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6章 花が咲く頃
6-2 複製できるか
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王子と二人で俺のダンジョンに来た。
もう雪解けが進んできたので、日が当たるところは歩きやすくなってきた。日陰には雪が残っているが、もう少し暖かくなれば消えることだろう。
俺は今朝、思いついたことを実践してみようと思う。
「あれ?最下層って」
王子が最下層で周辺を見渡す。
「あ、王子、気づいた?もう一層増やしてみましたー」
というわけで、前に王子に見せた最下層はもう最下層ではない。
「レン、この景色」
「わかったー?家の周りー」
そう最下層は家の周辺をそっくりそのままの環境を模してみた。
ということで、俺が何をしたいのかというと、あの家の複製づくり。
「そう、いつか、あの家とおさらばしなければならないのなら、俺のダンジョン内に造ってしまえば良い話。本当にできるかはやってみないとわからないけど」
最下層の空間を魔力でグニグニして、あの家をイメージする。
魔法は想像力が大切ー。細部まで思い出すー。
魔脈がこのダンジョンの地下を走っているから、このぐらいの魔力は使い放題。
ありがたい話だ。
北の女王から文句が来そうだ。実際には違う文句がすでに来てるけど。俺の存在自体ずるいと。
あのシアリーの街の北のダンジョンの下には魔脈は流れていない。少し離れてしまうと影響はないのだ。あのダンジョンはダンジョンコアの魔力が枯渇すれば消滅する運命である。それでも、ダンジョンが人間の手で閉鎖されない限り、あの規模を維持しながら人間の生以上の年月は存在し続けるだろうけど。
多くのダンジョンはそんな感じなのだが、最凶級ダンジョンとして生まれたものは魔脈の影響によるものが多く、強大な魔力を放ち魔物を地上にも放出し続ける。魔脈から直接魔力を供給されるのでダンジョンの魔力の枯渇を願っていたら、先に人類が滅びる。だからこそ、早期にダンジョンを閉じるために動く。
けれど、俺のダンジョンを移動させると、新たな最凶級ダンジョンがここに発生する。ここが魔脈の吹き溜まりになってしまっているので、使わないと魔力が溜まっていってしまう。ダンジョンを移動するにしろ、閉鎖するにしろ、この魔脈自体をどうにかしないといけないが、この辺の宗教国家、もちろん神聖国グルシアも含む、が呪いをアスア王国に向けているので、この数年でこの異常状態をどうにかできるものではないようだ。というか、こういう状態になっているのはここだけではないだろう。
ここは俺が管理しているから問題はないけど。
現在進行形で、特に呪いの矛先のアスア王国の各地に最凶級ダンジョンが大量発生しているはずだ。
が、今、あの国に動ける英雄はいない。
新英雄は王城から出せない。
『蒼天の館』を持っていても、使えないからだ。
彼が元々持っていたギフトは『蒼天の館』で上書きされてしまったので、戦闘能力が格段に落ちた、というより普通の冒険者並みになってしまっている。ギフトを持っていてもギフトを持っていない人より能力が低い状態になっている。
そんな人間を最凶級ダンジョンに向かわせることができるだろうか。
アスア王国の国民は高い税金を納めている。
危険なとき守ってもらうための代金だ。
安全は無料ではない。
あの国の者たちはそれを良く知っている。
けれど、その対価を払っている国民に多くの犠牲が出てしまったら。
英雄がいなければ国民は多少我慢する。持ち堪える。
だが、現在、英雄はいる。王城に。
英雄がいるときの国民は、英雄を助けに呼ぶ。
そのとき、英雄が助けに来なければ、国民はどう思うか。
アレは英雄ではない、と断罪する。
だからこそ、老いは英雄にとって一番の強敵だったのだ。
それをわからない国王ではないはずだ。
その上、国王たちの都合で英雄を他国に派遣したせいで英雄が亡くなった、と国民は思っている。ともすれば、あの国は。
いろいろ考えながら、数時間後。
「すごーいっ」
王子の目がキラキラしながら、家のなかを見て回っている。王子は素直に喜んでくれるから嬉しいな。
ふっ、あの家を複製できました。
自分ながら、なかなかの出来。
完全ではないので、くれぐれも間違い探しはしないでもらいたい。さすがに多少は違うところはある。
が、これであの家から去るときが来ても、この家で暮らし続けることができる。
ヴィンセントにも胸を張って見せられる。
コレをヴィンセントが見たら、まずは深いため息を吐くのだろうけど。
うん、気にしない。反対に他の反応される方が驚く。
王子とヴィンセントが住み慣れた家で住めることが大切。
そしてきっと、俺にとってもあの家が帰れる家の象徴のようなものになったんだと思う。なくしたくないものになった。この家に住まなくとも、思い出の一つとして保管しておくのも悪くない。
角ウサギたちが沈黙して並んで家を見ている。
目が口ほどにモノを言う奴らだ。
いいじゃないかー。造れるのだから、造ったってー。
「あ、ヴィンセントがお腹空かせて待っているだろうからもう帰ろうか」
複製した家を造っても、帰る家はまだまだあちらだ。
この家を使うことがなければ一番なのだろうが、俺の稼ぎでは聖都では小さな家、というのも難しいだろう。集合住宅を借りても小さい部屋だろうな。となると、そことダンジョンの扉をつなげてしまった方が広い家で寛げる。
ヴィンセントは良いとこのお坊ちゃまである。この国の首都である聖都の家賃がどれだけ高いのか、たぶんご存じないのではないだろうか。ノエル家というのはそれぐらいの家柄である。この国には貴族はいない。だが、それに類する力の強い家というのは存在している。そもそも聖都の真ん中にでかいお屋敷を持っている家の出の人間の金銭感覚を基準にしてはならない。アディ家も然り。
「うんっ、でも、どうしてこの家造ったの?」
「王子の治療が終わったら、あの家は出なければいけない物件なんだ。でも、俺は王子とヴィンセントと三人で一緒に暮らしたい。とすると、家は必要だ。だったら、あの家がそのままあれば一番じゃないかと思ったわけだ」
王子がほんの少し考えて、俺に答えた。
「レンが一緒に暮らしたいと言ってくれて嬉しい。僕も一緒に住みたい。でも、その前に、僕はお母さんに会いに行きたい。元気になった姿を見せて安心させたいんだ」
本当に王子は良い子だ。
俺は王子の頭をグリグリ撫でる。
そう、王子はまだ母親が生きていると思っている。
そして、ほんの少しモジモジしながら、
「あ、あとククーも一緒に住みたい」
赤くなった王子が付け加えた。
可愛いのう。初々しいのう。
おや、角ウサギたちもこちらを見ている。
「そうだねー、四人と五匹で一緒に住みたいよねー。この家なら他国にも持って行けるから、ククーが神官を辞めたくないとか神聖国グルシアを離れたくないとか言っても攫っていけるよねー。うん、何の問題もない」
俺の言葉に王子が俺を見た。
「できれば、本人の意志で一緒に住んでもらえると嬉しいな」
「そうだねー、本人の意志による選択なら何の問題もないよねー」
「うんっ」
王子は元気よく頷いたが、角ウサギたちが頭を抱える。
俺のは作為的な誘導と言うのだそうだ。
本人の意志に見せかけて、その選択をするように言葉巧みに誘導する。悪徳商法がよくやる手口。
いいじゃん、本人の選択なんだから。
もう雪解けが進んできたので、日が当たるところは歩きやすくなってきた。日陰には雪が残っているが、もう少し暖かくなれば消えることだろう。
俺は今朝、思いついたことを実践してみようと思う。
「あれ?最下層って」
王子が最下層で周辺を見渡す。
「あ、王子、気づいた?もう一層増やしてみましたー」
というわけで、前に王子に見せた最下層はもう最下層ではない。
「レン、この景色」
「わかったー?家の周りー」
そう最下層は家の周辺をそっくりそのままの環境を模してみた。
ということで、俺が何をしたいのかというと、あの家の複製づくり。
「そう、いつか、あの家とおさらばしなければならないのなら、俺のダンジョン内に造ってしまえば良い話。本当にできるかはやってみないとわからないけど」
最下層の空間を魔力でグニグニして、あの家をイメージする。
魔法は想像力が大切ー。細部まで思い出すー。
魔脈がこのダンジョンの地下を走っているから、このぐらいの魔力は使い放題。
ありがたい話だ。
北の女王から文句が来そうだ。実際には違う文句がすでに来てるけど。俺の存在自体ずるいと。
あのシアリーの街の北のダンジョンの下には魔脈は流れていない。少し離れてしまうと影響はないのだ。あのダンジョンはダンジョンコアの魔力が枯渇すれば消滅する運命である。それでも、ダンジョンが人間の手で閉鎖されない限り、あの規模を維持しながら人間の生以上の年月は存在し続けるだろうけど。
多くのダンジョンはそんな感じなのだが、最凶級ダンジョンとして生まれたものは魔脈の影響によるものが多く、強大な魔力を放ち魔物を地上にも放出し続ける。魔脈から直接魔力を供給されるのでダンジョンの魔力の枯渇を願っていたら、先に人類が滅びる。だからこそ、早期にダンジョンを閉じるために動く。
けれど、俺のダンジョンを移動させると、新たな最凶級ダンジョンがここに発生する。ここが魔脈の吹き溜まりになってしまっているので、使わないと魔力が溜まっていってしまう。ダンジョンを移動するにしろ、閉鎖するにしろ、この魔脈自体をどうにかしないといけないが、この辺の宗教国家、もちろん神聖国グルシアも含む、が呪いをアスア王国に向けているので、この数年でこの異常状態をどうにかできるものではないようだ。というか、こういう状態になっているのはここだけではないだろう。
ここは俺が管理しているから問題はないけど。
現在進行形で、特に呪いの矛先のアスア王国の各地に最凶級ダンジョンが大量発生しているはずだ。
が、今、あの国に動ける英雄はいない。
新英雄は王城から出せない。
『蒼天の館』を持っていても、使えないからだ。
彼が元々持っていたギフトは『蒼天の館』で上書きされてしまったので、戦闘能力が格段に落ちた、というより普通の冒険者並みになってしまっている。ギフトを持っていてもギフトを持っていない人より能力が低い状態になっている。
そんな人間を最凶級ダンジョンに向かわせることができるだろうか。
アスア王国の国民は高い税金を納めている。
危険なとき守ってもらうための代金だ。
安全は無料ではない。
あの国の者たちはそれを良く知っている。
けれど、その対価を払っている国民に多くの犠牲が出てしまったら。
英雄がいなければ国民は多少我慢する。持ち堪える。
だが、現在、英雄はいる。王城に。
英雄がいるときの国民は、英雄を助けに呼ぶ。
そのとき、英雄が助けに来なければ、国民はどう思うか。
アレは英雄ではない、と断罪する。
だからこそ、老いは英雄にとって一番の強敵だったのだ。
それをわからない国王ではないはずだ。
その上、国王たちの都合で英雄を他国に派遣したせいで英雄が亡くなった、と国民は思っている。ともすれば、あの国は。
いろいろ考えながら、数時間後。
「すごーいっ」
王子の目がキラキラしながら、家のなかを見て回っている。王子は素直に喜んでくれるから嬉しいな。
ふっ、あの家を複製できました。
自分ながら、なかなかの出来。
完全ではないので、くれぐれも間違い探しはしないでもらいたい。さすがに多少は違うところはある。
が、これであの家から去るときが来ても、この家で暮らし続けることができる。
ヴィンセントにも胸を張って見せられる。
コレをヴィンセントが見たら、まずは深いため息を吐くのだろうけど。
うん、気にしない。反対に他の反応される方が驚く。
王子とヴィンセントが住み慣れた家で住めることが大切。
そしてきっと、俺にとってもあの家が帰れる家の象徴のようなものになったんだと思う。なくしたくないものになった。この家に住まなくとも、思い出の一つとして保管しておくのも悪くない。
角ウサギたちが沈黙して並んで家を見ている。
目が口ほどにモノを言う奴らだ。
いいじゃないかー。造れるのだから、造ったってー。
「あ、ヴィンセントがお腹空かせて待っているだろうからもう帰ろうか」
複製した家を造っても、帰る家はまだまだあちらだ。
この家を使うことがなければ一番なのだろうが、俺の稼ぎでは聖都では小さな家、というのも難しいだろう。集合住宅を借りても小さい部屋だろうな。となると、そことダンジョンの扉をつなげてしまった方が広い家で寛げる。
ヴィンセントは良いとこのお坊ちゃまである。この国の首都である聖都の家賃がどれだけ高いのか、たぶんご存じないのではないだろうか。ノエル家というのはそれぐらいの家柄である。この国には貴族はいない。だが、それに類する力の強い家というのは存在している。そもそも聖都の真ん中にでかいお屋敷を持っている家の出の人間の金銭感覚を基準にしてはならない。アディ家も然り。
「うんっ、でも、どうしてこの家造ったの?」
「王子の治療が終わったら、あの家は出なければいけない物件なんだ。でも、俺は王子とヴィンセントと三人で一緒に暮らしたい。とすると、家は必要だ。だったら、あの家がそのままあれば一番じゃないかと思ったわけだ」
王子がほんの少し考えて、俺に答えた。
「レンが一緒に暮らしたいと言ってくれて嬉しい。僕も一緒に住みたい。でも、その前に、僕はお母さんに会いに行きたい。元気になった姿を見せて安心させたいんだ」
本当に王子は良い子だ。
俺は王子の頭をグリグリ撫でる。
そう、王子はまだ母親が生きていると思っている。
そして、ほんの少しモジモジしながら、
「あ、あとククーも一緒に住みたい」
赤くなった王子が付け加えた。
可愛いのう。初々しいのう。
おや、角ウサギたちもこちらを見ている。
「そうだねー、四人と五匹で一緒に住みたいよねー。この家なら他国にも持って行けるから、ククーが神官を辞めたくないとか神聖国グルシアを離れたくないとか言っても攫っていけるよねー。うん、何の問題もない」
俺の言葉に王子が俺を見た。
「できれば、本人の意志で一緒に住んでもらえると嬉しいな」
「そうだねー、本人の意志による選択なら何の問題もないよねー」
「うんっ」
王子は元気よく頷いたが、角ウサギたちが頭を抱える。
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