58 / 164
6.彼女の過去
6
しおりを挟む
「なに、考えてる?」
「え?」
「ぎゅうぎゅうに締め付けて」
「そんなこと――」
「――そんなに早く終わらせたいか?」
「……そうかも」
終わらせたい、という表現には語弊がある気がするが、この状況から終わりに向けて動き出してほしいという意味ではそうかもしれない。
「早く、うご……いて……」
膣内で、カレがピクンと跳ねた。
くすぐったい。
理人は表情を変えず、じっと私を見ている。
私は、恥ずかしさに顔を背けた。
また、跳ねた。
もう一度。
「くすぐっ……た――」
「――時間が足んねーな」
「え――」
ずるっと引き抜かれたかと思ったら、完全に抜けてしまう前で止まり、勢いよく押し入られた。
「はっ――!」
限界まで抜かれ、最奥まで突き上げられる。
それを何度も、遅すぎず激しすぎない絶妙なテンポで繰り返す。
同じ場所を繰り返し擦られ、ソコが敏感になり、快感が途切れない。
「あっ……ん! だめっ!」
「悪いな。とまんねーよ」
目を細め、苦しそうに、けれど気持ちよさそうにそう言った理人は、それはもう、艶めかしい空気を放っていて。
自分がそう言わせていると思うと、私もまた堪らなくなる。
「こら、締め……な」
テンポが速くなる。
どんどん、どんどん。
「ああぁっ――!」
膣内が痺れる。痛いくらいに。
痺れた部分が徐々に広がっていって、身体全体が覆われる。
「あっは――っ!」
ふくらはぎが痛いほど足に力が入って、爪先がピンと伸びる。
「うんんんっ――!!」
ぎゅっと目を閉じると、瞼の裏が真っ白になった。
勝手に腹筋に力が入って、かと思うと脱力する。
「くっ――! あ……」
急に理人が圧し掛かってきて、胸同士が密着した。
互いの汗でぬるりと滑る。
絶頂に達しながらも、彼もまた私の膣内で達したのがわかった。
さっきの、くすぐったいくらいのピクピクした跳ね方じゃない。
ビクンッビクンッと脈打ちながら跳ね、私の膣内を満たしていく。
耳元で、はぁっと艶っぽい息を吐かれ、まるで心臓が耳朶にあるように錯覚するほど耳がズキズキと熱くなる。
「慣れなきゃなんねーのは、俺だな」
「え?」
理人が少しだけ身体を浮かし、私の顔を見た。
「毎回、こうもあっさりイカされたんじゃ、な」
「……?」
意味がわからない。
イカされたのは、私の方だ。
理人はくくっと笑うと、私のこめかみにキスをした。
「ずっと、わかんないままでいてくれ」
「どういう――」
言い終わる前に、ずるりと私の膣内から理人が出て行く。
彼は身体を起こして避妊具を外した。
「出る前にシャワー浴びなきゃな」
そうだ。
力登を迎えに行かなければ。
私は起き上がり、ピザを食べる前に借りたTシャツを頭から被った。
夢の時間は、おしまい……。
「え?」
「ぎゅうぎゅうに締め付けて」
「そんなこと――」
「――そんなに早く終わらせたいか?」
「……そうかも」
終わらせたい、という表現には語弊がある気がするが、この状況から終わりに向けて動き出してほしいという意味ではそうかもしれない。
「早く、うご……いて……」
膣内で、カレがピクンと跳ねた。
くすぐったい。
理人は表情を変えず、じっと私を見ている。
私は、恥ずかしさに顔を背けた。
また、跳ねた。
もう一度。
「くすぐっ……た――」
「――時間が足んねーな」
「え――」
ずるっと引き抜かれたかと思ったら、完全に抜けてしまう前で止まり、勢いよく押し入られた。
「はっ――!」
限界まで抜かれ、最奥まで突き上げられる。
それを何度も、遅すぎず激しすぎない絶妙なテンポで繰り返す。
同じ場所を繰り返し擦られ、ソコが敏感になり、快感が途切れない。
「あっ……ん! だめっ!」
「悪いな。とまんねーよ」
目を細め、苦しそうに、けれど気持ちよさそうにそう言った理人は、それはもう、艶めかしい空気を放っていて。
自分がそう言わせていると思うと、私もまた堪らなくなる。
「こら、締め……な」
テンポが速くなる。
どんどん、どんどん。
「ああぁっ――!」
膣内が痺れる。痛いくらいに。
痺れた部分が徐々に広がっていって、身体全体が覆われる。
「あっは――っ!」
ふくらはぎが痛いほど足に力が入って、爪先がピンと伸びる。
「うんんんっ――!!」
ぎゅっと目を閉じると、瞼の裏が真っ白になった。
勝手に腹筋に力が入って、かと思うと脱力する。
「くっ――! あ……」
急に理人が圧し掛かってきて、胸同士が密着した。
互いの汗でぬるりと滑る。
絶頂に達しながらも、彼もまた私の膣内で達したのがわかった。
さっきの、くすぐったいくらいのピクピクした跳ね方じゃない。
ビクンッビクンッと脈打ちながら跳ね、私の膣内を満たしていく。
耳元で、はぁっと艶っぽい息を吐かれ、まるで心臓が耳朶にあるように錯覚するほど耳がズキズキと熱くなる。
「慣れなきゃなんねーのは、俺だな」
「え?」
理人が少しだけ身体を浮かし、私の顔を見た。
「毎回、こうもあっさりイカされたんじゃ、な」
「……?」
意味がわからない。
イカされたのは、私の方だ。
理人はくくっと笑うと、私のこめかみにキスをした。
「ずっと、わかんないままでいてくれ」
「どういう――」
言い終わる前に、ずるりと私の膣内から理人が出て行く。
彼は身体を起こして避妊具を外した。
「出る前にシャワー浴びなきゃな」
そうだ。
力登を迎えに行かなければ。
私は起き上がり、ピザを食べる前に借りたTシャツを頭から被った。
夢の時間は、おしまい……。
1
あなたにおすすめの小説
ホウセンカ
えむら若奈
恋愛
☆面倒な女×クセ強男の不器用で真っ直ぐな純愛ラブストーリー!
誰もが振り返る美しい容姿を持つ姫野 愛茉(ひめの えま)は、常に“本当の自分”を隠して生きていた。
そして“理想の自分”を“本当の自分”にするため地元を離れた大学に進学し、初めて参加した合コンで浅尾 桔平(あさお きっぺい)と出会う。
目つきが鋭くぶっきらぼうではあるものの、不思議な魅力を持つ桔平に惹かれていく愛茉。桔平も愛茉を気に入り2人は急接近するが、愛茉は常に「嫌われるのでは」と不安を抱えていた。
「明確な理由がないと、不安?」
桔平の言葉のひとつひとつに揺さぶられる愛茉が、不安を払拭するために取った行動とは――
※本作品はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。
※イラストは自作です。転載禁止。
2月31日 ~少しずれている世界~
希花 紀歩
恋愛
プロポーズ予定日に彼氏と親友に裏切られた・・・はずだった
4年に一度やってくる2月29日の誕生日。
日付が変わる瞬間大好きな王子様系彼氏にプロポーズされるはずだった私。
でも彼に告げられたのは結婚の申し込みではなく、別れの言葉だった。
私の親友と結婚するという彼を泊まっていた高級ホテルに置いて自宅に帰り、お酒を浴びるように飲んだ最悪の誕生日。
翌朝。仕事に行こうと目を覚ました私の隣に寝ていたのは別れたはずの彼氏だった。
腹黒上司が実は激甘だった件について。
あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。
彼はヤバいです。
サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。
まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。
本当に厳しいんだから。
ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。
マジで?
意味不明なんだけど。
めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。
素直に甘えたいとさえ思った。
だけど、私はその想いに応えられないよ。
どうしたらいいかわからない…。
**********
この作品は、他のサイトにも掲載しています。
一目惚れ婚~美人すぎる御曹司に溺愛されてます~
椿蛍
恋愛
念願のデザイナーとして働き始めた私に、『家のためにお見合いしろ』と言い出した父と継母。
断りたかったけれど、病弱な妹を守るため、好きでもない相手と結婚することになってしまった……。
夢だったデザイナーの仕事を諦められない私――そんな私の前に現れたのは、有名な美女モデル、【リセ】だった。
パリで出会ったその美人モデル。
女性だと思っていたら――まさかの男!?
酔った勢いで一夜を共にしてしまう……。
けれど、彼の本当の姿はモデルではなく――
(モデル)御曹司×駆け出しデザイナー
【サクセスシンデレラストーリー!】
清中琉永(きよなかるな)新人デザイナー
麻王理世(あさおりせ)麻王グループ御曹司(モデル)
初出2021.11.26
改稿2023.10
ワケあり上司とヒミツの共有
咲良緋芽
恋愛
部署も違う、顔見知りでもない。
でも、社内で有名な津田部長。
ハンサム&クールな出で立ちが、
女子社員のハートを鷲掴みにしている。
接点なんて、何もない。
社内の廊下で、2、3度すれ違った位。
だから、
私が津田部長のヒミツを知ったのは、
偶然。
社内の誰も気が付いていないヒミツを
私は知ってしまった。
「どどど、どうしよう……!!」
私、美園江奈は、このヒミツを守れるの…?
19時、駅前~俺様上司の振り回しラブ!?~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
【19時、駅前。片桐】
その日、机の上に貼られていた付箋に戸惑った。
片桐っていうのは隣の課の俺様課長、片桐課長のことでいいんだと思う。
でも私と片桐課長には、同じ営業部にいるってこと以外、なにも接点がない。
なのに、この呼び出しは一体、なんですか……?
笹岡花重
24歳、食品卸会社営業部勤務。
真面目で頑張り屋さん。
嫌と言えない性格。
あとは平凡な女子。
×
片桐樹馬
29歳、食品卸会社勤務。
3課課長兼部長代理
高身長・高学歴・高収入と昔の三高を満たす男。
もちろん、仕事できる。
ただし、俺様。
俺様片桐課長に振り回され、私はどうなっちゃうの……!?
甘過ぎるオフィスで塩過ぎる彼と・・・
希花 紀歩
恋愛
24時間二人きりで甘~い💕お仕事!?
『膝の上に座って。』『悪いけど仕事の為だから。』
小さな翻訳会社でアシスタント兼翻訳チェッカーとして働く風永 唯仁子(かざなが ゆにこ)(26)は頼まれると断れない性格。
ある日社長から、急ぎの翻訳案件の為に翻訳者と同じ家に缶詰になり作業を進めるように命令される。気が進まないものの、この案件を無事仕上げることが出来れば憧れていた翻訳コーディネーターになれると言われ、頑張ろうと心を決める。
しかし翻訳者・若泉 透葵(わかいずみ とき)(28)は美青年で優秀な翻訳者であるが何を考えているのかわからない。
彼のベッドが置かれた部屋で二人きりで甘い恋愛シミュレーションゲームの翻訳を進めるが、透葵は翻訳の参考にする為と言って、唯仁子にあれやこれやのスキンシップをしてきて・・・!?
過去の恋愛のトラウマから仕事関係の人と恋愛関係になりたくない唯仁子と、恋愛はくだらないものだと思っている透葵だったが・・・。
*導入部分は説明部分が多く退屈かもしれませんが、この物語に必要な部分なので、こらえて読み進めて頂けると有り難いです。
<表紙イラスト>
男女:わかめサロンパス様
背景:アート宇都宮様
小野寺社長のお気に入り
茜色
恋愛
朝岡渚(あさおかなぎさ)、28歳。小さなイベント企画会社に転職して以来、社長のアシスタント兼お守り役として振り回される毎日。34歳の社長・小野寺貢(おのでらみつぐ)は、ルックスは良いが生活態度はいい加減、デリカシーに欠ける困った男。
悪天候の夜、残業で家に帰れなくなった渚は小野寺と応接室で仮眠をとることに。思いがけず緊張する渚に、「おまえ、あんまり男を知らないだろう」と小野寺が突然迫ってきて・・・。
☆全19話です。「オフィスラブ」と謳っていますが、あまりオフィスっぽくありません。
☆「ムーンライトノベルズ」様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる