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ダンジョン攻略10
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「おはようございます」
「おはようございます。早いですね」
「ステラさんこそ。あれ? セリカさんは?」
「ふぁ...おはようございまふ...」
「おはようございます。良く眠れたみたいですね」
私とステラさんは寝癖だらけのセリカさんを苦笑しながら見ていた。
「今、何階層目でしたっけ?」
「7階層目です」
「また強い魔物が出るんでしょうか...」
私達は朝食を取りながらそんなことを話していた。
「なんとも言えません。そもそもミノタウロスやケンタウロスは6階層目に出て来るような魔物じゃありませんし」
「そうなんですか?」
「えぇ、本来もっと深い階層に居る魔物です」
「なんでまた上に上がって来たんですかね?」
「分かりませんが、スタンピードと関係があるのかも知れません」
「あぁ、なるほど...」
スタンピードが起きた結果、本来の魔物の生息域に変化が訪れたってことか。そういや崖下に落としたスタンピードの一団の中にミノタウロスやケンタウロスも混じってたような気がするな。
「さて、そろそろ出発しましょうか」
◇◇◇
「魔物出ませんねぇ」
「この階層はボーナスステージとかなんでしょうか?」
「そんなはずは無いと思うんですが...」
このように気の抜けた会話を交わすくらい、全く魔物とエンカウントしない。本当にボーナスステージなのかも? なんて思っていた時だった。
「あれ? なんか開けた場所に出ましたよ?」
さっきまでダンジョンの狭い通路を通って来た我々の前に、ちょっとした広場みたいな場所が広がっていた。
「また安地でしょうか?」
「やっぱりボーナスステージ?」
「ここは...皆さん! 注意して下さい!」
私とセリカさんがのほほんと会話しているのを、ステラさんが厳しく窘める。
「ステラさん、どうしました!?」
その言葉が終わらない内に、
「グギャアッ!」
広場のあちらこちらからいきなり降って湧いたように魔物の群れが襲い掛かって来た。
「ステラさん! セリカさん!」
私は慌ててお二人を亜空間に引っ張り込んだ。
「な、何が起こったんです!?」
「どうやらここはモンスターハウスのようです...」
ステラさんが重々しくそう言った。
「「 モンスターハウス!? 」」
私とセリカさんがハモッた。
「えぇ、この魔物の群れを全滅されないと先に進めないっていうことです...」
「そ、そんな...」
セリカさんが崩れ落ちた。
この群れを全滅させる!? そんなこと可能なのか!?
私は広場を埋め尽くさんばかりの魔物の群れを呆然と眺めていた。
「おはようございます。早いですね」
「ステラさんこそ。あれ? セリカさんは?」
「ふぁ...おはようございまふ...」
「おはようございます。良く眠れたみたいですね」
私とステラさんは寝癖だらけのセリカさんを苦笑しながら見ていた。
「今、何階層目でしたっけ?」
「7階層目です」
「また強い魔物が出るんでしょうか...」
私達は朝食を取りながらそんなことを話していた。
「なんとも言えません。そもそもミノタウロスやケンタウロスは6階層目に出て来るような魔物じゃありませんし」
「そうなんですか?」
「えぇ、本来もっと深い階層に居る魔物です」
「なんでまた上に上がって来たんですかね?」
「分かりませんが、スタンピードと関係があるのかも知れません」
「あぁ、なるほど...」
スタンピードが起きた結果、本来の魔物の生息域に変化が訪れたってことか。そういや崖下に落としたスタンピードの一団の中にミノタウロスやケンタウロスも混じってたような気がするな。
「さて、そろそろ出発しましょうか」
◇◇◇
「魔物出ませんねぇ」
「この階層はボーナスステージとかなんでしょうか?」
「そんなはずは無いと思うんですが...」
このように気の抜けた会話を交わすくらい、全く魔物とエンカウントしない。本当にボーナスステージなのかも? なんて思っていた時だった。
「あれ? なんか開けた場所に出ましたよ?」
さっきまでダンジョンの狭い通路を通って来た我々の前に、ちょっとした広場みたいな場所が広がっていた。
「また安地でしょうか?」
「やっぱりボーナスステージ?」
「ここは...皆さん! 注意して下さい!」
私とセリカさんがのほほんと会話しているのを、ステラさんが厳しく窘める。
「ステラさん、どうしました!?」
その言葉が終わらない内に、
「グギャアッ!」
広場のあちらこちらからいきなり降って湧いたように魔物の群れが襲い掛かって来た。
「ステラさん! セリカさん!」
私は慌ててお二人を亜空間に引っ張り込んだ。
「な、何が起こったんです!?」
「どうやらここはモンスターハウスのようです...」
ステラさんが重々しくそう言った。
「「 モンスターハウス!? 」」
私とセリカさんがハモッた。
「えぇ、この魔物の群れを全滅されないと先に進めないっていうことです...」
「そ、そんな...」
セリカさんが崩れ落ちた。
この群れを全滅させる!? そんなこと可能なのか!?
私は広場を埋め尽くさんばかりの魔物の群れを呆然と眺めていた。
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