テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織

文字の大きさ
264 / 636
第8.5章 雨季から夏のなんやかんや

第234話 焼き飯

しおりを挟む
ミリーさんに栄養について学んで貰う為に、栄養素の一覧が載ってる本を渡して暇になったので、俺は1人で昼食の準備中。


ジメジメした雨季を乗り切る為にメニューは『カツ丼』にしよう♪

カツを食べて雨季に勝つってな(笑)


俺が思う一般的な『カツ丼』と言えば、トンカツを出汁で煮て卵でとじた『カツ煮』が乗ってるやつなんだけど

『ソースカツ丼』『たれカツ丼』『デミカツ丼』『みそカツ丼』等々

地域別だと意外にも卵でとじるカツ丼って少数派っぽいんだよなぁ

やっぱり関西は出汁文化だから『カツ煮』なのかな?


カツ丼の成り立ちはいったん横に置いといて、これだけ種類があるなら全部作ってみんなでシェアして食べたい!

幸いにもスキルの「店」には各種ソースやタレの品揃えは豊富だから、全種類作る事が出来る♪

れっつクッキン


コンコンコン


むむっ!

誰かが我が家の扉をノックしているけれど、雨季真最中なのに訪ねて来るのは商会の従業員くらいだろう

何か緊急の用件かな?


「はーい、今開けますよーっと、、、ガチャ、いらっしゃいま、、せ?!アストレア様!」

「シンさん、こんにちは♪」

「えっと、雨季なのにアストレア様がわざわざ来られたという事は何かあったんですか?」

「ふふっ、雨季はする事も無くて暇だから来ちゃった♪」


あぁ~

アストレア様の後ろに控えているメイドのシンシアさんが、申し訳無さそうにこっちを見ているという事は

アストレア様はマジで暇だったんだろうなぁ(笑)

雨のせいで街道には水溜りだったり、ぬかるみが出来てて危険だからキャラバンシティから移動出来無いからな


「そういう事でしたらお昼ご飯を一緒に食べましょう。今日のお昼はとても庶民的な料理なので貴族向けでは無いですけど」

「シンさんの家に来て貴族向けの料理を出されたら、私は泣いてしまうわよ(笑)」

「そもそも貴族向けの料理なんて作れませんけどね。直ぐに作るんでリビングで待っていて下さい。」

「はーい♪」


うーむ

素敵な笑顔で返事をするアストレア様だけど、我が家に馴染み過ぎてるのは貴族として良いんだろうか?


「シンく~ん、甘~いお菓子食べたい~、、、あれ?アストレア様じゃないですか、いらっしゃいませ」

「ミリアリアも来てたのね、それにしてもあなた凄く疲れた顔をしてるけど大丈夫?」

「大丈夫じゃないです!栄養素が40もあるんですよ、40も!40の魔王が連携して私達の体を健康にしようと侵略して来るんですよぉ~(泣)」

「言ってる意味は分からないけれど、健康にしてくれるならそれは遊軍じゃないの?」

「・・・あ゛っ!」


疲労で思考回路がショートしてるミリーさんはアストレア様に任せるとして、カツ丼の他にはデザートにチョコレートパフェでも作るか

ミリーさんには糖分補給が必須なようだからな(笑)



◇ ◇ ◇


トン、、トン、、トン、、トン

「ねぇダンナ、そんなに心配しなくても大丈夫だって、スミレにはあたしがナイフの扱い方をきっちり教えたんだから♪」

「じゃあケイトはどうして料理が苦手なんだ?」

「そっ、それは、野菜相手に全力は出せないから(汗)」

「確かに、ケイトが全力で野菜を切ったらまな板が幾つあっても足りんな」

「うぅ~、だからあたしは料理しないじゃんかぁ~(泣)」

「分かったから泣くなよケイト」

「うん」


アストレア様がお昼ご飯の『カツ丼』を堪能してご機嫌に帰って行ったあと

夕食はスミレが作ってくれると言うので、俺は我が家の厨房で料理をしているスミレを全力で見守っている!

万が一にも包丁で指を切ったりしたら即回復魔法で治せるようにだ!

まぁケイトの言うように俺は心配し過ぎなんだろうなという自覚はある

スミレの隣でお藤お母さんが見守ってるし、指を切らないようにフィンガーガードも装着させている。

何よりも包丁を持つスミレの手は、スピードは遅いけどとてもリズミカルに野菜を切っているから心配など無用だろう♪


ジューーーーーーー


どうやら食材を切り終えて炒め始めたみたいだ

ちなみにスミレが楽しみにしててと言うので何を作っているのかは知らないのだが、既にめっちゃ良い匂いがするんですけどぉー♪


「ご主人さまー、出来たー!」

「おおっ!めっちゃ美味しそうやん、焼き飯で良いんかな?」

「うん♪」


少し迷ったけどスミレが作ったのはチャーハンでは無く『焼き飯』で正解だったか

しかし、焼き飯の上に乗ってる厚切りのでっかいチャーシューの存在感が凄い!

チャーシューは単純にスミレが食べたかっただけやろうなぁ(笑)


「いただきまーす。あーんっ、もぐもぐもぐもぐ、、、旨ぁーい!スミレありがとうなぁ」

「えへへ~♪」

「うふふ、スミレちゃんも料理が出来るようなってお母さん嬉しいわぁ♪ミリーちゃんにも料理を教えてあげるから楽しみにしててね」

「え゛っ?!」


ふふっ

お藤マーマに料理を教えて貰える事にミリーさんは照れてるのか、凄く変なリアクションをしちゃってるよ

さてと

俺はスミレの作ってくれた焼き飯のおかわりをしようっと♪





つづく。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした

渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞! 2024/02/21(水)1巻発売! 2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!) 2024/12/16(月)3巻発売! 2025/04/14(月)4巻発売! 応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!! 刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました! 旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』 ===== 車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。 そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。 女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。 それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。 ※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!

転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。 内容がどんどんかけ離れていくので… 沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。 誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。 感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ありきたりな転生ものの予定です。 主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。 一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。 まっ、なんとかなるっしょ。

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

安全第一異世界生活

ファンタジー
異世界に転移させられた 麻生 要(幼児になった3人の孫を持つ婆ちゃん) 新たな世界で新たな家族を得て、出会った優しい人・癖の強い人・腹黒と色々な人に気にかけられて婆ちゃん節を炸裂させながら安全重視の異世界冒険生活目指します!!

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。 〜あれ?ここは何処?〜 転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。

転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする

ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。 リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。 これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。

処理中です...