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ポテト富豪
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運転は東司がメインなのだが、車種まで彼が選ぶととんでもないことになる。
「パワステついていない車だったんですよね」
近年共にお仕事をする波里はその時のことを思い出す。
「見た目はすごく、おお、これがデットストックなデザインなのか、格好いいっていう感じなのですが…」
代わりに運転、立体駐車場を使う際にわかった。
「これは何かあって、私が代わりに運転するたびにとんでもないことになると」
趣味なら何も言わないが、これでは困ると相談した。
「じゃあ、全部レストアして」
整備は魔改造しますか!という方針を打ち出したが。
「それ完成するの何年かかります?」
管理から釘を刺され。
「このスペックで、後は何も言いません」
という波里の案に東司は理解を示した。
「今は衛生斑もいるので、余裕がありますけどもね」
衛生斑の方々はたまに外に衛生斑らしい格好、完全防備でいるので。
「病院の前を通ったら、検査室が臨時で出来上がってて、そこの医療従事者さんみたら、あっ、KCJの人かなって思っちゃったよ」
なんてファンクラブの人の話がある。
「なんだかんだで感染症って流行しますからね」
アルコール消毒では効かないあいつが出たときも、素早く対応。
「他が業務パンパンなんですよ」
それで代わりとなるとすぐに思い浮かぶ?近くにKCJの衛生斑がいると、動けたりはするんですけどもね。
「風邪で高熱出ましたなどの際の食料や各種医療機関への輸送のノウハウはありますが」
今回の大規模なものへは積極的に手をあげていなかった。
「そこまで余裕はありませんし」
やはり強みとしては。
「モンスターが名前につくものへの対応はやっぱりうちかと」
人でもモンスターと呼ばれるものへならば、その対処法を心得ている。
「だからといって厄介ごと専門でもないんですよ」
そこが本当にKCJの立ち回りが上手いからなのだろう。
「生き残ってきた人たち、そういった職員はやっぱり鼻が利きますからね」
これは…たぶん揉めるな。
では切る方針で。
うん、そうだね。
他の人からは美味しく見えるものも受け取らないために、あいつはおかしいと言われても、後に揉め事、または見落としていた罠を感じ取れる。
「こういった才能の持ち主は色々おります、それこそ酒や色恋に溺れるものもいますが、その中でも奇人といわれているタイプですね」
なんで大金あるのにそんな生き方をするのさ。
何を面白くて生きているんだろう。
「と言われるらしいです」
そういう話をしてくれるのは管理部門の案内人である。
管理部門の繋ぎ役、顔だしokの職員はエリートコースとされていた。
何年間か管理部門にいた後に、警備や情報などで昇進するといった形。
「他の部門やお客様との繋ぎ役といわれますが、これって管理部門の信用を得て、他の部門に移ったときに、管理部門の職員と繋がっているというのが一番大きいんだなと思いますね」
わりと初期に、管理部門の職員がトラブルに巻き込まれた。
彼ら彼女らは自衛の手段はもたないが、利益を、金を、資産を、蓄財を増やされる能力に長けているものも多い。
「むしろ顔とか名前とか出さないでほしい、ひっそりと生きたい」
なんというか、能力は他の人が羨むのに、考え方が枯れているのであった。
しかし。
ミャ~
ケットシーにはそんなのは通じない。
そう、これである。
そんな年を若くして悟っている管理部門の職員に、絡んでくるのはケットシー。
おう、姉ちゃん、もふれや。
そして膝の上に乗るなどの暴虐を、シー様たちは繰り返した。
「なんかね、平和」
ギスギスした気持ちも非道を繰り返すシー達により、平穏を取り戻していった。
「ケットシーは確かに問題は起こすけども、うちの家族よりは全然いいし、あれだわ、世の中の人間、全員うちの家族みたいに、怒鳴っていればなんとかなるって感じじゃないのね」
警備部門が同行したりすると、勢いがあった怒声も、小さいものになったり。
「最近はサメですかね」
そう、サメがアイドルのストーカーをカツオブシで制圧した事件から。
「生き残っているサメはみんな強い、弱いサメはもういないとか、人間の想像を越えた修羅の生き方してますからね」
人の感染症にかからないため。
「女性からの警備の依頼というか、お願い、ご相談でしょうかね」
サメの特に優れているのはカウンターである。
仕掛けた場合、それこそ魚群で応対した。
「KCJの戦闘職でも、ええ、河川ザメ、ツルちゃんとか、サダメさんとか春隣くんしか見てない人にはわからないかもしれないけども、本気で対処することになったら、人間の方が分が悪いよ」
まず何かしようとしてもかわす、当たらないし。
「戦い慣れているから、これは敵対行為なんだなって思われたら、最後だしな」
一度でも敵対行為とみなされ、対応される人を見たら。
「噛まれたり、爪でひっかけようにもそういうのに強いサメ肌だから、刃物のさ、入りが悪いんだよね」
そんな河川ザメに弱点とかあるんですかね。
「あ~弱点ではないけども、研究者の方が」
サメ肌ってどれだけ弾力あるのか噛んで試したいんだけども…
「そしたら河川ザメ、その場にいた全部がサッと逃げたから」
暴力には強いが変人には弱い、っていう感じなのだろうか。
「あとはそうだな…」
河川ザメは味覚に優れているので。
「芋とか豆とかは好きなんだけども、昔釣り人から聞いた話だと」
釣りをするなら券の他に、毎回フライドポテトな、Lサイズな!ってねだられるようになってしまったらしい。
フライドポテトがLサイズがないだなんて、そんなショックを受けているサメに。
「うちの管理部門なんだけども」
釣り好きが、それならと独自のルートでポテトを切らさずに準備したところ。
「行くたびにサメ達から歓迎されて」
そしてだんだんとゴージャスさが増していく。
「1ヶ月ぐらいかかったじゃん、その職員ずっとポテト持っていったから、サメと物々交換していったり、もうポテト富豪だよ」
どれだけ利益だしたのかは公開されてないが。
「なんかさ、久しぶりに焼き芋買ったら、小さく…なってはったわ」
こちらは浄水センターである。
そこに焼き芋のいい匂い。
「本日のおやつは焼き芋ですよ」
「焼き芋、大好きぃ!」
ここに所属するサメに至っては、人の目を盗んで食う芋は旨いなどと申しており。
「皮はパリ!で中はネットリが旨いわ」
「こんなにいいお芋さん、高いんじゃないの?」
「そこはKCJですからね」
やっぱりこれ?と浄水センターの職員はKCJの職員にマネーのサインをおくると。
「いやらし!」
「でも金がないと買えんでしょ」
「もうKCJはこのぐらいならば即決するよとかわかってるから、お話が向こうから来ますから」
「くっ、これがKCJはんの余裕か!」
「羨ましいわ」
ポテト富豪のスゴさは、この値上がりや内容の変更が吹き荒れるなか、炊き出しとおやつが前と全然変わっていない、むしろちょっとよくなっている中身で、推測するしかない。
「パワステついていない車だったんですよね」
近年共にお仕事をする波里はその時のことを思い出す。
「見た目はすごく、おお、これがデットストックなデザインなのか、格好いいっていう感じなのですが…」
代わりに運転、立体駐車場を使う際にわかった。
「これは何かあって、私が代わりに運転するたびにとんでもないことになると」
趣味なら何も言わないが、これでは困ると相談した。
「じゃあ、全部レストアして」
整備は魔改造しますか!という方針を打ち出したが。
「それ完成するの何年かかります?」
管理から釘を刺され。
「このスペックで、後は何も言いません」
という波里の案に東司は理解を示した。
「今は衛生斑もいるので、余裕がありますけどもね」
衛生斑の方々はたまに外に衛生斑らしい格好、完全防備でいるので。
「病院の前を通ったら、検査室が臨時で出来上がってて、そこの医療従事者さんみたら、あっ、KCJの人かなって思っちゃったよ」
なんてファンクラブの人の話がある。
「なんだかんだで感染症って流行しますからね」
アルコール消毒では効かないあいつが出たときも、素早く対応。
「他が業務パンパンなんですよ」
それで代わりとなるとすぐに思い浮かぶ?近くにKCJの衛生斑がいると、動けたりはするんですけどもね。
「風邪で高熱出ましたなどの際の食料や各種医療機関への輸送のノウハウはありますが」
今回の大規模なものへは積極的に手をあげていなかった。
「そこまで余裕はありませんし」
やはり強みとしては。
「モンスターが名前につくものへの対応はやっぱりうちかと」
人でもモンスターと呼ばれるものへならば、その対処法を心得ている。
「だからといって厄介ごと専門でもないんですよ」
そこが本当にKCJの立ち回りが上手いからなのだろう。
「生き残ってきた人たち、そういった職員はやっぱり鼻が利きますからね」
これは…たぶん揉めるな。
では切る方針で。
うん、そうだね。
他の人からは美味しく見えるものも受け取らないために、あいつはおかしいと言われても、後に揉め事、または見落としていた罠を感じ取れる。
「こういった才能の持ち主は色々おります、それこそ酒や色恋に溺れるものもいますが、その中でも奇人といわれているタイプですね」
なんで大金あるのにそんな生き方をするのさ。
何を面白くて生きているんだろう。
「と言われるらしいです」
そういう話をしてくれるのは管理部門の案内人である。
管理部門の繋ぎ役、顔だしokの職員はエリートコースとされていた。
何年間か管理部門にいた後に、警備や情報などで昇進するといった形。
「他の部門やお客様との繋ぎ役といわれますが、これって管理部門の信用を得て、他の部門に移ったときに、管理部門の職員と繋がっているというのが一番大きいんだなと思いますね」
わりと初期に、管理部門の職員がトラブルに巻き込まれた。
彼ら彼女らは自衛の手段はもたないが、利益を、金を、資産を、蓄財を増やされる能力に長けているものも多い。
「むしろ顔とか名前とか出さないでほしい、ひっそりと生きたい」
なんというか、能力は他の人が羨むのに、考え方が枯れているのであった。
しかし。
ミャ~
ケットシーにはそんなのは通じない。
そう、これである。
そんな年を若くして悟っている管理部門の職員に、絡んでくるのはケットシー。
おう、姉ちゃん、もふれや。
そして膝の上に乗るなどの暴虐を、シー様たちは繰り返した。
「なんかね、平和」
ギスギスした気持ちも非道を繰り返すシー達により、平穏を取り戻していった。
「ケットシーは確かに問題は起こすけども、うちの家族よりは全然いいし、あれだわ、世の中の人間、全員うちの家族みたいに、怒鳴っていればなんとかなるって感じじゃないのね」
警備部門が同行したりすると、勢いがあった怒声も、小さいものになったり。
「最近はサメですかね」
そう、サメがアイドルのストーカーをカツオブシで制圧した事件から。
「生き残っているサメはみんな強い、弱いサメはもういないとか、人間の想像を越えた修羅の生き方してますからね」
人の感染症にかからないため。
「女性からの警備の依頼というか、お願い、ご相談でしょうかね」
サメの特に優れているのはカウンターである。
仕掛けた場合、それこそ魚群で応対した。
「KCJの戦闘職でも、ええ、河川ザメ、ツルちゃんとか、サダメさんとか春隣くんしか見てない人にはわからないかもしれないけども、本気で対処することになったら、人間の方が分が悪いよ」
まず何かしようとしてもかわす、当たらないし。
「戦い慣れているから、これは敵対行為なんだなって思われたら、最後だしな」
一度でも敵対行為とみなされ、対応される人を見たら。
「噛まれたり、爪でひっかけようにもそういうのに強いサメ肌だから、刃物のさ、入りが悪いんだよね」
そんな河川ザメに弱点とかあるんですかね。
「あ~弱点ではないけども、研究者の方が」
サメ肌ってどれだけ弾力あるのか噛んで試したいんだけども…
「そしたら河川ザメ、その場にいた全部がサッと逃げたから」
暴力には強いが変人には弱い、っていう感じなのだろうか。
「あとはそうだな…」
河川ザメは味覚に優れているので。
「芋とか豆とかは好きなんだけども、昔釣り人から聞いた話だと」
釣りをするなら券の他に、毎回フライドポテトな、Lサイズな!ってねだられるようになってしまったらしい。
フライドポテトがLサイズがないだなんて、そんなショックを受けているサメに。
「うちの管理部門なんだけども」
釣り好きが、それならと独自のルートでポテトを切らさずに準備したところ。
「行くたびにサメ達から歓迎されて」
そしてだんだんとゴージャスさが増していく。
「1ヶ月ぐらいかかったじゃん、その職員ずっとポテト持っていったから、サメと物々交換していったり、もうポテト富豪だよ」
どれだけ利益だしたのかは公開されてないが。
「なんかさ、久しぶりに焼き芋買ったら、小さく…なってはったわ」
こちらは浄水センターである。
そこに焼き芋のいい匂い。
「本日のおやつは焼き芋ですよ」
「焼き芋、大好きぃ!」
ここに所属するサメに至っては、人の目を盗んで食う芋は旨いなどと申しており。
「皮はパリ!で中はネットリが旨いわ」
「こんなにいいお芋さん、高いんじゃないの?」
「そこはKCJですからね」
やっぱりこれ?と浄水センターの職員はKCJの職員にマネーのサインをおくると。
「いやらし!」
「でも金がないと買えんでしょ」
「もうKCJはこのぐらいならば即決するよとかわかってるから、お話が向こうから来ますから」
「くっ、これがKCJはんの余裕か!」
「羨ましいわ」
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