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14章 もの思いにふける秋
14-6 当たり ※クレッセ視点
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◆クレッセ視点◆
ヴィンセントの後始末は済んだ。
レンが言っていた通り、カイマは保養所に着いて数日で回復した。だが、今後のことを考えるために、一か月ほど休養がてら滞在するように言い聞かせて後にした。
「いやあ、今回のことは、非常にご苦労」
労いの言葉をかけてきたのは大神官長。
ここは聖都の大教会にある大神官長の執務室。
なぜかいつもここにいるはずの護衛や取り巻きの神官がおらず、ククーもいない。
私は書類を提出する。
「珍しくヴィンセントから手紙が来ましたよ」
「そりゃあねー。魔王もカイマの件には完全に怒っていたからねー」
「アレ、演技じゃなかったんですか?」
「いやいや、この聖都を支配するまで完全に私に対して怒っていたでしょ。あの目、クレッセも見てたでしょ?」
私は頷く。
あの鮮やかな赤い目。怒りとともに燃え上がった目が印象的だった。
あの目を見てしまったら、ヴィンセントは惚れるだろう。
私もヴィンセントのものでなければ、と思ってしまったぐらいだ。あっさりフラれてしまったが。
「魔王が言っていた聖都の支配って」
「文字通りの支配だよ。だから、すべて悟ってくれて茶番に付き合ってくれたんだよ。お前がなかなか出てきてくれないからー。弟の尻拭いなんか嫌なのかと思ったー」
「魔王は大神官長を本気で殴りたい感じもしていましたが」
「まあ、殴りたかったんじゃない?私が何もしないどころか利用していたのは事実だし」
「そうですかー」
この大神官長もあっさり白状するなー。他に誰もいないからか。
「良かったじゃないか、未来の大神官長殿。お前の引っ掛かりはそこだったんだろ?」
「なぜ、ヴィンセントが当たりを引くのかと恨みましたよ。けれど、」
「あの英雄、じゃなかった魔王は苦労人だからな。簡単に人形にも感情移入する。彼らが人だと叫ぶことができる。アイツはアスア王国の英雄としてチヤホヤされていたわけじゃない。だから、人を見る目も確かだ」
別に英雄でも魔王でも話は通じるから言い直さなくても良いのだが。
魔王と言いたいんだな。『魔王』のギフトを持っていないからこその愛称だ。『勇者』が来ても我が国が魔王を守ることができる。
「人を見る目が確かでも、恋人を依怙贔屓にしたい気持ちの方が強くなるでしょう?」
「魔王がヴィンセントに対してお前に聞けって言ったのだから、放置する気はない証拠だ。カイマを利用するなら、カイマを保護しなければならないのが上の者の義務だ。本来ならお前ではなくヴィンセントが動かなければいけない案件だった。アイツがあの家から離れられないとしても、だ。ヴィンセントがこれからソレを学ぶにしろ、向き不向きは当然ある。それに、ヴィンセントの地位など魔王にとってはどうでもいいことだろう」
ヴィンセントはククーと話す機会があるのだから、カイマのことはククーに依頼すればいいだけの話だった。たぶん、ヴィンセントは知っていたとしてもやらなかっただろうが。
お金で雇っているだけなのなら、報酬を支払えば終わりだろう。だが、カイマは神官学校時代からヴィンセントに仕えてきた。他人にはそう見えている。
「魔王は、上に立つ者の責務と重圧、そして最下層に生きる者の悲惨さと孤独を知っている者だ。アイツの私への本気の叫びはかなり悲痛だったぞ」
「それを知っていて、あの茶番を続行させたのですか」
「お前が出てこないからだろうが。私が魔王に本気で殴られたらどうする?あの蹴りはけっこう痛かったんだぞ」
痛かった、だけで済むのが大神官長。あの蹴りを一般人が受けたら、内臓破裂くらいしているんじゃないですかね?そのくらい遠慮のない強打だと思ったが、あれでも手加減されていたということか。
大教会の最深部の結界に、魔王は許可なく入り込んでいる。アレはククーがいたから一緒に入れる類の結界ではない。魔王が本気になれば、この国は簡単に掌握される。
「まあ、ヴィンセントは魔王に対する人身御供だと思えばいいんじゃない?」
「彼への人身御供というのなら、私がなりたかったくらいですが。ヴィンセントが羨ましい」
「、、、さすがノエル家だねー。ひたすらブレない」
やや呆れ気味の大神官長の表情。
別に大神官長にはこの気持ちをわかってもらいたくない。
「クレッセ、キミがやってきた努力も裏工作も、彼は否定しない。それぐらいで我慢しておきなさい。キミたちはククーのように彼の深淵を分かち合えないのだから」
「はい」
私は思わず頷いたが、大神官長はキミたちと言った。それはヴィンセントが含まれる。恋人であるヴィンセントがそれで良いのだろうか。
私が大神官長を見ると、一回深く頷いて笑った。
「だから、ククーが魔王のそばにいるんだよ」
「ククーは昔から英雄一途なストーカーですから致し方ありません。その点ではヴィンセントが敵うわけもない」
「ま、ねー。だから、ククーも大神官長には不適なんだよね」
確かにアディ家も大神官を出せる家だが、大神官長までなった人物はいない。
けれど、情報戦で勝つのはククーのギフトだろう。不適とまでは言えないと思うが。
「英雄を最優先するからですか」
「英雄を最優先するから、諜報員としては有能だった。今までの彼の報告には虚偽がなかった。けど、英雄にお願いされると非常に弱いということがわかった」
「今、ククーは諜報員じゃないですからね。基本的に今のククーの監視も、生贄候補とその担当神官の動きのみで英雄は含まれてませんから。他は大神官長のお気に入りでやっているだけの報告ですから、何の責務もありませんよ」
「そおなんだけどさー、寂しいじゃん。ノエル家にククーを利用されないように支えていた間柄としてはさー」
ぶっちゃけるなー、今日の大神官長。
イーグ家は戦う神官の一族である。力技には強いが、情報戦には弱い。そんな彼らがククーを手に入れられたら最強である。
アディ家はノエル家に近いが、日和見なところがある。だからこそ、幼い頃からノエル家はククーを我が家にご招待していたのだが、これまたヴィンセントがククーの反感を悉く買う。
ククーはヴィンセントのことが嫌いだった。
ククーはどれほどの努力を重ねても、充分な攻撃魔法を扱えることはなかった。
ヴィンセントは高い魔力で、努力もせずに易々と攻撃魔法を扱った。
ククーは神官などになりたくなかった。稀有なギフトを持っているせいで神官になる以外の道はなかった。
ヴィンセントは兄の私が神官になっているので、神官になる必要もなかった。だからといって、神官になりたいわけでもなかった。ただの消去法で仕事を決めた。
神官学校では私はすでに卒業していたので、裏でヴィンセントの世話、というか人間関係を調整をしていたのはククーだ。
ヴィンセントはそのことを知らないか、知っていても何とも思っていないか、どちらかだ。
本当に我が弟ながら、と思ってしまうが、大神官の席をもう一席ノエル家で取れる可能性ができるのなら、ソレはソレで仕方がないと考えていた。
ヴィンセントが隣国の英雄ザット・ノーレンをつかまえるまでは。
それでヴィンセントが大神官長の椅子を狙えるようになってしまったからだ。
私はククーの心をこのときまでまったく理解してなかったことに気づいた。表面上だけその感情を知っているフリをしていただけだと。自分の身に降りかかって、ようやく己のなかにあるこの激情に気づくことができたのだ。
「それこそククーが貴方の隣で神官服を着てくれるようになっただけ、良しと思ってください」
「クレッセよ、私が大神官長の在籍中にククーは退官させるぞ」
「それがククーの望むことならば」
「アイツの望みはいつも一つだ」
「そうでしょうとも」
ヴィンセントはレンを恋人にしてしまった。
ククーは幼い頃からアスア王国の英雄の話しかしてこない子供だった。
ヴィンセントはククーにどれほどの絶望を与えてしまったのだろう。
その二人を見続けることになるというのに、それでも一緒にいたいと望むのはどれほどの苦行の道か。
手に入れたくても入らないもの、それを容易く手に入れてしまうヴィンセント。
ノエル家を見限りたくなる気持ちもようやくわかった。
カイマがあの日、あの最深部に入った事実はない。生贄の無色透明の魔石を飲み込んだという事実はどこにも存在しない。
ヴィンセントの後始末は済んだ。
レンが言っていた通り、カイマは保養所に着いて数日で回復した。だが、今後のことを考えるために、一か月ほど休養がてら滞在するように言い聞かせて後にした。
「いやあ、今回のことは、非常にご苦労」
労いの言葉をかけてきたのは大神官長。
ここは聖都の大教会にある大神官長の執務室。
なぜかいつもここにいるはずの護衛や取り巻きの神官がおらず、ククーもいない。
私は書類を提出する。
「珍しくヴィンセントから手紙が来ましたよ」
「そりゃあねー。魔王もカイマの件には完全に怒っていたからねー」
「アレ、演技じゃなかったんですか?」
「いやいや、この聖都を支配するまで完全に私に対して怒っていたでしょ。あの目、クレッセも見てたでしょ?」
私は頷く。
あの鮮やかな赤い目。怒りとともに燃え上がった目が印象的だった。
あの目を見てしまったら、ヴィンセントは惚れるだろう。
私もヴィンセントのものでなければ、と思ってしまったぐらいだ。あっさりフラれてしまったが。
「魔王が言っていた聖都の支配って」
「文字通りの支配だよ。だから、すべて悟ってくれて茶番に付き合ってくれたんだよ。お前がなかなか出てきてくれないからー。弟の尻拭いなんか嫌なのかと思ったー」
「魔王は大神官長を本気で殴りたい感じもしていましたが」
「まあ、殴りたかったんじゃない?私が何もしないどころか利用していたのは事実だし」
「そうですかー」
この大神官長もあっさり白状するなー。他に誰もいないからか。
「良かったじゃないか、未来の大神官長殿。お前の引っ掛かりはそこだったんだろ?」
「なぜ、ヴィンセントが当たりを引くのかと恨みましたよ。けれど、」
「あの英雄、じゃなかった魔王は苦労人だからな。簡単に人形にも感情移入する。彼らが人だと叫ぶことができる。アイツはアスア王国の英雄としてチヤホヤされていたわけじゃない。だから、人を見る目も確かだ」
別に英雄でも魔王でも話は通じるから言い直さなくても良いのだが。
魔王と言いたいんだな。『魔王』のギフトを持っていないからこその愛称だ。『勇者』が来ても我が国が魔王を守ることができる。
「人を見る目が確かでも、恋人を依怙贔屓にしたい気持ちの方が強くなるでしょう?」
「魔王がヴィンセントに対してお前に聞けって言ったのだから、放置する気はない証拠だ。カイマを利用するなら、カイマを保護しなければならないのが上の者の義務だ。本来ならお前ではなくヴィンセントが動かなければいけない案件だった。アイツがあの家から離れられないとしても、だ。ヴィンセントがこれからソレを学ぶにしろ、向き不向きは当然ある。それに、ヴィンセントの地位など魔王にとってはどうでもいいことだろう」
ヴィンセントはククーと話す機会があるのだから、カイマのことはククーに依頼すればいいだけの話だった。たぶん、ヴィンセントは知っていたとしてもやらなかっただろうが。
お金で雇っているだけなのなら、報酬を支払えば終わりだろう。だが、カイマは神官学校時代からヴィンセントに仕えてきた。他人にはそう見えている。
「魔王は、上に立つ者の責務と重圧、そして最下層に生きる者の悲惨さと孤独を知っている者だ。アイツの私への本気の叫びはかなり悲痛だったぞ」
「それを知っていて、あの茶番を続行させたのですか」
「お前が出てこないからだろうが。私が魔王に本気で殴られたらどうする?あの蹴りはけっこう痛かったんだぞ」
痛かった、だけで済むのが大神官長。あの蹴りを一般人が受けたら、内臓破裂くらいしているんじゃないですかね?そのくらい遠慮のない強打だと思ったが、あれでも手加減されていたということか。
大教会の最深部の結界に、魔王は許可なく入り込んでいる。アレはククーがいたから一緒に入れる類の結界ではない。魔王が本気になれば、この国は簡単に掌握される。
「まあ、ヴィンセントは魔王に対する人身御供だと思えばいいんじゃない?」
「彼への人身御供というのなら、私がなりたかったくらいですが。ヴィンセントが羨ましい」
「、、、さすがノエル家だねー。ひたすらブレない」
やや呆れ気味の大神官長の表情。
別に大神官長にはこの気持ちをわかってもらいたくない。
「クレッセ、キミがやってきた努力も裏工作も、彼は否定しない。それぐらいで我慢しておきなさい。キミたちはククーのように彼の深淵を分かち合えないのだから」
「はい」
私は思わず頷いたが、大神官長はキミたちと言った。それはヴィンセントが含まれる。恋人であるヴィンセントがそれで良いのだろうか。
私が大神官長を見ると、一回深く頷いて笑った。
「だから、ククーが魔王のそばにいるんだよ」
「ククーは昔から英雄一途なストーカーですから致し方ありません。その点ではヴィンセントが敵うわけもない」
「ま、ねー。だから、ククーも大神官長には不適なんだよね」
確かにアディ家も大神官を出せる家だが、大神官長までなった人物はいない。
けれど、情報戦で勝つのはククーのギフトだろう。不適とまでは言えないと思うが。
「英雄を最優先するからですか」
「英雄を最優先するから、諜報員としては有能だった。今までの彼の報告には虚偽がなかった。けど、英雄にお願いされると非常に弱いということがわかった」
「今、ククーは諜報員じゃないですからね。基本的に今のククーの監視も、生贄候補とその担当神官の動きのみで英雄は含まれてませんから。他は大神官長のお気に入りでやっているだけの報告ですから、何の責務もありませんよ」
「そおなんだけどさー、寂しいじゃん。ノエル家にククーを利用されないように支えていた間柄としてはさー」
ぶっちゃけるなー、今日の大神官長。
イーグ家は戦う神官の一族である。力技には強いが、情報戦には弱い。そんな彼らがククーを手に入れられたら最強である。
アディ家はノエル家に近いが、日和見なところがある。だからこそ、幼い頃からノエル家はククーを我が家にご招待していたのだが、これまたヴィンセントがククーの反感を悉く買う。
ククーはヴィンセントのことが嫌いだった。
ククーはどれほどの努力を重ねても、充分な攻撃魔法を扱えることはなかった。
ヴィンセントは高い魔力で、努力もせずに易々と攻撃魔法を扱った。
ククーは神官などになりたくなかった。稀有なギフトを持っているせいで神官になる以外の道はなかった。
ヴィンセントは兄の私が神官になっているので、神官になる必要もなかった。だからといって、神官になりたいわけでもなかった。ただの消去法で仕事を決めた。
神官学校では私はすでに卒業していたので、裏でヴィンセントの世話、というか人間関係を調整をしていたのはククーだ。
ヴィンセントはそのことを知らないか、知っていても何とも思っていないか、どちらかだ。
本当に我が弟ながら、と思ってしまうが、大神官の席をもう一席ノエル家で取れる可能性ができるのなら、ソレはソレで仕方がないと考えていた。
ヴィンセントが隣国の英雄ザット・ノーレンをつかまえるまでは。
それでヴィンセントが大神官長の椅子を狙えるようになってしまったからだ。
私はククーの心をこのときまでまったく理解してなかったことに気づいた。表面上だけその感情を知っているフリをしていただけだと。自分の身に降りかかって、ようやく己のなかにあるこの激情に気づくことができたのだ。
「それこそククーが貴方の隣で神官服を着てくれるようになっただけ、良しと思ってください」
「クレッセよ、私が大神官長の在籍中にククーは退官させるぞ」
「それがククーの望むことならば」
「アイツの望みはいつも一つだ」
「そうでしょうとも」
ヴィンセントはレンを恋人にしてしまった。
ククーは幼い頃からアスア王国の英雄の話しかしてこない子供だった。
ヴィンセントはククーにどれほどの絶望を与えてしまったのだろう。
その二人を見続けることになるというのに、それでも一緒にいたいと望むのはどれほどの苦行の道か。
手に入れたくても入らないもの、それを容易く手に入れてしまうヴィンセント。
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