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【おまけ・双子たち】
しおりを挟む「ねえ、ルビィ」
「なに、サフィ?」
「僕達、今回の親ガチャ大成功じゃない?」
「そうだね、大成功だよね」
「母上は有能で美しくて可愛らしくて」
「セオドア父上は少し腹黒いけどとても賢くて」
「ケイレブ父様は頼もしいけどお人好し」
「最高だよね」
「最高だね、前世の親は、そりゃもう酷かったからねえ」
「ねえ、サフィ」
「なに、ルビィ」
「僕ねえ、今の親とか国とか、すごく気に入ってるんだ」
「僕もだよ。でも……そうなったら帝国が邪魔だねえ?」
「………潰しちゃう?」
「そうだな……潰そうか」
「だいたいアイツら、前世からウザいんだよね」
「そうそう。僕らを『勇者』とかに仕立て上げたのも奴らだし」
「僕ら、ある日突然異世界転移して、必死に生きて生活範囲を広げただけなのにねえ?」
「結果的に魔王の娘を嫁にして魔国を統治しただけなのにねえ?」
「僕らの死後、自分の手柄のように吹聴して回ったんだから、ねえ?」
「勇者召喚も帝国のおかげらしいよ?」
「そんなことできたら、とっくに帝国が世界を征服してるつーの!」
「あー、ウザいよねえ、アイツら」
「ウザいよねえ。うちにちょっかいかけては母上に怒鳴り込まれて、賠償金ガッツリ毟られてるらしいけどねえ?」
「……ねえ、そろそろ僕らの狗も揃ったし」
「……うん、僕らの手も剣を握れるくらいになったし」
「「世界征服、やっちゃおうか?」」
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