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残念すぎるクリストファーお兄様(マリアンヌ視点)
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「え? バーミュレ様って女性なんですね?」
私は、たじろいでしまった。
「ふふっ。男性に見えるでしょ? 私は、幼い頃から男装をさせられていましたからね。つい、最近なのですよ? 女でも騎士になれるようになったのは。 さてと、私は、これで帰ります。クリストファーの大事な妹様の式を見たかっただけですから」
その、男装の麗人は立ち去ろうとした。クリストファーお兄様は、残念そうな顔つきだったけれど、言葉には出さない。
んもう、じれったいですわね!
「あ、いけない! 思い出しましたわ! 私、メイソンお兄様のファンから今日の晩餐会におもしろいことが起こるよっ、という脅迫文をいただいていましたわ!」
「「「え?」」」
あら、食いつきが良すぎますわ。とにかく、嘘ではないですわ。
「だから、ドレスを着て、一緒に晩餐会に出てくださいな。あぁ、クリストファーお兄様のエスコートで良いと思いますわ! では、参りましょう!」
私は、バーミュレ様の手を取って、駆けだした。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
ドレスを選んで髪を整えると、目の覚めるような美女のできあがり!
「うわぁ、すごく素敵ですね? こんなに、綺麗な方は滅多にいませんよ?」
バーミュレ様は、頬を染めて照れていた。
「あまり、ドレスは着ないですよ。なにか、自分ではないみたいですね」
クリストファーお兄様は、見とれていて声もだせないようだわ。
「クリストファーお兄様、綺麗と言ってさしあげてください。き、れ、い、です」
「え? あ、あぁ。すごく、綺麗だよ・・・・・・そのドレスが」
私は、首を横に振った。これは、アウトだわ・・・・・・なんていうか・・・・・・うん、残念な男性だ。
「あら、バーミュレ! まぁ、まぁ。なんて綺麗なのでしょう? 久しぶりですね」
お婆様は、とてもタイミングよく姿を現す天才だ。そして、このバーミュレ様におっしゃった。
「さて、貴女のお父様に頼まれていたお婿さん探しは、もう決めましたよ。ナヴァル男爵家の次男を推薦しました」
「えぇーー!」
クリストファーお兄様が、叫んだのでした。
私は、たじろいでしまった。
「ふふっ。男性に見えるでしょ? 私は、幼い頃から男装をさせられていましたからね。つい、最近なのですよ? 女でも騎士になれるようになったのは。 さてと、私は、これで帰ります。クリストファーの大事な妹様の式を見たかっただけですから」
その、男装の麗人は立ち去ろうとした。クリストファーお兄様は、残念そうな顔つきだったけれど、言葉には出さない。
んもう、じれったいですわね!
「あ、いけない! 思い出しましたわ! 私、メイソンお兄様のファンから今日の晩餐会におもしろいことが起こるよっ、という脅迫文をいただいていましたわ!」
「「「え?」」」
あら、食いつきが良すぎますわ。とにかく、嘘ではないですわ。
「だから、ドレスを着て、一緒に晩餐会に出てくださいな。あぁ、クリストファーお兄様のエスコートで良いと思いますわ! では、参りましょう!」
私は、バーミュレ様の手を取って、駆けだした。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
ドレスを選んで髪を整えると、目の覚めるような美女のできあがり!
「うわぁ、すごく素敵ですね? こんなに、綺麗な方は滅多にいませんよ?」
バーミュレ様は、頬を染めて照れていた。
「あまり、ドレスは着ないですよ。なにか、自分ではないみたいですね」
クリストファーお兄様は、見とれていて声もだせないようだわ。
「クリストファーお兄様、綺麗と言ってさしあげてください。き、れ、い、です」
「え? あ、あぁ。すごく、綺麗だよ・・・・・・そのドレスが」
私は、首を横に振った。これは、アウトだわ・・・・・・なんていうか・・・・・・うん、残念な男性だ。
「あら、バーミュレ! まぁ、まぁ。なんて綺麗なのでしょう? 久しぶりですね」
お婆様は、とてもタイミングよく姿を現す天才だ。そして、このバーミュレ様におっしゃった。
「さて、貴女のお父様に頼まれていたお婿さん探しは、もう決めましたよ。ナヴァル男爵家の次男を推薦しました」
「えぇーー!」
クリストファーお兄様が、叫んだのでした。
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