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流れワカメは時速120キロ
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「KCJさんで働いているわけ?元々料理するのが好きだったんだよね、お店任されていたりすると、自分の作りたいもの作れないって言うのは感じてて、そこが自由にやらせてもらえるから、KCJさんのお世話になってるって感じだね、例えばこれ」
『ご飯と無塩の麺は大盛無料で定食に変更になります』
「みんなにたくさん食べてもらいたいけども、前のお店、よく来てくれるお客さんの一人がね、食事制限になっちゃっていつも食べてくれてたものが食べれなくなっちゃったんだよね、やっぱりさ、ずっと美味しいって言われたいんだよね」
こういう我が道を行く人を雇用したら、KCJは本当に上手いとされている。
「すいません、シーチクうどん大盛りで」
「はぁい、注文入ったからごめんね」
ここのシーチクうどんは他の支部と汁がちょっとだけ違うのである。
「それはね、この辺りのお水でレシピ通りに作ると、美味しさが抜けちゃうんだよね、だからその辺は工夫して、許可を得てこの味になってるの」
逆にこの支部以外だと肉とお汁がこの味にはならないらしい。
「混み合う時間の仕込みはもう終わったからさ、さっきね、トマトが12キロあるんですが、どうしますか?って管理から聞かれたんだよね、聞かれたら、美味しいもの作るしかないよね」
お昼はサラダとして使わうつもりです。
「そうそう、これね、後で作るの、今日はミートボールだから」
ラップをかけられた整列されたミートボール。
「これを撮影してよろしいですか?」
「お願いよ」
撮影している間にまたお客さんが来る。
「はーい、仕事終わり?終わりならサービスのおにぎりもあるから食べていってよ、天かすのと鳥飯のどっちも美味しくできているよ」
この食堂は調理の腕もさることながら、こういう接客をしてくれる人が任されている。
「写真を職員のお知らせに載せたら、すぐに注文来ましたけども」
「何時に何人前?」
「午後二時に五人分です」
こういうオーダーに関しては食堂は職員のみとなっている。
「さすがに一般のお客さん対応して、キャンセルとか問題発生すると対応に人がかけられなくなるんで」
何かが起きて食堂まで来られない場合、他の職員が代わりに持っていくとかもできないためである。
「注文したミートボール持ってきたけども」
ジタバタ
職員二人がそれぞれ一体づつサメを押さえつけていたし、室内がちょっと荒れている。
「この子ら、ワカメを持って喧嘩しちゃてね」
本気だったらどっちかが息耐えるまで行うが、そこはワカメである。
「うちの宮さんが、流れ弾じゃなく、流れワカメがバサッと顔に当たったんでさ、それでサメも喧嘩はやめたんだけども、今度は人間を傷つけてしまったで、興奮しているんだよね、ミートボールあるなら、サメに食べさせてやってくれる」
「こっちも頼むわ」
ミートボールを口に入れると、美味しいということでサメの体が緊張から解けた。
「サッ」
「大丈夫、宮さん流れワカメ当たったぐらいじゃ怒らないよ」
何しろケットシーやサメが当たり前にいるKCJである、そのぐらいじゃ怒るひとじゃ勤まらない。
だが流れワカメは時速120キロで飛んだので…
「当たったところはヒリヒリはするな」
呑気にいう職員もやはりナカナカな存在、これだからKCJは猫がたくさんいるところに働いている、変わった人たちが多い職場ってことで、周囲からイメージは定着している。
『ご飯と無塩の麺は大盛無料で定食に変更になります』
「みんなにたくさん食べてもらいたいけども、前のお店、よく来てくれるお客さんの一人がね、食事制限になっちゃっていつも食べてくれてたものが食べれなくなっちゃったんだよね、やっぱりさ、ずっと美味しいって言われたいんだよね」
こういう我が道を行く人を雇用したら、KCJは本当に上手いとされている。
「すいません、シーチクうどん大盛りで」
「はぁい、注文入ったからごめんね」
ここのシーチクうどんは他の支部と汁がちょっとだけ違うのである。
「それはね、この辺りのお水でレシピ通りに作ると、美味しさが抜けちゃうんだよね、だからその辺は工夫して、許可を得てこの味になってるの」
逆にこの支部以外だと肉とお汁がこの味にはならないらしい。
「混み合う時間の仕込みはもう終わったからさ、さっきね、トマトが12キロあるんですが、どうしますか?って管理から聞かれたんだよね、聞かれたら、美味しいもの作るしかないよね」
お昼はサラダとして使わうつもりです。
「そうそう、これね、後で作るの、今日はミートボールだから」
ラップをかけられた整列されたミートボール。
「これを撮影してよろしいですか?」
「お願いよ」
撮影している間にまたお客さんが来る。
「はーい、仕事終わり?終わりならサービスのおにぎりもあるから食べていってよ、天かすのと鳥飯のどっちも美味しくできているよ」
この食堂は調理の腕もさることながら、こういう接客をしてくれる人が任されている。
「写真を職員のお知らせに載せたら、すぐに注文来ましたけども」
「何時に何人前?」
「午後二時に五人分です」
こういうオーダーに関しては食堂は職員のみとなっている。
「さすがに一般のお客さん対応して、キャンセルとか問題発生すると対応に人がかけられなくなるんで」
何かが起きて食堂まで来られない場合、他の職員が代わりに持っていくとかもできないためである。
「注文したミートボール持ってきたけども」
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職員二人がそれぞれ一体づつサメを押さえつけていたし、室内がちょっと荒れている。
「この子ら、ワカメを持って喧嘩しちゃてね」
本気だったらどっちかが息耐えるまで行うが、そこはワカメである。
「うちの宮さんが、流れ弾じゃなく、流れワカメがバサッと顔に当たったんでさ、それでサメも喧嘩はやめたんだけども、今度は人間を傷つけてしまったで、興奮しているんだよね、ミートボールあるなら、サメに食べさせてやってくれる」
「こっちも頼むわ」
ミートボールを口に入れると、美味しいということでサメの体が緊張から解けた。
「サッ」
「大丈夫、宮さん流れワカメ当たったぐらいじゃ怒らないよ」
何しろケットシーやサメが当たり前にいるKCJである、そのぐらいじゃ怒るひとじゃ勤まらない。
だが流れワカメは時速120キロで飛んだので…
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