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【二ノ章】人助けは趣味である
第二十五話 エピローグ
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晴れて先生の問題も解決し、今後の様子次第ではあるがフレンの依頼も達成扱いとなった。
なお、教師陣にもエルフであることを明かしたのだが、付き合いの長いコムギ先生やリーク先生にはバレていたらしく、終始イジられまくりだったそうな。
そんなこんなで特待生としての初仕事もこなせたので、後は借金を返すだけとなった。
とはいえ、残りの返済額は十五万メルほどなのでそれほど苦にならず返済しきれるだろう。
ようやく俺も人並みの食事にありつくことができそうだ。
さよなら野草。こんにちは肉類。
食生活が改善すれば、次は家の改造に着手できる。
雨漏りと隙間風で、いつ風邪に罹ってもおかしくない環境を改善できると思えたら涙が出てきそうだ。
「ふぅ……今日も一日乗り切れたな」
「お前、授業中ずっと寝てただろうが」
「いやいや、それくらいの悪行は許されるべきだと思うんですが。一昨日、昨日、今日でわりと疲労困憊で死にかけなんですが」
「話を聞く限り、かなり無茶をされたようですから……まあ、少しくらいは目を瞑っても良いのでは?」
「だからって歩きながら寝るヤツがいるか?」
「目の前にいるじゃん」
エリックとカグヤを連れて、他愛も無い話に花を咲かせながら帰り道を歩く。
なぜ寮暮らしの二人と一緒の家路に着いているのか。
理由は一つ。先生にも宣言していたが、異世界に来てから一番交流の深い二人にも、俺が違う世界から来た人間であるという真実を伝えようと思ったからだ。
密接な関係者以外の誰かに聞かれない空間で秘密を暴露する方が精神的に助かるし、その後の非難、罵倒を逃げ出さず甘んじて受けることが出来る。
ああ、お腹痛い。自業自得とはいえ、ストレスで捻じれそうだ。
こんなに苦しむなら早期に誤解を解くべきだった。記憶喪失なんて重くて話題に上げにくい設定をしてくれやがった学園長には、後で詳しく話を聞くことにしよう。
……しかし、何かを忘れている気がする。
なんだっけ? この空間に何かが足りないような……。
「ところでクロト、ソラはどこに行っちまったんだ? 全然見かけてねぇが……どこかに預けてんのか?」
「…………あっ」
思い出した。そうだ、昨日は連れていくと危険だと思ったから、一応三日分ほどのご飯を用意して家に置いていって――そのままだ。
「いや、家にいると思う。留守番しといてって言ったらちゃんと頷いて返事を返してくれたし、賢い子だからそんなに無理な行動は起こさないだろうし。それに寂しくなったら学園長に保護してもらえって言いつけたから、もしかしたら学園長の所に……」
『――キュイ、キュキュ!』
『――どう……説明……』
『――……正直に……弁償』
そんな話をしていたら遠くからソラの鳴き声が聞こえた。
方角は……家の方か。
でも、ソラの声だけじゃない。二人分、人の声が……というか学園長と先生の声がする。
バラバラに説明するのも面倒だから二人一緒に家に来てほしいとは言ったが、こんなに早く待ってるとは思わなかった。
だけど、なんでだろう。冷や汗が流れてきた。
「なんか、やたら焦ってるような声がしねぇか?」
「ええ。余裕を感じられないといいますか……」
「……」
二人の言葉に嫌な想像が脳裏をよぎる。
いやいや、そんなまさか……ありえるわけがない。
必死に言い聞かせても拭いきれない不安を抱えたまま、俺は再び歩き出した。
「……なん……だと」
『キュウ! キュキュ!』
「あっ、クロトさん……その、これはですね……」
「ほ、補足しておくけどシルフィは何も悪くないわよ? この家、っていうか小屋の耐久性の問題で……」
ソラと共に慌てふためく学園長と先生の声が聞こえるが、それどころの騒ぎではなかった。
元から腐りかけだったとはいえ、それなりの防風性を兼ね備えていた木壁は横倒しに。
補修の跡と細かな亀裂が目立つ雨漏りが酷いトタン屋根の部分は曲がり、捻じれ、地に伏せて。
残骸の隙間から覗く煤けた家具、鍛冶の作品、貰い物の錬金術道具、ゴミ捨て場から拾ってきて修繕した調理用鍋。
倒壊した衝撃で暴発した爆薬が建材を焼き、凍らせ、岩石で潰し、黒煙を上らせていた。
――惨劇。この一言に尽きる我が家の惨状に、俺は膝をつく。
連れてきた二人も無言のまま立ち尽くしている。
「……なんで? こうなった?」
朦朧とした意識のまま、呆然と開いた唇から掠れた声が漏れた。
自分の声とは思えないほど低く、暗く、重い。
慰めようとソラが頬を擦り寄せてくるが、申し訳ないことに心の壊死は止まらなかった。
「その、恐らくですが……昨日の疑似魔術の衝撃が地表まで浸透し、局地的な地震を引き起こしたのが原因かと……」
そばに寄ってきた先生が耳元で囁いてくる。
これが放課後の教室とかだったら背徳感に溢れたシチュエーションでテンションも上がるが、視界に映る我が家は無慈悲に現実を突きつけてきた。
……散々、命を張って、死にかけるような思いをして、最後の最後でハッピーエンドになったのに……その結果がこれ?
そんなピンポイントに俺の家だけ壊れるの? この世界、幸せのバランス調整おかしくない?
冷静なのか暴走してるのか。渦巻く思考に流されかけていると、フレンが正面から両肩に手を掛けた。
「ご、ごめんね? まさか貴方の家……っていうか元からボロ小屋だったけどここまで損傷が酷いとは思ってなかったし、この子が教えてくれるまでこんな状況になってるとは思わなかったのよ」
「慰めるか馬鹿にするか片方だけにしてよ……」
「で、でもほら! まだ私の依頼報酬について話を付けてなかったでしょ? クロトくんが良ければだけど、この場所に新しい家を建築して住んでもらうことにしようかなって」
「今すぐ出来る訳じゃないだろ……男子寮の部屋は空いてないの……」
「退学した生徒がまだ荷物を片付けに来てないから――無理かな?」
その言葉に視界が歪んだ。
吐き気とも言えない不快な感覚で重くなった身体を両手で支える。
……他の皆が何とも言えない雰囲気を漂わせてる中、俺はそっと目を閉じ――決心した。
「そうだ、野宿しよう」
「「「「!?」」」」
地球に居る父さん、母さん。お元気ですか。
あなた達の息子は異世界でも人に恵まれ、友達も出来て、社会勉強という面で見てもとても良い環境の中にいます。
学生として、冒険者として、新たな発見に驚きを抱くことがあってとても刺激的です。
大きなケガもしまくりで、一ヶ月で四度ほど病院に叩き込まれたりもしていますが、それなりに元気でやっています。
ただ一つ、不満な点を挙げるとすれば――世界がこれでもかとばかりに試練を与えてくることですかね。
「そんなに落ち込むなよクロト。つーか、いくら季節的に温かくなってくるっつってもこの時期の野宿はさすがにツラいぞ? 俺の部屋になら泊めてやるから男子寮に来いよ」
「そうです! さすがに私は何も施すことはできませんが……金銭的に厳しいようでしたら、昼食のお弁当ぐらいなら作ります!」
でも、優しい友人たちは俺の為に融通してくれています。ありがたいけど、情けなくなってきました。
「業者にどう言えばいいのかしら。男の子が一人で暮らすのに十分な……いや、狭すぎると大変なことになるかもしれないし……」
「本当に、本当にごめんなさい! わ、私に出来ることがあれば遠慮なく言ってくださって構いませんから!」
担任の教師も学園長も優しい方なので安心してください。俺の心が折れかけていても心配してくれる人達です。
そのおかげで悲しいことや苦しいことがあっても、めげずに頑張れます。
第二の人生。まだ始まったばかりだと思うので、遠くから応援していてください。
俺も諦めることなく、生きていきます。
…………お金、無いけどね。
なお、教師陣にもエルフであることを明かしたのだが、付き合いの長いコムギ先生やリーク先生にはバレていたらしく、終始イジられまくりだったそうな。
そんなこんなで特待生としての初仕事もこなせたので、後は借金を返すだけとなった。
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ようやく俺も人並みの食事にありつくことができそうだ。
さよなら野草。こんにちは肉類。
食生活が改善すれば、次は家の改造に着手できる。
雨漏りと隙間風で、いつ風邪に罹ってもおかしくない環境を改善できると思えたら涙が出てきそうだ。
「ふぅ……今日も一日乗り切れたな」
「お前、授業中ずっと寝てただろうが」
「いやいや、それくらいの悪行は許されるべきだと思うんですが。一昨日、昨日、今日でわりと疲労困憊で死にかけなんですが」
「話を聞く限り、かなり無茶をされたようですから……まあ、少しくらいは目を瞑っても良いのでは?」
「だからって歩きながら寝るヤツがいるか?」
「目の前にいるじゃん」
エリックとカグヤを連れて、他愛も無い話に花を咲かせながら帰り道を歩く。
なぜ寮暮らしの二人と一緒の家路に着いているのか。
理由は一つ。先生にも宣言していたが、異世界に来てから一番交流の深い二人にも、俺が違う世界から来た人間であるという真実を伝えようと思ったからだ。
密接な関係者以外の誰かに聞かれない空間で秘密を暴露する方が精神的に助かるし、その後の非難、罵倒を逃げ出さず甘んじて受けることが出来る。
ああ、お腹痛い。自業自得とはいえ、ストレスで捻じれそうだ。
こんなに苦しむなら早期に誤解を解くべきだった。記憶喪失なんて重くて話題に上げにくい設定をしてくれやがった学園長には、後で詳しく話を聞くことにしよう。
……しかし、何かを忘れている気がする。
なんだっけ? この空間に何かが足りないような……。
「ところでクロト、ソラはどこに行っちまったんだ? 全然見かけてねぇが……どこかに預けてんのか?」
「…………あっ」
思い出した。そうだ、昨日は連れていくと危険だと思ったから、一応三日分ほどのご飯を用意して家に置いていって――そのままだ。
「いや、家にいると思う。留守番しといてって言ったらちゃんと頷いて返事を返してくれたし、賢い子だからそんなに無理な行動は起こさないだろうし。それに寂しくなったら学園長に保護してもらえって言いつけたから、もしかしたら学園長の所に……」
『――キュイ、キュキュ!』
『――どう……説明……』
『――……正直に……弁償』
そんな話をしていたら遠くからソラの鳴き声が聞こえた。
方角は……家の方か。
でも、ソラの声だけじゃない。二人分、人の声が……というか学園長と先生の声がする。
バラバラに説明するのも面倒だから二人一緒に家に来てほしいとは言ったが、こんなに早く待ってるとは思わなかった。
だけど、なんでだろう。冷や汗が流れてきた。
「なんか、やたら焦ってるような声がしねぇか?」
「ええ。余裕を感じられないといいますか……」
「……」
二人の言葉に嫌な想像が脳裏をよぎる。
いやいや、そんなまさか……ありえるわけがない。
必死に言い聞かせても拭いきれない不安を抱えたまま、俺は再び歩き出した。
「……なん……だと」
『キュウ! キュキュ!』
「あっ、クロトさん……その、これはですね……」
「ほ、補足しておくけどシルフィは何も悪くないわよ? この家、っていうか小屋の耐久性の問題で……」
ソラと共に慌てふためく学園長と先生の声が聞こえるが、それどころの騒ぎではなかった。
元から腐りかけだったとはいえ、それなりの防風性を兼ね備えていた木壁は横倒しに。
補修の跡と細かな亀裂が目立つ雨漏りが酷いトタン屋根の部分は曲がり、捻じれ、地に伏せて。
残骸の隙間から覗く煤けた家具、鍛冶の作品、貰い物の錬金術道具、ゴミ捨て場から拾ってきて修繕した調理用鍋。
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「……なんで? こうなった?」
朦朧とした意識のまま、呆然と開いた唇から掠れた声が漏れた。
自分の声とは思えないほど低く、暗く、重い。
慰めようとソラが頬を擦り寄せてくるが、申し訳ないことに心の壊死は止まらなかった。
「その、恐らくですが……昨日の疑似魔術の衝撃が地表まで浸透し、局地的な地震を引き起こしたのが原因かと……」
そばに寄ってきた先生が耳元で囁いてくる。
これが放課後の教室とかだったら背徳感に溢れたシチュエーションでテンションも上がるが、視界に映る我が家は無慈悲に現実を突きつけてきた。
……散々、命を張って、死にかけるような思いをして、最後の最後でハッピーエンドになったのに……その結果がこれ?
そんなピンポイントに俺の家だけ壊れるの? この世界、幸せのバランス調整おかしくない?
冷静なのか暴走してるのか。渦巻く思考に流されかけていると、フレンが正面から両肩に手を掛けた。
「ご、ごめんね? まさか貴方の家……っていうか元からボロ小屋だったけどここまで損傷が酷いとは思ってなかったし、この子が教えてくれるまでこんな状況になってるとは思わなかったのよ」
「慰めるか馬鹿にするか片方だけにしてよ……」
「で、でもほら! まだ私の依頼報酬について話を付けてなかったでしょ? クロトくんが良ければだけど、この場所に新しい家を建築して住んでもらうことにしようかなって」
「今すぐ出来る訳じゃないだろ……男子寮の部屋は空いてないの……」
「退学した生徒がまだ荷物を片付けに来てないから――無理かな?」
その言葉に視界が歪んだ。
吐き気とも言えない不快な感覚で重くなった身体を両手で支える。
……他の皆が何とも言えない雰囲気を漂わせてる中、俺はそっと目を閉じ――決心した。
「そうだ、野宿しよう」
「「「「!?」」」」
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学生として、冒険者として、新たな発見に驚きを抱くことがあってとても刺激的です。
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ただ一つ、不満な点を挙げるとすれば――世界がこれでもかとばかりに試練を与えてくることですかね。
「そんなに落ち込むなよクロト。つーか、いくら季節的に温かくなってくるっつってもこの時期の野宿はさすがにツラいぞ? 俺の部屋になら泊めてやるから男子寮に来いよ」
「そうです! さすがに私は何も施すことはできませんが……金銭的に厳しいようでしたら、昼食のお弁当ぐらいなら作ります!」
でも、優しい友人たちは俺の為に融通してくれています。ありがたいけど、情けなくなってきました。
「業者にどう言えばいいのかしら。男の子が一人で暮らすのに十分な……いや、狭すぎると大変なことになるかもしれないし……」
「本当に、本当にごめんなさい! わ、私に出来ることがあれば遠慮なく言ってくださって構いませんから!」
担任の教師も学園長も優しい方なので安心してください。俺の心が折れかけていても心配してくれる人達です。
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