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良心と嗜好の間で葛藤
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注意
角栓動画を日常的に見る人以外はお戻りください。
浜薔薇のお客さんはだんだん自分でのケアも上手くなっていくものである。
ショリショリ
肌の産毛を剃っていた彼女は気づいた。
「毛穴が綺麗になってる…」
あれはいつのことだっただろうか、浜薔薇の角栓マニアとして有名な大公との出会い。
正直自分の角栓、毛穴は好きではなかった。
「その毛穴、いいですね」
黒くなった、毛穴を塞ぐその角栓を大公は誉めた。
ここで変わった人(綺麗な言い換え)と言わなかったので、おそらく話は続いたのだろうか。
「私、体質的にこれが後で切開しなければならないこともあるで、無理にでも搾らなければならないんですよ」
その黒い頭が毛穴から、にゅるりにゅるりと順調に出るか、それとも頑張らないと、お肌が赤くなるぐらいぎゅ~と押してから、固くなった皮脂が粒のように出てくれるのか。
(ふへへへへへ)
冷静な顔していながら、頭の中は角栓のことでいっぱいになっている。
しかし、大公のおかげで死角になっている部分の角栓を綺麗にすることができ、切開はそれからは一度もせずにすんだ。
そこから付き合いで浜薔薇にたまに行くことになり、そのうちこうやってある程度は自分で出来るようになった。
自分でうぶ毛を剃る場合は、クリームをつけて、スッとカミソリを走らせるのだが、クリームもドラッグストアのPBだし、カミソリは100円ショップのもの。
グッ
ティッシュではなく、キッチンペーパーを使ってカミソリを拭き取ると、細かい毛と汚れ。
指できちんと剃れているのか確認して、気になる部分があったので、そこにもう一回、一度で決まらないが、これぐらいはセルフケアのいいところである。
(最初は髪の毛巻き込んでたからな)
髪の毛を巻き込むと、カミソリが引っ掛かることを知った、たった一本でもカミソリというのは違和感が出るもの。
巻き込まないように髪を束ね、前髪をあげて、鏡で確認してから、そうそう眉に気を付けること、事故でも起こして剃りあげてしまったら大変だ。
「大公、長年、 私を悩ませていたブラックヘッドが消えてなくなったぜ」
嬉しそうに報告するが。
「えっ?」
頬を見る、前まであった場所に黒い点がない。
「浜薔薇さんのおかげだよ、あそこで家でも出来るケアを教えてもらって」
夏前に、これつけても大丈夫ですか?と夏用のケアをしてもらった、毛穴スッキリさっぱりするものであって。
(あれがここまで効くとは思わないわよ)
何気なくした返事が、ここまで変えられるのである。
「皮脂は足りなくても多くても困るんですが、夏だと汗もかくから大変なんですよね」
ということでケアしてくれたために、毛穴が綺麗に。
「それは良かったですね」
大公はそうはいってくれたが。
(良心と嗜好の間で葛藤をしている)
シャンパーは察したので、どう思っているのか正直なところを聞いてみると。
「いい毛穴だったよ」
元カノの感想かな?と何でかダブった。
「確かに好き嫌いはあると思う、でもいいところを見つめたい、あれは本当に毎回毎回いい角栓を生み出してくれる素晴らしい…毛穴だったさ」
(やっぱりこれは彼女とか、長年付き合っていたものとの別離なんだよな)
「こんなんじゃダメなんだけどもね、そういう意味ではファンクラブがあって良かったかもしれない」
もしもなかったら、嗜好のためにがっかりだけしかなかっただろう。
しかしファンクラブによって嗜好を知りながらも構築された人間関係、その中には本当に困り、解決が出来るものならばしたいと願っているものたちも多い。
「角栓が膿んで切開するとかは、ファンクラブの人にも何人かいるから」
その場合は外科なのですが。
「あの先生は上手い」
なんて情報も回り出している。
「KCJでもすごい先生いそうだけどもね」
そちらは支部の診療所併設などにいるそうです。
「浜薔薇出張所ももっと便利になってくれていいから」
あまり取り上げることはないが、こんな感じで浜薔薇は女性のお客さんもいるのだ。
「いるんだけどもさ、俺が美容はあまり詳しくないというか」
蘆根はその人の良さを引き出すような方法を得意とする。
「蘆根が主で、パーティーなんかのメイクとか考えると、盛ったなってすんごいわかるぞ」
知己のカイムがさらっと教えてくれた。
「だからメイクとかドレスとかをやるならば、浜薔薇だと傑が考えて、蘆根が手伝う方がいいんだよ」
パーティー参加だと場合によってはカイムも血色ぐらいは足してもらうのだが。
「メイクしましたねってわかるからな」
「よーし、わかった、そのうちメイクもきちんと覚えてやるからな」
「やめておけ、人には越えられない壁が素材する」
蘆根は技術は身に付けていくのだが…
「センスがプロフェッショナルというよりは斬新すぎてな」
それでも良ければお受けしますが…
はるか西の街
はっ、おっちゃんの出番があったはずなのに!
「どうしたおっちゃん」
出遅れたわ…(しょんぼり)
笑いの気配にはどこでも反応、それはおっちゃんである。
角栓動画を日常的に見る人以外はお戻りください。
浜薔薇のお客さんはだんだん自分でのケアも上手くなっていくものである。
ショリショリ
肌の産毛を剃っていた彼女は気づいた。
「毛穴が綺麗になってる…」
あれはいつのことだっただろうか、浜薔薇の角栓マニアとして有名な大公との出会い。
正直自分の角栓、毛穴は好きではなかった。
「その毛穴、いいですね」
黒くなった、毛穴を塞ぐその角栓を大公は誉めた。
ここで変わった人(綺麗な言い換え)と言わなかったので、おそらく話は続いたのだろうか。
「私、体質的にこれが後で切開しなければならないこともあるで、無理にでも搾らなければならないんですよ」
その黒い頭が毛穴から、にゅるりにゅるりと順調に出るか、それとも頑張らないと、お肌が赤くなるぐらいぎゅ~と押してから、固くなった皮脂が粒のように出てくれるのか。
(ふへへへへへ)
冷静な顔していながら、頭の中は角栓のことでいっぱいになっている。
しかし、大公のおかげで死角になっている部分の角栓を綺麗にすることができ、切開はそれからは一度もせずにすんだ。
そこから付き合いで浜薔薇にたまに行くことになり、そのうちこうやってある程度は自分で出来るようになった。
自分でうぶ毛を剃る場合は、クリームをつけて、スッとカミソリを走らせるのだが、クリームもドラッグストアのPBだし、カミソリは100円ショップのもの。
グッ
ティッシュではなく、キッチンペーパーを使ってカミソリを拭き取ると、細かい毛と汚れ。
指できちんと剃れているのか確認して、気になる部分があったので、そこにもう一回、一度で決まらないが、これぐらいはセルフケアのいいところである。
(最初は髪の毛巻き込んでたからな)
髪の毛を巻き込むと、カミソリが引っ掛かることを知った、たった一本でもカミソリというのは違和感が出るもの。
巻き込まないように髪を束ね、前髪をあげて、鏡で確認してから、そうそう眉に気を付けること、事故でも起こして剃りあげてしまったら大変だ。
「大公、長年、 私を悩ませていたブラックヘッドが消えてなくなったぜ」
嬉しそうに報告するが。
「えっ?」
頬を見る、前まであった場所に黒い点がない。
「浜薔薇さんのおかげだよ、あそこで家でも出来るケアを教えてもらって」
夏前に、これつけても大丈夫ですか?と夏用のケアをしてもらった、毛穴スッキリさっぱりするものであって。
(あれがここまで効くとは思わないわよ)
何気なくした返事が、ここまで変えられるのである。
「皮脂は足りなくても多くても困るんですが、夏だと汗もかくから大変なんですよね」
ということでケアしてくれたために、毛穴が綺麗に。
「それは良かったですね」
大公はそうはいってくれたが。
(良心と嗜好の間で葛藤をしている)
シャンパーは察したので、どう思っているのか正直なところを聞いてみると。
「いい毛穴だったよ」
元カノの感想かな?と何でかダブった。
「確かに好き嫌いはあると思う、でもいいところを見つめたい、あれは本当に毎回毎回いい角栓を生み出してくれる素晴らしい…毛穴だったさ」
(やっぱりこれは彼女とか、長年付き合っていたものとの別離なんだよな)
「こんなんじゃダメなんだけどもね、そういう意味ではファンクラブがあって良かったかもしれない」
もしもなかったら、嗜好のためにがっかりだけしかなかっただろう。
しかしファンクラブによって嗜好を知りながらも構築された人間関係、その中には本当に困り、解決が出来るものならばしたいと願っているものたちも多い。
「角栓が膿んで切開するとかは、ファンクラブの人にも何人かいるから」
その場合は外科なのですが。
「あの先生は上手い」
なんて情報も回り出している。
「KCJでもすごい先生いそうだけどもね」
そちらは支部の診療所併設などにいるそうです。
「浜薔薇出張所ももっと便利になってくれていいから」
あまり取り上げることはないが、こんな感じで浜薔薇は女性のお客さんもいるのだ。
「いるんだけどもさ、俺が美容はあまり詳しくないというか」
蘆根はその人の良さを引き出すような方法を得意とする。
「蘆根が主で、パーティーなんかのメイクとか考えると、盛ったなってすんごいわかるぞ」
知己のカイムがさらっと教えてくれた。
「だからメイクとかドレスとかをやるならば、浜薔薇だと傑が考えて、蘆根が手伝う方がいいんだよ」
パーティー参加だと場合によってはカイムも血色ぐらいは足してもらうのだが。
「メイクしましたねってわかるからな」
「よーし、わかった、そのうちメイクもきちんと覚えてやるからな」
「やめておけ、人には越えられない壁が素材する」
蘆根は技術は身に付けていくのだが…
「センスがプロフェッショナルというよりは斬新すぎてな」
それでも良ければお受けしますが…
はるか西の街
はっ、おっちゃんの出番があったはずなのに!
「どうしたおっちゃん」
出遅れたわ…(しょんぼり)
笑いの気配にはどこでも反応、それはおっちゃんである。
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