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モブと飛べない竜はただの犬
しおりを挟むさてカムイの餌問題は解決した。
ついでの排泄物は、硝石畑に撒くとより純度の高い硝石が爆誕。硝石畑をトイレだと教えたら、魔力認証でちゃんと扉開けてするようになった。えらい。
最初は我儘放題のカムイだったが、この屋敷で暮らすうちに徐々に集団生活を学びつつある。最近は特にルクレツィアと仲がいい。まるで姉弟のように一緒くたにソファで丸まって寝てることもある。
大公家の令嬢だぞ!?良いのか?……いいか。可愛いから。
残る問題は……
「飛べない竜はただの犬だ」
キュッ!!??キューイキュキュ!キュン!
キュンキュン言って抗議してもダメなもんはダメだ。
後々、俺の計画を手伝ってもらうにしろ、野生に帰すにしろ、立派なフライングドラゴンになって貰わなきゃ始まらない。
……と、いうことで、テオにまたドラゴンテイマーさんに聞いてきてもらった。
テイマーさん曰く、空の飛び方は本来、親竜か仲間が教えるもの、らしい。
だよねー?
だって俺、教育はできても空は飛べないもん。
さあ困った、と頭を抱えていると、陛下の所有している赤竜はどうか、と。
赤竜ならワイバーンのようにカムイに怯えず、一緒に空を飛んでくれるのでは?と。
で、ついでにテオが許可取って帰ってきた。なにこのスパダリ。惚れちゃうぞ?惚れてるけど。
こうして俺は、城の竜舎に行かざるを得なくなる。……めんどくせえ。
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