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第一章
01-F「約束」前編
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「乾杯!!」
レストランには少年少女たちの、元気な声が響いていた。
コップに注がれたジュースをごくごく飲み干す。
「ゲフッ」
「ウィル、行儀悪いわ」
コーラ一気飲みをしてゲップをするウィルを、ミナーヴァが咎める。
ウィルは
「一々細けえな」
と眉をひそめたが、すぐに笑顔になった。
「でも今日の試合の英雄様に言われたんじゃ言い返せねえな」
ミナーヴァはそれを聞いて、あははと笑った。
でも表情にはどこか暗さがあった。
「そうだ、それなら僕だって英雄ですよ。もっと讃えてください」
レインが偉ぶると、みんなは一言も言わず、ただレインが引っ込むまで手を叩く。
「なんか雑な気がする…。ま、いいでしょう英雄様は心が広いんです」
「あら、そういえばソウ君も英雄じゃないですか?」
パールの発言を聞いて、皆はふとソウの方を見た。
眩しい6つの顔。
「うん、でも俺が勝てたのは皆が居たからだし」
それを聞いて、子供達の顔がパッと明るくなり、ジュピターも笑顔になる。
「だってよ! お前ら! お前、めちゃめちゃ良いこと言うじゃねえか!」
ウィルは隣まで移動してきて、いつかのように突然がしっと肩を組む。
でも今度はソウは動じない。
身体も成長しているのだ。
ウィルはそんなことも知らず、豪快に笑っている。
友人たちに釣られ、ソウも楽しくなった。
金、力、名誉、夢、そして友人。
まだ入って日が浅いが、このGCカローラでの生活は、ソウに本当に色々な物を与えてくれた。
これからも色んな素晴らしい事との出会いが待っているのだろう。
そう思うと、ソウの胸が期待で一杯になった。
宴は夜まで続いた。
「さて、今度は地区大会だ」
ジュピターが楽しげに言う。
「このメンバーは正直最高だ。仲間としても選手としても。この最高のメンバーなら、きっと優勝出来る! これからも、みんなで頑張って行こう!」
このジュピターの締めの一言で、陽気な時間は幕を閉じた。
バスに乗る前、ミナーヴァがそっと近づき、ソウの手に何かを握らせる。
「誰にも見せたり、教えたりしないでね」
小声でそう耳打ちすると、ミナーヴァは誰にも悟られぬようそそくさと乗車した。
受け取ったそれを密かにポケットに入れると、ソウも必要以上に平然を装った。
シャワーを浴び、寝間着に着替えたソウはある場所へと向かっていた。
エレベーターではなく、わざわざ利用者の少ない階段を通って、「003」室のドアの前に到達する。
意を決して、ノックする。
「開いてるわ」
奥からやわらかな声が聞こえた。
ソウはドアをゆっくりと開け、入室する。
月明かりに照らされる部屋。
ミナーヴァはベランダに居た。
普段のツインテールを解き、その鮮やかな赤色の髪を夜風になびかせていた。
「ちゃんと約束通り来たわね」
「うん」
ソウが隣に立つ。
爽やかな冷たい風が、二人の間を通り抜ける。
「気持ちいいわね、そう思わない?」
「うん。涼しいね」
しばらく二人は、目を閉じて心地よく吹かれていた。
「ねえ」
ふと、ミナーヴァが話しかけてくる。
ついに本題を切り出すようだ。
「今日の試合、あんたの活躍、すごかったわよ。あたしとあんたで勝負しようって言ったでしょ? …あれ、あたしの負けよ」
「そうなの?」
ミナーヴァは穏やかな笑顔であった。
どこか諦めた、気楽な様子にも見えた。
「そう。あんたはチャンスを窺って、ここぞという時にあたしたちを有効打へと導いた。あたし達の活躍は絶対にあんたのお膳立ての上にあった。結局あたし達は終始あんたに利用されていたし、そのお陰であの化け物にも勝てたのよ。でも、あたしはほとんどみんなに指示を出せていなかったわ、リーダーなのに。あんたの方があたしよりもずっと優れているのが分かったの」
「でも、ミナーヴァが逃げてって言ってくれなかったら俺はダンテの攻撃を食らってたと思う。あれはミナーヴァのおかげだよ」
ミナーヴァは大きく見開いた目でソウの方を見ていた。
だが、寂しく笑って、視線を落とした。
「あんた、本当に優しいのね。でもやめて、惨めになるわ。あたしは今まであんたに散々酷い態度をとってきたのに」
ソウは不思議そうに首を傾げていた。
彼にとってミナーヴァの態度は悪意に溢れたものではなかった。
その裏には、なにか暖かなものが見えたからだ。
「ねえ、なんで俺にそういう風に接してきたの?」
「…少し長くなるけど、いい?」
「別にいいよ」
「わかったわ。よし…」
ミナーヴァは隠された真実を語りだした。
「あたしはあんたをライバルだと思っていたの。あんたはパパ、ジュピターのお気に入りだったから。…本当にくだらない嫉妬よ、あんたは何の悪気もないのに。
…あたしはパパを助けたかった。知ってるでしょ、パパは忘れっぽくておっちょこちょいで、威厳の欠片もない。でも、そこらの少年よりもずっとずっと大きな夢と熱い心を持っているの。実の娘であるあたしはパパの一番の理解者で、パパを引っ張る一番の戦士でも居たかった。
そのためにあたしは戦術や技術の本を沢山買って読んだのよ。だけど、そこにあんたが来て、パパの信頼と『一番の戦士』という称号をかっ攫っていった。あたしはパパにとっての一番から転落したの。
だからパパの『一番』を取り戻したかったし、その為にあんたやパパにあたしが一番優れているって証明したかった。あたしが『一番』だって…」
満天の星空が広がっていた。
手すりに寄りかかり、ソウはあの日のようにそれを眺めながら、話を静聴していた。
人徳の概念の薄弱な路上で暮らしていたソウにとって、人の心とはよく分からないものだ。
しかしながら、彼女が悪意ではなく、善意の為に動いていたことは分かった。
「ねえ、ソウ」
ソウはふと横を見た。
ミナーヴァは今までのように首や目を動かして見るのではなく、体ごとソウの方を向いていた。
その目はいつになく真剣だ。
「どうしたの?」
「お願いがあるの、ソウ」
「何?」
「ソウは正真正銘このチームの一番。それに、パパの一番なの。だから…」
ミナーヴァはソウの両手を優しく取って握った。
「あたしの代わりにパパの夢を叶えてあげて欲しいの」
ソウは目を逸らした。
その様子は迷っているようにも、後ろめそうにしている様にも見えた。
もしかしたら、思いの外大役を任されたことに当惑していたのかもしれない。
だが、
「うん」
ソウは頷いた。
「わかった。やってみる」
「約束よ?」
「うん。約束」
二人はこの夜、秘密の、そして掛け替えのない契りを一つ交わした。
星々は眩く二人を照らしていた。いつの間にか、密談の最初に出ていた澄んだ蒼色の月は、黒雲の中に隠れていた。
レストランには少年少女たちの、元気な声が響いていた。
コップに注がれたジュースをごくごく飲み干す。
「ゲフッ」
「ウィル、行儀悪いわ」
コーラ一気飲みをしてゲップをするウィルを、ミナーヴァが咎める。
ウィルは
「一々細けえな」
と眉をひそめたが、すぐに笑顔になった。
「でも今日の試合の英雄様に言われたんじゃ言い返せねえな」
ミナーヴァはそれを聞いて、あははと笑った。
でも表情にはどこか暗さがあった。
「そうだ、それなら僕だって英雄ですよ。もっと讃えてください」
レインが偉ぶると、みんなは一言も言わず、ただレインが引っ込むまで手を叩く。
「なんか雑な気がする…。ま、いいでしょう英雄様は心が広いんです」
「あら、そういえばソウ君も英雄じゃないですか?」
パールの発言を聞いて、皆はふとソウの方を見た。
眩しい6つの顔。
「うん、でも俺が勝てたのは皆が居たからだし」
それを聞いて、子供達の顔がパッと明るくなり、ジュピターも笑顔になる。
「だってよ! お前ら! お前、めちゃめちゃ良いこと言うじゃねえか!」
ウィルは隣まで移動してきて、いつかのように突然がしっと肩を組む。
でも今度はソウは動じない。
身体も成長しているのだ。
ウィルはそんなことも知らず、豪快に笑っている。
友人たちに釣られ、ソウも楽しくなった。
金、力、名誉、夢、そして友人。
まだ入って日が浅いが、このGCカローラでの生活は、ソウに本当に色々な物を与えてくれた。
これからも色んな素晴らしい事との出会いが待っているのだろう。
そう思うと、ソウの胸が期待で一杯になった。
宴は夜まで続いた。
「さて、今度は地区大会だ」
ジュピターが楽しげに言う。
「このメンバーは正直最高だ。仲間としても選手としても。この最高のメンバーなら、きっと優勝出来る! これからも、みんなで頑張って行こう!」
このジュピターの締めの一言で、陽気な時間は幕を閉じた。
バスに乗る前、ミナーヴァがそっと近づき、ソウの手に何かを握らせる。
「誰にも見せたり、教えたりしないでね」
小声でそう耳打ちすると、ミナーヴァは誰にも悟られぬようそそくさと乗車した。
受け取ったそれを密かにポケットに入れると、ソウも必要以上に平然を装った。
シャワーを浴び、寝間着に着替えたソウはある場所へと向かっていた。
エレベーターではなく、わざわざ利用者の少ない階段を通って、「003」室のドアの前に到達する。
意を決して、ノックする。
「開いてるわ」
奥からやわらかな声が聞こえた。
ソウはドアをゆっくりと開け、入室する。
月明かりに照らされる部屋。
ミナーヴァはベランダに居た。
普段のツインテールを解き、その鮮やかな赤色の髪を夜風になびかせていた。
「ちゃんと約束通り来たわね」
「うん」
ソウが隣に立つ。
爽やかな冷たい風が、二人の間を通り抜ける。
「気持ちいいわね、そう思わない?」
「うん。涼しいね」
しばらく二人は、目を閉じて心地よく吹かれていた。
「ねえ」
ふと、ミナーヴァが話しかけてくる。
ついに本題を切り出すようだ。
「今日の試合、あんたの活躍、すごかったわよ。あたしとあんたで勝負しようって言ったでしょ? …あれ、あたしの負けよ」
「そうなの?」
ミナーヴァは穏やかな笑顔であった。
どこか諦めた、気楽な様子にも見えた。
「そう。あんたはチャンスを窺って、ここぞという時にあたしたちを有効打へと導いた。あたし達の活躍は絶対にあんたのお膳立ての上にあった。結局あたし達は終始あんたに利用されていたし、そのお陰であの化け物にも勝てたのよ。でも、あたしはほとんどみんなに指示を出せていなかったわ、リーダーなのに。あんたの方があたしよりもずっと優れているのが分かったの」
「でも、ミナーヴァが逃げてって言ってくれなかったら俺はダンテの攻撃を食らってたと思う。あれはミナーヴァのおかげだよ」
ミナーヴァは大きく見開いた目でソウの方を見ていた。
だが、寂しく笑って、視線を落とした。
「あんた、本当に優しいのね。でもやめて、惨めになるわ。あたしは今まであんたに散々酷い態度をとってきたのに」
ソウは不思議そうに首を傾げていた。
彼にとってミナーヴァの態度は悪意に溢れたものではなかった。
その裏には、なにか暖かなものが見えたからだ。
「ねえ、なんで俺にそういう風に接してきたの?」
「…少し長くなるけど、いい?」
「別にいいよ」
「わかったわ。よし…」
ミナーヴァは隠された真実を語りだした。
「あたしはあんたをライバルだと思っていたの。あんたはパパ、ジュピターのお気に入りだったから。…本当にくだらない嫉妬よ、あんたは何の悪気もないのに。
…あたしはパパを助けたかった。知ってるでしょ、パパは忘れっぽくておっちょこちょいで、威厳の欠片もない。でも、そこらの少年よりもずっとずっと大きな夢と熱い心を持っているの。実の娘であるあたしはパパの一番の理解者で、パパを引っ張る一番の戦士でも居たかった。
そのためにあたしは戦術や技術の本を沢山買って読んだのよ。だけど、そこにあんたが来て、パパの信頼と『一番の戦士』という称号をかっ攫っていった。あたしはパパにとっての一番から転落したの。
だからパパの『一番』を取り戻したかったし、その為にあんたやパパにあたしが一番優れているって証明したかった。あたしが『一番』だって…」
満天の星空が広がっていた。
手すりに寄りかかり、ソウはあの日のようにそれを眺めながら、話を静聴していた。
人徳の概念の薄弱な路上で暮らしていたソウにとって、人の心とはよく分からないものだ。
しかしながら、彼女が悪意ではなく、善意の為に動いていたことは分かった。
「ねえ、ソウ」
ソウはふと横を見た。
ミナーヴァは今までのように首や目を動かして見るのではなく、体ごとソウの方を向いていた。
その目はいつになく真剣だ。
「どうしたの?」
「お願いがあるの、ソウ」
「何?」
「ソウは正真正銘このチームの一番。それに、パパの一番なの。だから…」
ミナーヴァはソウの両手を優しく取って握った。
「あたしの代わりにパパの夢を叶えてあげて欲しいの」
ソウは目を逸らした。
その様子は迷っているようにも、後ろめそうにしている様にも見えた。
もしかしたら、思いの外大役を任されたことに当惑していたのかもしれない。
だが、
「うん」
ソウは頷いた。
「わかった。やってみる」
「約束よ?」
「うん。約束」
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