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蕎麦ふりかけ
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KCJの職員さん達がキャンピングカーで、浜薔薇の駐車場にやってきております。
「これみなさんで食べてください」
蘆根が差し入れを持ってやってきた。
「ありがとうございます」
食べ物とお菓子であった。
「お二人ともそれで支援とかはどうやっていくんですか?」
「そうですね、昨今の事情踏まえると積極的にってところですかね」
「あっ、これ美味しいですね」
「ご近所のお菓子屋さんのものですね」
蘆根くん、これね、是非食べていって。
そのお菓子屋さんは蘆根がお店を継いだの賛成派なのでとても手厚い。
「本当ね、色々と考えちゃうんですよ」
予算とか、予算とか、予算とか!
「世間話ぐらいならば付き合いますよ」
「そうですか?それならば是非」
世間話が何気ないヒントを生み出すということをこの二人は知っているようだ。
「困っている人を全部助けたいが、助けるためのものが色々と足りなくて」
「うちだと、振り分けしてますね、例えばカットでも終わらせるスピードも得意なジャンルも違うので」
基本的にはスピードが早い人が担当します。
「こだわりがある人はその都度調整入れてますかね」
だから三人もいると、早いのよって話です。
「それで平日とかお客さんがいないときはサービスするようにしているので、後そういう時間の方がこだわれますからね」
浜薔薇のファンのみなさんは、そういう時間の方が蘆根はのってくれて。
「いつもはしてくれないことをしてくれるから、そういうときに行くの!」
「わかる」
気になったところをお節介でやってくれる、この感じが。
「お母さんって感じで」
「わかるわ」
愛を感じるそうです。
「特にさ、めちゃくちゃ疲れたときね、だいだい土日とか混んでいるときには休みなんてとれないから」
ふらふらになって、それこそやっとの思いで浜薔薇までやってくると。
「蘆根、いけるか?」
「任せてください」
「食事も注文しておきます」
全力で癒してくれるのである。
「食事のオプション本当にありがたいんだよな」
近所のお店から出前が来るのですが。
「安くて美味しいんだよね」
えっ?この値段でいいの?海老のしんじょとか入っているんだけども。
「正直さ、これ普通に買いたいって言ったら」
「じゃあ、買えるようにしますよ」
「っていってくれて」
「あれってお前のおかげなのか、サンキュー」
「あんな栄養バランス取れて、美味しくて、安いのが注文できるはありがたいわ」
「ファミレスのモーニングぐらいの値段で、なんで一日中、それこそ土日も頼めたら、自炊するより安いし、旨いんだよね」
そう、コンビニのお弁当よりも安かったりするので、浜薔薇がきっかけでこのお惣菜屋さんに注文が増えました。
「お二人は予算足りないんですか?」
「商売している人いるから、無料でっていうのは無理だから、利益が出たらちょっとだけそっちに回してくれればなスタイルにはしているんだけどもさ」
「その方法で回らなくなっているところの話を聞くと、やっぱり怖いんですよ、上手くいかなく、これが使えなくなってしまうときがくるんじゃないかなと」
「いやいや、それはないでしょうよ」
「わからないよ、本当」
暗い雰囲気が立ち込めた。
「ネガティブ終了させたいですね」
「本当だよね、蘆根さんとかは人をリフレッシュさせるじゃん、やっぱりリフレッシュってさ、すごい効果生むの?」
「生んでいる人もいるって感じですね、100%ではさすがにないですね」
「100%とはいかなくても、高い確率だせるなら、本当にそればっかりやりたい」
そこにイツモがカリカリしてきたので、キャンピングカーの中に入れてやる。
イツモをだっこして、ひっくり返して、マッサージを蘆根はしながら。
「疲れている時は、どうしようどうしようっていう事が頭にいっぱいになっちゃって、新しいことを考える余地がないんです、それをマッサージで一度空っぽにさせて、そこに余裕を作る」
「余裕か」
「僕なんか、結構びびりだから、どうしようどうしようになると、すんごい長いよ」
「長すぎるんだよ、毎回」
コンビを組んでいる同僚はどちらかというと楽観的な方。
「なんていうのかな、なるようにしかならないし」
「それもどうかと思う」
この真逆故にコンビである。
「常日頃から練習して、それが本番で生きるということはよくあることなんですがね、問題は」
「あ~蘆根さんの言いたいことわかる」
「備えはやってほしいけども、全員が全員やっているわけでも得意じゃないから難しいんだよ」
「炊き出しは近所の人たちもワイワイ食べに来ましたね」
「そうそう、この辺飲食店ないからでしょ」
会社にお勤めの方が、ポスター見て食べに来ました。
「うち栄養調理の人がいるんですよ、そういう人たちがいつもと違ったものが作れるってことでキャッホーしてましたね」
えっ?炊き出し、いつもより予算あるんですけどもいいんですか!
「そういうのも予算との戦いだもんな」
「計算機叩いて、あ~これも使いたいんだけどもなとか言ってましたね」
「支援とかね、1食あたり高額より、1食の予算減らして、定期的にやってほしいとかそういう安定したものがほしいとは言われますね」
「そこら辺は難しいですね」
「本当にそうです、栄養をきちんと守ったものを用意しないと、そこで栄養を取りに来る人がいるんで…」
浜薔薇で炊き出しをやるにあたり、一回では終わらせない、定期的に行うという予定で始まりました。
「規格外の食品にも大分詳しくなりましたよ」
事務の二人はそういいます。
「そうそうイツモ様もがんばってくれてますし」
イツモ宛にキャットフードや猫砂などが贈られたりするので、それをKCJの職員が管理していたりします。
「大変な時はみんな助け合うべきですから」
浜薔薇の隣のアパート二部屋をKCJが借りており、シャワーや風呂が必要な人がいれば無償で貸しておりますので、是非ご連絡ください。
「俺が駆け出しの頃は金がなかったから、色々工夫しましたよ、どうすれば体壊さずに安いご飯を手間なくとるかって」
「その話詳しく」
後日、浜薔薇のホームページに蘆根の安旨レシピが載った。
「コンソメ卵かけご飯」や「蕎麦ふりかけ」などが気になった方は是非ご覧ください。
「これみなさんで食べてください」
蘆根が差し入れを持ってやってきた。
「ありがとうございます」
食べ物とお菓子であった。
「お二人ともそれで支援とかはどうやっていくんですか?」
「そうですね、昨今の事情踏まえると積極的にってところですかね」
「あっ、これ美味しいですね」
「ご近所のお菓子屋さんのものですね」
蘆根くん、これね、是非食べていって。
そのお菓子屋さんは蘆根がお店を継いだの賛成派なのでとても手厚い。
「本当ね、色々と考えちゃうんですよ」
予算とか、予算とか、予算とか!
「世間話ぐらいならば付き合いますよ」
「そうですか?それならば是非」
世間話が何気ないヒントを生み出すということをこの二人は知っているようだ。
「困っている人を全部助けたいが、助けるためのものが色々と足りなくて」
「うちだと、振り分けしてますね、例えばカットでも終わらせるスピードも得意なジャンルも違うので」
基本的にはスピードが早い人が担当します。
「こだわりがある人はその都度調整入れてますかね」
だから三人もいると、早いのよって話です。
「それで平日とかお客さんがいないときはサービスするようにしているので、後そういう時間の方がこだわれますからね」
浜薔薇のファンのみなさんは、そういう時間の方が蘆根はのってくれて。
「いつもはしてくれないことをしてくれるから、そういうときに行くの!」
「わかる」
気になったところをお節介でやってくれる、この感じが。
「お母さんって感じで」
「わかるわ」
愛を感じるそうです。
「特にさ、めちゃくちゃ疲れたときね、だいだい土日とか混んでいるときには休みなんてとれないから」
ふらふらになって、それこそやっとの思いで浜薔薇までやってくると。
「蘆根、いけるか?」
「任せてください」
「食事も注文しておきます」
全力で癒してくれるのである。
「食事のオプション本当にありがたいんだよな」
近所のお店から出前が来るのですが。
「安くて美味しいんだよね」
えっ?この値段でいいの?海老のしんじょとか入っているんだけども。
「正直さ、これ普通に買いたいって言ったら」
「じゃあ、買えるようにしますよ」
「っていってくれて」
「あれってお前のおかげなのか、サンキュー」
「あんな栄養バランス取れて、美味しくて、安いのが注文できるはありがたいわ」
「ファミレスのモーニングぐらいの値段で、なんで一日中、それこそ土日も頼めたら、自炊するより安いし、旨いんだよね」
そう、コンビニのお弁当よりも安かったりするので、浜薔薇がきっかけでこのお惣菜屋さんに注文が増えました。
「お二人は予算足りないんですか?」
「商売している人いるから、無料でっていうのは無理だから、利益が出たらちょっとだけそっちに回してくれればなスタイルにはしているんだけどもさ」
「その方法で回らなくなっているところの話を聞くと、やっぱり怖いんですよ、上手くいかなく、これが使えなくなってしまうときがくるんじゃないかなと」
「いやいや、それはないでしょうよ」
「わからないよ、本当」
暗い雰囲気が立ち込めた。
「ネガティブ終了させたいですね」
「本当だよね、蘆根さんとかは人をリフレッシュさせるじゃん、やっぱりリフレッシュってさ、すごい効果生むの?」
「生んでいる人もいるって感じですね、100%ではさすがにないですね」
「100%とはいかなくても、高い確率だせるなら、本当にそればっかりやりたい」
そこにイツモがカリカリしてきたので、キャンピングカーの中に入れてやる。
イツモをだっこして、ひっくり返して、マッサージを蘆根はしながら。
「疲れている時は、どうしようどうしようっていう事が頭にいっぱいになっちゃって、新しいことを考える余地がないんです、それをマッサージで一度空っぽにさせて、そこに余裕を作る」
「余裕か」
「僕なんか、結構びびりだから、どうしようどうしようになると、すんごい長いよ」
「長すぎるんだよ、毎回」
コンビを組んでいる同僚はどちらかというと楽観的な方。
「なんていうのかな、なるようにしかならないし」
「それもどうかと思う」
この真逆故にコンビである。
「常日頃から練習して、それが本番で生きるということはよくあることなんですがね、問題は」
「あ~蘆根さんの言いたいことわかる」
「備えはやってほしいけども、全員が全員やっているわけでも得意じゃないから難しいんだよ」
「炊き出しは近所の人たちもワイワイ食べに来ましたね」
「そうそう、この辺飲食店ないからでしょ」
会社にお勤めの方が、ポスター見て食べに来ました。
「うち栄養調理の人がいるんですよ、そういう人たちがいつもと違ったものが作れるってことでキャッホーしてましたね」
えっ?炊き出し、いつもより予算あるんですけどもいいんですか!
「そういうのも予算との戦いだもんな」
「計算機叩いて、あ~これも使いたいんだけどもなとか言ってましたね」
「支援とかね、1食あたり高額より、1食の予算減らして、定期的にやってほしいとかそういう安定したものがほしいとは言われますね」
「そこら辺は難しいですね」
「本当にそうです、栄養をきちんと守ったものを用意しないと、そこで栄養を取りに来る人がいるんで…」
浜薔薇で炊き出しをやるにあたり、一回では終わらせない、定期的に行うという予定で始まりました。
「規格外の食品にも大分詳しくなりましたよ」
事務の二人はそういいます。
「そうそうイツモ様もがんばってくれてますし」
イツモ宛にキャットフードや猫砂などが贈られたりするので、それをKCJの職員が管理していたりします。
「大変な時はみんな助け合うべきですから」
浜薔薇の隣のアパート二部屋をKCJが借りており、シャワーや風呂が必要な人がいれば無償で貸しておりますので、是非ご連絡ください。
「俺が駆け出しの頃は金がなかったから、色々工夫しましたよ、どうすれば体壊さずに安いご飯を手間なくとるかって」
「その話詳しく」
後日、浜薔薇のホームページに蘆根の安旨レシピが載った。
「コンソメ卵かけご飯」や「蕎麦ふりかけ」などが気になった方は是非ご覧ください。
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