22 / 193
章1
拉致とつがいと子作りの話(3)
しおりを挟む
勝宏はハンバーガーをご所望だったが、結局翌朝は野宿用の結界を解いたとたん魔物の襲撃に遭ってしまい、魔物の肉を調理することとなった。
朝マ○クは翌日の朝に持ち越し。
その日のうちにレネギアの町に着くことができたから、明日は魔物の邪魔が入ることもなく勝宏はハンバーガーにありつけることだろう。
道中に拾い集めた宝石は結構な数になる。
勝宏と二人で買い取りに出し、大量に入ってきた金貨はそのまま彼に持っておいてもらうことになった。
アイテムボックスは金額を指定して引き出すこともできるらしく、透がメニュー画面を使えない限りは今後も大金は彼に預かってもらうことになりそうだ。
徒歩五日の疲れを癒すため、今は取った宿で昼間からくつろいでいるところである。
さて、このレネギアの町。
さほど大きな町ではないが、面白いものが手に入ると話題らしい。
「面白いものって?」
「転生者の中に、日本商品を取り寄せできるスキルのやつが居るんじゃないか? リングノート型のメモ帳とか鉛筆とか売ってるんだろ」
勝宏に訊ねると、そんな説明に加え、透にはあんまり面白くないかもな、と付け足された。
この世界にて水面下で行われている転生者ゲーム。
初期に入手できるチートスキルはひとつだけだが、ポイントを稼げば他のチートスキルを手に入れることもできる。
転生者にはメニュー画面のポイント交換ページにて、どのスキルがどんな効果で何ポイント必要か、という情報が分かるのだそうだ。
透には確認するすべがないが、その中にあるスーパースキル<発注>は、こちらの世界の通貨を支払って日本の商品を購入できるスキルらしい。
しかし、いつまで経ってもこの世界に銃器や漫画本が出回らないことを考えると、<発注>スキルで取り寄せできる商品の種類には制限があるのかもしれない。
「その転生者は、戦うんじゃなくて商売、してるのかな」
「だろうな。まあ実は自分だけ銃を買ってて、商人ファッションの服の下では地球の兵器で完全武装してる……ってこともありうるかもだけど」
なるほど、勝宏の推測は結構ありうるかもしれない。
銃器の取り寄せが難しいのではなく、本人が銃器を広めないようにしていると。
戦うためのスキルを得られないままでこの物騒なゲームに参加させられることになったなら、確かに現代の武器は流通させたくはないだろう。
連日の徒歩の疲労で動けない透をよそに、勝宏は「何か日本のものがあるか見てくる」と宿を出て行ってしまった。
まだこの間渡した漫画だって全巻読めていないのに、異世界に輸出された日本のものをわざわざ異世界で買い求める心理はちょっと分からない。
おそらく、いつでも帰ることができる透と違って、望郷の念のようなものがあるのだろう。
勝宏が買い物に行くなら、自宅でシャワーでも浴びてこようか。
そして宿で少し休もう。
ふらつく体でどうにか立ち上がり、ウィルに声を掛けた。
戻ってきた勝宏は、特に何も買ってきてはいなかった。
彼が言うには、砂糖や胡椒をはじめとする調味料に加え、明らかに日本製の――いわゆるうま味調味料や、ペースト状の調味料が割高な値段で並んでいただけだったそうだ。
それなら透に買ってきてもらった方がいいし、っていうか透に作ってきてもらった方がうまいし。とは勝宏談。
ケチャップが一本二千円近くの金額で転売されているそうなので、確かに勝宏が買うメリットなどどこにもない。
たまには日本食ではなくこの世界で、ということで夕食は町の料亭で取って、明日はハンバーガーな、と念を押されて就寝した。
----------
ワインを注いでいるのは、近頃話題になった繊細な透明度の高い器――ワイングラス、というものだ。
流通量が非常に少なく、これを手に入れるまでさんざんあちこちを駆け回った。
「ザンドーズ様、例のジュエリット族、捕らえました」
「ほう、よくやった」
「今は地下牢に放り込んでおります。盗賊どもから聞いた全身甲冑の謎の男とやらは宿にはおらず、代わりにジュエリット族の隣には少年が眠っていたそうです」
部下の報告を受けながら、ザンドーズはその内容に満足する。
盗賊どもが全身甲冑の謎の男に一掃された、という話を聞いた時には「神の寵愛を賜りし者」がジュエリット族についているのかと思ったが、盗賊どもの話に誤りがあったか、もしくはその時限りの護衛だったのだろう。
「その少年は?」
「起きる気配はなかったので、自己判断でそのまま放置してきたそうですが」
「それがよかろうな。殺すと始末が面倒だ」
水晶のように美しいグラスでワインを呷り、部下の言葉に頷く。
この男は、商人としての日中のザンドーズに対しても、右腕としてよく働いてくれる優秀な部下だ。
先日、ジュエリット族を見つけた、という情報を得る代わりに、命からがらという様子で逃げてきた盗賊たちを助けてやった。
ジュエリット族とは、一般的に身体で宝石を生成する種族のことを指す。
エルフやドワーフなどと並んで創生の時代からこの世界にあった種族だが、既に絶滅したものだ。
宝石を生成する特性上、人間によって乱獲・奴隷化されあっという間に世から消えたというのが定説である。
他にも、絶滅の理由は諸説あるが、たとえば文献によると、別種族や同性間でつがいになろうとする傾向のある種族だったらしい。
いとしいと思えば性別を越えて、どころか昆虫相手とでも添い遂げ、つがいが死ねば躊躇いなく後追いするどうしようもない連中だったと聞く。
おかげで、人間による乱獲は棚上げされて、子孫がなかなか残せない性質だったからほうっておいてもそのうち絶滅しただろうとまで言われている。
最後にジュエリット族が発見されたのはもう百年ほど前の話か。
記録が残らないほど昔ではない。
案の定、管理していた施設の女研究者をつがい認定したメスのジュエリット族が他の男とまじわろうとするはずもなく、無理に交配させようとした結果、自死したらしい。
その時の資料は別に秘匿されるでもなく、わりと誰でも閲覧できる。
というか一部のマニアックな性癖を持つ男に読み物として人気らしく、資料の複製は結構な数が出回っていたりする。
挿絵付きで。
「捕らえたジュエリット族を連れてこい。これから儂がたっぷり可愛がってやろう」
そう部下に指示を出して、残ったワインを飲み干す。
ジュエリット族は男も女も見目麗しいと聞く。
連れてこられるであろうそれに思いを馳せ――ていたザンドーズは、直後「鍵がかかったままの牢から、捕らえたジュエリット族が忽然と消えた」という報告を受けることになるなど思いもしていなかった。
----------
朝マ○クは翌日の朝に持ち越し。
その日のうちにレネギアの町に着くことができたから、明日は魔物の邪魔が入ることもなく勝宏はハンバーガーにありつけることだろう。
道中に拾い集めた宝石は結構な数になる。
勝宏と二人で買い取りに出し、大量に入ってきた金貨はそのまま彼に持っておいてもらうことになった。
アイテムボックスは金額を指定して引き出すこともできるらしく、透がメニュー画面を使えない限りは今後も大金は彼に預かってもらうことになりそうだ。
徒歩五日の疲れを癒すため、今は取った宿で昼間からくつろいでいるところである。
さて、このレネギアの町。
さほど大きな町ではないが、面白いものが手に入ると話題らしい。
「面白いものって?」
「転生者の中に、日本商品を取り寄せできるスキルのやつが居るんじゃないか? リングノート型のメモ帳とか鉛筆とか売ってるんだろ」
勝宏に訊ねると、そんな説明に加え、透にはあんまり面白くないかもな、と付け足された。
この世界にて水面下で行われている転生者ゲーム。
初期に入手できるチートスキルはひとつだけだが、ポイントを稼げば他のチートスキルを手に入れることもできる。
転生者にはメニュー画面のポイント交換ページにて、どのスキルがどんな効果で何ポイント必要か、という情報が分かるのだそうだ。
透には確認するすべがないが、その中にあるスーパースキル<発注>は、こちらの世界の通貨を支払って日本の商品を購入できるスキルらしい。
しかし、いつまで経ってもこの世界に銃器や漫画本が出回らないことを考えると、<発注>スキルで取り寄せできる商品の種類には制限があるのかもしれない。
「その転生者は、戦うんじゃなくて商売、してるのかな」
「だろうな。まあ実は自分だけ銃を買ってて、商人ファッションの服の下では地球の兵器で完全武装してる……ってこともありうるかもだけど」
なるほど、勝宏の推測は結構ありうるかもしれない。
銃器の取り寄せが難しいのではなく、本人が銃器を広めないようにしていると。
戦うためのスキルを得られないままでこの物騒なゲームに参加させられることになったなら、確かに現代の武器は流通させたくはないだろう。
連日の徒歩の疲労で動けない透をよそに、勝宏は「何か日本のものがあるか見てくる」と宿を出て行ってしまった。
まだこの間渡した漫画だって全巻読めていないのに、異世界に輸出された日本のものをわざわざ異世界で買い求める心理はちょっと分からない。
おそらく、いつでも帰ることができる透と違って、望郷の念のようなものがあるのだろう。
勝宏が買い物に行くなら、自宅でシャワーでも浴びてこようか。
そして宿で少し休もう。
ふらつく体でどうにか立ち上がり、ウィルに声を掛けた。
戻ってきた勝宏は、特に何も買ってきてはいなかった。
彼が言うには、砂糖や胡椒をはじめとする調味料に加え、明らかに日本製の――いわゆるうま味調味料や、ペースト状の調味料が割高な値段で並んでいただけだったそうだ。
それなら透に買ってきてもらった方がいいし、っていうか透に作ってきてもらった方がうまいし。とは勝宏談。
ケチャップが一本二千円近くの金額で転売されているそうなので、確かに勝宏が買うメリットなどどこにもない。
たまには日本食ではなくこの世界で、ということで夕食は町の料亭で取って、明日はハンバーガーな、と念を押されて就寝した。
----------
ワインを注いでいるのは、近頃話題になった繊細な透明度の高い器――ワイングラス、というものだ。
流通量が非常に少なく、これを手に入れるまでさんざんあちこちを駆け回った。
「ザンドーズ様、例のジュエリット族、捕らえました」
「ほう、よくやった」
「今は地下牢に放り込んでおります。盗賊どもから聞いた全身甲冑の謎の男とやらは宿にはおらず、代わりにジュエリット族の隣には少年が眠っていたそうです」
部下の報告を受けながら、ザンドーズはその内容に満足する。
盗賊どもが全身甲冑の謎の男に一掃された、という話を聞いた時には「神の寵愛を賜りし者」がジュエリット族についているのかと思ったが、盗賊どもの話に誤りがあったか、もしくはその時限りの護衛だったのだろう。
「その少年は?」
「起きる気配はなかったので、自己判断でそのまま放置してきたそうですが」
「それがよかろうな。殺すと始末が面倒だ」
水晶のように美しいグラスでワインを呷り、部下の言葉に頷く。
この男は、商人としての日中のザンドーズに対しても、右腕としてよく働いてくれる優秀な部下だ。
先日、ジュエリット族を見つけた、という情報を得る代わりに、命からがらという様子で逃げてきた盗賊たちを助けてやった。
ジュエリット族とは、一般的に身体で宝石を生成する種族のことを指す。
エルフやドワーフなどと並んで創生の時代からこの世界にあった種族だが、既に絶滅したものだ。
宝石を生成する特性上、人間によって乱獲・奴隷化されあっという間に世から消えたというのが定説である。
他にも、絶滅の理由は諸説あるが、たとえば文献によると、別種族や同性間でつがいになろうとする傾向のある種族だったらしい。
いとしいと思えば性別を越えて、どころか昆虫相手とでも添い遂げ、つがいが死ねば躊躇いなく後追いするどうしようもない連中だったと聞く。
おかげで、人間による乱獲は棚上げされて、子孫がなかなか残せない性質だったからほうっておいてもそのうち絶滅しただろうとまで言われている。
最後にジュエリット族が発見されたのはもう百年ほど前の話か。
記録が残らないほど昔ではない。
案の定、管理していた施設の女研究者をつがい認定したメスのジュエリット族が他の男とまじわろうとするはずもなく、無理に交配させようとした結果、自死したらしい。
その時の資料は別に秘匿されるでもなく、わりと誰でも閲覧できる。
というか一部のマニアックな性癖を持つ男に読み物として人気らしく、資料の複製は結構な数が出回っていたりする。
挿絵付きで。
「捕らえたジュエリット族を連れてこい。これから儂がたっぷり可愛がってやろう」
そう部下に指示を出して、残ったワインを飲み干す。
ジュエリット族は男も女も見目麗しいと聞く。
連れてこられるであろうそれに思いを馳せ――ていたザンドーズは、直後「鍵がかかったままの牢から、捕らえたジュエリット族が忽然と消えた」という報告を受けることになるなど思いもしていなかった。
----------
0
あなたにおすすめの小説
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
-----------------------------------------
0時,6時,12時,18時に2話ずつ更新
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新!
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる