4 / 14
本編
4
しおりを挟む
死屍累々とは、まさにこのこと。
バタ、ゴロ、と屈強な成人男性達が訓練場で倒れている。
魔法師団だけではなく、騎士団の面々も混じっているようだ。
魔法師団と言えども、魔物だけで無く、対人の訓練も欠かせない。
ノクスはこう見えて、剣技も強いし、体力もある。
腕力だけでは、さすがに屈強な男達に敵わないものの、魔法を駆使して攻撃をし続け、相手を追い詰めていく戦略はまさに魔王の名にふさわしい。
「お前ら誰が休んでいいなんて言った。ほら、五秒で起きろ、いーーち、にーーーい、さーーん、」
ノクスの、成人男性にしては少し高い声が何やら楽しげだ。
団員達は「ゔゔ・・・」と呻き声をあげながら、立ち上がろうとする。
が、もう限界。
何故なら早朝から、ちょびっっとの昼休憩を挟み、ほぼぶっ通し。
もうすでに夕方、へとへとの、へとへと。
「は~~、だっらしねぇーなー!ディトの奴も帰ってこねぇし・・・って、・・・ん?」
ノクスはくんくん、と鼻を動かす。
急に香ってきた甘い香りと一緒に、身体がぶわっと、熱くなるのを感じた。
背中がぞわぞわするし、落ち着かない。
「・・・??な、んだ?」
自分の身体をペタペタと触り状態を確かめる。
呼吸も荒くなり、どんどん身体も熱くなる。
頭が身体に追いつかない、むしろ追い越されていくようだ。
死んだように倒れていた団員も、ノクスがおかしいことに段々と気がつき始め、お互い目配せをして、様子を伺っている。
下手に声をかけると、倍になって返ってくることがあるから慎重なのだ。
「たっだいま戻りましたーー・・・・・・って、だいぶやりましたね、また。・・・ん?団長?どうしたんですか?顔赤いですよ・・・?」
呑気な声のディトが出入り口の通路から現れた。
目の前に広がるよく見る扱き後の光景に、うへぇ、と嫌そうに舌を出した後、何やら様子がおかしいノクスに気づくと首を傾げた。
「ディト・・・遅ぇよ・・・、何か急に身体が・・・っ、」
「あなたが、ノクスさんですか?」
ノクスにとっては聞き覚えのない声。
なのにその声を聞いた途端、足の力が抜け、ペタンと、その場に座り込んでしまった。
その声がした方をノクスが睨みつける。
だが、すぐにそれもできなくなった。
「うわっ!お、降ろせ!おまっ、なっ、」
「・・・軽。ディトさん、宿舎ってどっちですか?」
「は?え?宿舎はここから南に向かった白い建物だけど・・・は?!ノクス団長?!何で担がれて怒んないですか??!俺がやったら半殺しのやつですよ?!まさかの知り合い?!」
「なわけねーだろっ!力が入らねぇんだよ・・・なんだ、これ・・・っ、」
「俺達、運命の番なんだと思います。獣人には、そういう相手がいるんですよね?ジャスパー王子に聞きました。じゃ、先に宿舎戻るので。あ、皆さん、あと二、三時間ほど時間置いてから帰ってきてもらえると色々助かります!では!」
「「「「「「「はぁぁぁあ~~~?!!!!!」」」」」」」
さすが、狼。
びゅんっと、走って加速するとむしろ乗ってきた馬よりも速いのではないかと言うスピードだ。
団員達の叫び声も無視して、南に向かって猛ダッシュ。
途中、ノクスは「ここ右ですか?」「ノクスさんの部屋何階ですか?」「あっ、鍵ください!」とまだ名前すら知らない突然現れた相手に言われるがまま、されるがままだった。
恐らくこいつがディトに迎えを頼んだ異世界人なのだろう、という察しはついていたし、先ほどの運命の番発言も、ノクスは妙に納得していたからだ。
御伽噺の類だろうと、今まで一ミリも信じていなかったが、この感覚は凄まじいものがある。
もっと、触れたい。
もっと、声を聞きたい。
もっと、混ざり合いたい。
こんな感覚になるのは、初めてだった。
ガチャ、リリーン・・・と、ノクスは自分の部屋の扉に付けたベルの音で、身体の熱に持っていかれていた意識を引き戻す。
無意識のうちにまだ名前も知らない男にしがみつき、必死に匂いを嗅いでいたのだ。
カァァァァ・・・と、一瞬にして顔が赤くなるのが分かったが、そんな自分を認めたくないし、相手にも真っ赤な顔を見られたくなくて、ぎゅうっと、また首元にしがみついた。
「堪んない・・・っ」と耳元でノクスより低く、頭に響くキイチの声に、思わずノクスはぶるりと、身体を震わせる。
ノクスは今日の朝、着替えた服をポイッと投げたままだった自分のベッドに降ろされた。
まさかこんなことになろうとは、朝の時点では思いもしなかったはず。
そのまま両手を絡まされ、ドサッと仰向けになる。
ようやく、相手の顔が目に入った。
その焦茶色の瞳は情欲にまみれ、ゆらゆら揺れているように見えた。
視界に入った灰と白の尻尾も揺れている。
それですら、いやらしく感じてしまうのは、何故なのだろうか。
「・・・兎の、獣人のノクス、だ。」
「俺こっち来て狼の獣人になりました、キイチです。ノクスさん、目も髪も黒いですね。ニホンジンみたい。」
「・・・んっ、あんま耳の近くで喋ん、な・・・」
「・・・っ、はぁ、堪んない・・・!番って、こんな一気に好きになるんだ・・・っ、獣人ってすげぇ・・・!」
どこか苦しそうにも見えるキイチは、ぎゅう、と強くノクスを抱きしめた。
ちゅ、ちゅ、と髪の毛や、額、頬に首。
相手の存在を確かめるように、キスを繰り返すキイチ。
「ふ、風呂・・・、風呂入りたい・・・」
「・・・わかりました。でももう限界近いのでこのまま行きます。」
もうすでに半裸の状態にされていたノクスだが、自分が今日一日中暴れ回っていたことを思い出し、言葉を絞り出した。
頭の中はもうとろとろに蕩けかかっているが、そこは譲れなかったらしい。
キイチはノクスの甘い香りが漂う身体をひょいっと抱え上げ、そのまま風呂場へと向かった。
「おまえ・・・一緒に入る気か?」
「?当たり前でしょ。さっ、行きましょうね~♪」
「・・・・・・」
聞いたことのないキイチの鼻歌を聴きながら、ノクスはこれ以上頭の中が蕩けないように、なぜか必死に羊を数えていた。
バタ、ゴロ、と屈強な成人男性達が訓練場で倒れている。
魔法師団だけではなく、騎士団の面々も混じっているようだ。
魔法師団と言えども、魔物だけで無く、対人の訓練も欠かせない。
ノクスはこう見えて、剣技も強いし、体力もある。
腕力だけでは、さすがに屈強な男達に敵わないものの、魔法を駆使して攻撃をし続け、相手を追い詰めていく戦略はまさに魔王の名にふさわしい。
「お前ら誰が休んでいいなんて言った。ほら、五秒で起きろ、いーーち、にーーーい、さーーん、」
ノクスの、成人男性にしては少し高い声が何やら楽しげだ。
団員達は「ゔゔ・・・」と呻き声をあげながら、立ち上がろうとする。
が、もう限界。
何故なら早朝から、ちょびっっとの昼休憩を挟み、ほぼぶっ通し。
もうすでに夕方、へとへとの、へとへと。
「は~~、だっらしねぇーなー!ディトの奴も帰ってこねぇし・・・って、・・・ん?」
ノクスはくんくん、と鼻を動かす。
急に香ってきた甘い香りと一緒に、身体がぶわっと、熱くなるのを感じた。
背中がぞわぞわするし、落ち着かない。
「・・・??な、んだ?」
自分の身体をペタペタと触り状態を確かめる。
呼吸も荒くなり、どんどん身体も熱くなる。
頭が身体に追いつかない、むしろ追い越されていくようだ。
死んだように倒れていた団員も、ノクスがおかしいことに段々と気がつき始め、お互い目配せをして、様子を伺っている。
下手に声をかけると、倍になって返ってくることがあるから慎重なのだ。
「たっだいま戻りましたーー・・・・・・って、だいぶやりましたね、また。・・・ん?団長?どうしたんですか?顔赤いですよ・・・?」
呑気な声のディトが出入り口の通路から現れた。
目の前に広がるよく見る扱き後の光景に、うへぇ、と嫌そうに舌を出した後、何やら様子がおかしいノクスに気づくと首を傾げた。
「ディト・・・遅ぇよ・・・、何か急に身体が・・・っ、」
「あなたが、ノクスさんですか?」
ノクスにとっては聞き覚えのない声。
なのにその声を聞いた途端、足の力が抜け、ペタンと、その場に座り込んでしまった。
その声がした方をノクスが睨みつける。
だが、すぐにそれもできなくなった。
「うわっ!お、降ろせ!おまっ、なっ、」
「・・・軽。ディトさん、宿舎ってどっちですか?」
「は?え?宿舎はここから南に向かった白い建物だけど・・・は?!ノクス団長?!何で担がれて怒んないですか??!俺がやったら半殺しのやつですよ?!まさかの知り合い?!」
「なわけねーだろっ!力が入らねぇんだよ・・・なんだ、これ・・・っ、」
「俺達、運命の番なんだと思います。獣人には、そういう相手がいるんですよね?ジャスパー王子に聞きました。じゃ、先に宿舎戻るので。あ、皆さん、あと二、三時間ほど時間置いてから帰ってきてもらえると色々助かります!では!」
「「「「「「「はぁぁぁあ~~~?!!!!!」」」」」」」
さすが、狼。
びゅんっと、走って加速するとむしろ乗ってきた馬よりも速いのではないかと言うスピードだ。
団員達の叫び声も無視して、南に向かって猛ダッシュ。
途中、ノクスは「ここ右ですか?」「ノクスさんの部屋何階ですか?」「あっ、鍵ください!」とまだ名前すら知らない突然現れた相手に言われるがまま、されるがままだった。
恐らくこいつがディトに迎えを頼んだ異世界人なのだろう、という察しはついていたし、先ほどの運命の番発言も、ノクスは妙に納得していたからだ。
御伽噺の類だろうと、今まで一ミリも信じていなかったが、この感覚は凄まじいものがある。
もっと、触れたい。
もっと、声を聞きたい。
もっと、混ざり合いたい。
こんな感覚になるのは、初めてだった。
ガチャ、リリーン・・・と、ノクスは自分の部屋の扉に付けたベルの音で、身体の熱に持っていかれていた意識を引き戻す。
無意識のうちにまだ名前も知らない男にしがみつき、必死に匂いを嗅いでいたのだ。
カァァァァ・・・と、一瞬にして顔が赤くなるのが分かったが、そんな自分を認めたくないし、相手にも真っ赤な顔を見られたくなくて、ぎゅうっと、また首元にしがみついた。
「堪んない・・・っ」と耳元でノクスより低く、頭に響くキイチの声に、思わずノクスはぶるりと、身体を震わせる。
ノクスは今日の朝、着替えた服をポイッと投げたままだった自分のベッドに降ろされた。
まさかこんなことになろうとは、朝の時点では思いもしなかったはず。
そのまま両手を絡まされ、ドサッと仰向けになる。
ようやく、相手の顔が目に入った。
その焦茶色の瞳は情欲にまみれ、ゆらゆら揺れているように見えた。
視界に入った灰と白の尻尾も揺れている。
それですら、いやらしく感じてしまうのは、何故なのだろうか。
「・・・兎の、獣人のノクス、だ。」
「俺こっち来て狼の獣人になりました、キイチです。ノクスさん、目も髪も黒いですね。ニホンジンみたい。」
「・・・んっ、あんま耳の近くで喋ん、な・・・」
「・・・っ、はぁ、堪んない・・・!番って、こんな一気に好きになるんだ・・・っ、獣人ってすげぇ・・・!」
どこか苦しそうにも見えるキイチは、ぎゅう、と強くノクスを抱きしめた。
ちゅ、ちゅ、と髪の毛や、額、頬に首。
相手の存在を確かめるように、キスを繰り返すキイチ。
「ふ、風呂・・・、風呂入りたい・・・」
「・・・わかりました。でももう限界近いのでこのまま行きます。」
もうすでに半裸の状態にされていたノクスだが、自分が今日一日中暴れ回っていたことを思い出し、言葉を絞り出した。
頭の中はもうとろとろに蕩けかかっているが、そこは譲れなかったらしい。
キイチはノクスの甘い香りが漂う身体をひょいっと抱え上げ、そのまま風呂場へと向かった。
「おまえ・・・一緒に入る気か?」
「?当たり前でしょ。さっ、行きましょうね~♪」
「・・・・・・」
聞いたことのないキイチの鼻歌を聴きながら、ノクスはこれ以上頭の中が蕩けないように、なぜか必死に羊を数えていた。
322
あなたにおすすめの小説
【完】心配性は異世界で番認定された狼獣人に甘やかされる
おはぎ
BL
起きるとそこは見覚えのない場所。死んだ瞬間を思い出して呆然としている優人に、騎士らしき人たちが声を掛けてくる。何で頭に獣耳…?とポカンとしていると、その中の狼獣人のカイラが何故か優しくて、ぴったり身体をくっつけてくる。何でそんなに気遣ってくれるの?と分からない優人は大きな身体に怯えながら何とかこの別世界で生きていこうとする話。
知らない世界に来てあれこれ考えては心配してしまう優人と、優人が可愛くて仕方ないカイラが溺愛しながら支えて甘やかしていきます。
隠れオメガの整備士は自由になりたい。なのに暴走する最強騎士を身体を張って止めたら、運命の番だとバレて過保護な専属契約を結ばされました
水凪しおん
BL
※オメガバース設定。激しい戦闘描写や、執着攻めによるマーキング描写、軽度の性的な接触の描写がありますので、15歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
汚染された惑星を浄化する生体兵器『機装(ギア)』。
その搭乗者は優れた能力を持つ『アルファ』に限られ、彼らの精神を安定させる鎮静剤として『オメガ』が存在する世界。
整備士のエリアンは、オメガであることを隠し、ベータと偽って軍の最前線で働いていた。
オメガは道具のように扱われるこの社会で、自由を守るための必死の嘘だった。
だがある日、軍最強のエリートパイロット・クレイドの機装が暴走する事故に遭遇する。
死を覚悟して止めに入ったエリアンだったが、暴走する機体はなぜか彼にだけ反応し、沈静化した。
それは、隠していたオメガのフェロモンが、クレイドと強烈な『共鳴』を起こした瞬間だった。
「見つけた。俺の対になる存在を」
正体がバレたと戦慄するエリアンに対し、冷徹なはずのクレイドが向けたのは、処罰ではなく執着に満ちた熱い視線で……?
孤独なエリート騎士×身分を隠した健気な整備士。
星の命運と本能が交錯する、近未来SFオメガバース!
鬼神と恐れられる呪われた銀狼当主の元へ生贄として送られた僕、前世知識と癒やしの力で旦那様と郷を救ったら、めちゃくちゃ過保護に溺愛されています
水凪しおん
BL
東の山々に抱かれた獣人たちの国、彩峰の郷。最強と謳われる銀狼一族の若き当主・涯狼(ガイロウ)は、古き呪いにより発情の度に理性を失う宿命を背負い、「鬼神」と恐れられ孤独の中に生きていた。
一方、都で没落した家の息子・陽向(ヒナタ)は、借金の形として涯狼の元へ「花嫁」として差し出される。死を覚悟して郷を訪れた陽向を待っていたのは、噂とはかけ離れた、不器用で優しい一匹の狼だった。
前世の知識と、植物の力を引き出す不思議な才能を持つ陽向。彼が作る温かな料理と癒やしの香りは、涯狼の頑なな心を少しずつ溶かしていく。しかし、二人の穏やかな日々は、古き慣習に囚われた者たちの思惑によって引き裂かれようとしていた。
これは、孤独な狼と心優しき花嫁が、運命を乗り越え、愛の力で奇跡を起こす、温かくも切ない和風ファンタジー・ラブストーリー。
追放された味見係、【神の舌】で冷徹皇帝と聖獣の胃袋を掴んで溺愛される
水凪しおん
BL
「無能」と罵られ、故郷の王宮を追放された「味見係」のリオ。
行き場を失った彼を拾ったのは、氷のような美貌を持つ隣国の冷徹皇帝アレスだった。
「聖獣に何か食わせろ」という無理難題に対し、リオが作ったのは素朴な野菜スープ。しかしその料理には、食べた者を癒やす伝説のスキル【神の舌】の力が宿っていた!
聖獣を元気にし、皇帝の凍てついた心をも溶かしていくリオ。
「君は俺の宝だ」
冷酷だと思われていた皇帝からの、不器用で真っ直ぐな溺愛。
これは、捨てられた料理人が温かいご飯で居場所を作り、最高にハッピーになる物語。
新年に余り物でおせちを作ったら、冷酷と噂の騎士団長様に「運命の番」だと求婚されました
水凪しおん
BL
料理人だった俺が転生したのは、男性オメガというだけで家族に虐げられる不遇の青年カイ。
新年くらいはと前世の記憶を頼りに作ったのは、この世界にはない『おせち料理』だった。
それを偶然口にしたのは、氷のように冷酷と噂される最強の騎士団長リアム。
「お前は俺の運命の番だ」
彼の屋敷に保護され、俺の作る料理が彼の心を溶かしていく。
不器用で、だけどまっすぐな愛情を注いでくれる彼と、美味しい料理で紡ぐ、甘くて温かい異世界スローライフ。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
【完結】竜討伐の褒賞は、鹿角の王子様。(志願)
N2O
BL
執着王子 × 異世界転生魔法使い
魔法使いが逃げられなくなる話。
『上』『中』『下』の全三話、三連休中に完結します。
二万字以下なので、ショートショート𖤣𖥧𖥣
Special thanks
illustration by okiagsa様(X:@okigasa_tate)
MBM様(X:@MBMpaper)
※独自設定、ご都合主義。あしからず。
「禍の刻印」で生贄にされた俺を、最強の銀狼王は「ようやく見つけた、俺の運命の番だ」と過保護なほど愛し尽くす
水凪しおん
BL
体に災いを呼ぶ「禍の刻印」を持つがゆえに、生まれた村で虐げられてきた青年アキ。彼はある日、不作に苦しむ村人たちの手によって、伝説の獣人「銀狼王」への贄として森の奥深くに置き去りにされてしまう。
死を覚悟したアキの前に現れたのは、人の姿でありながら圧倒的な威圧感を放つ、銀髪の美しい獣人・カイだった。カイはアキの「禍の刻印」が、実は強大な魔力を秘めた希少な「聖なる刻印」であることを見抜く。そして、自らの魂を安定させるための運命の「番(つがい)」として、アキを己の城へと迎え入れた。
贄としてではなく、唯一無二の存在として注がれる初めての優しさ、温もり、そして底知れぬ独占欲。これまで汚れた存在として扱われてきたアキは、戸惑いながらもその絶対的な愛情に少しずつ心を開いていく。
「お前は、俺だけのものだ」
孤独だった青年が、絶対的支配者に見出され、その身も魂も愛し尽くされる。これは、絶望の淵から始まった、二人の永遠の愛の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる