ、京平は死んでいた。
東京都の高校生全員を巻き込んで。
東京の高校生が助かったのは、京平が助かったのは、青澄のおかげだ。
「そこで青澄、君に助けられた。もう一度……もう少し、生きてみようって思えた。全部全部、青澄のおかげだ。ありがとう」
第五回戦は、巨大迷宮。
京平は、ただ青澄の身を案じた。
「だから俺は、青澄に生きて欲しい。俺を殺して、生き延びて欲しい」
「京へ……君……」
第六回戦は、神様当てゲーム。
京平と青澄の、どちらかが生き残るゲーム。
「嫌!」
青澄は、咄嗟に叫んで京平の肩を掴んだ。
京平の懺悔を聞いた青澄は、京平の行動を否定も肯定もしなかった。
京平の行動は、倫理で見れば悪である。
大量殺人の片棒を担いでいるのだから。
しかし、棒を渡してきた相手はあまりにも巨大で、人間位は断ることさえできなくて、それゆえやむを得ないことだったとも言える。
「嫌! 死なせない! 何か、何かあるはずだよ! 二人で、生き残る方法が!」
思考の果てに青澄が選んだのは、現実逃避である。
「無理だ。俺が、一番知っている」
が、京平は知っている。
神が、代表者と参加者のどちらかが死ぬと言った以上、それは確実であると。
京平と青澄のどちらかが死ぬという結末しか来ないことを。
青澄もまた、京平と同様のことを頭では理解していた。
しかし受け入れることができず、ゼロパーセントの可能性を探して脳の中で暴れ回った。
何か。
何か。
何か。
何も、ない。
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