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29、忘れてることを忘れた
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「オレオール!!何を焦ってるんだ!!」
「この方が早い。」
「ここは慎重に……おいっ!!危ない!!」
討伐予定地である最終目的地付近に
オークとオーガが混在する魔物の群れが
いるとわかった。
今回の魔物討伐に斥候(せっこう)役を
自ら立候補し引き受けたオレオールは、
斥候役だけではなくそのまま魔物を
屠(ほふ)っていたのだ。
本来なら斥候は敵の状況や地形などを
探る為であって、騎士団の中でも足が速い者や
隠密を使える者など少人数を組み
一緒に行動をともにするものであって
オレオールの様に一人で斥候役とは名ばかりの
先陣を斬っていく者ではない事は確かだった。
騎士団の団長に自分がする事を言い出した
オレオールだったがあまりにも独断で
騎士団としての協調性を乱す行為でもあった。
赤の騎士団団長ドムドーム・バンハーグに
「他のヤツらが言ってる事は捨てとけ。」
「……それはいつもの事なので、今更ながら
気にもなりません。」
「オレオール、何があった?」
「……。」
ドムドーム団長の問いかけに答える様子のない
オレオールを取り巻く環境は、あまり
よくないどころか悪化していた。
斥候役の小隊を組んだもののオレオールに
協力しようとする者はほぼいなかった。
魔物討伐の遠征に来て約1週間を
過ぎたあたりから、待機時間を利用し
身体を休ませず斥候役を兼ねた見回りを
オレオールは一人でする事が多くなっていた。
"公爵の息子"の肩書きを持ち、体格も
顔も整っていたので異性のみならず
非戦闘員からの同性からも人気が高かったが
同じ騎士団員からは、身分が高く
あまり表情を変えない人形の様な顔立ち、
団長や副団長並みの強さがある
オレオールに嫉妬していた。
"戦功をあげて出世したいのか?"
"おひとり様で充分だと思ってるんだろう。"
"お高くとまってるお貴族様。"
隊長格のオレオールは、近衛魔物討伐が
終われば引退予定の副団長の後を
高確率で引き継ぐだろうとウワサされていた。
団長と副団長たちはオレオールが
騎士団の毎日の訓練後一人で黙々と
鍛錬している事を知っているので
努力家だと知っていた。
何度かオレオールのかげ口を言っていた
団員たちにオレオールの代わりに
庇った事もあるが、上の立場の者に
イイ顔してる…と更に悪く思われたのであった。
なぜここまで悪く思われてるのか
本人どころか団長や副団長ですら
わからなかった。
ただオレオールは、不器用で無表情、
そして人見知りするからか必要最低限の
会話のみで言葉足らずなだけだった。
最終目的地付近で斥候に行こうとする
オレオールに、ドムドーム団長は
いつものように問いかけた。
「オレオール、何を焦ってるんだ?
何を気にしてるんだ?」
「……焦っていませんし、気にする事など
……ただ、討伐前…家に"知り合い"が
いると思うので早めに戻りたいだけです。」
「ハーフン公爵邸にお前の"知り合い"が
来ているのか?」
「はい。」
「それは、どういった……ゴホッ、
すまないプライベートすぎたな。」
「……。」
いつもなら言わない言葉をついポロリと
こぼしてしまったオレオールは
急に恥ずかしくなってしまっていた。
黙ってしまったオレオールをドムドーム団長は
優しげな目を向けていた。
今ごろ、"テル"はどう過ごしてるだろうか?
目を覚ました"テル"は、ニホンにいた
あの"テル"だろうか?
体調は回復したのだろうか?
「オレオール!!!」
何体目だろうか、考え事しながら
目の前のオーガに攻撃していた。
右横と後ろからオークが飛び出してきた。
自分の身体がどうなっているのか
わからなかった。
赤の騎士団団長ドムドーム・バンハーグ
副団長、フェニーチェ兄上、デトロワ兄上
次々と顔が思い浮かんでいた。
すごく逢いたいと思っているテルの顔は
そのなかには含まれていなかった。
気がついた時には騎士団の医務室長である
ケンドルさんが居て、ガタゴトガタゴトと
一定の振動がある馬車に乗せられていた。
「やぁ、気づいたかい?」
「……お久しぶりです、ケンドルさん?」
苦笑しながらケンドルさんは
「僕の所に来る回数は久しぶりかどころか
ない方が良いんどけどね。」
「……。」
そうですね、とも言えないまま自分自身の
状況をケンドルさんが教えてくれた。
オーガを攻撃していたはずの私は
注意散漫になっていた。右横と後ろからきた
オークからの攻撃をかわしきれないまま
ドムドーム団長と救難信号を見た
小隊たちが応戦してくれたそうだ。
頭や身体に数カ所に打撲と傷があり
傷はケンドルさんの癒しの魔法で
ほぼほぼなくなっていた。
打撲の影響なのか、身体を動かしてみると
痛みが走った。
「身体を動かすのは、しばらく禁止だよ。」
「いえ、もう大丈夫です。ですので……。」
「ダメだ。医務室長として命じるよ。
君は2日間意識が無かったんだ。あと
数刻で騎士団の本部に到着予定だけど
君は医務室預かりだから、ねっ!」
「……はい。」
皆より一足先に帰ってきた私は
なぜだかヒヤリとした後、何かを
忘れているかの様に虚しくなってしまった。
騎士団に必要ないって言われた気がした。
「そういえばドムドーム団長から聞いたけど
オレオール君の家に"知り合い"が
来てるそうだね。それで、早く帰りたがって
いたらしいじゃないか?」
「"知り合い"?……兄上に手紙で
呼び出されましたが…討伐前に……
私は、顔を出しましたし……大丈夫です。」
「そうなのかい?数日間療養するなら
公爵邸でもいいから、よければこのまま
ハーフン公爵邸に向かうけどどうする?」
自分だけ怪我退場した事が情けなくて
公爵邸も騎士団にも戻りたいとは思わなかった。
「……医務室で大丈夫です。」
オレオールに心配気な眼差しを向ける
医務室長であるケンドルは行き先を
騎士団本部の医務室にし、念の為
ハーフン公爵邸にオレオールの事に関して
一報入れたのだった。
***
ハーフン公爵邸の家令は騎士団の
医務室長からの早馬での一報を受け
主人であるハーフン公爵に知らせた。
「あいわかった。息子をよろしく頼む。」
と返礼した。
その日の夕食にマモノのお店ハキダメの
ハゲミママとウサミも同席した。
長男夫婦であるフェニーチェの娘
レイラの横にテルが座っていた。
療養生活3週間と侍医に診断書をかかせ
あと1週間と少し公爵邸で過ごす予定だった。
「本日の昼過ぎだが騎士団所属の
我が息子が討伐中の怪我の為、騎士団本部の
医務室にしばらく療養する事になった。」
「!!!」
「父上、なぜ公爵邸での療養をさせないのですか?」
討伐前は、オレオールは珍しく討伐に行く事を
後悔していたんです、とフェニーチェは
言いたかったが言葉をのんだ。
ここにオレオールの想い人
"テル"がいるからだ。
「本人の希望だそうだ。意識も戻り
回復魔法でキズもないそうだ。念の為の
療養らしいからな。」
ほぼ公爵邸に寄り付かないオレオールを
兄であるフェニーチェが呼び寄せた事や
妻である公爵夫人が、テルを中心に
マモノのお店のハゲミママとウサミを
公爵邸に泊め置いてる事など
気にはなっていたが、なぜそうしてるのか、
なぜ?という疑問を疑問と感じないまま
いつものように言葉足らずで過ごす
ハーフン公爵だった。
「騎士団の討伐遠征後には一定間の
休みを与えられるはずですし、元は
怪我のために他の者より早めの帰省
だったとしても、こちらで療養させれば
いいでしょ。父上、今からでもいいので
こちらに呼び戻す様お願いします。」
「……あ、あぁ。」
翌日、療養先が公爵邸になる事を
嫌がったオレオールは、半強制的に
公爵邸へ帰宅したのだった。
「この方が早い。」
「ここは慎重に……おいっ!!危ない!!」
討伐予定地である最終目的地付近に
オークとオーガが混在する魔物の群れが
いるとわかった。
今回の魔物討伐に斥候(せっこう)役を
自ら立候補し引き受けたオレオールは、
斥候役だけではなくそのまま魔物を
屠(ほふ)っていたのだ。
本来なら斥候は敵の状況や地形などを
探る為であって、騎士団の中でも足が速い者や
隠密を使える者など少人数を組み
一緒に行動をともにするものであって
オレオールの様に一人で斥候役とは名ばかりの
先陣を斬っていく者ではない事は確かだった。
騎士団の団長に自分がする事を言い出した
オレオールだったがあまりにも独断で
騎士団としての協調性を乱す行為でもあった。
赤の騎士団団長ドムドーム・バンハーグに
「他のヤツらが言ってる事は捨てとけ。」
「……それはいつもの事なので、今更ながら
気にもなりません。」
「オレオール、何があった?」
「……。」
ドムドーム団長の問いかけに答える様子のない
オレオールを取り巻く環境は、あまり
よくないどころか悪化していた。
斥候役の小隊を組んだもののオレオールに
協力しようとする者はほぼいなかった。
魔物討伐の遠征に来て約1週間を
過ぎたあたりから、待機時間を利用し
身体を休ませず斥候役を兼ねた見回りを
オレオールは一人でする事が多くなっていた。
"公爵の息子"の肩書きを持ち、体格も
顔も整っていたので異性のみならず
非戦闘員からの同性からも人気が高かったが
同じ騎士団員からは、身分が高く
あまり表情を変えない人形の様な顔立ち、
団長や副団長並みの強さがある
オレオールに嫉妬していた。
"戦功をあげて出世したいのか?"
"おひとり様で充分だと思ってるんだろう。"
"お高くとまってるお貴族様。"
隊長格のオレオールは、近衛魔物討伐が
終われば引退予定の副団長の後を
高確率で引き継ぐだろうとウワサされていた。
団長と副団長たちはオレオールが
騎士団の毎日の訓練後一人で黙々と
鍛錬している事を知っているので
努力家だと知っていた。
何度かオレオールのかげ口を言っていた
団員たちにオレオールの代わりに
庇った事もあるが、上の立場の者に
イイ顔してる…と更に悪く思われたのであった。
なぜここまで悪く思われてるのか
本人どころか団長や副団長ですら
わからなかった。
ただオレオールは、不器用で無表情、
そして人見知りするからか必要最低限の
会話のみで言葉足らずなだけだった。
最終目的地付近で斥候に行こうとする
オレオールに、ドムドーム団長は
いつものように問いかけた。
「オレオール、何を焦ってるんだ?
何を気にしてるんだ?」
「……焦っていませんし、気にする事など
……ただ、討伐前…家に"知り合い"が
いると思うので早めに戻りたいだけです。」
「ハーフン公爵邸にお前の"知り合い"が
来ているのか?」
「はい。」
「それは、どういった……ゴホッ、
すまないプライベートすぎたな。」
「……。」
いつもなら言わない言葉をついポロリと
こぼしてしまったオレオールは
急に恥ずかしくなってしまっていた。
黙ってしまったオレオールをドムドーム団長は
優しげな目を向けていた。
今ごろ、"テル"はどう過ごしてるだろうか?
目を覚ました"テル"は、ニホンにいた
あの"テル"だろうか?
体調は回復したのだろうか?
「オレオール!!!」
何体目だろうか、考え事しながら
目の前のオーガに攻撃していた。
右横と後ろからオークが飛び出してきた。
自分の身体がどうなっているのか
わからなかった。
赤の騎士団団長ドムドーム・バンハーグ
副団長、フェニーチェ兄上、デトロワ兄上
次々と顔が思い浮かんでいた。
すごく逢いたいと思っているテルの顔は
そのなかには含まれていなかった。
気がついた時には騎士団の医務室長である
ケンドルさんが居て、ガタゴトガタゴトと
一定の振動がある馬車に乗せられていた。
「やぁ、気づいたかい?」
「……お久しぶりです、ケンドルさん?」
苦笑しながらケンドルさんは
「僕の所に来る回数は久しぶりかどころか
ない方が良いんどけどね。」
「……。」
そうですね、とも言えないまま自分自身の
状況をケンドルさんが教えてくれた。
オーガを攻撃していたはずの私は
注意散漫になっていた。右横と後ろからきた
オークからの攻撃をかわしきれないまま
ドムドーム団長と救難信号を見た
小隊たちが応戦してくれたそうだ。
頭や身体に数カ所に打撲と傷があり
傷はケンドルさんの癒しの魔法で
ほぼほぼなくなっていた。
打撲の影響なのか、身体を動かしてみると
痛みが走った。
「身体を動かすのは、しばらく禁止だよ。」
「いえ、もう大丈夫です。ですので……。」
「ダメだ。医務室長として命じるよ。
君は2日間意識が無かったんだ。あと
数刻で騎士団の本部に到着予定だけど
君は医務室預かりだから、ねっ!」
「……はい。」
皆より一足先に帰ってきた私は
なぜだかヒヤリとした後、何かを
忘れているかの様に虚しくなってしまった。
騎士団に必要ないって言われた気がした。
「そういえばドムドーム団長から聞いたけど
オレオール君の家に"知り合い"が
来てるそうだね。それで、早く帰りたがって
いたらしいじゃないか?」
「"知り合い"?……兄上に手紙で
呼び出されましたが…討伐前に……
私は、顔を出しましたし……大丈夫です。」
「そうなのかい?数日間療養するなら
公爵邸でもいいから、よければこのまま
ハーフン公爵邸に向かうけどどうする?」
自分だけ怪我退場した事が情けなくて
公爵邸も騎士団にも戻りたいとは思わなかった。
「……医務室で大丈夫です。」
オレオールに心配気な眼差しを向ける
医務室長であるケンドルは行き先を
騎士団本部の医務室にし、念の為
ハーフン公爵邸にオレオールの事に関して
一報入れたのだった。
***
ハーフン公爵邸の家令は騎士団の
医務室長からの早馬での一報を受け
主人であるハーフン公爵に知らせた。
「あいわかった。息子をよろしく頼む。」
と返礼した。
その日の夕食にマモノのお店ハキダメの
ハゲミママとウサミも同席した。
長男夫婦であるフェニーチェの娘
レイラの横にテルが座っていた。
療養生活3週間と侍医に診断書をかかせ
あと1週間と少し公爵邸で過ごす予定だった。
「本日の昼過ぎだが騎士団所属の
我が息子が討伐中の怪我の為、騎士団本部の
医務室にしばらく療養する事になった。」
「!!!」
「父上、なぜ公爵邸での療養をさせないのですか?」
討伐前は、オレオールは珍しく討伐に行く事を
後悔していたんです、とフェニーチェは
言いたかったが言葉をのんだ。
ここにオレオールの想い人
"テル"がいるからだ。
「本人の希望だそうだ。意識も戻り
回復魔法でキズもないそうだ。念の為の
療養らしいからな。」
ほぼ公爵邸に寄り付かないオレオールを
兄であるフェニーチェが呼び寄せた事や
妻である公爵夫人が、テルを中心に
マモノのお店のハゲミママとウサミを
公爵邸に泊め置いてる事など
気にはなっていたが、なぜそうしてるのか、
なぜ?という疑問を疑問と感じないまま
いつものように言葉足らずで過ごす
ハーフン公爵だった。
「騎士団の討伐遠征後には一定間の
休みを与えられるはずですし、元は
怪我のために他の者より早めの帰省
だったとしても、こちらで療養させれば
いいでしょ。父上、今からでもいいので
こちらに呼び戻す様お願いします。」
「……あ、あぁ。」
翌日、療養先が公爵邸になる事を
嫌がったオレオールは、半強制的に
公爵邸へ帰宅したのだった。
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