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第一章、魔王を粛清するまで
第18話・奥義魔滅轟剣
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俺は新たなボス戦に備えて黒騎士を召喚した。今回も大天使のような輩が召喚されると思っていたが、黒騎士はとても話の分かる御仁で争うことなく配下となった。
ソルは黒騎士を連れて、階段を上がっていく。
「それが新しい相棒ぅ?」
「見るからに強そうね」
扉の前で待っていたユニとルナが黒騎士を見て感想を述べる、ガブリエルは黒騎士を見つめながら怖い顔をする。
ガブリエルよ、お前は残念成金なのだから頭が高いぞ、控えよ。
「そうだ、黒騎士の名前を聞いていなかったな。なんと呼べばいい?」
「黒騎士で問題ない」
「それでは信頼関係が薄そうだから却下、名前は?」
「・・・では、ヴィシャと」
「了解、ヴィシャな」
黒騎士であるヴィシャに全員を紹介しつつ現状を話しておく。そして、目の前にボスが控えており戦力となってほしいことも。
ヴィシャからは自分の能力について伝えておきたいという事だったので聞くことに。
「私は魔法を打ち消すことができる」
「魔法を打ち消すというのは、剣で斬るとかそういうことか?」
「いや、全ての魔法は私に触れた瞬間消える。文字通りに」
「魔法で石を飛ばした場合はどうなる?」
「魔法の力を纏っている場合、魔法のみ消えて石は残る」
魔法で飛ばした石まで消せたら神か。現状でも凄まじい能力だ。
ガブリエルは闇属性特化、ヴィシャは魔法無効化か。前回のボス悪魔のような闇属性であればガブリエルが切り札となるだろうし、ヴィシャなら切り込み隊長としても護衛としても有能すぎるだろう。
これほどまでの逸材が俺の配下か、やばいな。それもまだ召喚していないもの達もいるし、世界最強の召喚士になれるんじゃないのか?まあ、なれるのなら理不尽に真っ向から立ち向かって安寧を作れるな。
俺達パーティーとヴィシャの顔合わせも済んだのでボスへの扉を開ける。
中に入ると雪が積もった銀世界が現れた。そこにはこちらを見つめ佇んでいる全身が氷で出来た剣士、当然のように只ものではない雰囲気がある。
「あれがボスか」
「悪魔と比べると小さいねぇ」
「でも、相当強いと思う」
ユニとルナはボスの感想を述べる。今回も緊張感はまるでない、氷の剣士はボス悪魔より強いというのは分かるが、俺達のパーティーに死角がなさすぎて負けるイメージが湧かない。
氷の剣士は剣を鞘に入れた状態で構える。構えた瞬間に氷の剣士を中心に氷の波動のようなものが広がる。
「かっこいいねぇ」
「それだけじゃないらしいわ」
広がる氷の波動の範囲内に剣を鞘に入れた状態で構える氷の剣士が9体出現した。
さてさて、剣士のボスというヴィシャ初陣のお膳立てをしてくれているわけだが?とソルはヴィシャを見る。
「主、私が相手を務めたいのですが」
「ふふ。ヴィシャ、お前の力を見せてくれ」
俺は笑みを浮かべながら氷の剣士の相手をヴィシャにまかせる。
ヴィシャは魔法の無効化があるため、氷の剣士が不憫な展開にならないかが心配ではあるが・・・・
ヴィシャは鞘に剣をしまった状態で氷の剣士に向けて歩き出す。その姿は戦いにいくとは到底思えないような足取りだ。
氷の剣士10体はヴィシャに飛び掛かると思いきや、その場で居合切りを物凄い速さで連続して行いだした。すると居合切り事に氷の刃が放たれヴィシャへと殺到する。
物凄い数の氷の刃は次々とヴィシャへ叩き込まれる。ヴィシャの周囲は氷の冷気で見えなくなっていく。
「おいおい、あいつら接近戦でくるのかと思ったら遠距離からの質量攻めかよ」
「いいねぇ」
「ヴィシャは大丈夫なの?」
「俺はヴィシャがやらかすほうに賭けてるんだよ」
「やらかすって?」
俺はルナに向かって顎でヴィシャのほうを指す。
5分間ほど居合切りをし続けた氷の剣士達は一斉に居合切りを止め、ヴィシャに向けて剣を持っていない左手を向ける。
氷の剣士10体の左手からレーザーのようなものが放たれ、ヴィシャがいると思われる周囲一帯を一気に凍らせる。
俺は苦笑いを浮かべながら、そこまでやるかと思った。
氷の剣士は姿こそ剣士だがやっていることは、マシンガンで蜂の巣にして手榴弾を投げ込んで一掃してしまおうという作戦だ。剣士の風上にも置けないというやつだな、面白いけど。
「はぁぁぁぁあああ!!!」
ヴィシャの闘気が周囲の氷と冷気を瞬時に消し去る。
「ここまで派手な展開ならば主も満足したに違いない、幕を閉じよう」
黒い剣の柄に手を添え構える。
「奥義、魔滅轟剣」
黒き剣を鞘から引き抜く瞬間に轟音が響き渡る、その剣を氷の剣士達に向けて振るう。
剣を振る瞬間におかしいぐらい巨大化し、遠方にいた氷の剣士10体は剣に飲み込まれる形で消滅した。
あれほどの轟音が響き渡った後に残るのは、静寂のみ。
「つ、つええ・・・」
「す、すごいねぇ」
「ヴィ、ヴィシャが最強なんじゃない?」
「これほどとは・・・」
俺達は唖然としていた、ガブリエルでさえ驚いている。
予定通りヴィシャはやらかしてくれたわけだが、こんな展開は想像していなかった。
俺が想像していたのは氷の剣士自体が魔法じゃね?と思っておりヴィシャに触れた瞬間に消え去るとか、そういう展開を予想していた。
まさか、超巨大な剣で全てを薙ぎ払うとは思っていなかった。
ヴィシャいわく、剣にも魔法無効化が付与されていますので氷の剣士自体が魔法だったという可能性もあります。ただ、私の魔滅轟剣は魔を消滅させることができるので確かめようがありません。
うーん、最強じゃね?
魔の定義についてはめちゃくちゃ知りたいんだけど、魔法とは言ってないから魔に携わる全てのものって意味だと思うんだけど?ヴィシャが世界最強じゃね?
で、氷の剣士が使ってきた居合切りの刃とかレーザーはヴィシャの能力で完全に無効化されていたそう。
そりゃあそうだよね、でもあの奥義がすごすぎて霞むわ。
ソルは黒騎士を連れて、階段を上がっていく。
「それが新しい相棒ぅ?」
「見るからに強そうね」
扉の前で待っていたユニとルナが黒騎士を見て感想を述べる、ガブリエルは黒騎士を見つめながら怖い顔をする。
ガブリエルよ、お前は残念成金なのだから頭が高いぞ、控えよ。
「そうだ、黒騎士の名前を聞いていなかったな。なんと呼べばいい?」
「黒騎士で問題ない」
「それでは信頼関係が薄そうだから却下、名前は?」
「・・・では、ヴィシャと」
「了解、ヴィシャな」
黒騎士であるヴィシャに全員を紹介しつつ現状を話しておく。そして、目の前にボスが控えており戦力となってほしいことも。
ヴィシャからは自分の能力について伝えておきたいという事だったので聞くことに。
「私は魔法を打ち消すことができる」
「魔法を打ち消すというのは、剣で斬るとかそういうことか?」
「いや、全ての魔法は私に触れた瞬間消える。文字通りに」
「魔法で石を飛ばした場合はどうなる?」
「魔法の力を纏っている場合、魔法のみ消えて石は残る」
魔法で飛ばした石まで消せたら神か。現状でも凄まじい能力だ。
ガブリエルは闇属性特化、ヴィシャは魔法無効化か。前回のボス悪魔のような闇属性であればガブリエルが切り札となるだろうし、ヴィシャなら切り込み隊長としても護衛としても有能すぎるだろう。
これほどまでの逸材が俺の配下か、やばいな。それもまだ召喚していないもの達もいるし、世界最強の召喚士になれるんじゃないのか?まあ、なれるのなら理不尽に真っ向から立ち向かって安寧を作れるな。
俺達パーティーとヴィシャの顔合わせも済んだのでボスへの扉を開ける。
中に入ると雪が積もった銀世界が現れた。そこにはこちらを見つめ佇んでいる全身が氷で出来た剣士、当然のように只ものではない雰囲気がある。
「あれがボスか」
「悪魔と比べると小さいねぇ」
「でも、相当強いと思う」
ユニとルナはボスの感想を述べる。今回も緊張感はまるでない、氷の剣士はボス悪魔より強いというのは分かるが、俺達のパーティーに死角がなさすぎて負けるイメージが湧かない。
氷の剣士は剣を鞘に入れた状態で構える。構えた瞬間に氷の剣士を中心に氷の波動のようなものが広がる。
「かっこいいねぇ」
「それだけじゃないらしいわ」
広がる氷の波動の範囲内に剣を鞘に入れた状態で構える氷の剣士が9体出現した。
さてさて、剣士のボスというヴィシャ初陣のお膳立てをしてくれているわけだが?とソルはヴィシャを見る。
「主、私が相手を務めたいのですが」
「ふふ。ヴィシャ、お前の力を見せてくれ」
俺は笑みを浮かべながら氷の剣士の相手をヴィシャにまかせる。
ヴィシャは魔法の無効化があるため、氷の剣士が不憫な展開にならないかが心配ではあるが・・・・
ヴィシャは鞘に剣をしまった状態で氷の剣士に向けて歩き出す。その姿は戦いにいくとは到底思えないような足取りだ。
氷の剣士10体はヴィシャに飛び掛かると思いきや、その場で居合切りを物凄い速さで連続して行いだした。すると居合切り事に氷の刃が放たれヴィシャへと殺到する。
物凄い数の氷の刃は次々とヴィシャへ叩き込まれる。ヴィシャの周囲は氷の冷気で見えなくなっていく。
「おいおい、あいつら接近戦でくるのかと思ったら遠距離からの質量攻めかよ」
「いいねぇ」
「ヴィシャは大丈夫なの?」
「俺はヴィシャがやらかすほうに賭けてるんだよ」
「やらかすって?」
俺はルナに向かって顎でヴィシャのほうを指す。
5分間ほど居合切りをし続けた氷の剣士達は一斉に居合切りを止め、ヴィシャに向けて剣を持っていない左手を向ける。
氷の剣士10体の左手からレーザーのようなものが放たれ、ヴィシャがいると思われる周囲一帯を一気に凍らせる。
俺は苦笑いを浮かべながら、そこまでやるかと思った。
氷の剣士は姿こそ剣士だがやっていることは、マシンガンで蜂の巣にして手榴弾を投げ込んで一掃してしまおうという作戦だ。剣士の風上にも置けないというやつだな、面白いけど。
「はぁぁぁぁあああ!!!」
ヴィシャの闘気が周囲の氷と冷気を瞬時に消し去る。
「ここまで派手な展開ならば主も満足したに違いない、幕を閉じよう」
黒い剣の柄に手を添え構える。
「奥義、魔滅轟剣」
黒き剣を鞘から引き抜く瞬間に轟音が響き渡る、その剣を氷の剣士達に向けて振るう。
剣を振る瞬間におかしいぐらい巨大化し、遠方にいた氷の剣士10体は剣に飲み込まれる形で消滅した。
あれほどの轟音が響き渡った後に残るのは、静寂のみ。
「つ、つええ・・・」
「す、すごいねぇ」
「ヴィ、ヴィシャが最強なんじゃない?」
「これほどとは・・・」
俺達は唖然としていた、ガブリエルでさえ驚いている。
予定通りヴィシャはやらかしてくれたわけだが、こんな展開は想像していなかった。
俺が想像していたのは氷の剣士自体が魔法じゃね?と思っておりヴィシャに触れた瞬間に消え去るとか、そういう展開を予想していた。
まさか、超巨大な剣で全てを薙ぎ払うとは思っていなかった。
ヴィシャいわく、剣にも魔法無効化が付与されていますので氷の剣士自体が魔法だったという可能性もあります。ただ、私の魔滅轟剣は魔を消滅させることができるので確かめようがありません。
うーん、最強じゃね?
魔の定義についてはめちゃくちゃ知りたいんだけど、魔法とは言ってないから魔に携わる全てのものって意味だと思うんだけど?ヴィシャが世界最強じゃね?
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