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Side - 302 - 4 - てんせい -(挿絵あり)

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Side - 302 - 4 - てんせい -


私の名前ははリン、ご主人様に作られた人工生命体(ゴーレム)です。

今、私とご主人様はランサー大陸の工房で記憶バックアップ2号機に転生したリィン様の魂を移すためのボディを用意しています。

私が暴れて壊してしまった扉はそのままお部屋の隅に避けられていて、あの時の私の馬鹿な行動が思い出されて心・・・心があるのか分かりませんが・・・心が痛みます。

この工房は築百年以上、ご主人様が頻繁に手を入れているので掃除は行き届いているのですが全体的に古く、床は汚れたら水を流してお掃除できるようにコンクリート?という材質が使われているらしいです。

壁にはたくさんの配線や配管、工具類、表面には傷やオイルのシミ、それから最近できた・・・私が暴れてできた傷、そして空調の水漏れ・・・ところどころ痛みが目立ちます、でもここは私が生まれた場所、作られて初めて目覚めた場所なのです。

今私達が居る円形のお部屋は工房の中心、記憶のバックアップや手術台、そして予備の私が4体、・・・私を入れると5体です、カプセル状のベッドに横たわって、油圧のダンパーで斜めに立てかけられた状態で眠っています。

全部で11体入るように作られたカプセルの半分が空いていて、この空きスペースには将来量産型の「リン」が入る予定なのだとか、それから開発途中で研究を中断した「リン」の姉・・・になる筈だった「エア」が1体、このお部屋のカプセルの一つに保管されています、カプセルが布で覆われ封印しているので「エア」ちゃんのお顔、まだ見た事ないな・・・。





「ふぅ・・・ようやく1号機の改修が終わったよ、遅くなっちゃったね」

「・・・リゼちゃん、リィン様の魂を入れるの、5号機にするんじゃなかったの?」

「うん、最初はそう思ってたんだけどね、あの5号機一番古いでしょ、人工皮膚も人間そっくりのやつで、耐刃、耐魔法付いてないし、そのうち5号機も改造するから一番最初は他とできるだけ同じ物に入って欲しいんだよ、リンちゃんも覚えてるでしょ、最初のボディって愛着出ない?、リンちゃんだと「アラーレ」の後期型のやつ、それから「リン」0号機に乗り換えた時違和感あるって言ってなかったっけ?」

「あー、そうだね、あれが一番落ち着くっていうか懐かしい?、次は最初に入ってた「リン」0号機だね、もうあれ無くて寂しいけど・・・」

「そう、リィンちゃんも最初に入ったボディが懐かしいって感じると思うの、だから古い5号機より新しい1号機の方がいいかなって、5号機だと人間みたいな皮膚でしょ、それに慣れると新しい人工皮膚、・・・今リンちゃんに溶着してるやつだけど、それが嫌だ、恥ずかしいって思っちゃうかもしれないからね・・・」

「え、待って・・・これ、他の人から見たら恥ずかしい格好なの?」

「うーん、人それぞれ?、・・・でもリィンちゃんは昔こんな感じのピッタリと身体にフィットする服を「かっこいいでしょ」って言って喜んで着てたよ、記憶にあるよね」

「そういえばそんな事あったような・・・リィン様はバカ・・・じゃなくて!、細かい事は記憶されてないから・・・そんなことあったかも?っていう感じだけど・・・」

私は自分の身体をペタペタ触って確認します、サラサラで手触りのいい感触、動きやすく伸び縮みする材質・・・そう、私には人間と同じ、物に触れた時に感じるセンサーも付いています、冷たい、温かい、熱い、柔らかい、硬い、滑らか、ベタベタ、ドロドロ・・・人間と全く同じです・・・、ご主人様はすごいのです!。

そして右腕の修理が終わって新しくなった私の身体にはグレーの人工皮膚が溶着されています、ご主人様は「リンちゃんは白が似合うよ」って言ってくださったし、私も白がいいなって思ったのですが、白はリィン様のために・・・と言って私はグレーの皮膚にしてもらいました、違う色なのは同じ顔の2人を間違えない為、そしてリィン様を消そうとした負い目もあるのです・・・でも・・・白の方が可愛かったな・・・。





ピ・・・

「リゼちゃん、1号機のボディと記憶のバックアップ装置、接続できたよ」

「ありがとリンちゃん、そしたら1号機の身体を首から上を残して拘束、バックアップ2号機の情報を転送・・・っと、しばらく時間かかるだろうから休憩しよう」

「うん!、お茶を淹れるね」

工房から廊下に出て正面が手術室、右隣がご主人様のお部屋、そして私のお部屋とキッチン、角を曲がると工房入口、それから私は使わないのですがお風呂やお手洗いがあります、私はキッチンでお茶を一人分用意してご主人様のお部屋に向かいます。

・・・リィン様が目覚めたら、お部屋、どうするんだろ、・・・私のお部屋・・・取られちゃうのかな・・・やだ、また嫌な考えが浮かんじゃう!、あんなに反省したのに・・・ご主人様を信じるって決めたのに!。

「・・・ちゃん」

・・・でもやっぱり嫌だな、お部屋や・・・私の宝物、それから・・・ご主人様を取られちゃうの・・・。

「リンちゃん」

「ふぇ?」

いけない、ご主人様が話しかけてるのに、考え事して無視しちゃった!。

「どうしたの?、お部屋に入ったら?、入り口でお茶のカップ持ったまま固まってたよ」

「・・・い、いえ!、なんでもありましぇん!、・・・いや、ないよっ!」

「・・・前にも言ったでしょ、無理してリィンちゃんになる必要はないよって、やっぱりリィンちゃんが目覚めるのは・・・嫌?」

「そんな事・・・ないよ・・・」

「泣かないで、リンちゃんが今感じてるのは「嫉妬」かな、リィンちゃんに私を取られちゃう、嫌だ、って思ったでしょ」

「・・・はい」

「いいんだよ、人間らしくなって来た証拠だ、普通、機械は嫉妬なんてしないから、やっぱりリンちゃんは機械じゃなくて感情があって生きてる私の大事な娘だね、でもリィンちゃんに危害は加えちゃダメだよ、私はそんな悪い子にリンちゃんを育てた覚えは無いし、もちろん信じてるけどね」

「そんなことするわけない・・・よ」

「うん、いい子いい子」

なでなで

ご主人様に頭を撫でられました、今私達はご主人様のお部屋のベッドに並んで座って、私はご主人様に膝枕してもらって・・・頭を撫でられています、・・・私の人工皮膚と同じ材質のボディスーツを着たご主人様の太もも、ほっぺたに当たって気持ちいい・・・

「ねぇ・・・リゼちゃん・・・」

「なぁに、リンちゃん」

「あの、・・・リィン様が目覚めたら・・・伝えるの?・・・私が・・・その・・・リィン様を消そうと・・・殺そうとした事・・・」

「今のところ言うつもりはないかな、伝えてリンちゃんが楽になるのなら言うけど、・・・もし伝えないでリンちゃんがずっとその事を隠して、自分を責めて、苦しむのは見たくないからね、・・・リンちゃんはどうしたいのかな?」

「ごめんなさい、・・・言わないで欲しい・・・です、リィン様に・・・嫌われたく・・・ないの」

「うん、じゃぁ言わない、・・・そろそろ行こうか、データの転送が終わってる頃だね」




「よし、終わってる、じゃぁ起動するね」

ビクン!、ビク!、ビクッ!・・・

「ねぇ、リゼちゃん、・・・私もこんな気持ち悪い起動してるの?」

「・・・うん、何でビクッ!ってなるんだろ・・・」

「いやぁぁぁ!」

「わ、リィンちゃんが目覚めたみたい」

「ここどこ?、うぅ・・・身体が動かないよぉ・・・助けて、・・・誰か助けて・・・もうやだぁ・・・ぐすっ・・・」

「落ち着いて、リィンちゃん・・・私が分かる?」

「ひぃっ・・・いやぁ、・・・怖いの・・・嫌だぁ・・・」

「私だよ、リィンちゃん、あなたのお友達の・・・リーゼロッテだよ」

「リゼ・・・ちゃん?・・・嘘・・・私・・・」

「ここはランサー大陸の私の工房、どうしてリィンちゃんがここに居るのか後で詳しく説明するから、今は落ち着いて・・・ね」

「うん、・・・でも呼吸・・・苦しくない・・・私、死ぬ前は・・・痛くて苦しかったのに・・・あれ、私死んでない?」

「落ち着いて聞いてね、リィンちゃんは確かに96歳で亡くなってるの、今はリィンちゃんが死んで206年後なの」

「206年?、・・・え、じゃぁ何で私がここに居るの?」

「おそらく転生、私と同じで前世の記憶を持ったまま転生したみたい、でも人間じゃなくて・・・生き物でもない、リンちゃんが使ってる機械の記憶装置の中に」

「機械・・・」

「そ、リィンちゃん、前に私が連れてよく遊びに行ってたリンちゃん覚えてるよね、人工生命体(ゴーレム)の」

「リンちゃん・・・うん、あのえっちな服を着た子だよね」

「リィン様酷いのです!、えっちな服じゃなくてこれは人工皮膚なの・・・」

「・・・あ、リンちゃん・・・思い出した、よく私とリンちゃんでこのやりとりしてたね・・・フフ・・・」

「もう大丈夫かな、それじゃぁ少し身体を起こすね、まだ動かないように拘束してるけど自分の身体を確認して」

「・・・え、何で私もこんなえっちな服着てるの!、いい歳したおばあちゃんなのに!、こんなえっちなのやだ!、お願い脱がせて・・・」

「おばあちゃんじゃないよ、・・・、そこに手鏡あったよね、リンちゃん持ってきて・・・ほらリィンちゃん若い、15歳の時の身体だよ」

「わぁ・・・お肌にハリがあって髪もツヤツヤ、・・・可愛い、・・・これ本当に今の私?」

「そうだよ、でも機械の身体、リンちゃんと同じだね」

「・・・わかんないや・・・」

「久しぶりにリィンちゃんの「わかんないや」聞いたなぁ、・・・懐かしい・・・」

「ちょっと待ってよ、私が死んで?、転生?・・・、あれ?、やっぱりわかんないや・・・」

「だからね、理由はよく分かんないんだけど、リンちゃんの記憶のバックアップの中にリィンちゃんの魂が入っちゃったの、だからもう1体のリンちゃんのボディを持って来てリィンちゃんの魂を入れたの、何か心当たり無い?、死んでから変な神様に会ったとか、転生させてやるって言われたとか・・・」

「・・・うーん、変な神様?・・・あ、そうだ、私ね、95歳くらいの時だったかな、自分が96歳で死ぬのはもう分かってたから・・・シロ様のお社(やしろ)で、死んだらどうなるのかな、怖いな、って言った事があるの、そしたらシロ様が出て来て、「お主は今まで儂を大事に祀(まつ)ってくれたから望みを叶えてやるのじゃ」って偉そうに言われたの・・・、その時は考えさせてくださいって言って別れたんだけど・・・それでね、死んだ後、シロ様が夢?の中に出て来て、次の人生はどうしたいか聞かれたの・・・だから、またリゼちゃんと一緒に楽しく暮らしたいな・・・って」

「・・・あのクソ狐が犯人かぁ!」





「わーい、あははは、身体が軽ーい!、足も腰も痛くないし、歩いても息切れしない!、すごいよリゼちゃん!、リンちゃん!、見て見てー」

あれから2日が経って今リィン様は工房のお外で走り回っています、白の人工皮膚に赤いブーツ、赤い上着を着ていて、これはご主人様が私のブーツや服と色違いのお揃いで新しく作ったらしいのです、・・・良かった、・・・私のお洋服、取られなくて・・・なぜ赤いのかご主人様に聞くと「赤いのは3倍速いのです」って訳の分からない事をおっしゃっていましたが・・・、リィン様は自分の身体が自由に動くのが余程嬉しいのか、とってもはしゃいでいます。

「リィンちゃん、まだ身体が慣れてないんだから足がもつれて転けないようにねー」

「そんなドジはしないよー、あぅ」

リィン様が転けました、顔から・・・。

「大丈夫?リィンちゃん」

「うぅ・・・、何で機械の身体なのに痛いのー?」

「人間そっくりに作ってるから痛覚があるのです!、あ、そうだ、陛下に挨拶に行かなきゃね、リィンちゃんも会いたいでしょ」

「え、お父様まだ国王やってるの!」

「うん、色々あって・・・、一度は両方の国王に国の運営を任せて引退したけど、時々馬鹿な国王が出てきてね、やらかさないように統一国王に復帰して監視してるの、・・・凄く忙しそうだよ」

「・・・待って!、お父様の性格なら私が会いに行ったら国のお仕事手伝えって言われるかも・・・やだ!、もう忙しいのは嫌ぁ・・・、せっかく転生したのにお仕事嫌だぁ・・・やだやだ、リゼちゃんといっぱい遊ぶんだもん!、会いに行かない!」

「そういうわけにもいかないよ、リンちゃんを7日おきにお城に呼んで撫で回してるくらい寂しがってるんだから・・・、それにもうお手紙でリィンちゃんが転生した事を連絡したし、今頃楽しみにして待ってると思うよ」

「・・・そっかぁ・・・うーん、でもお仕事嫌なの、お父様絶対私にやれって言うもん!」

「しばらくは身体の調整で私のところで検査するって言おうか・・・、それならいいでしょ」




そして翌日、ご主人様とリィン様、そして私は王城へ、・・・陛下に時間をとって頂きプライベートなお部屋でリィン様と顔合わせです。

「リィンたん?」

「・・・お父様」

「リゼちゃんを疑う訳じゃないが、少し確かめさせてもらっていいだろうか」

「はい、・・・疑われるのは当然だと思います、・・・私も最初は信じられませんでしたので・・・」

「では、リィンたんが亡くなる少し前、私が最後に部屋にお見舞いに行ったね、その時2人だけで何の話をしただろう」

「えと、お父様が、私に・・・女王の重責を背負わせてしまって済まないと、・・・何か食べたいものがあるかと聞かれたけど、その時はもう食欲がなくて、・・・いらないって答えたかな、それから私の方から、リゼちゃんには弱って死んでいく姿は見せたくないから、もう残りの命が長くないのは黙ってて・・・って、それに対してお父様は、友人なのだから最後は一緒に居たいんじゃないかって・・・それで2人で泣いちゃったよね、・・・死んだ後の世界で、もしお母様に会ったらなんて伝えようかって聞いたら、私は行けないが、「ありがとう今でも愛してるよ」と伝えてくれって・・・、あ、残念だけどお母様には会えなかったよ・・・、それに、私から、・・・今の宰相は少し危ない、私の息子は気が弱くてポンコツだから言いなりになりそう、お父様が気をつけて見ていてあげてって、・・・言ったかな?」

「・・・間違いないな、リィンたんだ、おかえり、よく帰って来てくれたね・・・」

「・・・お父様ぁ・・・わぁぁん!」

親子2人で抱き合って泣いておられます、良かったなぁ・・・って、あれ?、私・・・何で泣いてるの?・・・そうか、私寂しいんだ、今まで甘えて、いっぱい楽しいお話をしたのに、もう陛下とは・・・。

「・・・うっく・・・ひっく・・・陛下・・・お・・・お父様ぁ・・・」

「よしよし、陛下とはとても仲良しだったから、・・・リンちゃん寂しいのかな?」

「うぅ・・・リィン様が・・・これからは・・・娘として、・・・ひっく・・・陛下とお話し・・・するなら、もう・・・私は・・・陛下に甘えられない、・・・お父様に・・・優しく頭を撫でてもらえない、・・・そう思ったら、悲しくて、・・・ぐす・・・ごめんなさい、こんな事・・・ふぇぇ・・・」

「リンちゃん、私は君も大切な娘だと思ってるよ、今までよく私に付き合ってくれたね、これからもリィンたんと一緒に遊びに来てくれないかな、歓迎するよ」

「・・・ひっく・・・本当に・・・いいの・・・ですか?、私、リィン様の偽物なのに・・・」

「もちろん、私に娘が2人できた、嬉しいに決まってる、それに恐らく君の方がリィンたんより理想の娘に近いかな、リィンたんは時々私に遠慮なく酷いこと言うからね」

「あーん、お父様ひどーい!」

「ありがとうございます、・・・陛下」

「もうお父様と呼んでくれないのかな?」

「・・・ぐす、・・・お父様・・・」

また陛下に頭を撫でてもらえる、そう思ったら嬉しくて、泣きながら笑顔、・・・ご主人様は「そんな表情もできるようになったんだね」って褒めてくれました。

「ふふふ、さて、リィンたん、ちょうどいいところに戻って来てくれたよ」

「え、なに?、ものすごく嫌な予感がするんだけど・・・」

「エテルナ・ローゼリアの国王が交代してね、今のリィンたんくらいの新女王が即位するんだよ、あれ、どうして逃げようとしてるのかな?」

「ニゲテナイヨ・・・」

「彼女まだ幼いから政務が不慣れでねー、私も忙しいし信頼出来る人間が少ないからどうしようかって悩んでたんだ、向こうの王城に、リィンたんのお部屋と執務机を用意してるから・・・」

「い・・・嫌ぁ!、・・・お仕事いやぁ・・・せっかく転生したのにぃ!、・・・やだやだリゼちゃんと沢山遊ぶの!」

「ふふ・・・、そんな風にわがまま言うのも懐かしいね、ちょっとお父様と向こうでお話ししようか・・・」

「・・・わーん、リゼちゃん助けて、・・・何でバイバイって手をひらひらさせてるの!、やだ助けて・・・」

リィン様は陛下に隣のお部屋に連れて行かれました、しばらくして泣きながら戻って来たけど・・・体液タンク空にならないのかな・・・。

結局30日くらいは身体の調整でギャラン・ローゼリアのお家とご主人様の工房を行ったり来たり、それから3日に一度エテルナ・ローゼリアの王城で向こうの女王様のお仕事を手伝うことになりました。

帰ってからも「やだ、遊ぶんだ・・・」って独り言を言ってましたが・・・、ご主人様はというと「就職先が決まって良かったじゃん、メンテナンスや消耗品もタダじゃないんだからリィンちゃん自分の生活費くらいはしっかり稼いできてね」って・・・。



リンさん=メカリィンさん3号機(改)(Side-302Ver)


リィンちゃん=メカリィンさん1号機(Side-302Ver)コート+ブーツ+手袋


リィンちゃん=メカリィンさん1号機(Side-302Ver)コート+ブーツ+手袋+ゴーグル
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