120 / 159
第四部 星巡再会
120 毒を以て毒を制す
しおりを挟む
Lv.1000以上になると、変身できるようになるのかな。
でかい魔獣の姿になっていた黒崎が、いつの間にか人間の青年の姿に戻っているのを見て、俺は暢気にそんなことを考えていた。まあ、あのでかい魔獣の姿だと、狭いダンジョンの天井につっかえるだろうけど。最近、自分が竜の姿で大聖堂の天井につっかえそうになっていたので、笑えない想像だ。
黒崎は軍服のような上着を羽織っている。装飾は無いが厚手で光沢のある布地が上等そうな一品だ。ゆったり足でも組んで椅子に座っていれば、どこかの王族か貴族のように見えるだろう。
「貴様が、地球が滅びるさまを静観するはずがない。約定に反しない程度に、どうせ邪魔してくるつもりだろう」
「まあな」
「だが、俺の世界に地球人の軍勢軍勢が入り込むのは、もっと不愉快だ。近藤、お前の思惑に乗ってやろうじゃないか」
おや……もっとゴネるかと思ったのだが、意外にものわかりがいい。
「待て待て待てーーっ、枢! 黒崎と一緒に行ったら地球が滅ぶぞ! ちきゅぶっ」
「夜鳥、途中で噛んで……大丈夫か?」
俺の襟首をつかんで、夜鳥は大興奮だ。
そして途中で舌を噛んだ。痛そうだ。
「私は反対です!」
「ハナビ」
思わぬところから反論が上がった。
黒崎のお供のダークエルフが、怒りに燃えた目で俺を見ている。
「聖晶神との共闘なんて、とんでもない! こいつは、あの神聖境界線《ホーリーライン》を作ったんですよっ!」
わざわざ俺を指差して、黒崎に訴えかける。
「……お前の言う事はもっともだが、あの地球人の軍勢は、不確定要素だ」
黒崎はハナビに答える。
「近藤らだけなら楽に勝てるが」
「おい!」
「予定外の地球人の軍勢が加わった。計画に影響が出ないよう、排除する必要があるだろう」
「それは、イエスですけど……」
ハナビと呼ばれた少女は悔しそうにした。
「それでもノー、受け入れられません」
彼女は、きっと俺をにらんだ。
「あんたが作った神聖境界線のせいで……どうせ自分たちは善い事をしたと勘違いしてるんでしょう! 私の言ってる事が分かる?!」
そんな一方的に言われても、と返したいところだが。
「分からないでしょう! あんたとは絶対に一緒には戦えない!」
「……」
俺は、神聖境界線を作った当時のことを思い返していた。
「……今、アウロラ帝国の領土になっているケセドの里は、魔族の大規模な集落があった場所だ」
「!」
「アダマス王国の内部にも、昔は人と魔族が共存する村があったな……」
俺が境界線を作ったせいで、境界線の内側に残された魔族たちは逃げられずに、一方的に人間に狩られていった。
クリスタルの祭壇の前で、当時の聖堂騎士長は誇らしげに報告した。
邪悪な魔族たちをことごとく討ち滅ぼしました、と。
それを聞いて俺は、その騎士長と、自分を殴ってやりたい気持ちでいっぱいだった。
魔族の侵攻で疲弊した人々を救うための結界だったはずだ。
だが守られて調子に乗った人間は、魔族を一方的に攻撃して追い出すようになった。無抵抗な子供まで関係なく、異端とみなした者を攻撃したのだ。
いったい、どちらが正義だったのだろう。
人々は俺を光の神と呼び讃えたけれど、魔族からすれば俺は……。
「……お前の言う通り、俺は人間可愛さで魔族を沢山殺したよ。だけど、それがどうした? 魔族が何人死のうが知ったこっちゃないね」
彼ら魔族にとって俺は、大義名分を掲げた殺人者に過ぎない。
善人ぶっても仕方ないと腹をくくった。
本当に、なんで俺なんかが光の神とか、聖晶神とかって呼ばれてるんだろう。意味が分からない。
「……」
ハナビが、変なものを見る目で俺を見ている。
なんでだ。
「……あんた本当に聖晶神ですか?」
「不本意ながら」
「……」
ダークエルフの少女は眉ねを寄せて黙りこんでしまった。
黒崎が会話に割って入った。
「ハナビ、神聖境界線を張られる前に、光の神どもを倒せなかったのは、我ら魔神側の落ち度だ」
「あの頃のベルゼビュート様はまだ」
「だが今は、むざむざ境界線を敷かれはしない。近藤枢、もう一度、神聖境界線を作る前にお前を殺す」
何か言いかけたハナビを制し、静かにこちらを見据える黒崎。
殺す、と言ったのに、奴の瞳には不思議と殺意が感じられなかった。
俺は笑って答える。
「好きなだけ邪魔をすればいいさ。何度、壊されても作り直せば済むし。せいぜい頑張れよ」
今度はもっと高性能な結界を張ってやる。
魔族と人間が交流できるような、条件次第で出入り可能になるやつ。いつか境界線を敷かなくても良くなるようにしたい。いくらでも、方法はあるはずだ。
地上に設置しておいた目印を使い、俺たちは転移魔法でダンジョンを脱出した。
目の前には廃墟になったタンザナイトの街と、地面に縫いとめられた宇宙船がある。
「あっ」
夜鳥が声を上げた。
宇宙船を拘束していた石の柱の一本がバキリと割れる。
よく見ると、宇宙船の上部に付いた砲台から赤い光線が発射されていた。光線で時間を掛けて石の柱を焼き切ったらしい。
「……そこにいるのは近藤くんですか」
宇宙船から佐々木の声がする。
俺は宇宙船を見上げて返事をした。
「ああ。佐々木さん、撤退する気はないのか?」
「いいえ。もしかして和平交渉ですか? 優しい近藤くんらしいですね」
佐々木さんは、俺が平和ボケした日本人の学生だと勘違いしているらしい。
こっちは異世界で千年サバイバルしてたんだよ。
今さら、戦うべき時と、友好的に会話するべき時を、履き違えたりしない。
「そうか、地球に帰ってくれないのか。それなら仕方ない。佐々木さん、ちょっと死ぬ覚悟してね」
俺はにこやかに告げると、黒崎に向き直った。
黒崎は嫌そうにする。
「……手を貸すのは、この一度だけだ」
「二度も頼まねーよ」
黒崎の念押しに、俺は軽口を返す。
俺の返事に「フン」と鼻を鳴らし、黒崎は前方に手を伸ばした。
黒い炎が奴の前にとぐろを巻く。
炎の中から、禍々しい気配を放つ長い柄の槍が現れた。
鮮血を凍らせたような赤い刃の根元から、絡み付く蛇の装飾が槍全体に施されている。
もしかしてと思い、密かに鑑定すると「神器・虚無の毒槍オエングス」と表示された。
「攻撃魔法と猛毒付与を最大威力にする神器か」
「余所見をしている場合か、近藤枢」
「はいはい」
俺も片腕を上げると、自分の神器を召喚した。
先端に青い結晶の付いた白銀の杖。
軽く一回転させて持ちやすい位置を握る。ヒュンと耳に心地よい風を切る音がした。
その時、宇宙船を拘束する二本めの柱が焼き切れた。
ずるり、と横滑りして浮かび上がる宇宙船を見据えながら、魔法を使う。
「大結界」
範囲は、宇宙船を中心にタンザナイト周辺。
これは守るための魔法ではない。
「圧縮!」
結界をそのまま縮小する。
六角形の水晶のかたちをした結界が、カプセルのように宇宙船を覆った。
「穿て。虚無毒槍」
黒崎が神器を無造作に投げる。
ちょっと待て。手放していいのか。
疑問に思う俺の前で、槍はサクッと結界を貫いて、宇宙船の外壁に突き刺さった。
「なっ……?!」
槍が刺さった場所から炎と煙が立ち上った。
ドロリと宇宙船の外壁が溶ける。
「オエングスは岩すら溶かす毒を撒き散らす……苦しんで死ぬがいい」
俺がカプセル状に結界を張ったせいで、佐々木たちは猛毒から逃れる術はない。
「枢っちと黒崎の合わせ技、えげつないな……」
真の顔が引きつっている。
俺もそう思うよ……。
でかい魔獣の姿になっていた黒崎が、いつの間にか人間の青年の姿に戻っているのを見て、俺は暢気にそんなことを考えていた。まあ、あのでかい魔獣の姿だと、狭いダンジョンの天井につっかえるだろうけど。最近、自分が竜の姿で大聖堂の天井につっかえそうになっていたので、笑えない想像だ。
黒崎は軍服のような上着を羽織っている。装飾は無いが厚手で光沢のある布地が上等そうな一品だ。ゆったり足でも組んで椅子に座っていれば、どこかの王族か貴族のように見えるだろう。
「貴様が、地球が滅びるさまを静観するはずがない。約定に反しない程度に、どうせ邪魔してくるつもりだろう」
「まあな」
「だが、俺の世界に地球人の軍勢軍勢が入り込むのは、もっと不愉快だ。近藤、お前の思惑に乗ってやろうじゃないか」
おや……もっとゴネるかと思ったのだが、意外にものわかりがいい。
「待て待て待てーーっ、枢! 黒崎と一緒に行ったら地球が滅ぶぞ! ちきゅぶっ」
「夜鳥、途中で噛んで……大丈夫か?」
俺の襟首をつかんで、夜鳥は大興奮だ。
そして途中で舌を噛んだ。痛そうだ。
「私は反対です!」
「ハナビ」
思わぬところから反論が上がった。
黒崎のお供のダークエルフが、怒りに燃えた目で俺を見ている。
「聖晶神との共闘なんて、とんでもない! こいつは、あの神聖境界線《ホーリーライン》を作ったんですよっ!」
わざわざ俺を指差して、黒崎に訴えかける。
「……お前の言う事はもっともだが、あの地球人の軍勢は、不確定要素だ」
黒崎はハナビに答える。
「近藤らだけなら楽に勝てるが」
「おい!」
「予定外の地球人の軍勢が加わった。計画に影響が出ないよう、排除する必要があるだろう」
「それは、イエスですけど……」
ハナビと呼ばれた少女は悔しそうにした。
「それでもノー、受け入れられません」
彼女は、きっと俺をにらんだ。
「あんたが作った神聖境界線のせいで……どうせ自分たちは善い事をしたと勘違いしてるんでしょう! 私の言ってる事が分かる?!」
そんな一方的に言われても、と返したいところだが。
「分からないでしょう! あんたとは絶対に一緒には戦えない!」
「……」
俺は、神聖境界線を作った当時のことを思い返していた。
「……今、アウロラ帝国の領土になっているケセドの里は、魔族の大規模な集落があった場所だ」
「!」
「アダマス王国の内部にも、昔は人と魔族が共存する村があったな……」
俺が境界線を作ったせいで、境界線の内側に残された魔族たちは逃げられずに、一方的に人間に狩られていった。
クリスタルの祭壇の前で、当時の聖堂騎士長は誇らしげに報告した。
邪悪な魔族たちをことごとく討ち滅ぼしました、と。
それを聞いて俺は、その騎士長と、自分を殴ってやりたい気持ちでいっぱいだった。
魔族の侵攻で疲弊した人々を救うための結界だったはずだ。
だが守られて調子に乗った人間は、魔族を一方的に攻撃して追い出すようになった。無抵抗な子供まで関係なく、異端とみなした者を攻撃したのだ。
いったい、どちらが正義だったのだろう。
人々は俺を光の神と呼び讃えたけれど、魔族からすれば俺は……。
「……お前の言う通り、俺は人間可愛さで魔族を沢山殺したよ。だけど、それがどうした? 魔族が何人死のうが知ったこっちゃないね」
彼ら魔族にとって俺は、大義名分を掲げた殺人者に過ぎない。
善人ぶっても仕方ないと腹をくくった。
本当に、なんで俺なんかが光の神とか、聖晶神とかって呼ばれてるんだろう。意味が分からない。
「……」
ハナビが、変なものを見る目で俺を見ている。
なんでだ。
「……あんた本当に聖晶神ですか?」
「不本意ながら」
「……」
ダークエルフの少女は眉ねを寄せて黙りこんでしまった。
黒崎が会話に割って入った。
「ハナビ、神聖境界線を張られる前に、光の神どもを倒せなかったのは、我ら魔神側の落ち度だ」
「あの頃のベルゼビュート様はまだ」
「だが今は、むざむざ境界線を敷かれはしない。近藤枢、もう一度、神聖境界線を作る前にお前を殺す」
何か言いかけたハナビを制し、静かにこちらを見据える黒崎。
殺す、と言ったのに、奴の瞳には不思議と殺意が感じられなかった。
俺は笑って答える。
「好きなだけ邪魔をすればいいさ。何度、壊されても作り直せば済むし。せいぜい頑張れよ」
今度はもっと高性能な結界を張ってやる。
魔族と人間が交流できるような、条件次第で出入り可能になるやつ。いつか境界線を敷かなくても良くなるようにしたい。いくらでも、方法はあるはずだ。
地上に設置しておいた目印を使い、俺たちは転移魔法でダンジョンを脱出した。
目の前には廃墟になったタンザナイトの街と、地面に縫いとめられた宇宙船がある。
「あっ」
夜鳥が声を上げた。
宇宙船を拘束していた石の柱の一本がバキリと割れる。
よく見ると、宇宙船の上部に付いた砲台から赤い光線が発射されていた。光線で時間を掛けて石の柱を焼き切ったらしい。
「……そこにいるのは近藤くんですか」
宇宙船から佐々木の声がする。
俺は宇宙船を見上げて返事をした。
「ああ。佐々木さん、撤退する気はないのか?」
「いいえ。もしかして和平交渉ですか? 優しい近藤くんらしいですね」
佐々木さんは、俺が平和ボケした日本人の学生だと勘違いしているらしい。
こっちは異世界で千年サバイバルしてたんだよ。
今さら、戦うべき時と、友好的に会話するべき時を、履き違えたりしない。
「そうか、地球に帰ってくれないのか。それなら仕方ない。佐々木さん、ちょっと死ぬ覚悟してね」
俺はにこやかに告げると、黒崎に向き直った。
黒崎は嫌そうにする。
「……手を貸すのは、この一度だけだ」
「二度も頼まねーよ」
黒崎の念押しに、俺は軽口を返す。
俺の返事に「フン」と鼻を鳴らし、黒崎は前方に手を伸ばした。
黒い炎が奴の前にとぐろを巻く。
炎の中から、禍々しい気配を放つ長い柄の槍が現れた。
鮮血を凍らせたような赤い刃の根元から、絡み付く蛇の装飾が槍全体に施されている。
もしかしてと思い、密かに鑑定すると「神器・虚無の毒槍オエングス」と表示された。
「攻撃魔法と猛毒付与を最大威力にする神器か」
「余所見をしている場合か、近藤枢」
「はいはい」
俺も片腕を上げると、自分の神器を召喚した。
先端に青い結晶の付いた白銀の杖。
軽く一回転させて持ちやすい位置を握る。ヒュンと耳に心地よい風を切る音がした。
その時、宇宙船を拘束する二本めの柱が焼き切れた。
ずるり、と横滑りして浮かび上がる宇宙船を見据えながら、魔法を使う。
「大結界」
範囲は、宇宙船を中心にタンザナイト周辺。
これは守るための魔法ではない。
「圧縮!」
結界をそのまま縮小する。
六角形の水晶のかたちをした結界が、カプセルのように宇宙船を覆った。
「穿て。虚無毒槍」
黒崎が神器を無造作に投げる。
ちょっと待て。手放していいのか。
疑問に思う俺の前で、槍はサクッと結界を貫いて、宇宙船の外壁に突き刺さった。
「なっ……?!」
槍が刺さった場所から炎と煙が立ち上った。
ドロリと宇宙船の外壁が溶ける。
「オエングスは岩すら溶かす毒を撒き散らす……苦しんで死ぬがいい」
俺がカプセル状に結界を張ったせいで、佐々木たちは猛毒から逃れる術はない。
「枢っちと黒崎の合わせ技、えげつないな……」
真の顔が引きつっている。
俺もそう思うよ……。
1
お気に入りに追加
3,908
あなたにおすすめの小説
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
子爵家の長男ですが魔法適性が皆無だったので孤児院に預けられました。変化魔法があれば魔法適性なんて無くても無問題!
八神
ファンタジー
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。
『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。
魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。
しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も…
そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。
しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。
…はたして主人公の運命やいかに…
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル
異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった
孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた
そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた
その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。
5レベルになったら世界が変わりました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる