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第8章 通貨制度構築編
第176話 燃える木再び
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日課の散歩兼パトロール。
まだ昨日のパーティーの余韻が残っている。
建築組が片付けの最中だ。
「お! おったおった、やっと見つけた! アルトラ、ちょっと話がある」
「なに、改まって?」
町を散歩兼パトロール中にフレアハルトに呼び止められた。
「我が町へ木を持って行きたいのだが」
「木?」
『木』って言ったようにしか聞こえなかった。
聞き違いの可能性があるから、もう一度聞いておこう。
「念のためもう一度聞きたいんだけど、何をどこへ持って行くって?」
「木をレッドドラ……」
「ストップ!! ちょっとこちらへ」
みんなに聞かれないように場所を移す。
アリサとレイアに周囲を見張ってもらう。
「で、何をするって?」
「木をレッドドラゴンの町に持って行きたい」
あんなとこに持ってってどうするつもりかしら? まさか植生ってことか?
あの町に普通の木なんて持って行ったら、入り口で燃え尽きる。
「それで、どんな木を?」
「村に生えてるものと同じ街路樹を」
『街路樹』ってことは……本気で木を植えたいらしいな……
「う~ん、多分持って行ったところで火口を通過する時に消えて無くなると思うけど……」
「だからこうしてお主に頼んでおるのだ。ゲートで運んでくれ!」
「…………まあ、良いんだけど……まだ問題があって、ゲートで町へ運んでも、町全体の温度が高すぎて、多分即座に火が着いて炭になると思うよ」
「そうなのか……ある程度予想していたが、やはり木を我が町へ持って行くことはできぬのだな……」
「何でまた木を?」
「父上がここを訪れて、木というものをいたく気に入ってしまってな、知っておる通り緑で生命に満ち満ちた木など我が町には生えたことがないのでな。是非とも我が町に植えたいと言うのだ」
あの時言ってたのは本気だったのね……
(第147話参照)
あ、フレアハルトが『新しい村の名前』開票の時にいなかったのは、このことで呼ばれてたのね。わざわざ呼び出されたから行ってみれば、大した用事ではなかったってところかしら。
「ところで小耳に挟んだが、アルトラ、お主変わった木を作ることができるようだな、潤いの木はお主が作ったと聞いた」
「そうだね、数ある試作の一つだけど、あれは結構上手く行った木だと思う」
のちの水没さえ無ければ、完璧な木だった……!
「ならば火に強い木を作ることはできぬか?」
火に強い木……以前燃える木を作ったけど、まさか火に強い木をリクエストされる日が来るとは思わなかった……
「以前、火を噴き出す木を作ったことがあるよ」
「なに!? ホントか!? ではその木を譲ってくれ! レッドドラゴンの町に植えたい!」
「いやぁ……あれは熱すぎて何にも使い道無いと判断して廃棄したんだけど……」
「なに!? それは勿体ないではないか! それをもう一度再現してくれ!」
「……中心温度が千三百度以上あったけど……そんな高温耐えられるの?」
「最高ではないか! 我らは三千度ほどなら無傷で耐えられることが確認されている」
あ、耐えられるんだ……レッドドラゴンの生態すげぇ……
「でも、果実は硬くて美味しくなかったけど……」
「川のマーキング中、我らが何を食べてたか覚えておらんか?」
川のマーキング中? 何食べてたっけ……?
確か……
「ハンバームちゃんお手製のガルムの焼肉?」
「それも食べていたが、そうではなく何かを『食べて良いか』と聞いたことがあったろう?」
何だっけ……?
(第50話参照)
「…………あ、火だ。私が杭打ちの目安に配置した火の球を食べて良いか聞かれた!」
「そうだ、木から炎が噴出し続けるなら、我らにとってはそれだけで栄養補給となる。果実は別に必ずしも食べられる必要はない」
「でも、そんな木を何本も植えたら、酸素がヤバいことになると思うけど……酸素不足で生きていけないよ」
「それもお主が炎と同時に酸素を出すように作ってくれれば良いのではないか? 可能なのだろう?」
サラッと言うわね……
これって、多分一般の術師にとっては不可能に近い超高度なことを要求されてる気がする……
いや、確かに酸素を大量に出しているであろう木ではあったけど……
(第12話参照)
改めて考えさせられると、創成魔法って凄い能力なのね……
「それに熱も凄いことになるよ? 町全体が溶けちゃうかも」
「では、温度を調節して作ってくれ。六百度くらいのゆるい炎を出す感じで」
六百度がゆるいって言っている感覚が、何かもうヤバイ。
「……わかったよ……多分出来ないことはないと思うから、六百度の炎を出す木を作ってみる」
◇
頼まれたからには作る。
とは言ったものの、どこで作ろうか?
以前作った時には、地獄の門前広場は何も無かったから良かったけど今は、我が家、犬小屋、ゼロ距離ドアが建っている。あと庭には草花が生い茂っている。
家の周りにも軽めの花壇が作られ、カイベルがお世話をしていたり、リディアが虫を追いかけていたりする。
こんなところで燃える木を作ったら、カイベルはバリア効果があるから大丈夫だとしても、火に特別強いわけではないリディアは恐らく焼け死ぬか干からびて死ぬ。ケルベロスは多分遠くへ逃げるだろう。
かと言って、この地獄の門前広場から離れたところに行ったとしても、大地にはやっと草花が生い茂る環境になってきたところだ。
そんなところで燃える木を作ろうものなら、あっという間に枯れて、せっかく生えてきた草木、草花が無残に散ってしまうことになる。
さて、私はどこで燃える木を作るべきか?
………………やっぱり火山かな? いや、待てよ? 高温の物質をそんなところで作ろうものなら、噴火を誘発してしまう可能性とか無いかしら……?
じゃあ試すのも含めて、レッドドラゴンの町かな? あそこはドワーフの技術とレッドドラゴンの魔法技術で一種魔法空間のような効果もあるっぽいし、噴火の誘発には多分影響が無いと思う。
◇
フレアハルトにレッドドラゴンの町で作りたいということを話してみる。
「ああ、よいぞ」
「実験みたいな感じになるけど、人がいない区画とかある?」
まあ、三千度まで平気なら、人がいるところでどんな実験しても大丈夫そうではあるけど……
「ああ、町のはずれなら好きに使ってくれ」
まだ昨日のパーティーの余韻が残っている。
建築組が片付けの最中だ。
「お! おったおった、やっと見つけた! アルトラ、ちょっと話がある」
「なに、改まって?」
町を散歩兼パトロール中にフレアハルトに呼び止められた。
「我が町へ木を持って行きたいのだが」
「木?」
『木』って言ったようにしか聞こえなかった。
聞き違いの可能性があるから、もう一度聞いておこう。
「念のためもう一度聞きたいんだけど、何をどこへ持って行くって?」
「木をレッドドラ……」
「ストップ!! ちょっとこちらへ」
みんなに聞かれないように場所を移す。
アリサとレイアに周囲を見張ってもらう。
「で、何をするって?」
「木をレッドドラゴンの町に持って行きたい」
あんなとこに持ってってどうするつもりかしら? まさか植生ってことか?
あの町に普通の木なんて持って行ったら、入り口で燃え尽きる。
「それで、どんな木を?」
「村に生えてるものと同じ街路樹を」
『街路樹』ってことは……本気で木を植えたいらしいな……
「う~ん、多分持って行ったところで火口を通過する時に消えて無くなると思うけど……」
「だからこうしてお主に頼んでおるのだ。ゲートで運んでくれ!」
「…………まあ、良いんだけど……まだ問題があって、ゲートで町へ運んでも、町全体の温度が高すぎて、多分即座に火が着いて炭になると思うよ」
「そうなのか……ある程度予想していたが、やはり木を我が町へ持って行くことはできぬのだな……」
「何でまた木を?」
「父上がここを訪れて、木というものをいたく気に入ってしまってな、知っておる通り緑で生命に満ち満ちた木など我が町には生えたことがないのでな。是非とも我が町に植えたいと言うのだ」
あの時言ってたのは本気だったのね……
(第147話参照)
あ、フレアハルトが『新しい村の名前』開票の時にいなかったのは、このことで呼ばれてたのね。わざわざ呼び出されたから行ってみれば、大した用事ではなかったってところかしら。
「ところで小耳に挟んだが、アルトラ、お主変わった木を作ることができるようだな、潤いの木はお主が作ったと聞いた」
「そうだね、数ある試作の一つだけど、あれは結構上手く行った木だと思う」
のちの水没さえ無ければ、完璧な木だった……!
「ならば火に強い木を作ることはできぬか?」
火に強い木……以前燃える木を作ったけど、まさか火に強い木をリクエストされる日が来るとは思わなかった……
「以前、火を噴き出す木を作ったことがあるよ」
「なに!? ホントか!? ではその木を譲ってくれ! レッドドラゴンの町に植えたい!」
「いやぁ……あれは熱すぎて何にも使い道無いと判断して廃棄したんだけど……」
「なに!? それは勿体ないではないか! それをもう一度再現してくれ!」
「……中心温度が千三百度以上あったけど……そんな高温耐えられるの?」
「最高ではないか! 我らは三千度ほどなら無傷で耐えられることが確認されている」
あ、耐えられるんだ……レッドドラゴンの生態すげぇ……
「でも、果実は硬くて美味しくなかったけど……」
「川のマーキング中、我らが何を食べてたか覚えておらんか?」
川のマーキング中? 何食べてたっけ……?
確か……
「ハンバームちゃんお手製のガルムの焼肉?」
「それも食べていたが、そうではなく何かを『食べて良いか』と聞いたことがあったろう?」
何だっけ……?
(第50話参照)
「…………あ、火だ。私が杭打ちの目安に配置した火の球を食べて良いか聞かれた!」
「そうだ、木から炎が噴出し続けるなら、我らにとってはそれだけで栄養補給となる。果実は別に必ずしも食べられる必要はない」
「でも、そんな木を何本も植えたら、酸素がヤバいことになると思うけど……酸素不足で生きていけないよ」
「それもお主が炎と同時に酸素を出すように作ってくれれば良いのではないか? 可能なのだろう?」
サラッと言うわね……
これって、多分一般の術師にとっては不可能に近い超高度なことを要求されてる気がする……
いや、確かに酸素を大量に出しているであろう木ではあったけど……
(第12話参照)
改めて考えさせられると、創成魔法って凄い能力なのね……
「それに熱も凄いことになるよ? 町全体が溶けちゃうかも」
「では、温度を調節して作ってくれ。六百度くらいのゆるい炎を出す感じで」
六百度がゆるいって言っている感覚が、何かもうヤバイ。
「……わかったよ……多分出来ないことはないと思うから、六百度の炎を出す木を作ってみる」
◇
頼まれたからには作る。
とは言ったものの、どこで作ろうか?
以前作った時には、地獄の門前広場は何も無かったから良かったけど今は、我が家、犬小屋、ゼロ距離ドアが建っている。あと庭には草花が生い茂っている。
家の周りにも軽めの花壇が作られ、カイベルがお世話をしていたり、リディアが虫を追いかけていたりする。
こんなところで燃える木を作ったら、カイベルはバリア効果があるから大丈夫だとしても、火に特別強いわけではないリディアは恐らく焼け死ぬか干からびて死ぬ。ケルベロスは多分遠くへ逃げるだろう。
かと言って、この地獄の門前広場から離れたところに行ったとしても、大地にはやっと草花が生い茂る環境になってきたところだ。
そんなところで燃える木を作ろうものなら、あっという間に枯れて、せっかく生えてきた草木、草花が無残に散ってしまうことになる。
さて、私はどこで燃える木を作るべきか?
………………やっぱり火山かな? いや、待てよ? 高温の物質をそんなところで作ろうものなら、噴火を誘発してしまう可能性とか無いかしら……?
じゃあ試すのも含めて、レッドドラゴンの町かな? あそこはドワーフの技術とレッドドラゴンの魔法技術で一種魔法空間のような効果もあるっぽいし、噴火の誘発には多分影響が無いと思う。
◇
フレアハルトにレッドドラゴンの町で作りたいということを話してみる。
「ああ、よいぞ」
「実験みたいな感じになるけど、人がいない区画とかある?」
まあ、三千度まで平気なら、人がいるところでどんな実験しても大丈夫そうではあるけど……
「ああ、町のはずれなら好きに使ってくれ」
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