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お土産情報
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「今のお客さんは…その…サメが好きな方なんですね」
真中(ただなか)とサメくんも同席したのだが、サメくんを見ると。
(あっ、サメだ)
(こんなところでサメに会うなんて)
(しかも忍ジャメ!)
(忍ジャメか)
(は~格好いい)
(ずっと見ていたい)
「表情がそんな感じで、切り替わっていたからな」
水芭(みずば)と螺殻(らがら)ミツとの会話である。
「部長と話が合いそう」
ミツがいう部長とは、ミツが出身の街の河川部長のヒロシである。
異世界の街だが、ミツやヒロシという日本の名前の人間は、理由はあれこれだが、やはり日本と関係している。
ミツの両親は日本の人だし、ヒロシに関しては日本好きで子供の頃に日本に行ったことがある、その際に水族館でサメ、今は浄水センターにいるおっちゃんを見て、ハマった。
「サメ好きって歴史もあるから」
「歴史ですか」
「ええっと日本がこういう形になる前の昔だと、競鮫(きそいざめ)というサメのコンクールがあったんだよね」
背丈や胴回りなどいいサメとは何かの教えがあり、それに則って、自慢のサメを連れてきていたと。
「ちょっとだけ気になりますね」
「今も続いている地域はあるんじゃないかな、海外ではサメモンスターみたいな扱いだけども、日本だと災害の時にサメのお陰で助かったなんて塚があったりするよ」
「文化にしっかり根付いているんですね」
「そうだよ」
「あっ、サメじゃないけども、私はあれに驚きましたよ、水芭さんと踏切待っていたら、水芭さんが貨物が来るねって言ったとき」
「ああ、驚いていたね」
踏切を待っていて、近づいてくる車両の音で水芭が、貨物列車が来るねと言い出して、ミツが驚いていると、貨物列車が通過して。
「なんでわかるんだろうと思いました」
ミツは電車というものがない地域出身なので、本当に驚いてた。
「話は変わるけども、今度忍ジャメのイベントがあるから、たぶん俺らの出番はないと思うけども、仕事で関わるから」
「忍ジャメのみなさんのイベント?防犯とかですか?」
「なんでも忍ジャメに来てもらいたいと、地域のお祭りからオファーが、忍ジャメのファンがもういるらしくて」
告知はされたので、そのポスターを見たちっちゃい子は、いい子にしてますから連れていってくださいモードになってるらしい。
(これは有給だな)
サメ好きの大人もワクワクしているようだ。
「それで覆木さんが向こうと連絡しているんだけどもさ」
「お久しぶりです」
「久しぶりだね、元気にしてたかな?」
挨拶から始まって。
「まさかうちにもお話が来るとは」
「いつも世話になってるし、忍ジャメも完璧じゃない」
「そうですかね?」
「ああ、人間の良いところを見ようとしてしまう」
「なるほど、でもサメならばそれでいいのかな?と思ってしまいますが」
「その調子では忍は務まらないよ、イベントの話は前々から実は来ていたのだが、ただ忍ジャメ達と握手して、写真。そういう感じだとつまらないのではないかと思って、準備をしていて、ようやくデビューを向かえたって感じだな」
「どのような」
「こちらが作成した肥料を、1人3リットルづつ配布もしたいと思ってる」
「肥料って今は高いですよ」
「わかってる、だからこそ、今なのだ、私はこのような生き方でここまで来ている、手の物がヒレの物になったぐらい、私は生き方を変えれなかった。肥料もこちらに帰ってきた時から作るのをやめれなかったんだよ」
忍者にとって肥料などの製作や知識は必須であった。
「しかも山も手入れしてなかったからな、最初は習慣から、途中からはこの備えがあれば金の節約になるで、今は作っておいて良かったになってしまった」
「なるほど」
「すまんね、年寄りは話が長い。たまたま他のサメ、関西の浄水方面で働いているサメの話を聞いてね、あそこも肥料、ただあそこは化学肥料の設備があって、それが還元されていると」
それを聞いたら、こっちで作ってる肥料も、化学肥料ではないが、結構使えるんじゃないか?とニーズに気づいたという。
「と聞いたら、家庭菜園を始める人が増えたという説明も先方からもらったので、それならばと、うちの山というか、忍ジャメ達に作るのを任せている肥料を出そうと思ってね」
3リットルを50人分用意、当日はKCJの車両が運搬してくれる。
「KCJさんも肥料はほしいようだから、協力も兼ねて運んでくれることになった、これをイベントにて配布する」
材料は牡蠣の殻を使ったものなのだが。
「覆木さん、牡蠣殻って肥料にするには時間がかかるんじゃないですか、すぐに使えるには加工するしか」
「ああ、その点はと…」
資料を出して。
「ああこれだな、海の牡蠣ならば塩分が抜けないと肥料にはならないから、時間がかかる、だけどこれは川の牡蠣なんで塩分がないから、すぐに使えるという話だった」
忍ジャメが水質の維持とおやつの関係で牡蠣を使っているらしい。
「そんな抜け道があるとは…」
「ただこの関係で有機肥料だけは配れるぐらい山にはあるんだってさ」
山のどこで作ってるかはさすがに教えられないが、おそらく熊の寝床にあるところまでは突き止められている…が…
「熊もなんとかできないし、そこにサメも来たらもう無理なんで、あそこは難攻不落ですよ」
だからその情報だけはあげるから、ここで帰ってね!探ろうとした人も自力で入手したわけではなく、お土産情報をもらって帰らされたそうな。
真中(ただなか)とサメくんも同席したのだが、サメくんを見ると。
(あっ、サメだ)
(こんなところでサメに会うなんて)
(しかも忍ジャメ!)
(忍ジャメか)
(は~格好いい)
(ずっと見ていたい)
「表情がそんな感じで、切り替わっていたからな」
水芭(みずば)と螺殻(らがら)ミツとの会話である。
「部長と話が合いそう」
ミツがいう部長とは、ミツが出身の街の河川部長のヒロシである。
異世界の街だが、ミツやヒロシという日本の名前の人間は、理由はあれこれだが、やはり日本と関係している。
ミツの両親は日本の人だし、ヒロシに関しては日本好きで子供の頃に日本に行ったことがある、その際に水族館でサメ、今は浄水センターにいるおっちゃんを見て、ハマった。
「サメ好きって歴史もあるから」
「歴史ですか」
「ええっと日本がこういう形になる前の昔だと、競鮫(きそいざめ)というサメのコンクールがあったんだよね」
背丈や胴回りなどいいサメとは何かの教えがあり、それに則って、自慢のサメを連れてきていたと。
「ちょっとだけ気になりますね」
「今も続いている地域はあるんじゃないかな、海外ではサメモンスターみたいな扱いだけども、日本だと災害の時にサメのお陰で助かったなんて塚があったりするよ」
「文化にしっかり根付いているんですね」
「そうだよ」
「あっ、サメじゃないけども、私はあれに驚きましたよ、水芭さんと踏切待っていたら、水芭さんが貨物が来るねって言ったとき」
「ああ、驚いていたね」
踏切を待っていて、近づいてくる車両の音で水芭が、貨物列車が来るねと言い出して、ミツが驚いていると、貨物列車が通過して。
「なんでわかるんだろうと思いました」
ミツは電車というものがない地域出身なので、本当に驚いてた。
「話は変わるけども、今度忍ジャメのイベントがあるから、たぶん俺らの出番はないと思うけども、仕事で関わるから」
「忍ジャメのみなさんのイベント?防犯とかですか?」
「なんでも忍ジャメに来てもらいたいと、地域のお祭りからオファーが、忍ジャメのファンがもういるらしくて」
告知はされたので、そのポスターを見たちっちゃい子は、いい子にしてますから連れていってくださいモードになってるらしい。
(これは有給だな)
サメ好きの大人もワクワクしているようだ。
「それで覆木さんが向こうと連絡しているんだけどもさ」
「お久しぶりです」
「久しぶりだね、元気にしてたかな?」
挨拶から始まって。
「まさかうちにもお話が来るとは」
「いつも世話になってるし、忍ジャメも完璧じゃない」
「そうですかね?」
「ああ、人間の良いところを見ようとしてしまう」
「なるほど、でもサメならばそれでいいのかな?と思ってしまいますが」
「その調子では忍は務まらないよ、イベントの話は前々から実は来ていたのだが、ただ忍ジャメ達と握手して、写真。そういう感じだとつまらないのではないかと思って、準備をしていて、ようやくデビューを向かえたって感じだな」
「どのような」
「こちらが作成した肥料を、1人3リットルづつ配布もしたいと思ってる」
「肥料って今は高いですよ」
「わかってる、だからこそ、今なのだ、私はこのような生き方でここまで来ている、手の物がヒレの物になったぐらい、私は生き方を変えれなかった。肥料もこちらに帰ってきた時から作るのをやめれなかったんだよ」
忍者にとって肥料などの製作や知識は必須であった。
「しかも山も手入れしてなかったからな、最初は習慣から、途中からはこの備えがあれば金の節約になるで、今は作っておいて良かったになってしまった」
「なるほど」
「すまんね、年寄りは話が長い。たまたま他のサメ、関西の浄水方面で働いているサメの話を聞いてね、あそこも肥料、ただあそこは化学肥料の設備があって、それが還元されていると」
それを聞いたら、こっちで作ってる肥料も、化学肥料ではないが、結構使えるんじゃないか?とニーズに気づいたという。
「と聞いたら、家庭菜園を始める人が増えたという説明も先方からもらったので、それならばと、うちの山というか、忍ジャメ達に作るのを任せている肥料を出そうと思ってね」
3リットルを50人分用意、当日はKCJの車両が運搬してくれる。
「KCJさんも肥料はほしいようだから、協力も兼ねて運んでくれることになった、これをイベントにて配布する」
材料は牡蠣の殻を使ったものなのだが。
「覆木さん、牡蠣殻って肥料にするには時間がかかるんじゃないですか、すぐに使えるには加工するしか」
「ああ、その点はと…」
資料を出して。
「ああこれだな、海の牡蠣ならば塩分が抜けないと肥料にはならないから、時間がかかる、だけどこれは川の牡蠣なんで塩分がないから、すぐに使えるという話だった」
忍ジャメが水質の維持とおやつの関係で牡蠣を使っているらしい。
「そんな抜け道があるとは…」
「ただこの関係で有機肥料だけは配れるぐらい山にはあるんだってさ」
山のどこで作ってるかはさすがに教えられないが、おそらく熊の寝床にあるところまでは突き止められている…が…
「熊もなんとかできないし、そこにサメも来たらもう無理なんで、あそこは難攻不落ですよ」
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