異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)

ひなた

文字の大きさ
上 下
20 / 121
本編

ゴブリンの集落に遭遇したので壊滅させてみた 03

しおりを挟む


上位種でも所詮ゴブリンはゴブリンだった。
さっきまでのよりさらに魔力を込めたウィンドカッターを放ったらキングがあっという間に倒れ、統率がとれなくなったゴブリンとゴブリンソルジャー、ゴブリンメイジはそれまで以上に怒り狂っていたけどそれらもウィンドカッターで首ちょんぱして終了。

あっという間にゴブリンの集落はゴブリンの死体だらけになった。


「これを全部、胸から魔石とりだして耳も切り落とすのはめんどくさいな……」

日暮れまでに帰れるかな……。

死体もだけど、掘っ建て小屋とはいえ、300はある建物を最低でも再使用不可レベルまで壊すって作業も必要なんだよね……。

魔石と耳は仕方ないとして、小屋を壊すのくらい魔法でどうにかできないかな?


ためしに手近にあった小屋に軽く風をあてたら ゴブリン以上にあっさりと崩れ落ちた。うん、強度もへったくれもあったもんじゃないね。逆によくこんな家でゴブリン暮らせたなぁ……。でもこれならただ風を操って倒したあと 風で木を集めて火魔法で燃やすだけで済むね。燃えきったら水魔法で鎮火させれるし。

これくらいの魔法なら、ゴブリンたちを解体しながらでもできるわ。

ってことでさっそくやっていく。



「366……367……368……369!よし、終わった~」

集落にいたゴブリンは、369体。
ゴブリンソルジャーにゴブリンメイジが合わせて30体にキングで〆て合計400体のゴブリンとその上位種、すべての魔石取り出しと右耳切り落としが終わったときには日が暮れはじめていた。

もちろん掘っ建て小屋の取り壊しはとっくに終わってる。


「よし、最後に土魔法で穴を掘って……」

400体もいると動かすだけでひと仕事になって日も暮れちゃうから 山積みの死体のちょうど真下に穴を掘った。

「あ、深さ足りなかったわ……」

ちょっと失敗もしたけど無事穴の中に全部入った。

「このままフタするにしても土入んないよね…… 燃やして炭にしないと無理か……」

ってことで穴の中に特大のファイヤーボールをいくつか放り込んで、さらにそこから威力を強めつつ待つこと数十秒。

「これなら土も入るからやっとフタできる……」

ウォーターボールで鎮火して掘った分の土を戻して……と。

よし、終わった。帰ろう。

間に合うといいんだけど……。
しおりを挟む
感想 107

あなたにおすすめの小説

異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい

増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。 目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた 3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ いくらなんでもこれはおかしいだろ!

転生幼女の怠惰なため息

(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン… 紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢 座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!! もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。 全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。 作者は極度のとうふメンタルとなっております…

野草から始まる異世界スローライフ

深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。 私ーーエルバはスクスク育ち。 ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。 (このスキル使える)   エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。 エブリスタ様にて掲載中です。 表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。 プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。 物語は変わっておりません。 一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。 よろしくお願いします。

男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる

暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。 授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり? 異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました! 完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!

白夢
ファンタジー
 何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。  そう言われて、異世界に転生することになった。  でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。  どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。  だからわたしは旅に出た。  これは一人の幼女と小さな幻獣の、  世界なんて救わないつもりの放浪記。 〜〜〜  ご訪問ありがとうございます。    可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。    ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。  お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします! 23/01/08 表紙画像を変更しました

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~

於田縫紀
ファンタジー
 ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。  しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。  そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。  対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

流石に異世界でもこのチートはやばくない?

裏おきな
ファンタジー
片桐蓮《かたぎりれん》40歳独身駄目サラリーマンが趣味のリサイクルとレストアの資材集めに解体業者の資材置き場に行ったらまさかの異世界転移してしまった!そこに現れたのが守護神獣になっていた昔飼っていた犬のラクス。 異世界転移で手に入れた無限鍛冶 のチート能力で異世界を生きて行く事になった! この作品は約1年半前に初めて「なろう」で書いた物を加筆修正して上げていきます。

処理中です...