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十六章
十六話 ホオズキ -偽り- その六
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「先輩、二人の仲を認めてください」
「なぜ、そこまで二人の仲にこだわる? 伊藤だって痛み目にあってきただろ? 俺の前で泣いていたじゃないか」
確かに、私は先輩の前で何度も泣いた。獅子王先輩にファーストキスを奪われた。人の悪意を見せつけられたし、神木さんに脅された。監禁事件もあった。本当に大変な目にあったよね。
でも、古見君と友達になれた。先輩に本当の絆をみせるチャンスをもらえた。
先輩、私は迷惑どころか、この同性愛の問題に関しては感謝していますよ。
先輩に本物の絆をみてみたいと告白された時、私はただ泣くことしかできなかった。
何をしていいのか、どう証明すればいいのか分からなかった。
でも、今は違う。
あの頃より、私は成長した。強くなった。先輩やみんなのおかげ。一人ではここまでたどり着くことはできなかった。
先輩やみんなからもらった強さで、先輩に恩返ししてみせます。
「先輩の言うとおりです。獅子王先輩達と関わって、私は酷い目にあいました。でも、許します。私は、獅子王先輩達と話をして、触れ合って、二人の想いが本物だって分かりましたから」
私はずっと二人を見てきた。二人が自分の恋に向き合うところを。
獅子王先輩と一緒に、恋愛について勉強した。獅子王先輩は嫌な顔をしていたけど、最後まで付き合ってくれた。
古見君の下駄箱に嫌がらせを受けたとき、古見君の獅子王先輩への想いを聞いた。二人のなりそめを聞いて、素敵だと思った。
同性愛に悩む古見君に、私は先輩とのデートを提案した。最初は戸惑っていたけど、最後は笑顔になってくれた。
古見君が神木さんに、獅子王先輩と別れろと警告された。そのあと、獅子王さんの留学の事を聞かされ、古見君は自分の本当の気持ちに気づいたんだ。
でも、その想いを殺してしまう。獅子王先輩の為に……。
古見君が自分の想いに終止符を打った日。獅子王先輩と別れた日。
獅子王先輩が見せた悲痛に満ちた表情と古見君の涙に、私は自分の無力さを思い知らされた。
そして、さらに状況は悪化していく。橘先輩が獅子王先輩達の仲を壊すべく、二人に介入することを宣言されたこと。
橘先輩から先輩の裏切りを教えられたこと。女鹿君が私の前にあらわれたこと。いろんなことが一気に私に押し寄せてきた。
現実は厳しくて残酷で、私はあきらめかけていた。
でも、御堂先輩が私に助言をくれた。
私は御堂先輩の助言のもと、風紀委員と対決することになった。邪魔な風紀委員を黙らせて従わせる、これが御堂先輩の助言。
無茶苦茶だと思う反面、風紀委員らしいと思った。
長尾先輩、御堂先輩に勝ち、朝乃宮先輩の対決の途中、女鹿君達が私達に復讐してきた。
絶体絶命だと思っていたけど、古見君の奮闘と先輩達が助けにきてくれたおかげで危機を乗り越えることができた。
いろんなことがあった。辛いことが多かったけど、その辛さは必要なことだったと思う。
辛いことがあったから、獅子王先輩達は絆を強く深め、私は人を好きになることは素敵なことだと実感できた。
だからこそ、二人の仲をあきらめたくないんだ。
「分かってしまった以上、見過ごせません。前に先輩は言っていましたね。先輩の真似をされて迷惑だって。あれ、結構傷ついたんですよ?」
「……すまなかった」
先輩は申し訳なさそうに頭を下げて謝ってくれた。言われた時は絶対に許してやるもんかって思っていたけど、先輩に謝られると許してもいいかなって思っちゃう。
ああぁ……私ってちょろいと思う。先輩と付き合うことになったら、苦労するんだろうな。
いけない、今はそんなことを考えている場合じゃない。
古見君達のことを先輩に認めさせないと。私は気を引き締め、先輩の説得を続ける。
「いえ、私のほうこそ生意気ばかり言って、先輩を困らせて申し訳ありませんでした。私、先輩の真似をしていい気になっていました。所詮、劣化コピーなのに。古見君達のことがうまくいかないのは、先輩のようにできないからだって見当違いなことを考えていました。だから、やめました。今は、私のやりかたで古見君達を応援しています」
「そうか……」
先輩が少し笑ってくれたような気がした。
私も笑顔になる。
ここで満足してはいけない。見ていてください、先輩。ここからが、私の本気です。
「先輩、力を貸してはいただけませんか? きっと、先輩の為にもなります」
「俺の為?」
「はい。二人の気持ちは本物です。なのに、同性愛だから気持ち悪い、受け入れられない等の理由で二人の仲を否定していいのでしょうか? 同性愛は生理的に無理って人もいますし、それは仕方ないと思います。ですが、二人の邪魔をしていい理由にはならないはずです」
気に入らないから、邪魔するのはおかしいと思う。
それなら、別に同性愛でなくても、フツウに気に入らないことあるよね? 恋愛なんて嫉妬はつきものだし、私達だって、あのカップルおかしいとか言うこともある。
けど、邪魔はご法度だと思う。
私の意見に、先輩は首をふる。
「確かにな。だが、靴箱の件や、拉致、暴力に関してはどう説明する? 二人が付き合うことで退学者までも出たんだぞ? この問題を解決するには獅子王先輩達が別れるという選択が一番問題を収拾しやすい。二人があきらめない限り、この問題はどこまでも付きまとう。伊藤に確認したいんだが、もし仮に俺や左近が二人に力を貸すとしても、それはいつまでだ? まさか、一生じゃないよな?」
そう、ここが一番の問題。
学園の中でも外でも、獅子王先輩達は好奇の目にさらされ続ける。二人の仲を応援したいけど、一生は私だって無理。
でも、せめて今だけでも、手の届く範囲で助けたい。
「獅子王先輩が卒業するまでお願いできませんか? 獅子王先輩が卒業するのは、もう半年もないです。それまで私と一緒に二人の幸せを応援してくれませんか? 私、ハーレム騒動のこと、少し後悔しているんです。不幸になった人ばかりで、先輩に責任を押し付けて終わったあの一件を繰り返しちゃダメなんです。私達風紀委員はいつだって問題の処理ばかりで、人を幸せにするお手伝いはしてませんよね? 人を幸せにすることはきっと自分を幸せにすることにつながりますよ」
そう。
先輩は少年Aのことで、今も傷ついている。そのことで幸せを放棄しているようにみえる。
そんなのはおかしい。
私は先輩のおかげで人を好きになる喜びを知りました。先輩にも知ってほしい。獅子王先輩と古見君の絆をみてほしい。
二人の仲を見れば、きっと……。
「二人の絆はきっと、先輩が探し求める答えですよ。だから、もう誰かの絆を試すようなことはやめませんか? 誰も幸せになりませんし、報われないですよ」
私はそっと先輩の手を握る。
冷たい……ひんやりとしている手……。
私があたためてあげたい。きっと、私にならできる。そう願っている。
「私と一緒に手伝ってもらえませんか? 私、先輩と一緒なら、どんな困難でも……」
私は先輩の手をぎゅっと握る。不安と期待で胸が痛いけど、先輩の手を離したくない。
先輩と一緒なら何も怖くない。きっと、全てがうまくいく。
先輩は私の手を……振り払った。
えっ? どうして?
先輩は苦しそうに顔を歪め、うつむいている。
なんで、そんな顔をするんですか、先輩?
私は泣きそうになりながらも、問いかける。
「どうして……どうしてですか、先輩? これは先輩の為でもあるんですよ? 二人の絆は本物です。それが壊れてもいいんですか? 先輩と健司さんのように、修復できなくなってしまったら、きっと後悔しますよ」
お願い、先輩。私の意見に同意して。
私は必死になって先輩に懇願する。不安な気持ちで息が苦しくなる。
それが耐えられなくて、早口で言い寄る。
「先輩は何が気に入らないんですか? なぜ、私じゃあダメなんですか? ちゃんと説明してくれないと分かりませんよ! 教えてください! 先輩が望んだものが、傷を癒せるものが目の前にあるのにどうして……」
「そこまでだ、伊藤」
私の言葉を遮ったのは御堂先輩だった。
邪魔しないでよ! オブザーバーじゃないの、御堂先輩は! どうして、私と先輩の邪魔をするの!
私は御堂先輩を睨みつける。
「ちっ……橘と朝乃宮の言ったとおりじゃねえか。なんで私に押し付けるんだ。恨むぜ」
御堂先輩は頭をがしがしとかきながら、私達に近寄ってくる。
御堂先輩の顔が怖い。怒っている。
でも、なんで? どうして、怒ってるの、御堂先輩? 御堂先輩は私の味方じゃないの?
「なぜ、そこまで二人の仲にこだわる? 伊藤だって痛み目にあってきただろ? 俺の前で泣いていたじゃないか」
確かに、私は先輩の前で何度も泣いた。獅子王先輩にファーストキスを奪われた。人の悪意を見せつけられたし、神木さんに脅された。監禁事件もあった。本当に大変な目にあったよね。
でも、古見君と友達になれた。先輩に本当の絆をみせるチャンスをもらえた。
先輩、私は迷惑どころか、この同性愛の問題に関しては感謝していますよ。
先輩に本物の絆をみてみたいと告白された時、私はただ泣くことしかできなかった。
何をしていいのか、どう証明すればいいのか分からなかった。
でも、今は違う。
あの頃より、私は成長した。強くなった。先輩やみんなのおかげ。一人ではここまでたどり着くことはできなかった。
先輩やみんなからもらった強さで、先輩に恩返ししてみせます。
「先輩の言うとおりです。獅子王先輩達と関わって、私は酷い目にあいました。でも、許します。私は、獅子王先輩達と話をして、触れ合って、二人の想いが本物だって分かりましたから」
私はずっと二人を見てきた。二人が自分の恋に向き合うところを。
獅子王先輩と一緒に、恋愛について勉強した。獅子王先輩は嫌な顔をしていたけど、最後まで付き合ってくれた。
古見君の下駄箱に嫌がらせを受けたとき、古見君の獅子王先輩への想いを聞いた。二人のなりそめを聞いて、素敵だと思った。
同性愛に悩む古見君に、私は先輩とのデートを提案した。最初は戸惑っていたけど、最後は笑顔になってくれた。
古見君が神木さんに、獅子王先輩と別れろと警告された。そのあと、獅子王さんの留学の事を聞かされ、古見君は自分の本当の気持ちに気づいたんだ。
でも、その想いを殺してしまう。獅子王先輩の為に……。
古見君が自分の想いに終止符を打った日。獅子王先輩と別れた日。
獅子王先輩が見せた悲痛に満ちた表情と古見君の涙に、私は自分の無力さを思い知らされた。
そして、さらに状況は悪化していく。橘先輩が獅子王先輩達の仲を壊すべく、二人に介入することを宣言されたこと。
橘先輩から先輩の裏切りを教えられたこと。女鹿君が私の前にあらわれたこと。いろんなことが一気に私に押し寄せてきた。
現実は厳しくて残酷で、私はあきらめかけていた。
でも、御堂先輩が私に助言をくれた。
私は御堂先輩の助言のもと、風紀委員と対決することになった。邪魔な風紀委員を黙らせて従わせる、これが御堂先輩の助言。
無茶苦茶だと思う反面、風紀委員らしいと思った。
長尾先輩、御堂先輩に勝ち、朝乃宮先輩の対決の途中、女鹿君達が私達に復讐してきた。
絶体絶命だと思っていたけど、古見君の奮闘と先輩達が助けにきてくれたおかげで危機を乗り越えることができた。
いろんなことがあった。辛いことが多かったけど、その辛さは必要なことだったと思う。
辛いことがあったから、獅子王先輩達は絆を強く深め、私は人を好きになることは素敵なことだと実感できた。
だからこそ、二人の仲をあきらめたくないんだ。
「分かってしまった以上、見過ごせません。前に先輩は言っていましたね。先輩の真似をされて迷惑だって。あれ、結構傷ついたんですよ?」
「……すまなかった」
先輩は申し訳なさそうに頭を下げて謝ってくれた。言われた時は絶対に許してやるもんかって思っていたけど、先輩に謝られると許してもいいかなって思っちゃう。
ああぁ……私ってちょろいと思う。先輩と付き合うことになったら、苦労するんだろうな。
いけない、今はそんなことを考えている場合じゃない。
古見君達のことを先輩に認めさせないと。私は気を引き締め、先輩の説得を続ける。
「いえ、私のほうこそ生意気ばかり言って、先輩を困らせて申し訳ありませんでした。私、先輩の真似をしていい気になっていました。所詮、劣化コピーなのに。古見君達のことがうまくいかないのは、先輩のようにできないからだって見当違いなことを考えていました。だから、やめました。今は、私のやりかたで古見君達を応援しています」
「そうか……」
先輩が少し笑ってくれたような気がした。
私も笑顔になる。
ここで満足してはいけない。見ていてください、先輩。ここからが、私の本気です。
「先輩、力を貸してはいただけませんか? きっと、先輩の為にもなります」
「俺の為?」
「はい。二人の気持ちは本物です。なのに、同性愛だから気持ち悪い、受け入れられない等の理由で二人の仲を否定していいのでしょうか? 同性愛は生理的に無理って人もいますし、それは仕方ないと思います。ですが、二人の邪魔をしていい理由にはならないはずです」
気に入らないから、邪魔するのはおかしいと思う。
それなら、別に同性愛でなくても、フツウに気に入らないことあるよね? 恋愛なんて嫉妬はつきものだし、私達だって、あのカップルおかしいとか言うこともある。
けど、邪魔はご法度だと思う。
私の意見に、先輩は首をふる。
「確かにな。だが、靴箱の件や、拉致、暴力に関してはどう説明する? 二人が付き合うことで退学者までも出たんだぞ? この問題を解決するには獅子王先輩達が別れるという選択が一番問題を収拾しやすい。二人があきらめない限り、この問題はどこまでも付きまとう。伊藤に確認したいんだが、もし仮に俺や左近が二人に力を貸すとしても、それはいつまでだ? まさか、一生じゃないよな?」
そう、ここが一番の問題。
学園の中でも外でも、獅子王先輩達は好奇の目にさらされ続ける。二人の仲を応援したいけど、一生は私だって無理。
でも、せめて今だけでも、手の届く範囲で助けたい。
「獅子王先輩が卒業するまでお願いできませんか? 獅子王先輩が卒業するのは、もう半年もないです。それまで私と一緒に二人の幸せを応援してくれませんか? 私、ハーレム騒動のこと、少し後悔しているんです。不幸になった人ばかりで、先輩に責任を押し付けて終わったあの一件を繰り返しちゃダメなんです。私達風紀委員はいつだって問題の処理ばかりで、人を幸せにするお手伝いはしてませんよね? 人を幸せにすることはきっと自分を幸せにすることにつながりますよ」
そう。
先輩は少年Aのことで、今も傷ついている。そのことで幸せを放棄しているようにみえる。
そんなのはおかしい。
私は先輩のおかげで人を好きになる喜びを知りました。先輩にも知ってほしい。獅子王先輩と古見君の絆をみてほしい。
二人の仲を見れば、きっと……。
「二人の絆はきっと、先輩が探し求める答えですよ。だから、もう誰かの絆を試すようなことはやめませんか? 誰も幸せになりませんし、報われないですよ」
私はそっと先輩の手を握る。
冷たい……ひんやりとしている手……。
私があたためてあげたい。きっと、私にならできる。そう願っている。
「私と一緒に手伝ってもらえませんか? 私、先輩と一緒なら、どんな困難でも……」
私は先輩の手をぎゅっと握る。不安と期待で胸が痛いけど、先輩の手を離したくない。
先輩と一緒なら何も怖くない。きっと、全てがうまくいく。
先輩は私の手を……振り払った。
えっ? どうして?
先輩は苦しそうに顔を歪め、うつむいている。
なんで、そんな顔をするんですか、先輩?
私は泣きそうになりながらも、問いかける。
「どうして……どうしてですか、先輩? これは先輩の為でもあるんですよ? 二人の絆は本物です。それが壊れてもいいんですか? 先輩と健司さんのように、修復できなくなってしまったら、きっと後悔しますよ」
お願い、先輩。私の意見に同意して。
私は必死になって先輩に懇願する。不安な気持ちで息が苦しくなる。
それが耐えられなくて、早口で言い寄る。
「先輩は何が気に入らないんですか? なぜ、私じゃあダメなんですか? ちゃんと説明してくれないと分かりませんよ! 教えてください! 先輩が望んだものが、傷を癒せるものが目の前にあるのにどうして……」
「そこまでだ、伊藤」
私の言葉を遮ったのは御堂先輩だった。
邪魔しないでよ! オブザーバーじゃないの、御堂先輩は! どうして、私と先輩の邪魔をするの!
私は御堂先輩を睨みつける。
「ちっ……橘と朝乃宮の言ったとおりじゃねえか。なんで私に押し付けるんだ。恨むぜ」
御堂先輩は頭をがしがしとかきながら、私達に近寄ってくる。
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