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第2話『勇者と木こり』
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勇者シンが決闘場として選んだのはギルドの屋外修練施設だった。どこから噂を聞きつけたのか観客席は人でごった返していた。勇者の立ち会いを見る機会なんてないんだから当然だろう。
この勝負を賭けごとにしているやつまでいる始末。
この決闘の名目は、勇者に対して不当に暴力を働いた、無法者への制裁ということになっているらしい。唯一の救いはこの決闘にソフィの名前が出てこないことだ。
勇者の後ろにはいかにも王族といった少女、ハイエルフの少女、ボーイッシュな少女が立ち並んでいた。追放されたばかりのソフィは不安そうな顔で一般の観客席から覗いていた。
(……この勝負、絶対に負けるわけにはいかない)
審判員に促されるかたちで、俺とシンは訓練場の中央に向かい立つ。俺が選んだ木剣はいわゆるロングソード状の木剣。対するシンが選んだのは、刃渡りこそ短いが、手数を多く叩きこめる二本の木剣。
「面白いよ。ケネス、お前とは一度は本気でやりあいたいとは思っていたんだよね。昔とは違う。勇者になった僕に、キミごときが勝てると思うなよ」
まだ2年前に神託で勇者としての地位を得る前に、シンと俺は木剣の模擬戦相手をしていた。当時は体格差もあり俺が全勝だったが、勇者となりモンスターの戦闘も数多くこなしている今は、昔のようにはいかないだろう。
「御託《ごたく》は良い。来いよ、シン」
その言葉を合図にシンはわずかに身をたわめ、太ももに入れた力を一瞬で解放。二人の距離が一気に縮まる。俺は迫りくるシンの剣の軌道を予測し、木剣を構え、シンの2刀の連撃を迎え撃つ。
双剣の一撃は軽いなんて言われているが、少なくとも勇者シン相手にはそれは通用しないな。木剣の戦いとは思えないほどの衝撃が手首に走る。
戦闘をこなしたシンは昔とは大違いだ。スキを見せたら一気に間合いを詰められ、連撃で完封させられる。
「やるじゃん。僕の初撃を受け流すなんてさ。でも、手加減はこれで終わりだ。ここから先は僕もスキルを使わせてもらう。おいっ! フレイヤ、ボッと見てないでいますぐ僕に身体強化と、速度加速の強化魔法をエンチャントしろ!!」
最前列の見物席に座っている少女が詠唱を遂げると、シンの体が淡い光に包まれた。強化魔法が成功したということだろう。それにしても決闘の最中に堂々と仲間への協力要請とは……勇者とやらのプライドはどこへいったのやら。
(だが、まあ……厄介だ)
シンが地面を蹴ったかと思ったら、既に目の前まで来ていた。明らかにさっきよりも速い。……そして重い。
身体強化が施されたシンの一撃は初撃よりも遥かに重かった。四連撃技の三連撃目までは、なんとかいなすことができたが、なかば押し切られる形で、後ろに一歩後退させられる。
上体をひねり、四連撃目の剣戟を回避するも、シンの右手の木剣が俺の首筋をかすめる。俺は一歩下がり間合いをとりつつ木剣を力の限りに縦一文字に切り結ぶ。
だが、シンは寸前でこの攻撃を回避。更に速度を加速し、二刀による連撃剣を放つ。俺は撃ち込まれる木剣の連続剣をいなしつつ、シンと距離をつめる。
――この距離なら
決闘において体術の使用は禁止されていない。俺は前傾姿勢で突っ込んできたシンの顔面を蹴り飛ばす。俺の土のついた靴底がシンの高貴な鼻っ柱にめり込み、宙に吹き飛ばされる。
シンの足は地面から離れ、天地が逆さに成る。そして顔面から地面に激突。地面を何度かゴムまりのように跳ねたあとに、地面に吐瀉物を撒き散らす。
木剣の先端をシンの首元に突きつける。俺は、審判員の方を見ながら告げる。
「決着だ」
シンは吐瀉物を喉に詰まらせて口が開けないのか、弱々しく両の手を挙げ、降参の意志を示す。
「……っ! 勝者、ケネス」
審判が俺の勝利を告げている。会場がどよめいている。
「っざけんな……! まだだ……まだ、決闘は終わっていない。リーファ、いますぐに僕に治癒魔法かけろ。早くしろ! キミの治癒が遅いから審判に勇者である僕が負けにされるところだったじゃないか!!」
決闘の立ち会いを見守っている、観客たちもシンの恥も外聞もない戦い方に白けている。それは例外なくだ。この勝負の賭け金をシンに掛けていた観客ですら首をかしげている。だが不平を口にすれば、王都を追放、下手をしたら死罪にされかねない。
だから口には出さず黙っている。会場は異様な空気に包まれていた。
「……エリアル。僕が走り出したのと同時に奴にファイア・ボールを放て」
指示の言葉を受け、姫騎士エリアルは一瞬ためらうも、魔導書を開き魔法の詠唱を開始する。
「降参しろよ……ケネス。犬のように僕の靴を舐めるか、頭を地面にこすりつけながら、僕に許しを請えば、今なら腕一本斬り落とすだけで特別に許してやるよ」
「――断る」
「ふへっ、ふへへっ、ならここで死ねよ。……これが絆の力だぁああっ!!!」
シンが地面を蹴ると同時に、観客席の女性、エリアルが空中に描いた魔法陣から、ファイア・ボールが放たれる。目の前に迫りくる、剣戟と、魔法を同時になんとかしないといけない。おそらく魔法と双剣の振るわれるタイミングはほぼ同時。
なら、同時に斬ればいい。
魔法を斬ったことなどない可能かなど分からない。だけど、同時に断つには、やるしかない。村の周りの木を切り続けて10年間。一日も休まずに来る日も来る日も木を切り続けた。
ときには山の中で遭遇したギガント・オークや、ホブ・ゴブリンを、
ナマクラのナタで、叩き殺したこともある。
モンスターと戦ったことがあるのはシンだけではない。
だが、何よりも多く反復で繰り返しこの体に染み付いているのは、最も多くこなしてきたのが薪割りだ。単純な上方から、下方へ向けて放たれる斬撃。だが、縦一文字に振るわれる一撃は本物の剣であれば、兜をすら破壊するだろう。
目をつむり極度の集中の世界へ踏み込む。気の遠くなるほどの反復の中で辿り着いた境地。それは、もはや剣技《アーツ》の域にまで達していた。
「――見えた」
音も、光もない、静寂の中に迫りくる2つの物体。俺はカッと目を見開き、ただ縦一文字に木剣を振るう。完成された究極の一撃。
俺が繰り出したのは、ただ上段から下段へ振り降ろされる縦斬り。体に最も染み付いた動作だ。ただし――その威力も速度も何もかもが段違い。
振り降ろされた木剣はファイア・ボールを両断し、前傾姿勢で横薙ぎに剣を振ろうとしていた、シンの右肩に振り降ろされる。
鎖骨、肩甲骨、肩峰、胸鎖関節を破壊すると、そこで止まった。――否。木剣がそこで折れたのであった。
遅れて、ドサリと音が聞こえてくる。あまりの激痛で気を失ったのか、それ以上、シンは動かなくなった。
「審判、コイツを連れていけ。――決着だ」
普通なら成立しないはずの勝負。だが、この決闘の持つ意味合いは俺と奴とでは重みが違った。
それが俺と奴との勝敗を分けた理由だった。
この勝負を賭けごとにしているやつまでいる始末。
この決闘の名目は、勇者に対して不当に暴力を働いた、無法者への制裁ということになっているらしい。唯一の救いはこの決闘にソフィの名前が出てこないことだ。
勇者の後ろにはいかにも王族といった少女、ハイエルフの少女、ボーイッシュな少女が立ち並んでいた。追放されたばかりのソフィは不安そうな顔で一般の観客席から覗いていた。
(……この勝負、絶対に負けるわけにはいかない)
審判員に促されるかたちで、俺とシンは訓練場の中央に向かい立つ。俺が選んだ木剣はいわゆるロングソード状の木剣。対するシンが選んだのは、刃渡りこそ短いが、手数を多く叩きこめる二本の木剣。
「面白いよ。ケネス、お前とは一度は本気でやりあいたいとは思っていたんだよね。昔とは違う。勇者になった僕に、キミごときが勝てると思うなよ」
まだ2年前に神託で勇者としての地位を得る前に、シンと俺は木剣の模擬戦相手をしていた。当時は体格差もあり俺が全勝だったが、勇者となりモンスターの戦闘も数多くこなしている今は、昔のようにはいかないだろう。
「御託《ごたく》は良い。来いよ、シン」
その言葉を合図にシンはわずかに身をたわめ、太ももに入れた力を一瞬で解放。二人の距離が一気に縮まる。俺は迫りくるシンの剣の軌道を予測し、木剣を構え、シンの2刀の連撃を迎え撃つ。
双剣の一撃は軽いなんて言われているが、少なくとも勇者シン相手にはそれは通用しないな。木剣の戦いとは思えないほどの衝撃が手首に走る。
戦闘をこなしたシンは昔とは大違いだ。スキを見せたら一気に間合いを詰められ、連撃で完封させられる。
「やるじゃん。僕の初撃を受け流すなんてさ。でも、手加減はこれで終わりだ。ここから先は僕もスキルを使わせてもらう。おいっ! フレイヤ、ボッと見てないでいますぐ僕に身体強化と、速度加速の強化魔法をエンチャントしろ!!」
最前列の見物席に座っている少女が詠唱を遂げると、シンの体が淡い光に包まれた。強化魔法が成功したということだろう。それにしても決闘の最中に堂々と仲間への協力要請とは……勇者とやらのプライドはどこへいったのやら。
(だが、まあ……厄介だ)
シンが地面を蹴ったかと思ったら、既に目の前まで来ていた。明らかにさっきよりも速い。……そして重い。
身体強化が施されたシンの一撃は初撃よりも遥かに重かった。四連撃技の三連撃目までは、なんとかいなすことができたが、なかば押し切られる形で、後ろに一歩後退させられる。
上体をひねり、四連撃目の剣戟を回避するも、シンの右手の木剣が俺の首筋をかすめる。俺は一歩下がり間合いをとりつつ木剣を力の限りに縦一文字に切り結ぶ。
だが、シンは寸前でこの攻撃を回避。更に速度を加速し、二刀による連撃剣を放つ。俺は撃ち込まれる木剣の連続剣をいなしつつ、シンと距離をつめる。
――この距離なら
決闘において体術の使用は禁止されていない。俺は前傾姿勢で突っ込んできたシンの顔面を蹴り飛ばす。俺の土のついた靴底がシンの高貴な鼻っ柱にめり込み、宙に吹き飛ばされる。
シンの足は地面から離れ、天地が逆さに成る。そして顔面から地面に激突。地面を何度かゴムまりのように跳ねたあとに、地面に吐瀉物を撒き散らす。
木剣の先端をシンの首元に突きつける。俺は、審判員の方を見ながら告げる。
「決着だ」
シンは吐瀉物を喉に詰まらせて口が開けないのか、弱々しく両の手を挙げ、降参の意志を示す。
「……っ! 勝者、ケネス」
審判が俺の勝利を告げている。会場がどよめいている。
「っざけんな……! まだだ……まだ、決闘は終わっていない。リーファ、いますぐに僕に治癒魔法かけろ。早くしろ! キミの治癒が遅いから審判に勇者である僕が負けにされるところだったじゃないか!!」
決闘の立ち会いを見守っている、観客たちもシンの恥も外聞もない戦い方に白けている。それは例外なくだ。この勝負の賭け金をシンに掛けていた観客ですら首をかしげている。だが不平を口にすれば、王都を追放、下手をしたら死罪にされかねない。
だから口には出さず黙っている。会場は異様な空気に包まれていた。
「……エリアル。僕が走り出したのと同時に奴にファイア・ボールを放て」
指示の言葉を受け、姫騎士エリアルは一瞬ためらうも、魔導書を開き魔法の詠唱を開始する。
「降参しろよ……ケネス。犬のように僕の靴を舐めるか、頭を地面にこすりつけながら、僕に許しを請えば、今なら腕一本斬り落とすだけで特別に許してやるよ」
「――断る」
「ふへっ、ふへへっ、ならここで死ねよ。……これが絆の力だぁああっ!!!」
シンが地面を蹴ると同時に、観客席の女性、エリアルが空中に描いた魔法陣から、ファイア・ボールが放たれる。目の前に迫りくる、剣戟と、魔法を同時になんとかしないといけない。おそらく魔法と双剣の振るわれるタイミングはほぼ同時。
なら、同時に斬ればいい。
魔法を斬ったことなどない可能かなど分からない。だけど、同時に断つには、やるしかない。村の周りの木を切り続けて10年間。一日も休まずに来る日も来る日も木を切り続けた。
ときには山の中で遭遇したギガント・オークや、ホブ・ゴブリンを、
ナマクラのナタで、叩き殺したこともある。
モンスターと戦ったことがあるのはシンだけではない。
だが、何よりも多く反復で繰り返しこの体に染み付いているのは、最も多くこなしてきたのが薪割りだ。単純な上方から、下方へ向けて放たれる斬撃。だが、縦一文字に振るわれる一撃は本物の剣であれば、兜をすら破壊するだろう。
目をつむり極度の集中の世界へ踏み込む。気の遠くなるほどの反復の中で辿り着いた境地。それは、もはや剣技《アーツ》の域にまで達していた。
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俺が繰り出したのは、ただ上段から下段へ振り降ろされる縦斬り。体に最も染み付いた動作だ。ただし――その威力も速度も何もかもが段違い。
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鎖骨、肩甲骨、肩峰、胸鎖関節を破壊すると、そこで止まった。――否。木剣がそこで折れたのであった。
遅れて、ドサリと音が聞こえてくる。あまりの激痛で気を失ったのか、それ以上、シンは動かなくなった。
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