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2章 文化祭までのいろいろ
そんなの見せられた後で出せるか!
しおりを挟む朝、俺は紘夢に起こされて目を覚ますと、既に全員起きた後らしく、部屋には俺と紘夢しかいなかった。よく見りゃ俺んとこの布団以外も無くなっていた。
え、みんな早起きじゃね?俺まだ眠いんだけど。
「貴ちゃんおはよー♡寝顔可愛いかった~♡」
「あそ。なぁ今何時?」
「7時だよん♪」
「早っ!今日日曜だろ!?まだ寝かせろっ!」
「でもみんな起きてるし、もうすぐ朝ごはん出来るってよ?春樹は下で本読んでるし、那智くんなんかは朝の筋トレとか言って外行ったよ~」
「はぁ?お前ら朝からどんなけ元気なんだよ。俺は寝るぞー」
「もー、じゃあ先に朝ごはん食べちゃうからね?」
「おー」
「せっかくいーくんと空くんが二人で一生懸命作ってくれたのに、あの二人が仲良く用意してくれたのに、出来たてを食べてあげないなんて二人が聞いたらショック受けるだろうなぁ」
「……伊織と空が?」
あれ?朝飯って空が作るんじゃなかったっけ?何で伊織まで?
「二人とも貴ちゃんの為を思って朝も早く起きて準備しただろうに、それを踏みにじるかのような事するなんて~」
「ああもう起きますよ!で、何で伊織までやってんだよ?」
枕元でネチネチ言われ続けて俺はガバッと上半身を起こして、紘夢に聞いてみた。紘夢は嬉しそうに笑っていた。
「何でもチームの連帯責任だとかで手伝ってるみたい~。何だかんだ仲良くなってるよねあの二人も」
「へー、伊織がね~」
あの二人が仲良くしてくれるのは俺にとってありがたい事だけど、伊織の変わりように少し戸惑いもあった。少しぐれぇは気にしねぇけど、伊織も無理し過ぎてなきゃいいけど。
俺は起き上がって布団を畳んで、紘夢とみんながいると言うリビングに行った。
そこには本当に戸塚が椅子に座って本を読んでいた。あいつ、学校でもずっと本読んでるけど、家でもああなのか。
顔を洗ったりしようと洗面所へ行くと、今度はなっちに会った。シャワーを使っていたらしく、パンツ一枚で髪を乾かしている所だった。
「なっちおはよー」
「おう秋山!何だ、まだ眠そうだな?」
「眠い。でも朝飯食うから起きた」
眠い目を擦りながら顔を洗う。そして歯磨きをしながら隣で髪を乾かすなっちの体を見る。
昨日も見たけど、すげぇ筋肉だな。でも、ボディビルダーみたいにガチガチに付いてる訳じゃなくて、綺麗に付いてる感じ。
俺は気になったから手を伸ばして二の腕を触ってみた。すると、めちゃくちゃ硬くて驚いた。
「硬!」
「んあ?こうすりゃもっと硬くなるぜ?」
俺に気付いたなっちは「ふんっ」と右腕に力を入れて再び俺に触らせた。今度はさっきより盛り上がっていて、石でも入ってるんじゃないかってぐらい硬くなっていた。
「すげぇ~!なっちかっこいいな!」
「だろ~?やっぱり男は筋肉だろぉ!」
「いいなぁ♪」
これを見せられたら男らしくて憧れちまうなぁ。やっぱなっちはかっけぇな♪頭悪いけど。
そして俺はうがいをしながらふと思い出す。ちょうど姿勢が低くなってなっちの下半身が目に入ったんだ。
昨日みんながなっちの下半身を見て騒いでたけど、俺ちゃんと見てねぇんだよな~?ちょっと気になるじゃん?
すると、パンツ越しでも分かるぐらいに盛り上がったなっちの息子がそこにいた。
「っぶ!!」
「どうした秋山?むせたか!?」
使い終わったドライヤーをそこら辺にポイっとやりながら背中をさすってくれた。
「なっち!それ!朝だから!?」
「ん?……ははは!そんな訳ねぇだろぉ?ほら」
「うおぉ!!」
パンツ越しでも驚いてる俺に更にペロンとパンツをずらして生で見せられて俺は思わず大きな声を上げてしまった。
まだ半分しか出てないなっちの息子は確かにまだ勃ってない状態で、それでも俺のマックス時よりも遥かにデカかった。
「やべぇ!なっちのエグい!」
「こればっかりは個人差あるからな~。秋山のはどんなもんなんだ?」
「そんなの見せられた後で出せるか!」
「見せられた後でも見せちゃダメだろ?」
ここで第三者の声がして、ハッと我に返り洗面所の入り口を見ると、ニコニコ笑顔の伊織と目が合った。ヤバい。目が笑ってない!
「い、伊織!!」
「雄叫びが聞こえたから来てみれば何やってんだよ二人共」
「いーくん、別に怪しい事はしてねぇよ。秋山が俺のに興味あるっつーから見せてただけだ。ちゃんと喜んでくれたしいいだろー?」
「馬鹿なっち!誤解されるような言い方すんじゃねぇ!」
「貴哉おいで♡」
伊織が言ってたなっちが歩く爆弾ってのはこの事か!
俺は伊織にズルズルと引きずられる形で脱衣所から出された。
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