300 / 1,093
気持ちのいい接客でござるな
しおりを挟む
「ツヤツヤになるものね~」
今まで使っていたもので傷んでしまった髪をカットしに来たお客さん。
「今、使ったものってお高いのかしら?」
「いえ、市販のものです」
「何千円もするやつ?」
「500円ぐらいですかね、400ミリリットルのシャンプーで」
「買うわ!」
「はい、毎度!とお客さんの場合、しっとり仕上げの方がいいと思いますよ、パサつきやすいので」
「さっぱりした方がいいと思って、いつもそういうのを選んでいたわね」
「トリートメントもありますが、市販とスペシャルどっちにしますか?スペシャルはサロンの奴ですが、ちょっとシャンプーよりもお高いですが、それでも800円ぐらいで、週に一回ぐらいで二ヶ月は持ちますね」
「それぐらいなら買うのは悩まないけども、どれにしような悩むわね、お店の人的にはどっちがおすすめ?」
「市販のもので物足りなくなったら、スペシャルにすればいいですよ」
「あら、そう?そうなの?それでいいの?じゃあ、そうしようかしらね」
と見事な接客である。
さすがは蘆根殿、気持ちのいい接客でござるな。
この対応には拙者たちもニッコニコでござるよ。
えっ?
なんか忍びとかいるんだけども?
サッ!
気配が遠くなる。
くっそ、逃げたか。
(ん?何かあったような気がする)
傑は天井を見るが何もない。
(イツモが屋根にいたのかな)
猫がいる家、あるあるであるが残念、忍だ!
傑の元に連絡が、おっちゃんからである。
(ミックスフライ定食がとても美味しかったです、このままだと夕方にはそちらに着きます)
みんなでご飯食べてる写真を添付してきた。
(これどうやって文字打ち込んでいるんだろう?)
おっちゃん、フリック入力もローマ字入力も楽々。
4GBのパソコンはしんどいわ~とかいって業務してます。
そして連絡内容には同期のお子さんが、休みが終わったら、靴と鞄を買いにいかなきゃならないんだけども、成長期だわ、いいものを出来れば買ってやりたいということで、お父さん、炊き出し分をお昼に食べてお金貯めてました。
な、もんで、傑さん、おしゃれ番頭という異名をお持ちの方ですから、こういうのもなんとかできるんじゃないかと思っております。
そういっておっちゃんとそのお子さんの写真も最後に載っていた。
ちゃんとお勉強も頑張っているいい子なんです、よろしくお願いします。
ここまで丁寧にされると、とても弱かった。
「う~ん、靴とかは見てもらわないとわからないけども…すいません、僕、奥にいますので」
「ああ、わかった」
店の奥、スタイリングコーディネート用の品物が収納されている倉庫といってもいい。
(リュックサックか)
春と秋に色々と出ます、そこで電子カタログも見ながら、本日入荷しているものを見ると。
(うちにあるここのものと、こっちのカタログのも欲しいな…)
ということで、先にお店に問い合わせるとまだ品物はあるということなんで。
「ずいぶん安いよね」
「なんか、ここ一年ぐらい高いものと安くなっているものの差が激しいですね、子供のものは安い感じになってます」
「靴はある?」
「靴は出てませんね、必要ならば抑えておきますけども」
「後でサイズは連絡しますから、あればほしいです」
「はい、お任せください、浜薔薇さんからの注文でしたらいつでも迅速に対応しますよ」
ローンで買わない、その場で支払い、検品をするタイプなんで、浜薔薇にやってきた新しい兄さんはかなりやる、いいものを選んでいればそれを誉めて買い入れてくれる度量があると、お店の人たちも面白がっているところがある。
「シャツ類もあるんで、よろしかったらそれも」
「それはサンプル見せてくれたらだね、最近はどう?」
「冬物は出てますが、今回の寒さによっては品切になるか、余るか、こればっかりはわかりませんね」
傑いわく。
「頼んできた人によって、予想以上に良いものが手に入るときっていうのがあるんですよ」
クオリティを守ってはいるが、それでも頼んでくれるお客の何人かによっては、飛び抜けて良いものが向こうから話がやって来て、いつもの予算で入ったりする。
「これね、本当に不思議なんですよね」
その後、棚卸しのセールの話が来たりしたので、おそらくおっちゃんはその飛び抜けて良いものが、向こうからやってくるお客さんにあたるのだろう。
「半日セール?」
「半日だけの特別なお値段です」
そこまで期待はしてなかったのだが、お店が終わってからみにいったところ、お客はそんなにいなかった。
(まあ、こういうセールっていきなりここでやりますからとかになるから、来れる人の方が少ないんだけどもね)
今回は浜薔薇には朝のシャンプーラッシュを手伝いに来てくれる方々が応援に来るので、傑は何故か来れたぐらいである。
シャンプーラッシュのお手伝い担当の方はお子さんないるご近所の方だったりします。
(ここは私がやるんで、傑さんは傑さんしかできないことやってくださいって言われたしね)
スタイリングコーディネートは現在傑しかできない。
「こんばんわ」
「こんばんは?それともこんばんわ?」
この独特な挨拶をしてくれる人がお店の人である。
「こんばんわ…」
「あっ、はいはい、今日はちょっと本当にいきなりだったもので、いいものがかなり残ってますから、よろしければ全部でもいいですよ」
はっはっはっ、そんな全部だなんて。
とワゴンを見たら。
あれ?これ全部いきたいかもと思ってしまい、真剣な目付きで選び始めた。
今まで使っていたもので傷んでしまった髪をカットしに来たお客さん。
「今、使ったものってお高いのかしら?」
「いえ、市販のものです」
「何千円もするやつ?」
「500円ぐらいですかね、400ミリリットルのシャンプーで」
「買うわ!」
「はい、毎度!とお客さんの場合、しっとり仕上げの方がいいと思いますよ、パサつきやすいので」
「さっぱりした方がいいと思って、いつもそういうのを選んでいたわね」
「トリートメントもありますが、市販とスペシャルどっちにしますか?スペシャルはサロンの奴ですが、ちょっとシャンプーよりもお高いですが、それでも800円ぐらいで、週に一回ぐらいで二ヶ月は持ちますね」
「それぐらいなら買うのは悩まないけども、どれにしような悩むわね、お店の人的にはどっちがおすすめ?」
「市販のもので物足りなくなったら、スペシャルにすればいいですよ」
「あら、そう?そうなの?それでいいの?じゃあ、そうしようかしらね」
と見事な接客である。
さすがは蘆根殿、気持ちのいい接客でござるな。
この対応には拙者たちもニッコニコでござるよ。
えっ?
なんか忍びとかいるんだけども?
サッ!
気配が遠くなる。
くっそ、逃げたか。
(ん?何かあったような気がする)
傑は天井を見るが何もない。
(イツモが屋根にいたのかな)
猫がいる家、あるあるであるが残念、忍だ!
傑の元に連絡が、おっちゃんからである。
(ミックスフライ定食がとても美味しかったです、このままだと夕方にはそちらに着きます)
みんなでご飯食べてる写真を添付してきた。
(これどうやって文字打ち込んでいるんだろう?)
おっちゃん、フリック入力もローマ字入力も楽々。
4GBのパソコンはしんどいわ~とかいって業務してます。
そして連絡内容には同期のお子さんが、休みが終わったら、靴と鞄を買いにいかなきゃならないんだけども、成長期だわ、いいものを出来れば買ってやりたいということで、お父さん、炊き出し分をお昼に食べてお金貯めてました。
な、もんで、傑さん、おしゃれ番頭という異名をお持ちの方ですから、こういうのもなんとかできるんじゃないかと思っております。
そういっておっちゃんとそのお子さんの写真も最後に載っていた。
ちゃんとお勉強も頑張っているいい子なんです、よろしくお願いします。
ここまで丁寧にされると、とても弱かった。
「う~ん、靴とかは見てもらわないとわからないけども…すいません、僕、奥にいますので」
「ああ、わかった」
店の奥、スタイリングコーディネート用の品物が収納されている倉庫といってもいい。
(リュックサックか)
春と秋に色々と出ます、そこで電子カタログも見ながら、本日入荷しているものを見ると。
(うちにあるここのものと、こっちのカタログのも欲しいな…)
ということで、先にお店に問い合わせるとまだ品物はあるということなんで。
「ずいぶん安いよね」
「なんか、ここ一年ぐらい高いものと安くなっているものの差が激しいですね、子供のものは安い感じになってます」
「靴はある?」
「靴は出てませんね、必要ならば抑えておきますけども」
「後でサイズは連絡しますから、あればほしいです」
「はい、お任せください、浜薔薇さんからの注文でしたらいつでも迅速に対応しますよ」
ローンで買わない、その場で支払い、検品をするタイプなんで、浜薔薇にやってきた新しい兄さんはかなりやる、いいものを選んでいればそれを誉めて買い入れてくれる度量があると、お店の人たちも面白がっているところがある。
「シャツ類もあるんで、よろしかったらそれも」
「それはサンプル見せてくれたらだね、最近はどう?」
「冬物は出てますが、今回の寒さによっては品切になるか、余るか、こればっかりはわかりませんね」
傑いわく。
「頼んできた人によって、予想以上に良いものが手に入るときっていうのがあるんですよ」
クオリティを守ってはいるが、それでも頼んでくれるお客の何人かによっては、飛び抜けて良いものが向こうから話がやって来て、いつもの予算で入ったりする。
「これね、本当に不思議なんですよね」
その後、棚卸しのセールの話が来たりしたので、おそらくおっちゃんはその飛び抜けて良いものが、向こうからやってくるお客さんにあたるのだろう。
「半日セール?」
「半日だけの特別なお値段です」
そこまで期待はしてなかったのだが、お店が終わってからみにいったところ、お客はそんなにいなかった。
(まあ、こういうセールっていきなりここでやりますからとかになるから、来れる人の方が少ないんだけどもね)
今回は浜薔薇には朝のシャンプーラッシュを手伝いに来てくれる方々が応援に来るので、傑は何故か来れたぐらいである。
シャンプーラッシュのお手伝い担当の方はお子さんないるご近所の方だったりします。
(ここは私がやるんで、傑さんは傑さんしかできないことやってくださいって言われたしね)
スタイリングコーディネートは現在傑しかできない。
「こんばんわ」
「こんばんは?それともこんばんわ?」
この独特な挨拶をしてくれる人がお店の人である。
「こんばんわ…」
「あっ、はいはい、今日はちょっと本当にいきなりだったもので、いいものがかなり残ってますから、よろしければ全部でもいいですよ」
はっはっはっ、そんな全部だなんて。
とワゴンを見たら。
あれ?これ全部いきたいかもと思ってしまい、真剣な目付きで選び始めた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる