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最後はやったぜ!
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「現在のフードバンクなどだと、冷蔵や冷凍の品物は引き受けてませんからね」
それを調理できる人、そして様々な調理加工ができる機械がある。
「KCJだと、そこでは引き受けてないものも調理して加工してますし」
「現在各地で収穫期なので、調理室がある支部は忙しくなってます」
例年はそのまま備蓄に回されるのだが。
「このペースだと備蓄はそうないですね」
作っては消え、作っては消え。
その話を聞いたら遠い西のおっちゃんはショックを受けそうだが。
「今食べている人の分は確保してはいるんです、いきなり何かが起きているから、そっちの変動分が読めないんです」
管理する側としては、毎回食べてくれるぶん、固定値はそのままにしてくれた方が楽。
「レトルト加工できる機械もあるんですが」
こちらはこの支部の調理担当者である山宮の採用が決まってから、各支部に山宮の腕を見てもらうために使っていた。
「これがね、今二台あって、一台はずっと稼働しているのが例年にはないことですから」
小さいやつでも何百万もするよ。
「こっちの予備の方は、中古なんですけども」
買うために、中古を扱う会社に出物がでたら、整備が見に行って。
「他の支部でもほしいところあったので、とりあえず予算と質があったらで揃えていって、予備ということになったら、値段を見て安かったら買うってことにしたら」
食品工場の物を色々と買わないかという話になってしまい。
「とりあえず、今回はこれでとは言いましたが」
そっからKCJは今も十分にお金があると知られてしまったらしく、売り込みが凄まじいことにはなっている。
「でもまあ、予算は守らないとおりませんからね」
そこは管理から厳守されていたりする。
が。
その前提が崩れるときもある。
「整備が破損していても修理できるようになりました」
「そうですか」
これで修理するには高くつくものも入れれるようになる。
「だいたい古かったり、そういうのって重いんですけども」
「よーし現在の規格に合わせて、本気出しちゃうぞ!」
それが整備の心にやる気を付けた。
もっと違うときにやる気だしてよと管理は思ったという。
寒くなると、KCJの整備には地域によっては来客も多くなる。
「車検もやっているんですが、タイヤ交換なも各種サービスも行っているんで」
そのためKCJの整備部は支部内でも別の入り口があり、そこに色んなところから車両が持ち込まれる(ナンバープレートを見るかぎりでは本当にあちこち)
山宮がいる支部は待っている間、この奥に待合所があるのだが、ここのおやつならば食べ放題である。
「お知らせします、本日のおやつが焼き上がりました」
この放送は待合所にも流れるから、今の何?って顔をお客さんたちはするが。
「お客さん、今日はホクホクカボチャのパイとか作ったっていってるけど、焼きたて食べる?」
「えっ?いいんですか?」
「あのアナウンス流れると、みんながおやつを取りに行くんだ」
待合所にも焼き菓子はあるんだが、こんな感じで不意討ちのおやつアナウンスが入ると、各部署がおやつを取りに行くという。
「前に食べたカボチャ餡の饅頭(ハロウィン仕様)も美味しかったから、カボチャメニューははずれないとおもうな」
そこにいるお客さんの数取りに行くことにした。
待合所はいわゆる車好きだと無限に過ごせるようなガレージデザインになっているわ。
「KCJ整備部の整備のお仕事、これ動画で公開してくれないかな」
ドキュメント番組のように、KCJに持ち込まれた車両をどう直していくか、どう直したか、トラブルやアクシデントを乗り越えながらも、最後はやったぜ!で終わる映像が流れている。
これは元々広報の担当者が、KCJの整備の仕事、採用募集のお知らせ用に作ったんだが。
「これを見ている人がほとんど整備の募集要項に達してない、車好きの人が見ていることがわかりました」
受付を終了したのて削除したところ、削除しないでくださいとか、整備部門の活躍もっとみたいですなどの意見が多く寄せられた。
「僕もこういう番組が好きで、作ったんですけども、まさかこんなに評判になるとは思いませんでした」
「あれ、そんなに予算かけて作ってないよね」
「えっ、はい」
「君に管理からお呼び出しがかかっている、あの映像作品にかかったお金と時間きちんと報告、そこを上手くやれば、続編を作ってくれって言われるかもしれない、そのアイディアはある?」
「…あります」
「じゃあ、大丈夫、君の上司であるこっちからは何も言うことはない、せっかくのチャンスだ、掴んでこい」
急ぎでプレゼンテーションの資料を作ったんだが。
「管理の方と、予算が守れればいいよってすぐにいってくれました、はっはっ、せっかく作ったのに」
「何しろ管理部門だから、じゃあ、こんなのもどうだい?これもネタにする、熱くプレゼンテーションをするのは管理部門にだけじゃないさ、これからこの映像を見る誰かの心を撃ち込むんだ」
というわけで現在整備部門待合所で流れている映像のシリーズは作られていった。
「魔改造してないものを撮影するのは大変なんで」
製作にとって大事なこと、これは魔改造しているか撮影前に見極めることである。
「車両はそこまで変なのはありませんけどもね」
車検あるからね。
「たまに本当に古い車とか持ち込まれたりするので、そういうのは出来るだけおさめたいですね」
パッ
場面が切り替わりマークが映る。
この映像の場面切り替えにはお下げ髪のサメマークが入っているが、これにたいしては視聴者はデザインだと思っていて、実在はしてないと思ってる。
この待合所の隣に今ちょうどいるだけどもね。
トラックのタイヤ交換出来るぐらいの広さのレーンを改造した部屋に、おさげシャークが猫たちと一緒にいるよ。
それを調理できる人、そして様々な調理加工ができる機械がある。
「KCJだと、そこでは引き受けてないものも調理して加工してますし」
「現在各地で収穫期なので、調理室がある支部は忙しくなってます」
例年はそのまま備蓄に回されるのだが。
「このペースだと備蓄はそうないですね」
作っては消え、作っては消え。
その話を聞いたら遠い西のおっちゃんはショックを受けそうだが。
「今食べている人の分は確保してはいるんです、いきなり何かが起きているから、そっちの変動分が読めないんです」
管理する側としては、毎回食べてくれるぶん、固定値はそのままにしてくれた方が楽。
「レトルト加工できる機械もあるんですが」
こちらはこの支部の調理担当者である山宮の採用が決まってから、各支部に山宮の腕を見てもらうために使っていた。
「これがね、今二台あって、一台はずっと稼働しているのが例年にはないことですから」
小さいやつでも何百万もするよ。
「こっちの予備の方は、中古なんですけども」
買うために、中古を扱う会社に出物がでたら、整備が見に行って。
「他の支部でもほしいところあったので、とりあえず予算と質があったらで揃えていって、予備ということになったら、値段を見て安かったら買うってことにしたら」
食品工場の物を色々と買わないかという話になってしまい。
「とりあえず、今回はこれでとは言いましたが」
そっからKCJは今も十分にお金があると知られてしまったらしく、売り込みが凄まじいことにはなっている。
「でもまあ、予算は守らないとおりませんからね」
そこは管理から厳守されていたりする。
が。
その前提が崩れるときもある。
「整備が破損していても修理できるようになりました」
「そうですか」
これで修理するには高くつくものも入れれるようになる。
「だいたい古かったり、そういうのって重いんですけども」
「よーし現在の規格に合わせて、本気出しちゃうぞ!」
それが整備の心にやる気を付けた。
もっと違うときにやる気だしてよと管理は思ったという。
寒くなると、KCJの整備には地域によっては来客も多くなる。
「車検もやっているんですが、タイヤ交換なも各種サービスも行っているんで」
そのためKCJの整備部は支部内でも別の入り口があり、そこに色んなところから車両が持ち込まれる(ナンバープレートを見るかぎりでは本当にあちこち)
山宮がいる支部は待っている間、この奥に待合所があるのだが、ここのおやつならば食べ放題である。
「お知らせします、本日のおやつが焼き上がりました」
この放送は待合所にも流れるから、今の何?って顔をお客さんたちはするが。
「お客さん、今日はホクホクカボチャのパイとか作ったっていってるけど、焼きたて食べる?」
「えっ?いいんですか?」
「あのアナウンス流れると、みんながおやつを取りに行くんだ」
待合所にも焼き菓子はあるんだが、こんな感じで不意討ちのおやつアナウンスが入ると、各部署がおやつを取りに行くという。
「前に食べたカボチャ餡の饅頭(ハロウィン仕様)も美味しかったから、カボチャメニューははずれないとおもうな」
そこにいるお客さんの数取りに行くことにした。
待合所はいわゆる車好きだと無限に過ごせるようなガレージデザインになっているわ。
「KCJ整備部の整備のお仕事、これ動画で公開してくれないかな」
ドキュメント番組のように、KCJに持ち込まれた車両をどう直していくか、どう直したか、トラブルやアクシデントを乗り越えながらも、最後はやったぜ!で終わる映像が流れている。
これは元々広報の担当者が、KCJの整備の仕事、採用募集のお知らせ用に作ったんだが。
「これを見ている人がほとんど整備の募集要項に達してない、車好きの人が見ていることがわかりました」
受付を終了したのて削除したところ、削除しないでくださいとか、整備部門の活躍もっとみたいですなどの意見が多く寄せられた。
「僕もこういう番組が好きで、作ったんですけども、まさかこんなに評判になるとは思いませんでした」
「あれ、そんなに予算かけて作ってないよね」
「えっ、はい」
「君に管理からお呼び出しがかかっている、あの映像作品にかかったお金と時間きちんと報告、そこを上手くやれば、続編を作ってくれって言われるかもしれない、そのアイディアはある?」
「…あります」
「じゃあ、大丈夫、君の上司であるこっちからは何も言うことはない、せっかくのチャンスだ、掴んでこい」
急ぎでプレゼンテーションの資料を作ったんだが。
「管理の方と、予算が守れればいいよってすぐにいってくれました、はっはっ、せっかく作ったのに」
「何しろ管理部門だから、じゃあ、こんなのもどうだい?これもネタにする、熱くプレゼンテーションをするのは管理部門にだけじゃないさ、これからこの映像を見る誰かの心を撃ち込むんだ」
というわけで現在整備部門待合所で流れている映像のシリーズは作られていった。
「魔改造してないものを撮影するのは大変なんで」
製作にとって大事なこと、これは魔改造しているか撮影前に見極めることである。
「車両はそこまで変なのはありませんけどもね」
車検あるからね。
「たまに本当に古い車とか持ち込まれたりするので、そういうのは出来るだけおさめたいですね」
パッ
場面が切り替わりマークが映る。
この映像の場面切り替えにはお下げ髪のサメマークが入っているが、これにたいしては視聴者はデザインだと思っていて、実在はしてないと思ってる。
この待合所の隣に今ちょうどいるだけどもね。
トラックのタイヤ交換出来るぐらいの広さのレーンを改造した部屋に、おさげシャークが猫たちと一緒にいるよ。
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