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番外編
番外編「叔父さんの仕事①」
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今日はモデルの仕事だと出かけた叔父さんからの電話があったのは、お昼を食べ終わりちょうど昼寝をしようかと思っていた時だった
どうしたのかと聞くと財布を忘れたらしい
それで、現場が近くだから届けに来てくれないかとのこと
暇だし仕方ない行ってやるかと、軽く着替えて外へ出た
言われた場所に行くと叔父さんがちょうど撮影中だった
入り口の近くに関係者っぽい人がいたので、事情を話すとすんなり入ることができた
撮影現場に来たのは初めてで、こんなところに素人が入っていいのか…?とビクビクしながら撮影しているところに向かう
「はーい、その角度いいね、そうそう!それいいね!」
そこにはいつもとまったく雰囲気違うの叔父さんがいた
俺は一瞬違う現場に間違えて案内されてしまったのかと思ったほどだ
顔つき、目つき、立ち姿
なによりオーラが違う
カリスマ的なオーラが今の叔父さんにはあった
(…あれがモデルの…仕事をしている叔父さん…)
プロのモデルとしての圧倒的な存在感に俺はその場に立ちつくしてしまった
いつものポンコツで俺に甘え倒してくる叔父さんの面影はまったくない
スタッフさんとの受け答えもしっかりできて、しかも自らいろいろ提案していた
「いつもながらさすがよね、ほんと信頼して任せられるわ」
近くにいたスタッフさんがそう話しているのがきこえた
(叔父さんってそんな風に言われてるのか…)
と叔父さんが評価されてるのをきいてなんだか嬉しくなった
それから結構時間がたった頃
ふと叔父さんが目線を移した
その流し目が圧倒的な色気をはらんでいて、俺は無意識に息を飲んだ
大人の濃厚な色気に心臓がバクバクと動き出す
本当に普段とあまりに違いすぎる
あれは本当に叔父さんなのか?と不安になってきた
その時、バチっと目があった
(うわ…っ)
目が合うとは思ってなくて、びっくりして一歩後ずさった
一方叔父さんはといえば、目が合った瞬間一瞬動きが止まり、しばしば考えるような仕草をした
と思ったら、突然ふにゃりと顔がゆるんだ
「「「?!」」」
その場にいたスタッフ全員が叔父さんの突然の変化に固まった
さっきまでの圧倒的なオーラはどこへやらいつもの叔父さんに一瞬にして変わった
「悠一っ!!」
そして撮影中だというのに、俺の名前を叫ぶとニコニコと嬉しそうに笑った
(は?!い、今撮影中だろ?!おいバカっ集中しろ集中!!)
必死にジェスチャーで訴えかけたが、むしろそのせいでスタッフさん達の注目が俺の方に向いてしまった
(うわっや、やばい……!!)
あわあわとパニックになってると
「ごめん、ちょっと中断させて」
と叔父さんがまわりに言ってこっちに歩いてきた
「ゆ~いち~!」
「ばっか!こっち来んなって!」
スタッフ全員が注目してる中、俺に駆け寄ってくる
そして、叔父さんはというとそのままバッと抱きついてこようとした
「うわっ!」
俺はちょっとパニックになっていたのと、いつもの反射とで、つい叔父さんの顔をバチーンッと平手打ちした
「いったぁーっ!!!」
「お前…っ!!こっち来んなっつったろ?!仕事に集中しろよ!」
「大丈夫だってちょっとだし~それに悠一に抱きついたらさっきより頑張れるからさぁ、ね、ほらぎゅってさせて」
「させるわけねぇだろがっ!」
グググッと攻防してる一方周りでは…
「…えっあ、ひ、平手打ち…っ?!あの銀二に?!」
「えっ…えっ?!」
「すごい甘えてる…だ、誰なの…」
「…?」
「というか…あれ銀二…なの…?」
とヒソヒソ囁かれていた
「ってやべ!撮影中なのに叔父さんの顔叩いちまった…!ど、どうしよ…」
叔父さんの左頬には俺の真っ赤な手形がついてしまっていた
「ん、いいよいいよ、悠一につけられた跡ならさ。
むしろもっとつけたっていいよ。なんならここだっていいんだけど?」
そういって首元をグッとだして指差した
「んな…っ?!」
「んー?じゃあ俺が悠一につけちゃおっかなぁ~」
ふとさっきの色気を突然だしてきた
「…!!」
そして油断したその隙をついて、結局抱きつかれた
「ぎゃあっ!や、やめろーーー!!」
ヒソヒソ
「すごい仲良しだね…」
「こんな銀二みたことないわ…」
「あの子はいったい誰なの…そして銀二の何なの…」
まわりは銀二が懐いている謎の青年(悠一)についてさまざまな憶測が飛んでいたのだった
どうしたのかと聞くと財布を忘れたらしい
それで、現場が近くだから届けに来てくれないかとのこと
暇だし仕方ない行ってやるかと、軽く着替えて外へ出た
言われた場所に行くと叔父さんがちょうど撮影中だった
入り口の近くに関係者っぽい人がいたので、事情を話すとすんなり入ることができた
撮影現場に来たのは初めてで、こんなところに素人が入っていいのか…?とビクビクしながら撮影しているところに向かう
「はーい、その角度いいね、そうそう!それいいね!」
そこにはいつもとまったく雰囲気違うの叔父さんがいた
俺は一瞬違う現場に間違えて案内されてしまったのかと思ったほどだ
顔つき、目つき、立ち姿
なによりオーラが違う
カリスマ的なオーラが今の叔父さんにはあった
(…あれがモデルの…仕事をしている叔父さん…)
プロのモデルとしての圧倒的な存在感に俺はその場に立ちつくしてしまった
いつものポンコツで俺に甘え倒してくる叔父さんの面影はまったくない
スタッフさんとの受け答えもしっかりできて、しかも自らいろいろ提案していた
「いつもながらさすがよね、ほんと信頼して任せられるわ」
近くにいたスタッフさんがそう話しているのがきこえた
(叔父さんってそんな風に言われてるのか…)
と叔父さんが評価されてるのをきいてなんだか嬉しくなった
それから結構時間がたった頃
ふと叔父さんが目線を移した
その流し目が圧倒的な色気をはらんでいて、俺は無意識に息を飲んだ
大人の濃厚な色気に心臓がバクバクと動き出す
本当に普段とあまりに違いすぎる
あれは本当に叔父さんなのか?と不安になってきた
その時、バチっと目があった
(うわ…っ)
目が合うとは思ってなくて、びっくりして一歩後ずさった
一方叔父さんはといえば、目が合った瞬間一瞬動きが止まり、しばしば考えるような仕草をした
と思ったら、突然ふにゃりと顔がゆるんだ
「「「?!」」」
その場にいたスタッフ全員が叔父さんの突然の変化に固まった
さっきまでの圧倒的なオーラはどこへやらいつもの叔父さんに一瞬にして変わった
「悠一っ!!」
そして撮影中だというのに、俺の名前を叫ぶとニコニコと嬉しそうに笑った
(は?!い、今撮影中だろ?!おいバカっ集中しろ集中!!)
必死にジェスチャーで訴えかけたが、むしろそのせいでスタッフさん達の注目が俺の方に向いてしまった
(うわっや、やばい……!!)
あわあわとパニックになってると
「ごめん、ちょっと中断させて」
と叔父さんがまわりに言ってこっちに歩いてきた
「ゆ~いち~!」
「ばっか!こっち来んなって!」
スタッフ全員が注目してる中、俺に駆け寄ってくる
そして、叔父さんはというとそのままバッと抱きついてこようとした
「うわっ!」
俺はちょっとパニックになっていたのと、いつもの反射とで、つい叔父さんの顔をバチーンッと平手打ちした
「いったぁーっ!!!」
「お前…っ!!こっち来んなっつったろ?!仕事に集中しろよ!」
「大丈夫だってちょっとだし~それに悠一に抱きついたらさっきより頑張れるからさぁ、ね、ほらぎゅってさせて」
「させるわけねぇだろがっ!」
グググッと攻防してる一方周りでは…
「…えっあ、ひ、平手打ち…っ?!あの銀二に?!」
「えっ…えっ?!」
「すごい甘えてる…だ、誰なの…」
「…?」
「というか…あれ銀二…なの…?」
とヒソヒソ囁かれていた
「ってやべ!撮影中なのに叔父さんの顔叩いちまった…!ど、どうしよ…」
叔父さんの左頬には俺の真っ赤な手形がついてしまっていた
「ん、いいよいいよ、悠一につけられた跡ならさ。
むしろもっとつけたっていいよ。なんならここだっていいんだけど?」
そういって首元をグッとだして指差した
「んな…っ?!」
「んー?じゃあ俺が悠一につけちゃおっかなぁ~」
ふとさっきの色気を突然だしてきた
「…!!」
そして油断したその隙をついて、結局抱きつかれた
「ぎゃあっ!や、やめろーーー!!」
ヒソヒソ
「すごい仲良しだね…」
「こんな銀二みたことないわ…」
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