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お休みなさい
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その後、フローラさんの部屋に戻った私は、
「フローラさん、お疲れ様でした。まずはお風呂お先にどうぞ。その後すいませんが、私達パーティーメンバーにも交代でお風呂を頂けたらと存じます」
大人数で申し訳ないけど、フローラさんにそうお願いした。
「えぇ、構いません。では失礼して」
フローラさんがお風呂に行った後、躊躇いがちにアスカさんが話し掛けて来た。
「カリナさん、私達は助かるんですが...その...セリカさんは...」
「あぁ、放っときゃいいんですよ。二、三日風呂に入らなかったくらいで死にゃあせんでしょ。ダンジョンに潜ってると思えばいいんですよ」
臭くはなるとは思うけどね。近寄らないようにしないとね。
「ハハハ...」
アスカさんが渇いた笑いを溢す。
「触らぬカリナに祟りなし...」
「ラウムさん? なにか言いましたか?」
「い、いや!? な、なんにも!?」
ちゃんと聞こえてるんだからな。
「アハハ...」
ステラさんが強ばった笑みを漏らす。そんなこんなで全員が入浴を終え、後は寝るだけとなった。
「フローラさん、どうします? もう危険はないはずなんで、普通に部屋で寝ますか?」
「...いえ、出来ればカリナさんの亜空間でお願いしたいんですが...」
あぁ、そうだよね。トラウマってそう簡単には克服できないよね。
「分かりました。どうぞ」
私はフローラさんを亜空間に送った。
「皆さんはどうします?」
するとお三方は顔を見合わせてから、
「カリナはどうするんだ?」
ラウムさんが代表する形で聞いて来た。
「そりゃ亜空間で寝ますよ?」
当然じゃん。
「だったら私達も」
「分かりました」
私は一人ずつ亜空間に送った。
◇◇◇
最後に私が亜空間に潜ると、ベッドの上でフローラさんが所在なげにしていた。
「フローラさん、どうしました? まだ寝ないんですか?」
「あぁいえ、カリナさん来るまで待とうと思って...」
「私のことは気にしなくて結構ですよ? まだ寝ないですし」
「そうなんですね?」
「えぇ、説教の途中ですからね」
セリカさんのね。
「あぁ、なるほど...あの...どうかお手柔らかに...」
「フローラさんは本当にお優しいですね。大丈夫ですよ? 命まで取りゃしませんから」
「え~...」
フローラさんが絶句してしまった。
「いや冗談ですからね?」
私は苦笑しながらそう言った。マジで受け取らないでよね。
「それならいいんですが...」
「とにかく、フローラさんは気にせずにお休み下さいな?」
「分かりました...お休みなさい...」
「フローラさん、お疲れ様でした。まずはお風呂お先にどうぞ。その後すいませんが、私達パーティーメンバーにも交代でお風呂を頂けたらと存じます」
大人数で申し訳ないけど、フローラさんにそうお願いした。
「えぇ、構いません。では失礼して」
フローラさんがお風呂に行った後、躊躇いがちにアスカさんが話し掛けて来た。
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「あぁ、放っときゃいいんですよ。二、三日風呂に入らなかったくらいで死にゃあせんでしょ。ダンジョンに潜ってると思えばいいんですよ」
臭くはなるとは思うけどね。近寄らないようにしないとね。
「ハハハ...」
アスカさんが渇いた笑いを溢す。
「触らぬカリナに祟りなし...」
「ラウムさん? なにか言いましたか?」
「い、いや!? な、なんにも!?」
ちゃんと聞こえてるんだからな。
「アハハ...」
ステラさんが強ばった笑みを漏らす。そんなこんなで全員が入浴を終え、後は寝るだけとなった。
「フローラさん、どうします? もう危険はないはずなんで、普通に部屋で寝ますか?」
「...いえ、出来ればカリナさんの亜空間でお願いしたいんですが...」
あぁ、そうだよね。トラウマってそう簡単には克服できないよね。
「分かりました。どうぞ」
私はフローラさんを亜空間に送った。
「皆さんはどうします?」
するとお三方は顔を見合わせてから、
「カリナはどうするんだ?」
ラウムさんが代表する形で聞いて来た。
「そりゃ亜空間で寝ますよ?」
当然じゃん。
「だったら私達も」
「分かりました」
私は一人ずつ亜空間に送った。
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「フローラさん、どうしました? まだ寝ないんですか?」
「あぁいえ、カリナさん来るまで待とうと思って...」
「私のことは気にしなくて結構ですよ? まだ寝ないですし」
「そうなんですね?」
「えぇ、説教の途中ですからね」
セリカさんのね。
「あぁ、なるほど...あの...どうかお手柔らかに...」
「フローラさんは本当にお優しいですね。大丈夫ですよ? 命まで取りゃしませんから」
「え~...」
フローラさんが絶句してしまった。
「いや冗談ですからね?」
私は苦笑しながらそう言った。マジで受け取らないでよね。
「それならいいんですが...」
「とにかく、フローラさんは気にせずにお休み下さいな?」
「分かりました...お休みなさい...」
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