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成婚の儀は滞りなく行われました
しおりを挟む成婚の儀は滞りなく行われました。祭壇の前で主神に婚姻を報告いたします。永遠の愛は誓えませんでした。
キラキラ、キラキラ。わたくしの周りを小さな光の粒が舞っている気がします。徹夜明けの幻想か、埃がステンドグラスからの光に照らされているのでしょう。何故か視界の端でプリムちゃんがドヤ顔していました。
……あら?これもプリムちゃんの祈祷でしょうか。聖女様すごい…。
殿下が笑顔を崩さずにわたくしの前に腕を見せました。掴まれというのでしょう。
「殿下…」
「私のことは…‥ああ、そうだね、セオドアで」
「…はい、セオドア様」
そうでしたね。もうあの頃みたいに『セディー』とは呼べないのです。
殿下の ーーー セオドア様の腕に掴まりながらそのまま披露宴会場へ。招待客の中でも婚姻の儀には参加できない方々もいらっしゃいます。
ゆっくり、ゆっくり。
ゆっくりと歩いていると、いつのまにか後ろにはパティとケイレブが付いてきていました。
「ケイレブ」
「……は、殿下」
ケイレブの声が若干硬いです。ああそうでした。喧嘩中です。そろそろ仲直りして欲しいですね。
「後で話があるんだ。時間をもらえるかい?」
「は…、承知致しました」
あら?仲直りかしら?
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