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サラマンダー手当
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「あいつは何かおかしいなって思ったけども、変だよ!なんでこんな気温で普通にしてられるの?」
それはちゃんと中に廃熱のためのジェル体全身に塗り、直接皮膚が日光に当たらないよう衣類、こちらはUVカットと風通しの良さ、着用すると何度か違うとCMでお馴染みのものです。
「おかしいって、人間じゃないって」
1つじゃそう効果の違いをかんじられないかもしれませんが、こうして互いを補うように合わせていきますと、30℃半ばという最高気温でも耐えられるものですが。
「前に熱中症になったから、今まで夏負男くんがいってた装備品で身を固めたら、めっちゃ快適ではしゃいでいたら、人間扱いされなくなりました」
浜薔薇ファンはどわっ!と笑ったという。
「えっ?人間じゃないって?」
「サラマンダーか、何かみたいな」
「サラマンダーw」
「それで一緒に働きたくなくなったんで、他のところ探していたら、引き留められて、手当て増やすからって」
どのぐらい増えるのか、もしも気持ちだけだったら、そのまま次を探そうかと思っていたら、よっぽど困っていたらしく、結構入ってました。
「でもさ、手当ての名前がサラマンダー手当って書いていたので、今の担当が終わる前には次を見つけようと思います」
「サラマンダー手当」
大笑いしてますが、浜薔薇ファンは今日も野外で炊き出しをしているので。
(あいつら、こんな暑い中で馬鹿じゃないの)
などと思っている人も増えました。
「努力とか我慢で暑さがなんとかなるわけがないじゃない」
「俺のモヤシのレベルを見せてやろうか!」
「ヒュ~!先輩、今日もへなちょこ自慢お願いします」
「缶のジュースを開けようとしたら、爪が半分に割れた」
「蹄みたいになっちゃった」
「カルシウムがな、足りなかったみたいなんだ。というか、自分が栄養、栄養失調や低栄養だって本当に気がつかないものだな」
「それはわかりますね」
現在浜薔薇の駐車場は屋根付きテントにて炊き出しなどの座席にしておりますが。
「ちゃんとそこにサーモがあるから、野外だけどもきちんと気温の管理されているんだけどもね」
「道路側からは見えないからな」
まず屋根には遮熱の工夫として、特性の塗料。もしもご自宅で真似する場合は白のテントを使うこと、この色ならば内部は気温が低く保てる。
「この屋根も、直接屋根に日が当たらないように、スライドで太陽の方向にシート、傘みたいに広がってるから、気温が上がらないようにしている」
「後、その日差しとは反対側は常に開いているんで、そこから空気が入れ替わるんだよね」
そして最後に地中からの空気を使っている。
「本来は除雪が必要な地域の技術だね」
いわゆるヒートポンプ。
「夏に使うと冷たい空気が出てくるから、それを利用して下げている」
だから野外にいても、ほら、サーモをご覧ください、快適な温度になっております。
「浜薔薇のある茶九良、酒九良の辺りなら、湧き水があるから、それが絶えず水路を流れているんだよ、だから日蔭のその水路とか見ると猫たちがゴロゴロしているよ」
なおここは他の鳥なども狙ってますが、イツモの縄張りでは猫のものとなっています。
「そういえば最近王子は三匹ぐらいでうろうろしてない?」
「あれだろう、カラスとっているからだろう?」
カラスが人を襲いまくる事件、あとは家や車に糞の被害を出しているので、イツモがキレてカラスに手をだした。
罰則がイツモに来るかと思ったら。
「にゃんこのやっていることですから」
どうも他のところではそれよりも過激な対処をして、それがまた別の問題になっているらしく。
「にゃんこ(魔獣ケットシー含む)がやったならセーフ扱いになるとは…」
まさかのKCJも驚きの判定であった。
「ゴミのも襲撃の危機ならそうなるかもな」
そのため。
「イツモ様には友はいないといいましたが、戦友はおりますので」
ボディプレスが得意なスプラッシュのビタンと、笑うと悪魔の顔になるブライトことキラリの二匹が、浜薔薇に連れてこられた。
特に会話もないまま三匹はどこかに歩き始め、同時に走り出した。
「これは…いますね」
波里がつぶやく。
「後はカメラの映像を提出して終わりだな」
編集なしで提出も三匹は理解しております。
今日は生ゴミの日である。
荒らされたゴミ捨て場にはカラスたちが我が物顔をして、トントンステップを刻んでた。
もうこの状態になると人を襲うので、人は近づけないのだが。
ザザザザザ
三匹がカラスの度肝を抜く奇襲をかけた。
驚きで飛び立つこともできない。
鳴き声も出せなかった、当たり前だ、そんなことをしたら、三匹がいることがわかってしまうから。
グッ!
力を込めると、カラスたちはガクリと動かなくなった。
そしてそのまま三匹は繁みに消え、その後すぐに葵岡達が車でやってきて、ごみ袋に段ボールを広げて、慣れた手つきで片付けていく。
なおこの段ボールはそのまま行政側にまず渡されることになる。
文明の機器とケットシーの野生が合わさり、この日は数多くの害鳥を捕らえることができた。
「ここまで暑いと、電線や屋根にいるわけにもいかないから、日影をねらうとよく取れるってイツモは言ってるな」
蘆根に翻訳されたあと、ニャ~と鳴く。
「イツモがこれを踏まえて試してみてくれってさ」
試す場合は最寄りの行政にご確認してからお願いします。
それはちゃんと中に廃熱のためのジェル体全身に塗り、直接皮膚が日光に当たらないよう衣類、こちらはUVカットと風通しの良さ、着用すると何度か違うとCMでお馴染みのものです。
「おかしいって、人間じゃないって」
1つじゃそう効果の違いをかんじられないかもしれませんが、こうして互いを補うように合わせていきますと、30℃半ばという最高気温でも耐えられるものですが。
「前に熱中症になったから、今まで夏負男くんがいってた装備品で身を固めたら、めっちゃ快適ではしゃいでいたら、人間扱いされなくなりました」
浜薔薇ファンはどわっ!と笑ったという。
「えっ?人間じゃないって?」
「サラマンダーか、何かみたいな」
「サラマンダーw」
「それで一緒に働きたくなくなったんで、他のところ探していたら、引き留められて、手当て増やすからって」
どのぐらい増えるのか、もしも気持ちだけだったら、そのまま次を探そうかと思っていたら、よっぽど困っていたらしく、結構入ってました。
「でもさ、手当ての名前がサラマンダー手当って書いていたので、今の担当が終わる前には次を見つけようと思います」
「サラマンダー手当」
大笑いしてますが、浜薔薇ファンは今日も野外で炊き出しをしているので。
(あいつら、こんな暑い中で馬鹿じゃないの)
などと思っている人も増えました。
「努力とか我慢で暑さがなんとかなるわけがないじゃない」
「俺のモヤシのレベルを見せてやろうか!」
「ヒュ~!先輩、今日もへなちょこ自慢お願いします」
「缶のジュースを開けようとしたら、爪が半分に割れた」
「蹄みたいになっちゃった」
「カルシウムがな、足りなかったみたいなんだ。というか、自分が栄養、栄養失調や低栄養だって本当に気がつかないものだな」
「それはわかりますね」
現在浜薔薇の駐車場は屋根付きテントにて炊き出しなどの座席にしておりますが。
「ちゃんとそこにサーモがあるから、野外だけどもきちんと気温の管理されているんだけどもね」
「道路側からは見えないからな」
まず屋根には遮熱の工夫として、特性の塗料。もしもご自宅で真似する場合は白のテントを使うこと、この色ならば内部は気温が低く保てる。
「この屋根も、直接屋根に日が当たらないように、スライドで太陽の方向にシート、傘みたいに広がってるから、気温が上がらないようにしている」
「後、その日差しとは反対側は常に開いているんで、そこから空気が入れ替わるんだよね」
そして最後に地中からの空気を使っている。
「本来は除雪が必要な地域の技術だね」
いわゆるヒートポンプ。
「夏に使うと冷たい空気が出てくるから、それを利用して下げている」
だから野外にいても、ほら、サーモをご覧ください、快適な温度になっております。
「浜薔薇のある茶九良、酒九良の辺りなら、湧き水があるから、それが絶えず水路を流れているんだよ、だから日蔭のその水路とか見ると猫たちがゴロゴロしているよ」
なおここは他の鳥なども狙ってますが、イツモの縄張りでは猫のものとなっています。
「そういえば最近王子は三匹ぐらいでうろうろしてない?」
「あれだろう、カラスとっているからだろう?」
カラスが人を襲いまくる事件、あとは家や車に糞の被害を出しているので、イツモがキレてカラスに手をだした。
罰則がイツモに来るかと思ったら。
「にゃんこのやっていることですから」
どうも他のところではそれよりも過激な対処をして、それがまた別の問題になっているらしく。
「にゃんこ(魔獣ケットシー含む)がやったならセーフ扱いになるとは…」
まさかのKCJも驚きの判定であった。
「ゴミのも襲撃の危機ならそうなるかもな」
そのため。
「イツモ様には友はいないといいましたが、戦友はおりますので」
ボディプレスが得意なスプラッシュのビタンと、笑うと悪魔の顔になるブライトことキラリの二匹が、浜薔薇に連れてこられた。
特に会話もないまま三匹はどこかに歩き始め、同時に走り出した。
「これは…いますね」
波里がつぶやく。
「後はカメラの映像を提出して終わりだな」
編集なしで提出も三匹は理解しております。
今日は生ゴミの日である。
荒らされたゴミ捨て場にはカラスたちが我が物顔をして、トントンステップを刻んでた。
もうこの状態になると人を襲うので、人は近づけないのだが。
ザザザザザ
三匹がカラスの度肝を抜く奇襲をかけた。
驚きで飛び立つこともできない。
鳴き声も出せなかった、当たり前だ、そんなことをしたら、三匹がいることがわかってしまうから。
グッ!
力を込めると、カラスたちはガクリと動かなくなった。
そしてそのまま三匹は繁みに消え、その後すぐに葵岡達が車でやってきて、ごみ袋に段ボールを広げて、慣れた手つきで片付けていく。
なおこの段ボールはそのまま行政側にまず渡されることになる。
文明の機器とケットシーの野生が合わさり、この日は数多くの害鳥を捕らえることができた。
「ここまで暑いと、電線や屋根にいるわけにもいかないから、日影をねらうとよく取れるってイツモは言ってるな」
蘆根に翻訳されたあと、ニャ~と鳴く。
「イツモがこれを踏まえて試してみてくれってさ」
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