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第6章 新たなる旅立ち
第79話 目指せ!最初の村
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今日の目的地は事前に調べて見つけた村に行ってみようと思っている。
場所は街道を外れた山の中腹にあるみたいだから『村』じゃなくて『集落』という可能性もあるけど
目新しい食材があればいいなと思って目指しているのだが、山道だけあって坂だ。
俺達の乗るトゥクトゥク風自転車はペダルを漕いでるケイトのパワーが凄いのもあって、順調に登っているけど普通の馬車は無理だろうな
おっ!
ちらほら建物が見えて来たけど、、、廃村か?
ボロボロの家がそれなりの数あるし、見たところ畑らしき物も無い、家畜も飼って無いか?ぱっと見では人もいないように思う。
「なぁケイト、山の村ってこんな感じが普通なのか?」
「何処も似たり寄ったりだけど、ここは特に酷いかも、普通は畑ぐらいあるんだけど」
「仕方ない、一応村の中を回ってみて誰も居なかったら別の村に行くか」
俺達がどうするか話していると一軒の家から男が出てきた。
「あのう、この村に何か御用でしょうか?」
「特に用がある訳じゃないんだ、近くまで来たから寄ってみただけで迷惑ならすぐ出ていくけど」
「迷惑な事などありませんが、見ての通り何も無い村ですので」
「失礼を承知で言うけど本当に何も無いな、畑はやってないんですか?」
「ははは、正直な人だ。どうもこの辺りは土が悪いのか作物が育ちませんで、唯一育つのが裏手の斜面で育てている動物の餌ぐらいです」
斜面っていうと棚田があるのかな?少し興味が出てきた♪
「そうなのか、キャラバンシティに行けばここでも育つ作物が見つかるかもな、最近あの街は色んな物が集まってるから」
「そうしたいのですが、そもそもパンを買うお金にも困ってる現状ではどうにも、、、」
「それにしても村人も少ないというか全く見ないんだが」
「それは少し前に税が上げられ取り立てが厳しくなったせいです。その影響で以前は来ていた馴染みの商人も来なくなってしまって
動ける者は麓の村や町に皆出稼ぎに行きましたが、中には幼い子供を売った者もいるほどです。
ですが他の村や町も苦しいのは同じ、その日食べるパンを買うのが精一杯でしょうから戻ってくるかどうか、、、
残ってる者も怪我か病気で動けない者ばかりでほとんど家から出ません。世話をする為に残ってくれた者もいますが、なんとも不憫で」
村の惨状に同情はするけど、一時的に俺が何かしても意味無いだろうな
下手に希望を持たせても責任取れんし
まったくここの領主は何をしてるんだか
「この辺りの領主は誰なんだい?」
「オフューカス子爵様ですが」
ゾワッ
むむっ?!
何だろう突然感じた悪寒のような感覚は
「ニィナ、今何か感じなかったか?」
「・・・何も感じませんでした、周りにも危険な気配はありません」
うーむ、気のせいか?
「どうかされましたか?」
「いや、何か感じたんだけど気のせいだったみたいだ気にしないでくれ、それじゃあ俺達はそろそろ行くよ」
「ちょっと待って下さい」
「断る!」
「は?、、、いや話だけでも聞いて下さい!」
はぁ~、この展開は嫌な予感しかしないんだよな
「話を聞くだけだぞ」
「勿論それで構いません。村は見ての通り先は長くないでしょう、ですので残った若い者だけでも連れて行って下さい!
下働きで構いません、なんでしたら貴方様の奴隷にして連れて行って貰って結構ですのでどうかお願いします」
やっぱ来たか
異世界小説のド定番
貧乏な村に裕福な主人公が来た時のテンプレだよ
こういうのを助けてたらキリが無い、そのうち俺の奴隷だけで街が出来るわ!
しかしほっとくのもなぁ、でも無料で助ける訳にはいかないんだよ
それをしちゃうとこの先ずっと俺に依存してしまうからな
何でもいいから対価さえあればそれを理由に助けてやれるんだけど
「そういや今までどうやって暮らしてたんだ?」
「今までは馴染みの商人にミルクと食料を交換して貰ったり、あとは山に入って食べれる物を探したりですね」
「ミルクがあんのか?見たところ家畜はいないけど」
「それは昼間は山に放し飼いにしているからです、夕方頃になると勝手に帰ってきますので」
「今もミルクがあるならそれを売れば金になるだろ?」
「残念ながらミルクは日保ちしないという理由でとても安いんです。馴染みの商人は特別に少し高く買ってくれていたみたいで、、、」
やはり保存の問題があるか
「山に放し飼いにしている家畜を見たいんだけどいいかな?」
「ええ、それは構いませんが、、、少々お待ち下さい」
ビュウィーーーーーーウィーーウィーーーーウィーーウィーーーー♪
村人の男が急に口笛?で不思議な音を出し始めたのだが
まっ、まさか、これは?!
かつてモンゴルの遊牧民だけが使えたとか使えなかったとか言われる、動物を呼び寄せる幻の技
ホーミー!!
つづく。
場所は街道を外れた山の中腹にあるみたいだから『村』じゃなくて『集落』という可能性もあるけど
目新しい食材があればいいなと思って目指しているのだが、山道だけあって坂だ。
俺達の乗るトゥクトゥク風自転車はペダルを漕いでるケイトのパワーが凄いのもあって、順調に登っているけど普通の馬車は無理だろうな
おっ!
ちらほら建物が見えて来たけど、、、廃村か?
ボロボロの家がそれなりの数あるし、見たところ畑らしき物も無い、家畜も飼って無いか?ぱっと見では人もいないように思う。
「なぁケイト、山の村ってこんな感じが普通なのか?」
「何処も似たり寄ったりだけど、ここは特に酷いかも、普通は畑ぐらいあるんだけど」
「仕方ない、一応村の中を回ってみて誰も居なかったら別の村に行くか」
俺達がどうするか話していると一軒の家から男が出てきた。
「あのう、この村に何か御用でしょうか?」
「特に用がある訳じゃないんだ、近くまで来たから寄ってみただけで迷惑ならすぐ出ていくけど」
「迷惑な事などありませんが、見ての通り何も無い村ですので」
「失礼を承知で言うけど本当に何も無いな、畑はやってないんですか?」
「ははは、正直な人だ。どうもこの辺りは土が悪いのか作物が育ちませんで、唯一育つのが裏手の斜面で育てている動物の餌ぐらいです」
斜面っていうと棚田があるのかな?少し興味が出てきた♪
「そうなのか、キャラバンシティに行けばここでも育つ作物が見つかるかもな、最近あの街は色んな物が集まってるから」
「そうしたいのですが、そもそもパンを買うお金にも困ってる現状ではどうにも、、、」
「それにしても村人も少ないというか全く見ないんだが」
「それは少し前に税が上げられ取り立てが厳しくなったせいです。その影響で以前は来ていた馴染みの商人も来なくなってしまって
動ける者は麓の村や町に皆出稼ぎに行きましたが、中には幼い子供を売った者もいるほどです。
ですが他の村や町も苦しいのは同じ、その日食べるパンを買うのが精一杯でしょうから戻ってくるかどうか、、、
残ってる者も怪我か病気で動けない者ばかりでほとんど家から出ません。世話をする為に残ってくれた者もいますが、なんとも不憫で」
村の惨状に同情はするけど、一時的に俺が何かしても意味無いだろうな
下手に希望を持たせても責任取れんし
まったくここの領主は何をしてるんだか
「この辺りの領主は誰なんだい?」
「オフューカス子爵様ですが」
ゾワッ
むむっ?!
何だろう突然感じた悪寒のような感覚は
「ニィナ、今何か感じなかったか?」
「・・・何も感じませんでした、周りにも危険な気配はありません」
うーむ、気のせいか?
「どうかされましたか?」
「いや、何か感じたんだけど気のせいだったみたいだ気にしないでくれ、それじゃあ俺達はそろそろ行くよ」
「ちょっと待って下さい」
「断る!」
「は?、、、いや話だけでも聞いて下さい!」
はぁ~、この展開は嫌な予感しかしないんだよな
「話を聞くだけだぞ」
「勿論それで構いません。村は見ての通り先は長くないでしょう、ですので残った若い者だけでも連れて行って下さい!
下働きで構いません、なんでしたら貴方様の奴隷にして連れて行って貰って結構ですのでどうかお願いします」
やっぱ来たか
異世界小説のド定番
貧乏な村に裕福な主人公が来た時のテンプレだよ
こういうのを助けてたらキリが無い、そのうち俺の奴隷だけで街が出来るわ!
しかしほっとくのもなぁ、でも無料で助ける訳にはいかないんだよ
それをしちゃうとこの先ずっと俺に依存してしまうからな
何でもいいから対価さえあればそれを理由に助けてやれるんだけど
「そういや今までどうやって暮らしてたんだ?」
「今までは馴染みの商人にミルクと食料を交換して貰ったり、あとは山に入って食べれる物を探したりですね」
「ミルクがあんのか?見たところ家畜はいないけど」
「それは昼間は山に放し飼いにしているからです、夕方頃になると勝手に帰ってきますので」
「今もミルクがあるならそれを売れば金になるだろ?」
「残念ながらミルクは日保ちしないという理由でとても安いんです。馴染みの商人は特別に少し高く買ってくれていたみたいで、、、」
やはり保存の問題があるか
「山に放し飼いにしている家畜を見たいんだけどいいかな?」
「ええ、それは構いませんが、、、少々お待ち下さい」
ビュウィーーーーーーウィーーウィーーーーウィーーウィーーーー♪
村人の男が急に口笛?で不思議な音を出し始めたのだが
まっ、まさか、これは?!
かつてモンゴルの遊牧民だけが使えたとか使えなかったとか言われる、動物を呼び寄せる幻の技
ホーミー!!
つづく。
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