初恋

高校2年生の小暮祐は人を好きになったことがなかった。
そこへ赴任してきた古典教師の伊藤公。
赴任早々、伊藤と副担任の化学教師青木とのやりとりを聞いてしまい、2人が昔、ただならぬ仲だと思った祐。
伊藤が今も、初恋の人からもらったという、島崎藤村の初恋という詩が書かれた手紙を持っているのを知る。
祐は伊藤の持っている手紙は、青木からもらったものだと思い、そんなものを渡しておきながら、伊藤の気持ちに応えなかった青木に対して、モヤモヤした気持ちを持っていた。
祐は伊藤と話をするうちに、自分の伊藤に対する気持ちが恋だと気付く。
そんなとき祐は、修学旅行で青木が伊藤にキスをする瞬間を目撃してしまう。
しかも親友の和希といっくんにも、伊藤への恋心を知られてしまい…
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