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言い訳
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「愛情云々はともかくとして、セリカさんが馬を飼っていたなんて話は初耳ですね?」
「あぁ、いえいえ。私が飼っていたって意味じゃなくて、正確に言えば飼育を手伝っていた経験があるっていうことです。子供の頃、学校が夏休みに入ると毎年のように祖父母が住む田舎へ遊びに行っていたんですが、そこで祖父が飼っていた馬の世話を良く手伝っていたんですよ。だから馬の扱いには慣れています」
「なるほど...」
私が納得しかけていると、
「ちょっといいか?」
ラウムさんが割って入った。
「セリカ、子供の頃って言ったよな? お前の祖父がどの程度まで手伝わせたのかは知らんが、子供の力で手伝えることなんて高が知れてるんじゃないか? 私もそんなに詳しい訳じゃないが、馬を世話することは大変だと聞く。そんな素人に毛が生えたような程度の経験じゃ、世話をするのはハッキリ言って厳しいと思うぞ? それにそもそも、ユニコーンを普通の馬と同列に並べて良いものなのかどうか、そこら辺もイマイチ良く分からんしな。安請け合いはしない方がいいんじゃないか?」
「...」
非常に的を得たラウムさんの指摘に感じるところがあったのか、セリカさんは黙り込んでしまった。
「え~...セリカさんもラウムさんも貴重なご意見ありがとうございました...まぁ、取り敢えずは王都に着いてから、改めて考えることにしませんか? ここでなんやかや議論しても、結論は出そうにありませんしね...」
私は取り繕うようにそう言った。まずは王都に帰還を果たすのが先決なのは間違いないからね。
「そうだな...」
「分かりました...」
お二人も渋々といった感じではあるが納得はしてくれたみたいだ。その後は特筆すべきことはなにも起こらず、私達は無事王都に帰還した。
◇◇◇
「うぇぇぇっ!? こ、これは!?」
王都に着いた私達は、その足で真っ先に馬車のレンタル業者の所に向かった。そして出迎えてくれた職員の第一声がこれである。
うん、気持ちは良く分かる...なにせ自分達の馬二頭が居なくなってて、代わりにユニコーンが馬車を曳いてんだもんね...そりゃそんな反応になるわな...心中お察しする...
「え~...実はですね...」
私は事の経緯を掻い摘まんで説明した。
「...という訳で馬が逃げちゃいましてね...大変申し訳ありません...ちゃんと違約金は払いますんで...」
「は、はぁ...事情は分かりましたが...この白馬は一体...」
「まぁその...現地調達したとでも言いますか...」
私は苦しい言い訳に終始した。
「あぁ、いえいえ。私が飼っていたって意味じゃなくて、正確に言えば飼育を手伝っていた経験があるっていうことです。子供の頃、学校が夏休みに入ると毎年のように祖父母が住む田舎へ遊びに行っていたんですが、そこで祖父が飼っていた馬の世話を良く手伝っていたんですよ。だから馬の扱いには慣れています」
「なるほど...」
私が納得しかけていると、
「ちょっといいか?」
ラウムさんが割って入った。
「セリカ、子供の頃って言ったよな? お前の祖父がどの程度まで手伝わせたのかは知らんが、子供の力で手伝えることなんて高が知れてるんじゃないか? 私もそんなに詳しい訳じゃないが、馬を世話することは大変だと聞く。そんな素人に毛が生えたような程度の経験じゃ、世話をするのはハッキリ言って厳しいと思うぞ? それにそもそも、ユニコーンを普通の馬と同列に並べて良いものなのかどうか、そこら辺もイマイチ良く分からんしな。安請け合いはしない方がいいんじゃないか?」
「...」
非常に的を得たラウムさんの指摘に感じるところがあったのか、セリカさんは黙り込んでしまった。
「え~...セリカさんもラウムさんも貴重なご意見ありがとうございました...まぁ、取り敢えずは王都に着いてから、改めて考えることにしませんか? ここでなんやかや議論しても、結論は出そうにありませんしね...」
私は取り繕うようにそう言った。まずは王都に帰還を果たすのが先決なのは間違いないからね。
「そうだな...」
「分かりました...」
お二人も渋々といった感じではあるが納得はしてくれたみたいだ。その後は特筆すべきことはなにも起こらず、私達は無事王都に帰還した。
◇◇◇
「うぇぇぇっ!? こ、これは!?」
王都に着いた私達は、その足で真っ先に馬車のレンタル業者の所に向かった。そして出迎えてくれた職員の第一声がこれである。
うん、気持ちは良く分かる...なにせ自分達の馬二頭が居なくなってて、代わりにユニコーンが馬車を曳いてんだもんね...そりゃそんな反応になるわな...心中お察しする...
「え~...実はですね...」
私は事の経緯を掻い摘まんで説明した。
「...という訳で馬が逃げちゃいましてね...大変申し訳ありません...ちゃんと違約金は払いますんで...」
「は、はぁ...事情は分かりましたが...この白馬は一体...」
「まぁその...現地調達したとでも言いますか...」
私は苦しい言い訳に終始した。
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