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25、あれ?もしかして……。
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*リアンジュ目線*
リアンジュであるオレはとある一方を
なるべく見ないようにした。
「さあミニエラ、遠慮はいらないから
ルーク様(第三王子)とトール様のように
俺の手を踏み台がわりしにてごらん。」
「えっ、そんな事……。」
ミニエラは剣だこがあるのにすらっと
長いキレイな指、そして大きな手を見て
内心ため息をついた。
そんなキレイすぎる、しかもイケメンの
お手てなんか踏めないわ!!!
思考がただ漏れ状態で、ミニエラは
顔を真っ赤にしながら首を振っていた。
ミニエラとアントニ(ディオの乳兄弟の
うちの一人、元、公爵家の家令補佐)は
乗馬指導?を受けていた。
一方、第三王子ルークとトール(転移者)は
「さぁ、かわいい可愛い私のトールよ。
私を踏むがいい。その後は馬乗り……
はぁ~はぁ~、いや、本当は私の上に
乗ってほしいが、今回は残念だが
我慢しよう。とりあえず私をしっかり
踏みつけて欲しい。ぎゅーと踏みつけてくれ。
そして私じゃなくで残念だろうが
仕方がないが馬にまたがってくれ。
またがった後は、褒美に私が後ろから
抱きしめてあげよう。」
「……ゲッ。」
トールは遠めにみても第三王子に
盛大に顔を引きつらせながら行動した。
「「「「……ッ。」」」」
ゲシッゲシッ!!
「あ~ぁぁ、私のかわいい可愛いトールよ。
可愛い小さな足で2回も踏みつけるなんて
素晴らしく可愛いよ。でも、私の可愛い
トールの可愛い足は小さいから
少し勢いが足りないなぁ。やはり
今回は私が優しく抱き上げてあげよう。いや
心配はいらないよ。馬の上でもしっかり
抱きしめてあげるから寂しがらないでね。」
「クソっ!!離れろよ!!」
「ハハハ。私のかわいい可愛いトールは
いつも元気だなぁ。」
「「「「「……。」」」」」
何度かトール様の足が、第三王子の
ルーク様のお顔に当たってたよね?!
ルーク様は…うれしそうに喜んでる、よね?!
リアンジュであるオレはディオ様が
何も言わず抱き上げ馬に乗った。
思いのほか高くて、乗っただけなのに
少し怖かった。
思わずディオ様の服をちょこんと
掴んでしまったら、後ろからぎゅーと
抱き寄せられディオ様にもたれる形に
なってしまった。
「落とさない。」
「……。」
あっ、お礼言いそびれてしまった。
ディオ様ごめんなさい。そして
ありがとうございます。
ディオ様、オレが言えた事ではないけど
そこはウソでもいいから
(いやいやウソなら困るが)ルーク様の
ように…?ルーク様よりかなり短くていいから
安心できる様な言葉、付け足して!!
「ミニエラ、もう少し腿(もも)の内側に
力を入れて、手綱(たづな)も短めに持ってみて。」
「は、はい。」
「そう、上手だねー。安定が悪い様なら
今回は馬の鞍(くら)を持ってもいいし
たてがみをひと掴み持ってもいいよ。
私の服でもいいし、後ろから支えるから
安心してくれていいからね。」
うわぁ。丁寧な乗馬指導?いいなぁ。
オレが欲しい言葉全て言っちゃってるよ。
アントニって、すごいなぁ。
カルセッサー公爵の家令補佐だったよね?
家令のセバスチャン今頃一人で大丈夫かなぁ?
カルセッサー公爵があんな感じだから
セバスチャンがいなければ、公爵家
ヤバイんじゃないの?
セバスチャンはリアンジュの父親より
少し年上っぽいし、優しげで
すごい人だった気がする。
オレとの接点はほとんどなかったけど
アントニは、家令補佐は潜入の為だったけど
なんだかんだ、リアンジュの記憶の中に
出てくるから助けてくれていたんだ。
「……。」
アントニは鋭い視線を感じた。
リアンジュであるオレは、無意識に
アントニとミニエラを目で追っていたのだった。
頭の中は、リアンジュの記憶とオレの
思考がぐるぐるまわっている状態だった。
ディオは、リアンジュの視線をたどり
見ていたものに軽い嫉妬していた。
アントニは、自分が何か悪いことしたのかと
答えが出ない問いに冷や汗をかいていた。
リアンジュであるオレは、アントニは
ミニエラに対して、もしかして好意を
持ってる?オレに対しての笑顔と
ミニエラに対しての笑顔の種類が
ちがう気がするのはオレだけか?
「あの二人、仲いいなぁ。」
「……んっ。」
リアンジュのつぶやきに、ディオは
ぎゅっとリアンジュを抱きしめた。
「うっ、あ、あっちは…良いというか……。
えぇ~と助けなくていいのかなぁ?」
「……あぁ。」
急に恥ずかしくなってしまったオレは
力強く抱きしめられたのを誤魔化すように
助けて欲しそうにするトール様の手に
うれしそうに頬ずりするルーク様に
視線を切り替えたのだった。
リアンジュであるオレはとある一方を
なるべく見ないようにした。
「さあミニエラ、遠慮はいらないから
ルーク様(第三王子)とトール様のように
俺の手を踏み台がわりしにてごらん。」
「えっ、そんな事……。」
ミニエラは剣だこがあるのにすらっと
長いキレイな指、そして大きな手を見て
内心ため息をついた。
そんなキレイすぎる、しかもイケメンの
お手てなんか踏めないわ!!!
思考がただ漏れ状態で、ミニエラは
顔を真っ赤にしながら首を振っていた。
ミニエラとアントニ(ディオの乳兄弟の
うちの一人、元、公爵家の家令補佐)は
乗馬指導?を受けていた。
一方、第三王子ルークとトール(転移者)は
「さぁ、かわいい可愛い私のトールよ。
私を踏むがいい。その後は馬乗り……
はぁ~はぁ~、いや、本当は私の上に
乗ってほしいが、今回は残念だが
我慢しよう。とりあえず私をしっかり
踏みつけて欲しい。ぎゅーと踏みつけてくれ。
そして私じゃなくで残念だろうが
仕方がないが馬にまたがってくれ。
またがった後は、褒美に私が後ろから
抱きしめてあげよう。」
「……ゲッ。」
トールは遠めにみても第三王子に
盛大に顔を引きつらせながら行動した。
「「「「……ッ。」」」」
ゲシッゲシッ!!
「あ~ぁぁ、私のかわいい可愛いトールよ。
可愛い小さな足で2回も踏みつけるなんて
素晴らしく可愛いよ。でも、私の可愛い
トールの可愛い足は小さいから
少し勢いが足りないなぁ。やはり
今回は私が優しく抱き上げてあげよう。いや
心配はいらないよ。馬の上でもしっかり
抱きしめてあげるから寂しがらないでね。」
「クソっ!!離れろよ!!」
「ハハハ。私のかわいい可愛いトールは
いつも元気だなぁ。」
「「「「「……。」」」」」
何度かトール様の足が、第三王子の
ルーク様のお顔に当たってたよね?!
ルーク様は…うれしそうに喜んでる、よね?!
リアンジュであるオレはディオ様が
何も言わず抱き上げ馬に乗った。
思いのほか高くて、乗っただけなのに
少し怖かった。
思わずディオ様の服をちょこんと
掴んでしまったら、後ろからぎゅーと
抱き寄せられディオ様にもたれる形に
なってしまった。
「落とさない。」
「……。」
あっ、お礼言いそびれてしまった。
ディオ様ごめんなさい。そして
ありがとうございます。
ディオ様、オレが言えた事ではないけど
そこはウソでもいいから
(いやいやウソなら困るが)ルーク様の
ように…?ルーク様よりかなり短くていいから
安心できる様な言葉、付け足して!!
「ミニエラ、もう少し腿(もも)の内側に
力を入れて、手綱(たづな)も短めに持ってみて。」
「は、はい。」
「そう、上手だねー。安定が悪い様なら
今回は馬の鞍(くら)を持ってもいいし
たてがみをひと掴み持ってもいいよ。
私の服でもいいし、後ろから支えるから
安心してくれていいからね。」
うわぁ。丁寧な乗馬指導?いいなぁ。
オレが欲しい言葉全て言っちゃってるよ。
アントニって、すごいなぁ。
カルセッサー公爵の家令補佐だったよね?
家令のセバスチャン今頃一人で大丈夫かなぁ?
カルセッサー公爵があんな感じだから
セバスチャンがいなければ、公爵家
ヤバイんじゃないの?
セバスチャンはリアンジュの父親より
少し年上っぽいし、優しげで
すごい人だった気がする。
オレとの接点はほとんどなかったけど
アントニは、家令補佐は潜入の為だったけど
なんだかんだ、リアンジュの記憶の中に
出てくるから助けてくれていたんだ。
「……。」
アントニは鋭い視線を感じた。
リアンジュであるオレは、無意識に
アントニとミニエラを目で追っていたのだった。
頭の中は、リアンジュの記憶とオレの
思考がぐるぐるまわっている状態だった。
ディオは、リアンジュの視線をたどり
見ていたものに軽い嫉妬していた。
アントニは、自分が何か悪いことしたのかと
答えが出ない問いに冷や汗をかいていた。
リアンジュであるオレは、アントニは
ミニエラに対して、もしかして好意を
持ってる?オレに対しての笑顔と
ミニエラに対しての笑顔の種類が
ちがう気がするのはオレだけか?
「あの二人、仲いいなぁ。」
「……んっ。」
リアンジュのつぶやきに、ディオは
ぎゅっとリアンジュを抱きしめた。
「うっ、あ、あっちは…良いというか……。
えぇ~と助けなくていいのかなぁ?」
「……あぁ。」
急に恥ずかしくなってしまったオレは
力強く抱きしめられたのを誤魔化すように
助けて欲しそうにするトール様の手に
うれしそうに頬ずりするルーク様に
視線を切り替えたのだった。
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