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邂逅から始まった愛・恋・仕事
ヤイバとサヤ
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オレ、は、もう、おれ、ではない。
オレは、クサナギノカタナの封印をといた呪いでゲス顔。オレ様気質になったのさ。でも、やはり、オレは、おれで、性根は別に変わっていないさ。
オレは、自信がある時に、カタカナの表記でオレというタイプ、想像で。
そんなことより、オレは、いま、女をふたり、抱きかかえていた。
よくわからない光景。
オレは、クサナギノカタナを莢からヌいて、持って、状態的には莢の上にクサナギノカタナがくる感じだ。そして、重くてかかえた時に、神か何かに怒られたようで、転移。
クサナギノカタナという宝具は、神の力が宿っているんだ。
クサナギノカタナは使い手が、愛用した時の気合の入れようが大切な女を想う気持ち以上だったということと、実質、そうやって、最良女伴侶だと思っていたから、女のカタチにも、なれるんだろうとオレは思う。なにせ、神器で、そういうのは、逆にあたりまえだとも、オレは思ったんだ。
ちなみにオレ、オレを漢字で書けない。まあ低学歴だからな。
中卒、これ、オレの地元ではオレと、中学校一のワルだけ……な、はず、だ……オレの知識上。
オレは友達とかを中学後期にはまるでいらないと思いだしていたし、ヲタクでも、ヲタク仲間もいなく、むしろ、オレ以外のヲタクは実はヲタクなんかではないのでは、とも思うぐらいに鬱なんだ。
「どなた?」と、オレは言った。
「ヤイバ」
「オレの腕からおろしてもいいですか?」
ふたりは特にカラダが小さいわけではないのだが、軽い。まあ、綺麗な女だからそう感じれただけかもだけれど。
女とはいっても、彼女らは、恐らく、魔力の強く宿された道具だ、だから、女でも人ではない……でもカタチは〝ヒト〟そのもの、動物だ、よって、ヒトなのだろう。アンドロイド、っていうわけでもない、やっぱり魔力っていうものは、すごいんだ、キセキだ、これこそ、本当の。でも、もっとキセキは起こるのだろうって、オレは思っている、もうキセキは、オレとオレと親しいモノの間でしか、うまれないんでは、って気分になれるほど、ハイな感じだ、廃人だった頃が、懐かしくなるってぐらいに、何か、いま幸せを、感じている……でも、まあ、まだこの子たちに、認められたっていう、わけではないが……でもだ、何か、オレは、イケるんじゃないかって、思えるんだ、きっと、これは、イケる。前でも、いつも、そうだった……っていうわけではないが、暮らしている場所が違った、ここでならば。
オレは、高校にいって、テリトリーを、つくった。まあ、テリトリーなんて、偉そうにいうのは、変だけどな。オレは、あえて、路をかえて登下校をした。オレは、みんながしない登下校の仕方をしていた。初期のほう、通学路違反と言われ、急に現れた怖い教師にキレられたけど。キレられないルートっていうものもあってさ。登校中は電車が特に混む、このとき裏技を使う。オレは、昔、登校中は絶対に電車のトイレに入る男だ。なんか、便器の擬人化みたいなイメージを毎日その車両の辺とか出会う人に植えつけたんだろうなとは思っているが平気だ。オレは、トイレひきこもり登下校法を使って登下校したある日、ドアをすごいノックされて、出たことがあった。冴えないが気迫のある小太りのオバサンが出たらいた。オレは、ノックされたらトイレからは出る、と心がけていた、が、ある激太りの少年にトイレを譲ると、彼はずっと出てこないし、誰かに何度も激しいノックをされても出ないのだ、この前それで漏らした老人がいたよ。
オレは、神経が麻痺していて、片目が死んだ感じになっているんだ、ピーティーエスディーっていうやつだ。いわゆるトラウマというものと程度が違った。俗世間ではどうでもいいようなことにでもトラウマと言う。でもピーティーエスディーはようするにトラウマに該当するワード。
オレが、ニートの時に、親に本気で説得して買ってもらった映画があった。違法動画を見ればいいと思う人もいるだろうが、その映画はネット上にはないものだった……が、今なら誰かがアップロードしてあるのかもな。題名は、『ソドミーの市』で、それはエグいんだ。そして男優も女優もスペシャルゲストの上裕っていう日本人も微妙な良さしか発揮していないイタリアの映画。
作者はボロボロニャアニャア大出身の鬼才作家ピエール・パオーン・パゾリーニな『ソドミーの市』。パゾリーニの中でもっともエグかったのがその『ソドミーの市』。
なんで『ソドミーの市』を買ってみたのか。これは、大きな理由があって、そうなった、絶対に。オレは、買いたいものが買えない経済力しかない、よって、買うものは本当に必要なもののみだった。本当に買いたいものだけ買う、これだと世界も広くできないのではってなる、それに、べつに本当に買いたいものを買えているのかというわけでもなく、ニートしていて楽だったか? という質問の答えはNo、だ。何回も同じことを繰り返すような趣味はないが、あくまでもさっきからなんかいろいろ言っているの、これは解説で、自分の人生をよりドラマにする妄想力から脳内解説をするよ。オレは、ニートで、でもアーティスト精神があるから、ある意味それが仕事だとも言えるんだけど、ヒモ男とかになれるような存在ではないし、パトロンだとかいうのも当然つくれないんだろう。もう働くという気力がない、でもオレは実際半神経麻痺状態だ、これで働いてても同情されるかもだろ、きっとされないけどな。
オレと同期の学校一のイケメンも、そいつはそいつでオレのように神経麻痺した状態でいる。女にはまだモテるだろう、だがもうそのオレと同期の学校一のイケメンは女と会う気力もないぐらいに壊れたようだから、もうオレと同じぐらいに発狂しているんだろう、きっと。
オレは、お年玉とかをもらう関係で、親戚とは会うようにしているが、親戚と会うのもすごいニガテだ、ニガテになったんだ。でも、無理して熱田神宮行ったら、別の世界に転移できた、これは大変収穫だったとは思う、でもこっちで、うまくはやっていけるかはまだ謎、でもだ、やっぱりオレは、無理して熱田神宮行ってよかったと、人生観喜っていう感じだ。人生観喜っていうのは、たしか仏教用語で、親鸞聖人だか法然上人の事書いてある本読んで知った。仏教のイメージは、いまではニルヴァーナなんだ。
カート・コベーンという男がいて、そいつはかっこいい系なのだが、比較的小柄。まあ、壱百五拾九センチで高校過ごしたオレがもっと大きいカート・コベーンに小柄なんていうのも変だが。
カート・コベーンは自殺した。でも、実は死んだことにしたんじゃって思ったりもするし、いや、ほんとに死んだのかもなってなる。
カート・コベーンはいま生きていれば、もっと大スターだったんだろうってぐらいの実力がある男だったがオレは彼のことを認めてはいない。オレは、いつのまにか、オレと同期の学校一のイケメンのいま廃人のやつしか、すごいやつとして、認めれないぐらいに病んでいるんだ、もう、普通にいいとされるものが、わからない。
カート・コベーンの音楽もいいとは思わない、オレは、結局、リスペクト気味のアーティストまで見下しすぎている。
「その履物、焦げている。もう少しで破けそうだ」
「オレ?」
「ああ」
オレのいまの格好は、上下セットで白のスウェット。
下のほうのスウェットの股間部分が、焦げていた……そして破れそうだ、既に破れているから破れそうなのだが。
熱田神宮でタバコを違法改造車のあれにポイ捨てされた時にあたって焦げてたんだろう。
オレのあともう少しで完全に破れるスウェットは、きっと、ブリッヂのポーズ取ると破れる。オレは、小学校の頃ひとりだけ、運動会の時にブリッヂ失敗した。しかも過去にそういう児童は存在していないんだと。
「ブリッヂのポーズしたときに破れそうだ」
「ブリッジ?」
「知らないか? いや、知らないのですか?」
オレは、オレ様的になっていても、怖くて敬語を使うんだ。
「知らない」
「そうかぁ、きっと外国語とかが日本にない時、活躍した剣だったんでしょう?、いや、正式名称はクサナギノカタナだから、とても昔に活躍したカタナだったんでしょう?」
「いや、昨日寝たところだ」
「……もしかして、ずっとスリープモードだったからそう思うのでは?」
「よくわからないことばかりを言うやつだな、ブリッジとか、スリイプとか」
「わかったんだよ。オレは、祟られてこっちに来た、オレは殺される。でも、あなた様方に気に入られれば、殺されないでもすむ、と」
「何を言っているご主人」
「ご主人?」
「そうだ、格好は変だが」
「人違いでしょ?」
「格好とは、その格好ではない、服装のことだ」
「……」
「ン?」
(そうか、この女たちは、宝具であって神の力が宿されたものでもあるけど、この女たちには、大した力があるわけではない……? いや、試しているのか、わざと、変な対応をして……。そして、きっと、オレは、前の持ち主と、似ていたから、勘違いされているのだろう。まさか、あの神話の刀士が、こんなブサメンだったとはな)
「ンっ?」
「いや、ありがとう」
「何が」
(もしかして、本当にアンドロイドなんだろうか)
オレはニートの時、トミー・ヨークというアーティストと出会う。出会いと言っても、それは、直接的な意味はない。トミー・ヨークはレディオノワヘッドという、オルタナティヴロックバンドのリーダーなんだ。
オレはレディオノワヘッドの『ボケ・コンピューター』という西暦の壱阡九百九拾七年に売られたアルバムからサイバーパンクの洗礼を受ける、自己解釈気味で。
オレはレディオノワヘッドの曲が何度も聴きたくなるような心地いい曲だとは思っていないが、雰囲気が好きだった。オレと共感できるものが、やや、あった。
オレは外国人とかにすごく関心があるとかとは違ったが、アートの話になると、別、外国のアートはたしかにすごいものが多い、が、オレはそれに満足はしていない。
『ボケ・コンピューター』の核として売られた『パラノイア♡アンッ♡ドロイド』は、心因性の幻聴の事、どんなに残酷な目にあっても、殺されても、それでも神は人を愛して創っているんだよという諷刺のようなところもあり、歌詞を知って急に見下しにくくなったオレ。
だが『パラノイア♡アンッ♡ドロイド』、これ、音がうるさすぎるところがあるんだ。伝説のバンド、ピートルズでもそう、ピートルズの『レヴォリューション100』はイントロがキチガイかよってぐらいにうるさい。まあほかはうるさい曲はなかったけど、ピートルズ。ピートルズは『レリビー』や邦題で『ゲイ重度』って曲ばかりもてはやすミーハーが多いけどオレは全然それとは違う、前期から後期までとしっかりと語れてよくわかってる、でも、やっぱり違うんだ、オレは、ピートルズには満足できなかった。
オレは、嫌がらせでずっと騒音車に苦しまされたから、大したことない音までも敏感に感じてビクつくようになったんだ……。でも、異世界に来れたであろう、このついに始まろうとしている第二の人生のようなものとオレが、共鳴し合えば、きっと、そんなくだらないような、でも深刻な悩みは、消えるんだろうって、思ったんだよ。
オレは、クサナギノカタナの封印をといた呪いでゲス顔。オレ様気質になったのさ。でも、やはり、オレは、おれで、性根は別に変わっていないさ。
オレは、自信がある時に、カタカナの表記でオレというタイプ、想像で。
そんなことより、オレは、いま、女をふたり、抱きかかえていた。
よくわからない光景。
オレは、クサナギノカタナを莢からヌいて、持って、状態的には莢の上にクサナギノカタナがくる感じだ。そして、重くてかかえた時に、神か何かに怒られたようで、転移。
クサナギノカタナという宝具は、神の力が宿っているんだ。
クサナギノカタナは使い手が、愛用した時の気合の入れようが大切な女を想う気持ち以上だったということと、実質、そうやって、最良女伴侶だと思っていたから、女のカタチにも、なれるんだろうとオレは思う。なにせ、神器で、そういうのは、逆にあたりまえだとも、オレは思ったんだ。
ちなみにオレ、オレを漢字で書けない。まあ低学歴だからな。
中卒、これ、オレの地元ではオレと、中学校一のワルだけ……な、はず、だ……オレの知識上。
オレは友達とかを中学後期にはまるでいらないと思いだしていたし、ヲタクでも、ヲタク仲間もいなく、むしろ、オレ以外のヲタクは実はヲタクなんかではないのでは、とも思うぐらいに鬱なんだ。
「どなた?」と、オレは言った。
「ヤイバ」
「オレの腕からおろしてもいいですか?」
ふたりは特にカラダが小さいわけではないのだが、軽い。まあ、綺麗な女だからそう感じれただけかもだけれど。
女とはいっても、彼女らは、恐らく、魔力の強く宿された道具だ、だから、女でも人ではない……でもカタチは〝ヒト〟そのもの、動物だ、よって、ヒトなのだろう。アンドロイド、っていうわけでもない、やっぱり魔力っていうものは、すごいんだ、キセキだ、これこそ、本当の。でも、もっとキセキは起こるのだろうって、オレは思っている、もうキセキは、オレとオレと親しいモノの間でしか、うまれないんでは、って気分になれるほど、ハイな感じだ、廃人だった頃が、懐かしくなるってぐらいに、何か、いま幸せを、感じている……でも、まあ、まだこの子たちに、認められたっていう、わけではないが……でもだ、何か、オレは、イケるんじゃないかって、思えるんだ、きっと、これは、イケる。前でも、いつも、そうだった……っていうわけではないが、暮らしている場所が違った、ここでならば。
オレは、高校にいって、テリトリーを、つくった。まあ、テリトリーなんて、偉そうにいうのは、変だけどな。オレは、あえて、路をかえて登下校をした。オレは、みんながしない登下校の仕方をしていた。初期のほう、通学路違反と言われ、急に現れた怖い教師にキレられたけど。キレられないルートっていうものもあってさ。登校中は電車が特に混む、このとき裏技を使う。オレは、昔、登校中は絶対に電車のトイレに入る男だ。なんか、便器の擬人化みたいなイメージを毎日その車両の辺とか出会う人に植えつけたんだろうなとは思っているが平気だ。オレは、トイレひきこもり登下校法を使って登下校したある日、ドアをすごいノックされて、出たことがあった。冴えないが気迫のある小太りのオバサンが出たらいた。オレは、ノックされたらトイレからは出る、と心がけていた、が、ある激太りの少年にトイレを譲ると、彼はずっと出てこないし、誰かに何度も激しいノックをされても出ないのだ、この前それで漏らした老人がいたよ。
オレは、神経が麻痺していて、片目が死んだ感じになっているんだ、ピーティーエスディーっていうやつだ。いわゆるトラウマというものと程度が違った。俗世間ではどうでもいいようなことにでもトラウマと言う。でもピーティーエスディーはようするにトラウマに該当するワード。
オレが、ニートの時に、親に本気で説得して買ってもらった映画があった。違法動画を見ればいいと思う人もいるだろうが、その映画はネット上にはないものだった……が、今なら誰かがアップロードしてあるのかもな。題名は、『ソドミーの市』で、それはエグいんだ。そして男優も女優もスペシャルゲストの上裕っていう日本人も微妙な良さしか発揮していないイタリアの映画。
作者はボロボロニャアニャア大出身の鬼才作家ピエール・パオーン・パゾリーニな『ソドミーの市』。パゾリーニの中でもっともエグかったのがその『ソドミーの市』。
なんで『ソドミーの市』を買ってみたのか。これは、大きな理由があって、そうなった、絶対に。オレは、買いたいものが買えない経済力しかない、よって、買うものは本当に必要なもののみだった。本当に買いたいものだけ買う、これだと世界も広くできないのではってなる、それに、べつに本当に買いたいものを買えているのかというわけでもなく、ニートしていて楽だったか? という質問の答えはNo、だ。何回も同じことを繰り返すような趣味はないが、あくまでもさっきからなんかいろいろ言っているの、これは解説で、自分の人生をよりドラマにする妄想力から脳内解説をするよ。オレは、ニートで、でもアーティスト精神があるから、ある意味それが仕事だとも言えるんだけど、ヒモ男とかになれるような存在ではないし、パトロンだとかいうのも当然つくれないんだろう。もう働くという気力がない、でもオレは実際半神経麻痺状態だ、これで働いてても同情されるかもだろ、きっとされないけどな。
オレと同期の学校一のイケメンも、そいつはそいつでオレのように神経麻痺した状態でいる。女にはまだモテるだろう、だがもうそのオレと同期の学校一のイケメンは女と会う気力もないぐらいに壊れたようだから、もうオレと同じぐらいに発狂しているんだろう、きっと。
オレは、お年玉とかをもらう関係で、親戚とは会うようにしているが、親戚と会うのもすごいニガテだ、ニガテになったんだ。でも、無理して熱田神宮行ったら、別の世界に転移できた、これは大変収穫だったとは思う、でもこっちで、うまくはやっていけるかはまだ謎、でもだ、やっぱりオレは、無理して熱田神宮行ってよかったと、人生観喜っていう感じだ。人生観喜っていうのは、たしか仏教用語で、親鸞聖人だか法然上人の事書いてある本読んで知った。仏教のイメージは、いまではニルヴァーナなんだ。
カート・コベーンという男がいて、そいつはかっこいい系なのだが、比較的小柄。まあ、壱百五拾九センチで高校過ごしたオレがもっと大きいカート・コベーンに小柄なんていうのも変だが。
カート・コベーンは自殺した。でも、実は死んだことにしたんじゃって思ったりもするし、いや、ほんとに死んだのかもなってなる。
カート・コベーンはいま生きていれば、もっと大スターだったんだろうってぐらいの実力がある男だったがオレは彼のことを認めてはいない。オレは、いつのまにか、オレと同期の学校一のイケメンのいま廃人のやつしか、すごいやつとして、認めれないぐらいに病んでいるんだ、もう、普通にいいとされるものが、わからない。
カート・コベーンの音楽もいいとは思わない、オレは、結局、リスペクト気味のアーティストまで見下しすぎている。
「その履物、焦げている。もう少しで破けそうだ」
「オレ?」
「ああ」
オレのいまの格好は、上下セットで白のスウェット。
下のほうのスウェットの股間部分が、焦げていた……そして破れそうだ、既に破れているから破れそうなのだが。
熱田神宮でタバコを違法改造車のあれにポイ捨てされた時にあたって焦げてたんだろう。
オレのあともう少しで完全に破れるスウェットは、きっと、ブリッヂのポーズ取ると破れる。オレは、小学校の頃ひとりだけ、運動会の時にブリッヂ失敗した。しかも過去にそういう児童は存在していないんだと。
「ブリッヂのポーズしたときに破れそうだ」
「ブリッジ?」
「知らないか? いや、知らないのですか?」
オレは、オレ様的になっていても、怖くて敬語を使うんだ。
「知らない」
「そうかぁ、きっと外国語とかが日本にない時、活躍した剣だったんでしょう?、いや、正式名称はクサナギノカタナだから、とても昔に活躍したカタナだったんでしょう?」
「いや、昨日寝たところだ」
「……もしかして、ずっとスリープモードだったからそう思うのでは?」
「よくわからないことばかりを言うやつだな、ブリッジとか、スリイプとか」
「わかったんだよ。オレは、祟られてこっちに来た、オレは殺される。でも、あなた様方に気に入られれば、殺されないでもすむ、と」
「何を言っているご主人」
「ご主人?」
「そうだ、格好は変だが」
「人違いでしょ?」
「格好とは、その格好ではない、服装のことだ」
「……」
「ン?」
(そうか、この女たちは、宝具であって神の力が宿されたものでもあるけど、この女たちには、大した力があるわけではない……? いや、試しているのか、わざと、変な対応をして……。そして、きっと、オレは、前の持ち主と、似ていたから、勘違いされているのだろう。まさか、あの神話の刀士が、こんなブサメンだったとはな)
「ンっ?」
「いや、ありがとう」
「何が」
(もしかして、本当にアンドロイドなんだろうか)
オレはニートの時、トミー・ヨークというアーティストと出会う。出会いと言っても、それは、直接的な意味はない。トミー・ヨークはレディオノワヘッドという、オルタナティヴロックバンドのリーダーなんだ。
オレはレディオノワヘッドの『ボケ・コンピューター』という西暦の壱阡九百九拾七年に売られたアルバムからサイバーパンクの洗礼を受ける、自己解釈気味で。
オレはレディオノワヘッドの曲が何度も聴きたくなるような心地いい曲だとは思っていないが、雰囲気が好きだった。オレと共感できるものが、やや、あった。
オレは外国人とかにすごく関心があるとかとは違ったが、アートの話になると、別、外国のアートはたしかにすごいものが多い、が、オレはそれに満足はしていない。
『ボケ・コンピューター』の核として売られた『パラノイア♡アンッ♡ドロイド』は、心因性の幻聴の事、どんなに残酷な目にあっても、殺されても、それでも神は人を愛して創っているんだよという諷刺のようなところもあり、歌詞を知って急に見下しにくくなったオレ。
だが『パラノイア♡アンッ♡ドロイド』、これ、音がうるさすぎるところがあるんだ。伝説のバンド、ピートルズでもそう、ピートルズの『レヴォリューション100』はイントロがキチガイかよってぐらいにうるさい。まあほかはうるさい曲はなかったけど、ピートルズ。ピートルズは『レリビー』や邦題で『ゲイ重度』って曲ばかりもてはやすミーハーが多いけどオレは全然それとは違う、前期から後期までとしっかりと語れてよくわかってる、でも、やっぱり違うんだ、オレは、ピートルズには満足できなかった。
オレは、嫌がらせでずっと騒音車に苦しまされたから、大したことない音までも敏感に感じてビクつくようになったんだ……。でも、異世界に来れたであろう、このついに始まろうとしている第二の人生のようなものとオレが、共鳴し合えば、きっと、そんなくだらないような、でも深刻な悩みは、消えるんだろうって、思ったんだよ。
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