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後篇
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あれはわたくしが六才になったばかりのことだ。
第一王子殿下の婚約者選定のためのお茶会に、光栄にもご招待いただいたのだ。
初めて王子様にお会いできる喜びと城に入れる嬉しさで、無邪気に胸をワクワクさせながら幼いわたくしはお茶会に参加した。
するとその席で、わたくしは殿下にいたく気に入られてしまった。
「うわぁ、君、すごくかわいいね」
「ありがとうございます、殿下。とても嬉しいです」
わたくしがにっこりと笑うと、殿下はかわいらしく頬を赤く染めていた。
周囲の令嬢たちは、殿下のわたくしへの好意にすぐに気付いた。そして、皆で結託してわたくしをイジメ始めたのだ。
大人の目が届かないところで、わたくしは髪を引っ張られたり足を踏まれたり転ばされたりした。ドレスをお茶で汚されもしたし、最終的には噴水に突き落とされてしまった。
気が付けば、わたくしは全身びしょ濡れで髪はボサボサ。とても惨めで汚らしい姿になっていた。
そんなわたくしの姿を見て、殿下は眉をひそめた。
「君ってここにいる令嬢たちの中で一番かわいいのに、信じられないくらいドジなんだね。ちょっと呆れたよ。未来の王妃になるのは無理そうだ。悪いけど、僕の婚約者になるのはあきらめてね」
手の平を返したように冷たい態度をとる殿下に、わたくしは唖然とした。
その後の発表により、殿下の婚約者にはわたくしを噴水に突き落とした令嬢が選ばれたと知った。
それ以来のことだ。わたくしが社交嫌いになり、同時に結婚願望をも失ったのは。
令嬢たちと二度と関わりたくなくて領地に引き籠るようになったのも、あの茶会がきっかけだ。平気で人を傷つけることのできる人たちとは、二度と会いたくなかった。
だから王都の貴族学院にも入学しなかった。勉強はすべて優秀な家庭教師たちに領地で教えてもらった。
「なるほどな……」
わたくしの話に黙って耳を傾けていたギュンターが、痛ましそうにわたくしを見つめる。
「そんなことがあったのか」
「本当はわたくし、特別内気なわけでも消極的なわけでもありません。ただ、あの茶会で貴族の恐ろしさを知りました。なので社交は絶対にしたくありませんし、できれば生涯屋敷の中に閉じこもっていたいのです」
そう、わたくしは内気で消極的な性格をしているのではない。貴族社会に対して内気で消極的な姿勢をとっているだけなのだ。それをこれからも続けるつもりでいる。
けれど、そんなわたくしは。
「貴族の令嬢としては欠陥品ですわ」
「幼い時にそんな酷いトラウマを植え付けられたのだ。あなたが人間不信になるのも無理はない」
そう言うと、ギュンターは自らの手をわたくしの手の上にそっと重ねた。
その手から伝わる温もりに、わたくしの胸が小さく波打つ。
「わたくしは結婚をせず、一生領地から出ないつもりでおりました。社交もできない女など、嫁にもらっていただいても相手にご迷惑をおかけするだけですから」
自虐的なことを言いながら悲し気に笑うと、そんなわたくしをみつめながらギュンターがゆっくりと首を振った。
「迷惑などかからない。それどころか、やはりあなたはわたしの理想の人だ。ドレスやアクセサリーや夜会のことしか考えられず、多くの男たちに媚びを売ってばかりの身持ちの悪い令嬢たちとはわけが違う」
ギュンターは椅子から立ち上がると、その長い足を動かしてわたくしの傍までやってきた。そこで片膝を床につき、わたくしに向かって右手を差し出す。
「クリスティアーネ・クラウス嬢、やはりあなたしかいない。どうかわたしと結婚してくれないか」
わたくしを見るギュンターの薄紫の瞳には、紛 うこと無き情愛が浮かんでいる。美しい彼のプロポーズするその姿は、さながら恋愛小説のワンシーンのようにわたくしの目に映った。
ドキドキと胸が高鳴る。
思わず「はい」と即答しそうになったところで、ハッと平静を取り戻した。
いやいやいや、危ない危ない危ない!
危うく場の空気に流されてしまうところだった。
ギュンターからの求婚を受けるということは、すなわち監禁を承諾するということ。しかも生涯ずっと、だ。
死ぬまで監禁され続けるなんて、そんなの絶対にイヤ―――ッ!!!!!
と心の中で叫んだところで、ふと考える。
わたくしの希望は屋敷内での引き籠り生活。
趣味は読書と刺繍であり、社交嫌いで人間不信気味だから、外に出ることなく屋敷の中で静かに暮らしたいと、これまでずっと思ってきた。
それを踏まえて考えると、ギュンターとの結婚生活はわたくしの理想そのものなのではないだろうか。
なによりギュンターは顔が良い。
わたくしの理想そのものと言えるほどの美男子だ。
更には名門リーベルス侯爵家の現当主であり、賢く有能で、お金だって掃いて捨てるほど持っている。
これほどまでに最高級の男に愛され、大切にされ、守られる生涯を送れるだなんて、実はそれこそが最高の幸せと言えるのではないだろうか。
執着されて束縛されることは、そんなに嫌なことだろうか。
いやむしろ幸せなことのようにわたくしには思えてしまう。
こんなに素敵な男性から、好きだ愛していると言葉でも態度でも常に示されるなんて、それは女として最高の喜びと言えるのではないだろうか。
よそ見する隙も与えないほど愛してもらえるなんて、どう考えても至福だ。
そう考えると……あら?
もしかしてギュンターとわたくし、とってもお似合いの夫婦になれるのではなくて?
と思いつつも、確認したいことが一つだけある。
「侯爵様、返事の前に教えて下さいませ」
「なんだろうか」
「監禁とおっしゃいますが、それは部屋に閉じ込められベッドの上で身動きとれないように鎖で繋がれるとか、そういったことをされてしまうのでしょうか。だとしたら、それはさすがに……」
困った顔のわたくしを見て、ギュンターが目を細めた。
「大袈裟に監禁といったが、実際には軟禁のようなものだ。屋敷の敷地内から出ないでくれればそれでいい。外に出て男たちの邪な目にあなたが映らないでくれれば、それでかまわない。あなたの瞳にわたし以外の男の姿が映らなければ、それでわたしは満足できるのだ」
欲しい物があれば外商を呼びつけ、いくらでも買っていい。外に出ること以外で不自由をさせるつもりは一切ない。そうギュンターは言ってくれた。
「わたしがあなたに求めるものは二つだけ。わたしだけを愛し、わたしからだけ愛されること。それだけだ」
「でしたら」
ギュンターの差し出した手に、わたくしはそっと自分の手を乗せた。
「どうか、わたくしをあなた様の花嫁にして下さいませ」
目元をわずかに赤らめたギュンターが、わたくしの手の甲に口付けた。
「必ず幸せにすると約束する」
「はい、わたくしも侯爵様を幸せにすると誓いますわ」
わたくしとギュンターは微笑みながら見つめ合った。
こうしてわたくしはギュンターの婚約者になった。
一年後には二人だけの結婚式を挙げて、リーベルス侯爵夫人となったのである。
ギュンターは約束通り、わたくしを社交界には一切出そうとしなかった。本来わたくしがするべき社交は、すべてギュンターがしてくれた。
だからその代わりに、わたくしは領地運営の手伝いをすることにした。といっても、屋敷内でできる書類の作成や確認、帳簿のチェックくらいなものだけれど、それでも忙しいギュンターはとても喜んでくれる。
「昔わたくしをイジメた令嬢たちと会うのが嫌で貴族学院には入学しませんでしたが、これでも勉強は得意としておりました。家庭教師をして下さった先生方からは、もし貴族学院に入学していたら間違いなく主席卒業できたはずだと、お墨付きをいただいたほどです」
「そうか、さすがわたしのクリスティアーネだ」
そう褒めながら、ギュンターがわたくしの頬にキスしてくれた。
とても誇らしい気持ちになれる。
「結婚せずに領地で父や兄の手伝いをして生きていくつもりでしたから、領地の運営についての知識も学んでおります。ですからどうか安心してわたくしにお仕事を手伝わせて下さいませ。旦那様の助けになれれば、それこそがわたくしの喜びですもの」
「ああ、クリスティアーネ」
ギュンターがわたくしを強く抱きしめる。その胸の広さと温かさに、幸せと安らぎを感じずにはいられない。
わたくしが上を向くと、すぐにギュンターが口付けてくれた。
甘い甘い口づけを、何度も何度もしてくれる。
「旦那様、わたくし、とっても幸せです」
「わたしもだ。あなたが共にいてくれれば、それだけでわたしは生涯幸せでいられるだろう。愛している、心から」
「わたくしも同じ気持ちですわ」
初めてお会いした見合いの席で生涯監禁させろなんて言われた時には、とんだ変態野郎が現れたと戦々恐々したものだ。
けれど、ギュンターがわたしを求めてくれたから、見合いを望んでくれたから、わたくしたちは出会い、その後本物の愛を育むことができたのだ。
ありがとうございます、旦那様。
あの時の約束通り、これからもわたくしはあなただけを愛し、あなたからだけ愛されることを誓います。
執着と束縛、されるのが好きな性格で本当に良かった。
おかげでこんなにも幸せになれたのだから。
きっとこの幸せは永遠に続くだろうと思いながら、愛する夫の腕の中でわたくしはそっと目を閉じたのだった。
End
第一王子殿下の婚約者選定のためのお茶会に、光栄にもご招待いただいたのだ。
初めて王子様にお会いできる喜びと城に入れる嬉しさで、無邪気に胸をワクワクさせながら幼いわたくしはお茶会に参加した。
するとその席で、わたくしは殿下にいたく気に入られてしまった。
「うわぁ、君、すごくかわいいね」
「ありがとうございます、殿下。とても嬉しいです」
わたくしがにっこりと笑うと、殿下はかわいらしく頬を赤く染めていた。
周囲の令嬢たちは、殿下のわたくしへの好意にすぐに気付いた。そして、皆で結託してわたくしをイジメ始めたのだ。
大人の目が届かないところで、わたくしは髪を引っ張られたり足を踏まれたり転ばされたりした。ドレスをお茶で汚されもしたし、最終的には噴水に突き落とされてしまった。
気が付けば、わたくしは全身びしょ濡れで髪はボサボサ。とても惨めで汚らしい姿になっていた。
そんなわたくしの姿を見て、殿下は眉をひそめた。
「君ってここにいる令嬢たちの中で一番かわいいのに、信じられないくらいドジなんだね。ちょっと呆れたよ。未来の王妃になるのは無理そうだ。悪いけど、僕の婚約者になるのはあきらめてね」
手の平を返したように冷たい態度をとる殿下に、わたくしは唖然とした。
その後の発表により、殿下の婚約者にはわたくしを噴水に突き落とした令嬢が選ばれたと知った。
それ以来のことだ。わたくしが社交嫌いになり、同時に結婚願望をも失ったのは。
令嬢たちと二度と関わりたくなくて領地に引き籠るようになったのも、あの茶会がきっかけだ。平気で人を傷つけることのできる人たちとは、二度と会いたくなかった。
だから王都の貴族学院にも入学しなかった。勉強はすべて優秀な家庭教師たちに領地で教えてもらった。
「なるほどな……」
わたくしの話に黙って耳を傾けていたギュンターが、痛ましそうにわたくしを見つめる。
「そんなことがあったのか」
「本当はわたくし、特別内気なわけでも消極的なわけでもありません。ただ、あの茶会で貴族の恐ろしさを知りました。なので社交は絶対にしたくありませんし、できれば生涯屋敷の中に閉じこもっていたいのです」
そう、わたくしは内気で消極的な性格をしているのではない。貴族社会に対して内気で消極的な姿勢をとっているだけなのだ。それをこれからも続けるつもりでいる。
けれど、そんなわたくしは。
「貴族の令嬢としては欠陥品ですわ」
「幼い時にそんな酷いトラウマを植え付けられたのだ。あなたが人間不信になるのも無理はない」
そう言うと、ギュンターは自らの手をわたくしの手の上にそっと重ねた。
その手から伝わる温もりに、わたくしの胸が小さく波打つ。
「わたくしは結婚をせず、一生領地から出ないつもりでおりました。社交もできない女など、嫁にもらっていただいても相手にご迷惑をおかけするだけですから」
自虐的なことを言いながら悲し気に笑うと、そんなわたくしをみつめながらギュンターがゆっくりと首を振った。
「迷惑などかからない。それどころか、やはりあなたはわたしの理想の人だ。ドレスやアクセサリーや夜会のことしか考えられず、多くの男たちに媚びを売ってばかりの身持ちの悪い令嬢たちとはわけが違う」
ギュンターは椅子から立ち上がると、その長い足を動かしてわたくしの傍までやってきた。そこで片膝を床につき、わたくしに向かって右手を差し出す。
「クリスティアーネ・クラウス嬢、やはりあなたしかいない。どうかわたしと結婚してくれないか」
わたくしを見るギュンターの薄紫の瞳には、紛 うこと無き情愛が浮かんでいる。美しい彼のプロポーズするその姿は、さながら恋愛小説のワンシーンのようにわたくしの目に映った。
ドキドキと胸が高鳴る。
思わず「はい」と即答しそうになったところで、ハッと平静を取り戻した。
いやいやいや、危ない危ない危ない!
危うく場の空気に流されてしまうところだった。
ギュンターからの求婚を受けるということは、すなわち監禁を承諾するということ。しかも生涯ずっと、だ。
死ぬまで監禁され続けるなんて、そんなの絶対にイヤ―――ッ!!!!!
と心の中で叫んだところで、ふと考える。
わたくしの希望は屋敷内での引き籠り生活。
趣味は読書と刺繍であり、社交嫌いで人間不信気味だから、外に出ることなく屋敷の中で静かに暮らしたいと、これまでずっと思ってきた。
それを踏まえて考えると、ギュンターとの結婚生活はわたくしの理想そのものなのではないだろうか。
なによりギュンターは顔が良い。
わたくしの理想そのものと言えるほどの美男子だ。
更には名門リーベルス侯爵家の現当主であり、賢く有能で、お金だって掃いて捨てるほど持っている。
これほどまでに最高級の男に愛され、大切にされ、守られる生涯を送れるだなんて、実はそれこそが最高の幸せと言えるのではないだろうか。
執着されて束縛されることは、そんなに嫌なことだろうか。
いやむしろ幸せなことのようにわたくしには思えてしまう。
こんなに素敵な男性から、好きだ愛していると言葉でも態度でも常に示されるなんて、それは女として最高の喜びと言えるのではないだろうか。
よそ見する隙も与えないほど愛してもらえるなんて、どう考えても至福だ。
そう考えると……あら?
もしかしてギュンターとわたくし、とってもお似合いの夫婦になれるのではなくて?
と思いつつも、確認したいことが一つだけある。
「侯爵様、返事の前に教えて下さいませ」
「なんだろうか」
「監禁とおっしゃいますが、それは部屋に閉じ込められベッドの上で身動きとれないように鎖で繋がれるとか、そういったことをされてしまうのでしょうか。だとしたら、それはさすがに……」
困った顔のわたくしを見て、ギュンターが目を細めた。
「大袈裟に監禁といったが、実際には軟禁のようなものだ。屋敷の敷地内から出ないでくれればそれでいい。外に出て男たちの邪な目にあなたが映らないでくれれば、それでかまわない。あなたの瞳にわたし以外の男の姿が映らなければ、それでわたしは満足できるのだ」
欲しい物があれば外商を呼びつけ、いくらでも買っていい。外に出ること以外で不自由をさせるつもりは一切ない。そうギュンターは言ってくれた。
「わたしがあなたに求めるものは二つだけ。わたしだけを愛し、わたしからだけ愛されること。それだけだ」
「でしたら」
ギュンターの差し出した手に、わたくしはそっと自分の手を乗せた。
「どうか、わたくしをあなた様の花嫁にして下さいませ」
目元をわずかに赤らめたギュンターが、わたくしの手の甲に口付けた。
「必ず幸せにすると約束する」
「はい、わたくしも侯爵様を幸せにすると誓いますわ」
わたくしとギュンターは微笑みながら見つめ合った。
こうしてわたくしはギュンターの婚約者になった。
一年後には二人だけの結婚式を挙げて、リーベルス侯爵夫人となったのである。
ギュンターは約束通り、わたくしを社交界には一切出そうとしなかった。本来わたくしがするべき社交は、すべてギュンターがしてくれた。
だからその代わりに、わたくしは領地運営の手伝いをすることにした。といっても、屋敷内でできる書類の作成や確認、帳簿のチェックくらいなものだけれど、それでも忙しいギュンターはとても喜んでくれる。
「昔わたくしをイジメた令嬢たちと会うのが嫌で貴族学院には入学しませんでしたが、これでも勉強は得意としておりました。家庭教師をして下さった先生方からは、もし貴族学院に入学していたら間違いなく主席卒業できたはずだと、お墨付きをいただいたほどです」
「そうか、さすがわたしのクリスティアーネだ」
そう褒めながら、ギュンターがわたくしの頬にキスしてくれた。
とても誇らしい気持ちになれる。
「結婚せずに領地で父や兄の手伝いをして生きていくつもりでしたから、領地の運営についての知識も学んでおります。ですからどうか安心してわたくしにお仕事を手伝わせて下さいませ。旦那様の助けになれれば、それこそがわたくしの喜びですもの」
「ああ、クリスティアーネ」
ギュンターがわたくしを強く抱きしめる。その胸の広さと温かさに、幸せと安らぎを感じずにはいられない。
わたくしが上を向くと、すぐにギュンターが口付けてくれた。
甘い甘い口づけを、何度も何度もしてくれる。
「旦那様、わたくし、とっても幸せです」
「わたしもだ。あなたが共にいてくれれば、それだけでわたしは生涯幸せでいられるだろう。愛している、心から」
「わたくしも同じ気持ちですわ」
初めてお会いした見合いの席で生涯監禁させろなんて言われた時には、とんだ変態野郎が現れたと戦々恐々したものだ。
けれど、ギュンターがわたしを求めてくれたから、見合いを望んでくれたから、わたくしたちは出会い、その後本物の愛を育むことができたのだ。
ありがとうございます、旦那様。
あの時の約束通り、これからもわたくしはあなただけを愛し、あなたからだけ愛されることを誓います。
執着と束縛、されるのが好きな性格で本当に良かった。
おかげでこんなにも幸せになれたのだから。
きっとこの幸せは永遠に続くだろうと思いながら、愛する夫の腕の中でわたくしはそっと目を閉じたのだった。
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