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俺、セーフ!!!!
しおりを挟むホラー注意
何かに意図せず遭遇するということは、あるものである。
ああ、あそこに男がいる、その程度の気付き、でも何かおかしい、首がない?
いや。
不自然なほど首が長いのだ。
おそらくあの上に頭があるのだろうか、見てはいけない…
「ということがありまして」
真中(ただなか)がbarに来て、相談に来ていた。
「怖いですね」
螺殻(らがら)ミツは素直な感想を述べ。
「もう少しで二人は来るとは思うから、少し待つといいよ」
水芭(みすば)はそういって冷たいお茶を出してくれた。
「それで結局どうしたんだ?」
「うちのサメの兄弟子が、たまたま来ていたんで」
腕は落ちてないか定期的に山から来る。
「山に転移させてくれました」
川魔法 転移の先は熊の寝床
「クマですか」
「兄弟子がいうには、あれは河川ザメでも厄介なんだそうです、言葉をかわさないほうがいいからと」
それで転移先であいつは今頃、熊に囲まれていると思うよと、見てきたような絵を描いてくれた。
「容赦ない」
「でもクマは縄張りや、一度ターゲットにすると逃がさない習性がありますから、そこを利用してるそうです」
そこに瀬旭(せきょく)と覆木(おおうき)が姿を見せる。
「ああ、真中じゃない、今日は早くない?」
「何どうした?仕事でトラブルか?」
「実は相談したいことがあって」
と話をする。
「それだけだと、特定しづらいが、俺らも二回か、話聞けたものがあるから、たぶん一件に該当するものがあるかな」
「こちらが報告書です」
「ありがとう水芭、一件は訳あり物件になったケースなんだけども、これは覗き目的だのやつだな」
「覗きですか」
「アパートの住人、その人は一階に住んでいたのだけども、誰か人がいるってことで通報されて」
「通報してかけつけたが人ではなくて、その首は二階まで伸びて、二階に住んでいた女の子を見ていたってやつで」
「それも怖いです」
「そこから連絡が行って対処はされたが、噂の方が一人歩きしちゃって、結局そのアパートごと売りに出て、今も買い手がつかないって話」
それでたぶん同類であろうがこちらのケース。
「ここまででわかるだろうが、そいつが何を見ているか、その先で因縁とか特定がされる、二件目の場合は、約束だ」
「約束ですか」
「そう、それで死んでも守ってほしくて、んでもってよく言うじゃん」
『首を長くしてお待ちしております』
「それはこういうことなんだよ」
「こえー」
「うちだと相談に来た場合は得意な人たちにそのまま連絡という形をとっているし、不動産や契約の不履行が絡む場合があるから、解決するまでに多額の費用がかかるおそれがある、だけども最近はKCJでも引き受けてくれるって話、部署ができたから」
そうそれが河川ザメのマッチャーさんと明神の二人がいる部署である。
「遭遇した場合は、生存第一、すぐ退却で連絡してほしい、どっちの場合も顔は、目を合わせない方がいいから」
「目を合わせるとどうにかなるんですか?」
「知りたい?」
ニコッと笑いながら瀬旭が教えてくれた。
「何を見ても視界にそいつがいるんだってさ、もちろん、瞼を閉じても消えない、それが焼きついちゃってるそうよ」
「俺、セーフ!!!!!」
「本当にギリギリセーフだったな」
「真中は気をつけてって言っても気を付けようがないことばかりだから、お兄さん心配よ」
「まっ、サメくんいるなら大丈夫でしょ」
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