ベノムリップス

ど三一

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露呈篇

第113話 待ち人来たりて

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今日喫茶うみかぜには大切なお客様が来ている。チャムの学校の友人達。みんなでお任せうみかぜランチデザート付きを頼んで、ワイワイと食事をしている。その中にはユウトとスミが連れて来た、ベンガルと同じクラスで隣の席のニヤルゴ君もいる。今日は学校に通う時の姿で、白装束は着ていない。ユウトがベンガルにニヤルゴも誘っていいか?と聞くと、ベンガルは何故?と言う顔をしながらも了承した。

「いつの間に仲良しになったんです?」
「納涼祭の時、一緒に働いた仲間だからね。それに家業の手伝いがある者同士じゃない?僕達。色々話が合うんだよ」
「ふーん…?」

ベンガルは対面に座るニエルゴの顔を覗き込む。ニヤルゴも上背があり屈強な身体をしているが、ベンガルの体格には及ばない。上からじーっと見下ろされて困った様にスミとユウトの方を見た。

「ニヤルゴ君、そんなに気にしなくて大丈夫。ベンガルはちょっと人見知り発動しているだけだから」
「そうそう、冷めないうちに食べよう」

厨房に注文を伝えてホールに戻って来たチャムは、新しい友人に自慢の店の味について尋ねる。

「どう?美味しい?嫌いな食べ物入ってた?」
「ううん、美味しいよ」
「良かった!好き嫌いとか食べられないものあったら、事前に言ってくれれば別の食材に変えたり、一部メニュー変えられるからさ。気に入ったら、今度お父さんとも一緒に来てね。皆、水のボトルの代え此処に置くから各自でお願い」
「了解です」

ベンガルが皆のコップに水を注ぐ。ユウトから始まってスミに注ぎ、そして残ったニヤルゴ。コップの中には半分程水が入ってるので、不要と言えば不要なのだがと思っていると、ベンガルは「ん!」と言って注ぎ口をニヤルゴに向けた。

「あ、ありがとう…えっと…」
「ベンガルちゃんと呼びなさい」
「……ベンガルちゃん」
「…前から店の方の衣装が気になっていたんですよね。ユウト達にした簡単な説明よりもくわーしく説明してください。それと衣装を実際に見せてください」
「えっと…アルバイト用ならあるけれど……父さんに聞いてみないと…」

最初はベンガルが一方的に話しかけていたが、徐々にニヤルゴからもベンガルに質問したり話を振ったりしている。他の友人がベンガルの暴走をやんわりと抑え、次第に他の友人達も話に加わって打ち解けていく。その光景を見て、ユウトとスミは安心して顔を見合わせた。言葉に出さずとも良かったねと伝えている。友人達は、チャムのアルバイトが終わったら、ベンガルの家でのんびりしようと話している。

「そこで恋の話をするのです!青春とは他人の恋話をハイエナのように貪欲に探し求め、その品質に関わらず齧り付き、己の糧にする時期ですからね!15歳以上しか鑑賞できない演劇を経て、あたしもレベルアップ中です!」
「ええ~!いきなりじゃないベンガル」

きゃーきゃーと騒ぐ15歳達。

「僕はチャムが居るけれど、皆話す事あるの?」
「むむっあたしにもお婿さん(候補)ともしかしたら一緒に貰えるかもしれないおねえさんがいます!皆より一歩先に進んでいますよ!」
「お婿さん…?」

ニヤルゴが聞くと、ベンガルの代わりにスミが答えた。

「ギャリアーさんだよ。君の所でバイトしていたニスさんと警備隊長さんと一緒に住んでる。ほら…納涼祭の日、海辺の家の庭で…」
「うちに依頼してくれて、花火の時会った…」
「そう、ギャリアーさん」

ベンガルの婿が誰であるかを聞いて、ニヤルゴは暫し箸を置いて考え込む。ベンガルは自分と同じ15歳。

(あの人…20代半ばあたり…だよな…)

歳の差にしておよそ10歳。元気にすくすくと天井に頭が届くまで成長していても、未成年の15歳である。ニヤルゴは顔を上げてスミに聞く。

「それっていいの?2人とも大人ならまだしも…10歳は、うん。悪い人には見えなかったから……多分、良いんだろうけれど」
「あ、ニヤルゴ君本気で考えちゃってるじゃん」

深刻そうに話すニヤルゴの様子に気がついたユウトが、ベンガルに聞こえないように補足を入れる。

「この婚約話ね、ギャリアーさんは同意してないから安心して。ベンガルママが15歳の時だったら誰と結婚したいかって考えて、ギャリアーさんに婚約話をちょくちょく振るって感じだから。ちなみに僕も元婚約者候補!」
「なんだ…早合点か…」

ふうと息を吐くニヤルゴに、ユウトは冗談半分で脅かす事を言ってみる。

「この後ベンガルの家行くけどさ、もしかしたらベンガルママ、ニヤルゴ君の事気にいるかもね!僕と同じで家業手伝っているし、優しい感じだし、見た目も悪くないから、第二のギャリアーさん、第二の僕に成れるかもよ?」
「第二…?」
「ライア、ベンガル姉妹のお婿さん候補って事!」

ユウトは爽やかな笑顔で言い放った。顔はニヤルゴとスミの方を向いているから其方に話しているが、会話と今の台詞は友人達全員に聞こえていた。唯一聞こえていなかったのは厨房で盛り付けの手伝いをしているチャムくらいだ。思春期真っ只中の15歳達は、ユウトの言葉に悲鳴を上げて盛り上がる、事はない。皆のきゃー!という黄色い悲鳴の前に、ニヤルゴが当たり前のように返答したからだ。その答えを聞く前、ベンガルはまたいつものが始まったと斜に構えていた。ベンガルの母オリゾンの婿探しの話は有名で、何処かで勝手に婿に話をしては、いつの間にか振られている。

(お姉ちゃんの婿にという話には満更でもないみたいな反応なのに、あたしは…)

美人の姉と比較して少し、ほんの少し気分が落ち込む日もあった。今日はそれ程でも無さそうだが、優しいギャリアーとニスに甘えたい気分になってきた。

(お膝の上でゴロゴロして、頭を撫でてもらって…お話聞いてもらって…)

ユウトの話の展開的に婿の話をするに違いない。唯一その話を振ってないのがニヤルゴしか居ないからだ。ベンガルは第一候補の婿(ギャリアー)とニスを一気にゲット出来るから間に合っていると言おうと決めた。しかし、その強がりは不必要だったようだ。ニヤルゴは、姉妹のどちらかの婿にと言われて、通常の会話の間隔で返答した。

「俺は……よく知らないお姉さんより、ベンガルちゃんがいいかな…」
「えっ」

やんわりと否定するか困った顔をするだろうと思っていたユウトの予想は外れ、ニヤルゴはさらに理由を述べる。

「前に見かけた事があるけれど、大人の女の人って感じがしたし…」
「ベンガルも可愛いけど、お姉さん町でも評判の美人なのに?」
「一緒に暮らしていくなら…俺は歳が近い方がいいかな…。それにベンガルちゃん、美人だとおも…」
「やめなさい!!それ以上口を開くな!!」

ベンガルが急に大きな声を出した。驚いた友人達及び客一同は、食べる手を止めベンガルの方を見る。

「む~~~っ」

ベンガルは顔を下に向けて唸っている。一体どうしたのか?と周りがオロオロしていると、唯一ユウトだけがニタァっと笑っていた。

「まあまあ皆、僕に任せとけって」
「だ、大丈夫?ユウト…また余計な事言って、横っ面張り倒されても知らないよ…」
「ハハ、心配するなってスミ」
「えと…俺何か悪いこと…」
「黙食しなさい!」

ニヤルゴは、気を悪くする事を言ってしまったのかとベンガルの様子を伺うが、直ぐに怒られてしまい困惑している。ユウトは席を立ってベンガルと肩を組んで周りに聞こえない音量で耳打ちした。

「ベンガルも本気で照れちゃう事あるんだねぇ」
「五月蝿い!ユウト!」
「彼、いい奴だし…家業も毎日手伝って偉いよね~…ちょっと抜けてる所はあるけれど、精悍ないい男だよねぇ~?ベンガルママの基準余裕でクリアでしょ~?恋愛結婚はしないって豪語してたけど、同い年、転校生、隣の席、これって運命的じゃな」
「黙りなさいぃぃ!!」

ベンガルはユウトの頬っぺたに親指と人差し指を食い込ませてタコの口にする。そこからユウトの気の抜けた笑い声が漏れ出てきて、友人達は笑いを堪えようとしたが、スミがぷっと吹き出したのを合図に、ニヤルゴも含めて皆笑い出す。怒っていたベンガルもそれに釣られ、口を歪ませて笑いを堪え、「う゛っ」「ぐっ」という短い声を出している。ユウトが口をモニョモニョとしながらベンガルの名を呼んだことで、怒りと照れと恥ずかしさは霧散してしまった。

(……)

ニヤルゴは先程怒り出すまでの芝居がかった口調のベンガルでなく、今おかしくて堪らないのを抑えている不自然で不恰好なベンガルを見て笑みが溢れる。学校でも町でも会う事はあまりないが、今度同じ日に登校したら話しかけてみようも思った。

やっと落ち着いたチャムの友人達は、デザートと食後のドリンクを楽しみながら話の続きをする。ベンガルはニヤルゴの発言に目を光らせながら、ギャリアーこそが婿筆頭だと再び宣言しユウトが茶化す。

「でもベンガル、ギャリアーさんの事本気で好きじゃないでしょ?」
「えっ…そうなの?」

スミとニヤルゴがベンガルを見る。

「結婚前はそうでも無くても、結婚して生活していけば愛情が生まれるってママが言っていました。お婿さんは結婚しても優しいと思うので、きっと仲良しの夫婦になれます!」
「えー?僕おまけで貰えるニスさんの方が欲しいんだと思ってた~」
「え!?」

スミが勢いよくユウトの方を向いた。衝撃の発言に、ベンガルは衝撃の考察で返した。

「おねえさんと可愛い服に囲まれて過ごしていけたら最高ですけど、おねえさん多分結婚してますよね?」
「ええ!!?」

スミは今度はベンガルの方を振り向いた。捻じ切れそうな勢いにニヤルゴは首を痛めないか心配になった。

「そうなの…!?だ、誰…やっぱりギャリアーさん!?」
「それは知りません。お婿さん既婚者だったら言うでしょうし、別の方じゃないですかね~」
「ベンガルは何でそう思ったわけ?」

ユウトは半信半疑だったが、ベンガルは正直なタイプで嘘は殆ど吐かない事を知っている。その考えには何か根拠がある筈だと思った。

「それはですね…」


友人達が前のめりになってベンガルの考察を聞いている頃、リリナグ警備隊詰所にとある重要人物が訪れていた。

「遠路はるばるご足労いただき、ありがとうございます」
「此処に来る道中、フィールドワークで各地に寄っていたから、こんなに遅くなってしまった。こちらそこ待たせて済まないね」
「いえ。私は警備隊リリナグ支部隊長の四季散シキバラ軍歌グンカと申します」

応接室に案内すると、その人物は隊員が出した冷たい茶を一気に飲み干して喉を潤した後、向いに座るグンカとユンにぺこりと頭を下げて改めて名乗った。

「私は博士をやっている、ルメイル。中央から依頼されて、このリリナグで使用された毒物と思われる物質の鑑定結果を伝えに来た。率直に結果を伝えてもいいかい?」

大きな丸メガネを上に上げて、目に掛かる金色の髪を後ろに流す。

「ええ、お願いします」
「じゃあね、この犯人だかから採取した赤色の口紅」

鞄から提供されたニスの紅を取り出した。カプセルに入れられて保存されている。グンカとユンは、ドキドキとしながら博士の口から結果が伝えられるのを待つ。

(何も出ないといいのだが……)
(ギャリアーに毒なんて…仕方なかったとは言え、ちょっと怒っちゃう)

「これね~、本当に珍しい植物から作られる口紅でね~?私も見たのは10数年ぶり?何年だ?えーっと…あの時はまだ学生で…」
「博士、落ち着いて~。まずは鑑定結果を教えていただけますか~?」

記憶を遡ろうとしているのを見かねたユンが、もう一杯お茶を注いで渡す。

「ああ、ごめんごめん。鑑定結果が先だよね」
(ええい、焦ったい…!言うなら早く言ってくれ…)

博士はすまないと言いながらお茶を飲んで、茶菓子も一緒に食べた。警備隊の安全饅頭リリナグ支部バージョンは口に合ったようで、博士は帰りに買って行こうと決めた。口を親指で拭いペロリと舐めると、ふと思い付いてカプセルの中にある紅を指でひとすくいし、己の唇に付けた。そして紅を舌で軽く舐める。

「博士…!?」
「ほら、何でもないだろ?」

博士は赤い唇をして笑顔を作る。グンカとユンはホッとして胸を撫で下ろした。毒物でないと証明されて良かったという安心が見て取れる。2人の様子を見て、博士は悪戯好きの子どものような顔をした。

「でもね、隊長さんが私と同じ事したら…多分死にます」

その言葉に、一瞬にしてその場が静寂に包まれた。







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