浜薔薇の耳掃除

Toki Jijyaku 時 自若

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シャンパーの誓い

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サメサメサメサメ
見えてはおりませんが、当作品はサメに圧迫されてます。
サメサメサメサメ
あああ!!!!サメ肌にぎゅうってやられちゃう!
サメから要求があるようです。


『一日一回はサメを見に来るように、その際に美味しいものを忘れずに』


「辛かったな」
遠くから声が聞こえる。
怒ることも許すことも出来ず、それで苦しんでるのならばここで癒されて、忘れなさい…
(それでいいの?)
いいに決まってるだろう、こんなに疲れをためこんで、はぁこいつは大変だな、何日間しかかかっちまうな!
大忙しだ。
傑、クリーム。
わかりました。
ちょっと冷たいけども、このヘアクリームが乾くまでの辛抱だぜ。
たっぷりとクリームを塗られる。
トリートメント効果はあるのに、ベタベタしないっていうクリームはなかなかなくてな。
それが終わったらまた一眠りしてくれよな。
「彼女どうですか」
「ぐっすり眠ってますよ」
「そうですか…それは良かった」
「僕でよければ聞きますが」
他のお客さんがいないアパートの一室でのことである。
「彼女、キャリアなんですよね、だから稼ぎがいいから一家の大黒柱なんですが、家族がね…問題起こしちゃって…どうも最近眠れてないみたいで、薬…とか飲んでるのみたから、ここに連れてきたんですよ」
この人はシャンパーであり、マッサージのファンでもあるので、浜薔薇の実力は知ってる。
「私としてはああいう家族…は手を切るべきだと思うのですが、実際の家族だとそういう踏ん切りってなかなかつかないじゃありませんか、それならば癒されるだけは無理にでもしてあげないとって思ったんですよ」
そしてシャンパーは自分の番は終わったので、炊き出しをやってる駐車場にいると告げていった。
「先輩のマッサージか…疲れてる人ほど効くっていうけども、どういう結果になるのかな」
結論
「正式な手続きをとって、ああいう家族とはさよならします」
タオルドライされながらそう彼女は答えた。
「でもまあ、これだけ疲れてて、私も本調子出てないから、しばらく浜薔薇通いになりそう」
「老廃物溜まりすぎて、一回じゃ落ちない」
「 仮眠とったら、ベストフレンドいって、また寝て、そしたらマッサージに来ます」
「お待ちしてます」
「しかし、話には聞いていたけども、浜薔薇のマッサージってすごいのね、ゴットハンドじゃん」
「ゴットハンドは別にいますよ」
「ええ、すごい、でもその人は今回やってくれないんだ」
「打ち合わせしたんですけども、一回に落ちるであろう疲労は俺がやっても一緒なんですよね、どちらかといえばこれは一回で全部落とさない方が、落ちるには落ちますけど、気持ち悪く落ちます」
「今の方針でお願いします、でもなんですか、あれ、私は不眠こじらせてるのに、それ無しでぐっすり二時間で目がさっぱりなんですけども」
「炊き出しの方も頼んでますから、終わったら食べていってくださいね。ええっと、不眠、あれはですね、マッサージと音楽の力でリラックスさせてます」
「何かかかっていたけどもそれ?」
「それです」
カルボン寝落ちアルバムから「昼寝」を御届けしました。
「もしも気になるなら、そちらは動画公開してますし」
「パケ代やばい」
「低速で聞けるようにしてます」
「何それ、やばいね。んじゃ仮眠や睡眠の時に流してみるよ」
いろんな曲があるので、探してみてくださいといわれたところで、お腹すいた。
ご飯は唐揚げとか煮物ありの定食で、これ食べきれるかなって思ったんだけども。
「いけた、ちょっと前まで胃とかもやられてたんだけどもな」
「もう少し自分を大事にしましょうよ」
「おお、我が友ではないか」
「山月記みたいに言わないでくださいよ」
「何を言ってる、山月記はたしなみだぞ」
わかると思いますが、彼女は仕事しすぎると周囲からは言動が浮いてきます。
それをシャンパーに多いコミュニケーション能力によって、関係性を保ててるのです。
さすがシャンパー、シャンパーの誓いがあるだけはある。
(それだけではないんですがね…)
その時他のやつらは気づいた、あいつあの子にほの字だねと。
(気づかれても、本人がわかってないみたいだから構いませんが)
「このピクルス漬け方うまっ」
ポリポリ食感と野菜本来の味は残しつつも酸味がついているので、おかわりしちゃう。
止まらない味というやつである。
「最近自分を省みる暇もなかった」
ポソッとこぼした。
「それ、ダメじゃないですか」
「うん、本当にダメだよね、というか、家族はそれでも心配はしなかったし、体がおかしくなりつつあるのに気づきも、いや気づいたが言わなかったのかな?そのはわからないけども」
「それは…」
「もう向こうが何を考えているかは正直わからないが、今まではここで終わりにしたいと思いますよ」
「本当にそうしてくださいよ」
「実は二回ほど倒れている」
「えっ、それ聞いてないですよ」
「いうと怒るからいってない、大丈夫それでも検査は受けたから、健康だったし」
「はっはっはっはっはっ」
ビクッ
急に笑い出したので彼女は怖くなったが。
「今後の話は自分だけで考えないでください、それこそ医者とかにご相談を」
「そうするよ」
周囲はそこになんで俺にも相談してくださいって言わないんだ、いけ!行くんだ!とかヤキモキしたが。
「いい人は大事ですけども、行くときは行ってください」
後でリーダーから謎のアドバイスを受けたが、なんのことかわからなかったという。
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