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2章 愛をたぐる者
2-1 記憶をたどる
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あのときの御礼?
前回は一週間ほど前に来た行商人役のククーが、俺に一箱の酒を差し出した。
ふと、思い出した。
「ああ、ククール・アディか。あのときの礼か、なるほど。数年ぶりだったから今まで気づかなかった。お前は全然変わっていないのにな」
俺は正直に伝えた。
ククーが驚愕の表情を浮かべて、素早く俺を振り返った。
そんなに急に振り向いたら、首を痛めないか?
本名を口にしたのが悪かったか?ヴィンセントも知っていることだろうし、この場で言っても平気なはずだ。
「なっ、俺のことをなぜ知っている?」
「ん?ああ、一方的に俺のことを調べられるのもムカつくから、俺をしつこく追いかけ回していた人間のことは反対に俺もすべて調べ上げた」
お互い一方的なお知り合い状態だったわけである。
交遊はまったくないのに、お互いのことを生半可な恋人よりも良く知っているわけである。
俺の場合は、ククーの数年前までの情報であるが。ギフト『蒼天の館』を失ったので、彼の今の詳細な情報を魔法で得ることは難しいだろう。ギフトがなくてもダンジョンコアを吸収したため魔法でできることは多いが、あのギフトは英雄のギフトといわれるだけあって成長させれば万能のギフトだった。現在の俺の能力値ではできることが限られている。
ククーは愕然として、膝をついている。
ヴィンセントと王子のククーを見る視線が厳しくなっているが、キミら誤解してないか?
「すまない。仕事だったんだ。決してストーカーでは」
「それはわかってる。ククーは当時、神聖国グルシアの諜報員だったんだろう。今は仕事の内容は変わったようだが、元気そうで良かった。長年俺を担当していたのに、数年前、急にグルシアの担当者が変わったからどうしたのかとは思っていたんだ」
英雄ザット・ノーレンを追いかけまわす他国の諜報員は多い。俺もすべての諜報員を調べているわけでもなく、俺がちょっと鬱陶しいと思う人間だけを調べていた。それは諜報員としては有能だということだ。去ってしまった者を追う趣味はないので彼が神聖国グルシアに帰った後の情報は得ていないが。
「さすがにアンタを担当して自信を無くした。それからはのんびりと閑職をエンジョイしている」
「それは悪かった。諜報員として優秀だったのに、グルシアとしてはもったいなかったな」
優秀な人材を一人闇に葬ったか。アスア王国にとっては幸運だったのだろうが。
ククーが目を瞬いた。
「優秀?」
「ああ、さすがにギフトで俺の偽装工作した方を見て、肉眼で俺の方を追いかけてくる人物は他にはいなかった。ただ、最後のとき危険なダンジョンのなかまで追いかけて来たのは無謀だったな。自分の対魔物の戦闘能力は考えような」
「それは悪かった。というか、うん、やっぱりわかっていたんだな。最短距離で目的地に行くアンタには珍しく魔物を広範囲に殲滅していくから、、、うん、コレはその礼だ。受け取ってくれ」
「そういうことなら、遠慮なく」
人助けってしておくものだな。こんなところで縁が巡ってくるとは。
わー、嬉しいなー。一週間前もいい酒を飲ませてもらったが、今回もいい酒が揃ってる。
箱の中身の酒を見て、顔が綻んでしまうよ。
さすが優秀な諜報員だった男。俺好みの酒を良く知っている。
「なあ、ククー」
「何だ?ヴィンセント」
「何、俺のレンと勝手に仲良くなってんだ。ククー、次、来るときは高い酒を持ってこいっ。大量に注文してやるっ」
ヴィンセント、何を張り合っているんだ?
貢いでくれるというのなら嬉しいが、酒であればいいわけではない。
「違うぞ、ヴィンセント。ザット・ノーレンはただ高い酒が好きなわけではない。値段に関わらず、度数が割と高い少し癖のある酒が好きなんだ。高い酒でもアッサリしているのは水のように飲むだけだ」
ククーが熱弁を振るっている。俺に優秀と言われたことがそんなに嬉しかったのか。
話したことのなかった人間がお互いにここまで知っていると、普通は気持ち悪い。
でも、説明しなくても自分をわかってくれているのは楽だ。
箱には飲んでみたかった酒や、飲んだことはないが期待できそうな酒も入っている。
これはなかなか商売人としても優秀ではないか。
「嬉しそうだねー、レン」
王子が酒の箱を座って覗いている俺の横に、可愛く座って俺の顔を覗き込んだ。
「王子も成人したら一緒に飲もうなー。グルシアの成人って十五歳だっけ?そのときを楽しみにしてるぞ」
「うんっ」
元気よく王子が頷いた。王子の赤茶色の髪が揺れる。
ヴィンセントとククーの表情は何一つ変わらなかった。
彼らはよく訓練されている。
出してはいけない表情や言葉がつい出てしまう俺も見習わなければ。この頃、酷いからなー。英雄のときはもう少しうまく隠していたと思うんだけどなー。
「でも、レン。その約束は守れなかったらごめんね」
「どうしたの?王子」
「僕、ここには治療で来ているんだ。僕の病気は治る見込みはほとんどないと言われているけど、神様の下で魔力を高める訓練をすれば良くなる可能性があるって言われてここにいるんだ」
「王子、」
王子は一日十分ほど魔力を高める訓練をしている。多くても少なくてもいけないと言われており、まとめてやるのは厳禁で、毎日コツコツとやることが重要と教わっているようだ。元々王子は魔力量が多いが、多すぎても少なすぎてもダメなのだろう。
「そうかー、王子は毎日頑張ってるもんなー。きっと神様もお願い聞いて、成人の祝いに酒を飲ませてくれるさ」
「っ、うんっ」
王子の目が潤んだが、笑顔で隠した。
六歳の子供でもしっかり感情を隠すのだ。
この子は強い。
俺は王子の頭を手でグシャグシャにした。
「レン、俺のことがバレたのなら仕方ない。今日の馬車はほぼお前のモノだ。見に来てくれ」
「は?」
ククーがもはや隠しておいても仕方ないとばかりにぶっちゃけた。
「すべてグルシアからの贈り物だと思ってくれても構わない。もちろん、ザット・ノーレンに対して下心がある貢物だが」
「はは、、、」
乾いた笑いを浮かべちゃうよ。ぶっちゃけ過ぎだ。
「ヴィンセント、ちょっと見てくる」
俺はちょっと俯いている王子を見て、言った。フォローしとけって意味合いだ。
ヴィンセントは俺とククーを二人きりにしたくないという葛藤と戦っていたようだが、職務を優先したようだ。
馬車の中を見た。
質の良い装備やら何やらかなりの量が積まれている。
「マジか、、、コレが全部貢ぎ物か?一応まだ俺はグルシアに本人だと断定されたわけじゃないんだろ」
「状況が揃っているからなあ。姿形が違うのも、呪いとか何かのギフトじゃないかとか言われている。実は隣国の英雄ザット・ノーレンの容姿とまったく違う方が我が国では歓迎できる。バレても、アスア王国には別人だと主張できるからな」
「別人扱いなのか」
「国籍も用意するぞ。名をレンに戻すのも良いと思うぞ」
ククーが何気に言った。
本当に何でもぶっちゃける気か?
ヴィンセントは強奪の剣については教会に報告していない。だから、ククーも知らない。そして、俺がダンジョンコアを吸収していることも知らない。
「そりゃ、英雄になる前はそう呼ばれていたが、それも親がつけた名前かどうかも怪しい。ノーレン公爵家に引き取られることが決まったら、レン・ノーレンも微妙だからと決まった名前だが、さすがに長年ザット・ノーレンを名乗っていれば愛着はわく」
ザット・ノーレンは数代前のノーレン公爵の名だ。あの家は祖先の名前をつけたがる家だ。祖先の栄光にあやかるためと言っても良い。現ノーレン公爵は俺の存在を認めた証に祖先の名をくれた。彼らにとって祖先の名はそういうことだ。ただ、ノーレン公爵は養父といっても形だけで育てられたことはないし、次男なので公爵家を継ぐこともない。
「そうか?レン・ノエルでも良いと思うぞ。レン・アディでも俺は喜んで迎え入れるが」
アディはお前の姓だからわかるにしても。
「、、、ノエルって」
「ヴィンセント・ノエル。ノエル家もけっこう自由だから、嫁でも養子でも可能だろう」
ため息ついて良いかな?ククー、ぶっちゃけ過ぎだ。
あれ?コレって俺の信頼を得るための演技だったりする??
演技であってくれないかなー?
「お前もヴィンセントも神官だろ。この国では結婚できないし、同性同士の恋愛だって御法度のはずだ。残るは養子だが、俺はお前たちよりも年上だ」
こんなことはお前たちが一番知っていることだろ。
前回は一週間ほど前に来た行商人役のククーが、俺に一箱の酒を差し出した。
ふと、思い出した。
「ああ、ククール・アディか。あのときの礼か、なるほど。数年ぶりだったから今まで気づかなかった。お前は全然変わっていないのにな」
俺は正直に伝えた。
ククーが驚愕の表情を浮かべて、素早く俺を振り返った。
そんなに急に振り向いたら、首を痛めないか?
本名を口にしたのが悪かったか?ヴィンセントも知っていることだろうし、この場で言っても平気なはずだ。
「なっ、俺のことをなぜ知っている?」
「ん?ああ、一方的に俺のことを調べられるのもムカつくから、俺をしつこく追いかけ回していた人間のことは反対に俺もすべて調べ上げた」
お互い一方的なお知り合い状態だったわけである。
交遊はまったくないのに、お互いのことを生半可な恋人よりも良く知っているわけである。
俺の場合は、ククーの数年前までの情報であるが。ギフト『蒼天の館』を失ったので、彼の今の詳細な情報を魔法で得ることは難しいだろう。ギフトがなくてもダンジョンコアを吸収したため魔法でできることは多いが、あのギフトは英雄のギフトといわれるだけあって成長させれば万能のギフトだった。現在の俺の能力値ではできることが限られている。
ククーは愕然として、膝をついている。
ヴィンセントと王子のククーを見る視線が厳しくなっているが、キミら誤解してないか?
「すまない。仕事だったんだ。決してストーカーでは」
「それはわかってる。ククーは当時、神聖国グルシアの諜報員だったんだろう。今は仕事の内容は変わったようだが、元気そうで良かった。長年俺を担当していたのに、数年前、急にグルシアの担当者が変わったからどうしたのかとは思っていたんだ」
英雄ザット・ノーレンを追いかけまわす他国の諜報員は多い。俺もすべての諜報員を調べているわけでもなく、俺がちょっと鬱陶しいと思う人間だけを調べていた。それは諜報員としては有能だということだ。去ってしまった者を追う趣味はないので彼が神聖国グルシアに帰った後の情報は得ていないが。
「さすがにアンタを担当して自信を無くした。それからはのんびりと閑職をエンジョイしている」
「それは悪かった。諜報員として優秀だったのに、グルシアとしてはもったいなかったな」
優秀な人材を一人闇に葬ったか。アスア王国にとっては幸運だったのだろうが。
ククーが目を瞬いた。
「優秀?」
「ああ、さすがにギフトで俺の偽装工作した方を見て、肉眼で俺の方を追いかけてくる人物は他にはいなかった。ただ、最後のとき危険なダンジョンのなかまで追いかけて来たのは無謀だったな。自分の対魔物の戦闘能力は考えような」
「それは悪かった。というか、うん、やっぱりわかっていたんだな。最短距離で目的地に行くアンタには珍しく魔物を広範囲に殲滅していくから、、、うん、コレはその礼だ。受け取ってくれ」
「そういうことなら、遠慮なく」
人助けってしておくものだな。こんなところで縁が巡ってくるとは。
わー、嬉しいなー。一週間前もいい酒を飲ませてもらったが、今回もいい酒が揃ってる。
箱の中身の酒を見て、顔が綻んでしまうよ。
さすが優秀な諜報員だった男。俺好みの酒を良く知っている。
「なあ、ククー」
「何だ?ヴィンセント」
「何、俺のレンと勝手に仲良くなってんだ。ククー、次、来るときは高い酒を持ってこいっ。大量に注文してやるっ」
ヴィンセント、何を張り合っているんだ?
貢いでくれるというのなら嬉しいが、酒であればいいわけではない。
「違うぞ、ヴィンセント。ザット・ノーレンはただ高い酒が好きなわけではない。値段に関わらず、度数が割と高い少し癖のある酒が好きなんだ。高い酒でもアッサリしているのは水のように飲むだけだ」
ククーが熱弁を振るっている。俺に優秀と言われたことがそんなに嬉しかったのか。
話したことのなかった人間がお互いにここまで知っていると、普通は気持ち悪い。
でも、説明しなくても自分をわかってくれているのは楽だ。
箱には飲んでみたかった酒や、飲んだことはないが期待できそうな酒も入っている。
これはなかなか商売人としても優秀ではないか。
「嬉しそうだねー、レン」
王子が酒の箱を座って覗いている俺の横に、可愛く座って俺の顔を覗き込んだ。
「王子も成人したら一緒に飲もうなー。グルシアの成人って十五歳だっけ?そのときを楽しみにしてるぞ」
「うんっ」
元気よく王子が頷いた。王子の赤茶色の髪が揺れる。
ヴィンセントとククーの表情は何一つ変わらなかった。
彼らはよく訓練されている。
出してはいけない表情や言葉がつい出てしまう俺も見習わなければ。この頃、酷いからなー。英雄のときはもう少しうまく隠していたと思うんだけどなー。
「でも、レン。その約束は守れなかったらごめんね」
「どうしたの?王子」
「僕、ここには治療で来ているんだ。僕の病気は治る見込みはほとんどないと言われているけど、神様の下で魔力を高める訓練をすれば良くなる可能性があるって言われてここにいるんだ」
「王子、」
王子は一日十分ほど魔力を高める訓練をしている。多くても少なくてもいけないと言われており、まとめてやるのは厳禁で、毎日コツコツとやることが重要と教わっているようだ。元々王子は魔力量が多いが、多すぎても少なすぎてもダメなのだろう。
「そうかー、王子は毎日頑張ってるもんなー。きっと神様もお願い聞いて、成人の祝いに酒を飲ませてくれるさ」
「っ、うんっ」
王子の目が潤んだが、笑顔で隠した。
六歳の子供でもしっかり感情を隠すのだ。
この子は強い。
俺は王子の頭を手でグシャグシャにした。
「レン、俺のことがバレたのなら仕方ない。今日の馬車はほぼお前のモノだ。見に来てくれ」
「は?」
ククーがもはや隠しておいても仕方ないとばかりにぶっちゃけた。
「すべてグルシアからの贈り物だと思ってくれても構わない。もちろん、ザット・ノーレンに対して下心がある貢物だが」
「はは、、、」
乾いた笑いを浮かべちゃうよ。ぶっちゃけ過ぎだ。
「ヴィンセント、ちょっと見てくる」
俺はちょっと俯いている王子を見て、言った。フォローしとけって意味合いだ。
ヴィンセントは俺とククーを二人きりにしたくないという葛藤と戦っていたようだが、職務を優先したようだ。
馬車の中を見た。
質の良い装備やら何やらかなりの量が積まれている。
「マジか、、、コレが全部貢ぎ物か?一応まだ俺はグルシアに本人だと断定されたわけじゃないんだろ」
「状況が揃っているからなあ。姿形が違うのも、呪いとか何かのギフトじゃないかとか言われている。実は隣国の英雄ザット・ノーレンの容姿とまったく違う方が我が国では歓迎できる。バレても、アスア王国には別人だと主張できるからな」
「別人扱いなのか」
「国籍も用意するぞ。名をレンに戻すのも良いと思うぞ」
ククーが何気に言った。
本当に何でもぶっちゃける気か?
ヴィンセントは強奪の剣については教会に報告していない。だから、ククーも知らない。そして、俺がダンジョンコアを吸収していることも知らない。
「そりゃ、英雄になる前はそう呼ばれていたが、それも親がつけた名前かどうかも怪しい。ノーレン公爵家に引き取られることが決まったら、レン・ノーレンも微妙だからと決まった名前だが、さすがに長年ザット・ノーレンを名乗っていれば愛着はわく」
ザット・ノーレンは数代前のノーレン公爵の名だ。あの家は祖先の名前をつけたがる家だ。祖先の栄光にあやかるためと言っても良い。現ノーレン公爵は俺の存在を認めた証に祖先の名をくれた。彼らにとって祖先の名はそういうことだ。ただ、ノーレン公爵は養父といっても形だけで育てられたことはないし、次男なので公爵家を継ぐこともない。
「そうか?レン・ノエルでも良いと思うぞ。レン・アディでも俺は喜んで迎え入れるが」
アディはお前の姓だからわかるにしても。
「、、、ノエルって」
「ヴィンセント・ノエル。ノエル家もけっこう自由だから、嫁でも養子でも可能だろう」
ため息ついて良いかな?ククー、ぶっちゃけ過ぎだ。
あれ?コレって俺の信頼を得るための演技だったりする??
演技であってくれないかなー?
「お前もヴィンセントも神官だろ。この国では結婚できないし、同性同士の恋愛だって御法度のはずだ。残るは養子だが、俺はお前たちよりも年上だ」
こんなことはお前たちが一番知っていることだろ。
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